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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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山王祭

[さとけん] 2012年6月12日 08:30

120610_1327~01.jpgこの週末、山王祭を見物しました。9日の土曜日はあいにくの雨模様でしたが、土曜日は一転、

天気に恵まれて、見物人がたくさんいました。

 

各町会の神輿が集合して、中央通りを練り歩く様は圧巻でした.。 120610_1327~01.jpg

上の写真は、明治屋を前に練り歩く神輿です。

 

 

 

 

 

 

安平稲荷神社 

[銀造] 2012年6月10日 08:30

安平稲荷神社は、京橋プラザ、三吉橋の近くに鎮座されています。 何年も前から、ご由緒について調べていましたが、京橋図書館の郷土資料室にて、記述を見つけました。

昭和31年版、銀座タイムス社編集の「銀座年鑑」によれば、住所は東1の2、鈴木専吉邸内とありました。 江戸時代、旧幕時代、新庄美濃守の邸内にあったもので、明治維新後、同所を先代、鈴木専吉が入手して、明治26年に万安楼を開業する際、安平稲荷神社と名付けて祀った」とあります。 以下、割愛。

 郷土資料室で入手していた明治初期の地図でも確認できましたよ。 

その時代背景、居留地の事、新富町の名前の由来などを考えました。○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○   

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 そんな歴史を持つ安平神社です。 今でも、近隣の方々が二礼二拍手一礼で毎朝のご挨拶をして通る習慣に敬意を表し、心が休まる風景です。 

大きなマンションの片隅の歴史、ちょっと訪ねて心を休めてみませんか?

 

 

『森繁久彌と向田邦子展』  日本橋三越で開催

[与太朗] 2012年6月 9日 08:30

IMG_0571.JPG 文化勲章・国民栄誉賞に輝く名優、森繁久彌(1913-2009)と、今も根強い人気を誇る脚本家で直木賞作家の向田邦子(1929-1981)。森繁久彌の生誕100年と「向田邦子賞」創設30周年を記念して、二人の交流と活躍をたどる展覧会が日本橋で開催されています。

 【森繁久彌と向田邦子展】

  6月6日(水) → 18日(月) 

  日本橋三越本店 新館7階ギャラリー

  入場料 : 一般・大学生 800円

 

IMG_0566.JPG 2009年に96歳の天寿を全うした森繁久彌と、対照的に51歳の若さで台湾の航空機事故に散った向田邦子。1959年秋頃、森繁のラジオ番組『奥様お手はそのまま』の台本を書いた向田邦子は森繁に認められ、以後彼の出演するラジオ・テレビ番組の脚本を任されてその才能が開花し、『七人の孫』、『だいこんの花』、『時間ですよ』、『寺内貫太郎一家』などで不動の地位を築いていきます。「ズブの素人の私がどうやら今日あるのは、フンドシかつぎがいきなり横綱の胸を借りてぶつかりげいこをつけてもらったおかげ」(『余白の魅力 森繁久彌』)と彼女は感謝しています。彼女の突然の死を嘆き悲しんだ森繁は三周忌に際しその墓前に句を捧げました。 

 「花ひらき はな香る 花こぼれ なほ薫る」

 

 お二人とも生れも育ちも中央区とはご縁がありませんが、向田邦子はシナリオライターを志す前は映画雑誌の編集者で、9年間在職したその出版社・雄鶏社は江戸橋にありました。1978年の第一エッセー集『父の詫び状』所収の24編(乳がん手術の後遺症のために右手が使えず、左手で書いたそうです)は『銀座百点』に掲載されたものです。また、彼女をかしらに四人姉弟は水天宮のお札のおかげでつつがなく生れたと聞かされて育ち、人形町の魅力を熱く綴ったエッセー『人形町に江戸の名残を訪ねて』を遺してくれました。

 

IMG_0565.JPG 中央区とは関係ありませんが、ここで蛇足を一つ。森繁久彌は戦後まもなく世田谷に居を構えましたが、最寄りの小田急線千歳船橋駅近くから森繁邸に至る道はいつからか「森繁通り」と呼ばれていましたが、一昨年、世田谷区はこの通称を正式名称とする「命名式」を行いました。森繁邸は現在高級マンションに変わっていますが、入口に掲げられたその名前は「SETAGAYA  TEVYE」。900回公演を誇るあの名舞台『屋根の上のヴァイオリン弾き』の主人公の名前がつけられています。

 

【写真上】 日本橋三越本店の展覧会場

【写真中】 向田邦子の墓(多磨霊園)

       墓碑右手のブック形の碑に「花ひらき・・・」が

【写真下】 森繁久彌の墓(谷中霊園)

       

 

 

澤瀉屋の新しい風ー襲名公演「六月歌舞伎」開幕ー

[滅紫] 2012年6月 8日 13:00

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二代目猿翁、四代目猿之助、九代目中車襲名披露、五代目団子初舞台に初代の猿翁、三代目段四郎五十回忌追善の六月歌舞伎が昨日から開幕。歌舞伎界の人気俳優、亀治郎さんと映像の分野では実力派の香川照之さんの初めての歌舞伎挑戦とあって歌舞伎ファンを超えての芸能界トップの話題。何とか2日目のチケットを入手し演舞場昼の部に。午前中は生憎の雨となり「襲名公演に着よう!」と楽しみにしていた着物は止めて久しぶりに洋服で劇場へ。

