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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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素材×動物展 ダーウィンもびっくり!

[O傘] 2011年8月17日 12:00

藝大が創り出した世にも不思議な動物展が三越日本橋本店の1階、中央ホールで開催されています。
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動物は動きません。約20匹(?)います。

でも造った素材の奇抜(きばつ)さに通りがかりの人はみな驚きます。

小学生のころの無限の発想、そして遊び心、その少年時代を思い出させてもくれます。
さあ、ちょっとだけのぞいてみましょう。 

 

IMG_1434colcomp.JPG大きなトンボ、「風の谷のナウシカ」のふ界にとんでるような大きな猩猩(しょうじょう)トンボ。 


IMG_1437colcomp.JPG羽根はよく見ると色とりどりのストローの薄い輪切りの輪つなぎ。


IMG_1439colcomp.JPGこれは羽根もきれいなオーストライアの鳥? 


IMG_1440colcomp.JPG羽根は・・・・鉛筆削りで出てくる削りカス。


IMG_1442coltcomp.JPGこれは鷹(Hawk)、プラスチックナイフでできた鷹。Hawk of knife。


IMG_1446comp.JPGアルマジロ。よくできてますよね。


IMG_1449colcomp.JPG甲羅を良く見ると小さな動眼(動く黒目)の集まり、揺れると小さな黒眼のツブが動きます。


IMG_1450colcomp.JPGこれはpaper peacock(紙の孔雀)。


IMG_1453colcomp.JPG紙(週刊少年ジャンプ)で造られています。



 

IMG_1454colcomp.JPGかわいいトカゲ。

お腹が硝子に写ってます。

題して「裏表」


IMG_1469comp.JPG亀。

甲羅はビー玉。


IMG_1460comp.JPGフラミンゴ



みんな独特の素材です。よくできています。さすが藝大・・・と言いたくなります。東京藝術大学美術学部2年生による作品


 

この「素材×動物」展は8月10日から22日まで開催さています。無料です、お見逃しなく・・・・!

 

 

 

八月の新橋演舞場ー花形歌舞伎ー勘太郎さんの四役早替り

[滅紫] 2011年8月17日 08:30

歌舞伎座で22年前から始まった「八月納涼歌舞伎」が演舞場に移り「花形歌舞伎」となって2回目の今年、三部制公演体制は変わらないが、ちょっと淋しいのは納涼歌舞伎を牽引していた勘三郎さんの名前がないこと。9月の大阪新歌舞伎座公演から1ヶ月公演への本格復帰と報道されているが、東京での勘三郎さんを一日も早く観たい。


とはいえ、今日は初役で四役早替りと前評判の高い勘太郎さんの「怪談乳房榎」をお目当てに第三部へ。八月だけに浴衣姿の若い人たちもチラホラ。3階席迄満席の盛況。


ご存知のように「怪談乳房榎」は三遊亭円朝作の三大人情話の一つ。従来、絵師菱川重信、下男正助、うわばみ三次の三人を早替りで演じるという形が定着しているが、今回は三遊亭円朝を加えて四役をしかも初役で演じるというもの。父親の勘三郎さんの当たり役だけに来年六代目勘九郎襲名も決まった勘太郎さんがどう演じるか見もの。お関は七之助さん、磯貝浪江は獅童さん。


幕が開いて茶店女で小山三さんが出てくると大拍手。「お若いですね」「お元気ですね」とのセリフが聞かれるとまた拍手。小山三さん1920年生まれ!!勘太郎さんは声だけではなく台詞回しも、一瞬姿まで勘三郎さんにそっくりになってきた。三役早替りが本当にスムーズかつスピーディでその度毎に大拍手。田島橋で重信殺害の手伝いをさせられて逃げる正助と三次が花道七三で替るところは全く分からなかった。大詰めの「角筈十二社大滝の場」の滝つぼでの本水を使っての立ち回りは2列目の私たちのところにまで水しぶきが飛んでくる大熱演。勿論最前列には「かぶりもの」が配られてこれぞ本当の「かぶりつき」。


劇場を出ると昼の名残の暑さが押し寄せてきた。外界の暑さをすっかり忘れさせてくれた3時間だった。勘三郎さんの不在を感じさせない熱演にあらためて拍手。


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                        B1の「喫茶東」でもかき氷


第一部(11:00開演)「花魁草」「櫓のお七」 第二部(14:30開演)「東雲烏恋真似琴」「夏魂まつり」

第三部(18:00開演)「宿の月」「怪談乳房榎」


一部は七之助さん初役の「櫓のお七」、二部はG2作の新作を橋之助さんが演じる話題の舞台で、毎週演舞場に足を運ぶことになりそうです。


ご予約はチケットホン松竹0570-000-489(10:00~18:00)


 

 

続きを読む: 八月の新橋演舞場ー花形歌舞伎ー勘太郎さんの四役早替り

 

平成23年築地本願寺納涼盆踊り大会

[O傘] 2011年8月16日 08:30

 今年は、大震災にみまわれた東日本の復興応援と自家発電による節電をテーマに、8月3日(水)から6日(土)までの四日間、64回目を迎えた築地本願寺納涼盆踊り大会が開催されました。
初日、東日本大震災の追悼法要が行われ、つづいていつもと変わらない賑やかな築地盆踊り大会が始まりました。いいですね! 夏の風物詩。

