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初笑ー「第10回江戸落語を食べる会」 歌舞伎座「花篭」

[滅紫] 2014年2月 2日 09:00

明けましてておめでとうございます」と挨拶していたのがついこの間だったのにもう1月も終わり。。。。このまま行くとすぐ年越しですよ」というのは今日の喬太郎さんの噺のマクラですが、本当に早いですね。今日は今年初めての落語会。初笑いにやってきました。11月にご紹介した「江戸落語を食べる会」ですが何と2014年の初めての会はあの柳家喬太郎さんです。ぎっしり満席。人気の程が伺えます。「出」のところからすでにあちこちで笑いが。「江戸の大店の気のいい若旦那」そのものです。姿だけで江戸時代に客を連れていける人は少ない。あっという間に「初天神」にいる父親と息子の世界に入ってしまいます。でもこの息子は「今時の子供」、こましゃくれていて父親との会話の応酬も会場を沸かせます。喬太郎さんのお団子の蜜をなめる仕草があまりにも真に迫っていてまたまたどー!

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料理は「初天神」にちなんだ「壽膳」、ちらし寿司は祭りの楽しさが凝縮されているようで、お椀は「鳳凰丸」の麩入り、そういえばこの歌舞伎座の座紋の「鳳凰丸」、第一期の座主である福地桜痴の案だとご存じでしたか?デザートは噺に登場する「団子と飴」何とも洒落ています。席の前の方が「蜜が足りない」とおっしゃっていたのが落語の続きを聞いているようで思わず連れと顔を合わせてしまいました。お土産に「歌舞伎座の瓦せんべい」までいただいて2席目の「哀のあるーハンバーグができるまで」の大笑いとそしてペーソスの感じられるオチを思い出しながら雨上がりの夜の銀座を後にしました。これで7000円はお値打ち価格です。

主催:歌舞伎座サービス、お問い合わせ:オフィスマツバ 050-3497-5500