初代の猿翁、三代目段四郎丈の舞台写真の横に今回初舞台の可愛い団子さんの写真が並んでいます。

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新中車さんの歌舞伎初舞台は「小栗栖の長兵衛」岡本綺堂原作の新歌舞伎で10年ぶりの上演。義太夫ものではないのでTVや映画で活躍されている新中車さんも余り違和感なく演じているように見えました。舞台での存在感はやはりたいしたものです。さていよいよ口上です。定式幕が福山雅治さん寄贈の祝幕に替りました。

100_0592.JPG100_0596.JPG劇場内もすべて澤瀉屋の定紋。



幕が上がる前から凄い拍手です。幕が開いてもしばらくは拍手が止みません。襲名の口上で舞台上にずらりと幹部俳優が勢ぞろいするのはいつみてもワクワクさせてくれます。新猿之助さんの「歌舞伎のため命を捨てる覚悟」、新中車さんの緊張気味の口上に初舞台の団子さんの「猿翁のおじいさまよりずっと立派な役者になりたい!」というご挨拶にまたまた大拍手。一同のご挨拶が終わると背景の襖が開いて猿翁登場!よく通る声で「隅から隅までずーいと・・」という元気そうなお姿にしばし感動しました。拍手が一段と大きくなります。


もう一幕は「義経千本桜」の「四の切」新猿之助さんの狐忠信に義経、静御前を藤十郎さんと秀太郎さんが演じる豪華版。新猿之助さんの狐忠信は「亀治郎の会」で初役で勤めた時もとても初めてとは思えませんでしたが、ますます進化した狐忠信で凄い!のひとこと。


襲名グッズは目移りするほどですが、お二人の一筆箋だけにしてあとは夜の部の時と来月のお楽しみに。来月は猿翁さんが真柴久吉を演じて舞台復帰、それだけでも話題沸騰の舞台です。またチケット入手が大変そう。 100_0603.JPG

澤瀉屋一門の益々のご繁栄をお祈りして劇場を出るとすっかり晴れ上がっていました。


六月大歌舞伎 6月29日まで 夜の部は「ヤマトタケル」

チケットホン松竹 0970-000-489 (10:00~18:00)


 

 

 

初夏の彩り アジサイ <銀座交詢社通り>

[サム] 2012年6月 8日 08:30

R0019052LS.JPG R0019054RSG.JPG 6月5日、平年より2日、前年より5日早く東京地方に「紫陽花の真の花開花」宣言が出され、入梅も間近か。

銀座交詢社通りの西銀座通り(外堀通り)から銀座三原通りまでの植樹帯に街路樹の「トウカエデ」(別名サンカクカエデ)と共に植栽されている「アジサイ」も初夏の彩りを添えている。

最も一般的な "アジサイ" は中心部の '真の花(両性花)' を覆って花弁状の萼片の '装飾花(単性花/中性花)' が球形の花序を形成しているが、"アジサイ" の開花とは「標準木の '真の花' が2‐3輪咲いた状態になった最初の日を云う」とある。

アジサイは交配され改良された品種も多いため、装飾花が両性花を取り囲むように咲く「ガク咲き」と装飾花が球形に密集した花序を形成して咲く「テマリ咲き」の形状の違い、一重/八重といった装飾花の咲き方並びに花弁(萼)の形状・花色の違い等々、その多様性をいろいろと楽しむことが出来る。

梅雨空が続き、とかく人の心を陰鬱にしがちな季節、その落ち着いた穏やかな花色と七変化と云われる移ろう風情は心を癒してくれる。

 

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京橋映画小劇場アンコール特集

[映画好き] 2012年6月 8日 08:30

 フイルムセンター小ホールに於いて2011年度上映作品よりの再登場。

地下の定員151名で厳格な規則のルールがあり時間に余裕を以って行かれる希望します。

6月8日~6月17日迄の金曜・土曜・日曜の6日限りの上映です。


 8日1:50「蒔絵ー松田権六のわざー・色鍋島。6:00「もぐら横丁」㊬ 清水宏・佐野周二・島崎雪子。

 9日0:00「レミング」2005年(仏)㊬ドミニク・モル。「銀座の女」㊬吉村公三郎・乙羽信子・日高澄子。

10日0:00「悪のぼくのしさ」㊬千葉泰樹・森雅之・久我美子。3:30「ぼくの伯父さん」㊬ジャック・タチ。

15日2:00「或る女」㊬豊田四郎・京マチ子・若尾文子。6:00「鉄路の白薔薇」㊬アベル・ガンス

16日0:00「女であること」㊬川島雄二・原節子・久我美子・香川京子。2:50「蒔絵・色鍋島」(記録)。

17日0:00「もぐら横丁」3:00「レミング」。


どの映画も評判がよかったのですが、唯一の無声映画「「鉄路の白薔薇」が注目されます。

この映画は、佐藤忠男さんのキネマ旬報のヨーロッパ映画ベスト200(昭和59年版)よりの引用記事ですが、ご紹介します。

―日本公開は1926年になったが、当時の日本の映画青年に与えた感激は大きく、たとえば黒澤明なども、この作品を映画への志をつちかってくれた青春の感動の一本に数えている。―

 

私も一足先に先週拝見しました。

 

東京国立近代美術館フィルムセンター小ホール

電話03ー5777-8600

ホームページhttp://www.momat.go.jp/