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今年は、節電をするために自家発電機を使用して期間中の電力を賄うという別名「自家発電盆踊り大会」だそうです。



IMG_1330tcolcompcol.JPG東京の三大盆踊りは、「靖国神社みたま祭り」、「築地本願寺納涼盆踊り大会」そして中央区主催の「大江戸まつり盆おどり大会」と言われています。規模が大きくて大勢あつまるからでしょうか。


 大江戸助六太鼓や、太鼓の音頭にのってたくさんの盆踊りの曲が流れます。

IMG_1389colcomp.JPGご当地音頭の「築地音頭」、中央区の「これがお江戸の盆ダンス」、「東京音頭」、「炭坑節」、「ホームラン音頭」、「ゆかた音頭」、「日本晴れだよ」、「法倫(ほうりん)音頭」と「大江戸助六音頭」などです。



IMG_1358coltcomp.JPG IMG_1376colcomp.JPG櫓の上の司会から、被災地を支援するエコバッグや8月20日開催予定のチャリティ女子プロレスについての紹介もありました。


8月20日(土)11:00~19:00、築地本願寺境内で「LLPWチャリティープロレス!」


IMG_1353colcomp.JPG築地場外市場の銘店会からは、きつねや(もつ煮込み)、鳥藤(焼き鳥)、松露(卵焼き)など約10店が出店。ここでしか食べることができない美味が盛りだくさん! 日本一美味しい盆踊り自称しているそうです。特派員仲間の「鞠つき」さんのブログもご参照ください。http://www.chuo-anko.or.jp/blog/author/author62/

それから、「築地スマイル広場」イベントも併設されて、被災地の食材を使った飲食コーナーもあり、大勢のお客さんで賑わっていました。


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小さいお子さんが、WIIの輪投げ遊びなどをしてお土産をゲットするコーナーもありました。写真を見ると周りの大人のほうが真剣ですね!

「築地スマイル広場」は、築地本願寺境内と波除通りB棟広場とその周辺を活用して毎月1回、土日に開催されます。


IMG_1399tcomp.JPG   東北大震災に被災された方々に早く「笑顔」がもどるように、「元気を出そう!築地から」を合言葉に、「築地スマイル広場」で復興援助のチャリティーイベント、飲食、物販が行われていました。 


「築地スマイル広場」のイベントスケジュールは:http://www.tsukiji.or.jp/tsukiji_smile_hiroba/


IMG_1376colcomp.JPG盆踊り大会の司会から次の案内がありました。

8月20日(土)11:00~19:00、築地本願寺境内で「LLPWチャリティープロレス!」


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 築地本願寺と言えば、浄土真宗のお寺、2012(平成24) 年には宗祖の親鸞(しんらん)聖人の750回忌にあたります。法要修行やカウントダウンイベントなどがああります。
http://tsukijihongwanji.jp/tsukijihongwanji/125

そして本願寺の中に忘れてならない史跡がありますよね。
①京都生まれの歌人で、西本願寺法主大谷光尊の次女の「九条武子」婦人歌碑、
②尾形光琳の画風をつぐ江戸琳派の祖である「酒井抱一」墓、
③赤穂浪士四十七士の一人で、本懐を遂げて吉良邸から高輪泉岳寺へ引き揚げる途中、自身の供養料として槍に金子50両を結び本願寺に投げ入れた「間新六」供養塔、
IMG_1338tcomp.JPG④江戸末期の蘭医で眼病治療法で有名な「土生玄碩(はぶ げんせき)」墓、
⑤江戸時代初期、佃島を築いて日本橋魚河岸のもととなる店を開いた人物「森孫右衛門」


さて最後に、今年もあの中央区の盆踊り「大江戸まつり盆おどり大会」が、27日(金)~28日(土)、17:00?21:00、浜町公園で開催されます。 

 

「これがお江戸の盆ダンス」の唄にのって今年の夏を締めくくる最後の盆踊りはいかがですか!
昨年は、こんな風でしたよ。http://www.chuo-kanko.or.jp/blog/2010/08/21.html

 

 

雁皮紙(滑らか・光沢・強靭)の榛原(はいばら) 和紙の博物館

[ゆりかもめ] 2011年8月14日 08:30

  2011_0810  榛原 表の暖簾 0044.JPG雁皮紙を江戸で最初に売り出したのは榛原(はいばら)でした。

一筆・墨をのせると柔らかな筆当たりで字が綺麗にかける・・・・・と云う事で文人、墨客は勿論、夫人、子供にまで人気が広まりました。

皇室をはじめ歴代の宰相、文人、画人からもご用達がありました。

明治の文明開花期には榛原が日本で初めて和紙を輸出し洋紙の輸入を致しました。

1873年のウイーン万国博覧会、1878年パリ万国博覧会にも出品し褒状を授与されました。

この間にヨーロッパに渡った榛原型和紙はイギリスのビクトリア・アルバート美術館、グラスゴー美術館、フランスのルーブル美術館に併設されているパリ装飾美術館などに保存されています。

また、1951年のサンフランシスコ条約に署名した巻紙に榛原型の和紙が使用されました。

大正時代には産業の発展と共に新しく外国から計測器が輸入され、それに使用する計測記録紙の製造にも成功しました。     


2011_0810 榛原 酒井抱一達の絵の団扇 0039.JPG 木版摺りうちわ

「はいばら」は江戸期より、夏の風物詩として愛されている団扇に酒井抱一、柴田是真、加藤英舟の作品を木版で手摺りし、柄の部分は屋久島杉を使用しています。


2011_0810 様々な 和紙のデザイン  0020.JPG


2011_0810 haibara090402までの写真0008.JPG

2011_0810 榛原 お祝い事 0030.JPG


2011_0810 榛原の文鎮その他 0034.JPG
2011_0810 榛原 硯石 写真0032.JPG



東京都中央区日本橋2-8-11 旭洋ビル 2F

 電話 03-3272-3801   FAX  03-3281-7992

      http://www.haibara.co.jp/

 日本橋再生の為に現在は仮店舗にいらっしゃいますが平成26年初春に再開発が完了すると再び元の場所に戻られます。 

   

 

 

竹久夢二(1884~1934)港屋ゆかりの地 八重洲1-2-1

[ゆりかもめ] 2011年8月12日 08:30

画家であり詩人である竹久夢二は大きな目の可憐な少女の絵を描く事も得意でした。

呉服橋東詰には「港屋絵草紙店」の跡もみられます。

永代通りの「新呉服橋ビルディング」の前にそれが記されています。

この地は、夢二が暮らしデザインの発信をし、恋人彦乃との思い出の地でもありました。

お江戸日本橋の賑わいや風情も大好きだったようです。

でも大正12年の関東大震災が発生した直後の日記には「江戸はなくなったね・・・」と日記に記されています。


港屋絵草紙店跡地  旧呉服橋東詰2番地

大正3年~5年、夢二のデザインした小間物を売り東京の名物として知られたという。

2階にはギャラリーを併設、若き恩地幸四郎達が集まった。

震災や戦災を経験した街であるが夢二も詠んだ鈴掛(プラタナス)は再び旧店前の永代通りに茂っている。        2011_0810 待てど暮らせどこぬ人を  0054.JPG    待てど暮らせど 来ぬ人を 宵待草のやるせなさ 今宵は月も出ぬそうな・・・・・・


2011_0810 夢二の手紙 2 0010.JPG 上記は「榛原に宛てた夢二の手紙]

下記の封筒の裏には「野州那須温泉 小まつや 竹久夢二」とある。

消印の「3・6・13」は昭和 3年6月13日と思われる。

「はいばらの、どうさのある方を百枚このものにお渡し下され候」とある。

榛原は夢二に封筒や便箋、千代紙、団扇などのデザインを依頼していた。

夢二は自分用に榛原の和紙を好んで使用する「お客様」でもあった。

          2011_0810 夢二よりの封筒 写真0015.JPG 「株式会社 榛原」の取締役会長の中村晴子様にお許し頂き特別に写真を撮らせて頂きました。

                      http://www.haibara.co.jp/


夢二は彦乃と共に日本橋や一石橋、日本銀行本店、三越本店等を歩いた事と思います。

        2011_0810  榛原の絵 0007.JPG榛原は文化3年(1806)創業以来200年・・・・余り・・・

和紙の老舗として東京日本橋本店を中心に和紙及び紙製品を中心に販売をなさって居ります。

「帝国日本東京日本橋之図」(明治20年頃)に描かれています。

雁皮紙榛原」の暖簾が示すように江戸の庶民に最初に雁皮紙を売り出したのが始まりです。

 

 

 

 

中央区観光協会加盟店紹介13  人形町今半

[銀造] 2011年8月11日 08:30

 人形町今半さんに着いたのは土曜日の午後2時過ぎです。 今日は連れ合いと二人で、明治座で観劇前の昼食をとやって来ました。 素敵な伝統のある暖簾が風にそよいでいます。

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昼食頃は大変人気で混んでいるのですが、素敵な玄関から

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2階の4畳半の個室へ通して頂きました。

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アレルギーの有無、すき焼きの卵は、半熟煮玉子か生卵かを尋ねてくれました。

この気遣いが嬉しいですね。


連れ合いは、名物牛めし¥1,890 を申し込み、 

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銀造は、すき焼き弁当¥2,100を申し込みました。いやぁ、牛肉の柔らかく美味しかったことhappy01

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食事は午後4時まででお願いしたいといわれて、今日は4時から観劇だから、3時半には出ますよと挨拶していただけですが、ちゃんと覚えてくれていて、いざ勘定を済ませると、「今から観劇ですね、いってらっしゃませ」というご挨拶、本当に一流料亭、躾の良さもあるでしょうが、係りの方々のおもてなしの心が大変嬉しかったです。又、来ようっつとfullsign01


人形町今半さんの、詳細は、こちらでご覧下さい。 http://www.imahan.com/