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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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人形町の行商おばあちゃん

[ひでくん] 2014年6月 6日 14:00

人形町の甘酒横丁交差点付近の路上で、自家製野菜や食料品の行商をしているおばあちゃんがいます。
千葉県我孫子市で農家を営む、染谷とよさん85歳。とよさんのお母さんも人形町で行商をしていた縁で、ご自身も50年くらい前から人形町で行商をしているそうです。
現在、行商するのは週に2回くらい(雨の日はお休み)で、時間は午前6時半ころからお昼過ぎまで。「朝は60歳になるせがれが車でここまで送ってくれる。昼過ぎまでいると持ってきた野菜はほとんど売り切れるので、午後2時頃の空いた電車でのんびり我孫子まで帰る。」とのことです。
「お客さんは、自分で野菜を選んでお金を置いて行ってくれる常連さんがほとんど。今の時期は特にトマトが甘くておいしいと評判で、今日も早々に売り切れてしまった。昔は行商をする人がたくさんいて専用列車まであったけど、今ではほとんどいなくなってしまった。私もいい年だからいつやめてもいいんだけれど、私が来るのを楽しみに待っていてくれるお客さんがいるからね。町内会長さんをはじめ、人形町の人たちはみんな人がいいので続けられている。」とお話して下さいました。

いつまでもお元気で、人形町に来て下さいね。

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【暑い季節に、粋な風】伊場仙の江戸扇子

[お染] 2014年6月 6日 09:00

早くも真夏日が観測され、今年も暑い季節がやってきました。

我が家のチビさんも汗をかいていますが、クーラーや扇風機ではちょっと体に障りますし、

持ち運びができるので、扇子がなかなか便利です。

しかし今手持ちの扇子がよれよれなので、良いものを求めて、日本橋 伊場仙にお邪魔しました。

 

 伊場仙 は、創業天正18年(1590年)!

実に420年以上もの歴史を持つ、江戸開府の頃からの老舗です。

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店内にはたくさんの絵柄の扇子や団扇があり、選ぶのに迷ってしまいますが、

今回はせっかくなので江戸扇子を中心に見せていただきました。

 

江戸扇子はその名の通り江戸で売られた扇子のかたちで、地味ですがスッキリと粋な柄と、その柄の大胆さに合わせた親骨の太さ、骨数の少なさが特徴です。

噺家さんや棋士、日本舞踊の方などにも使われています。

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左:昨年世界遺産に登録された富士山の絵柄

右:縁起柄の江戸扇子。

  千鳥...千を取る(多くを得る)

  ひょうたん...無病息災

  トンボ...勝ち虫

 

もともと扇子は高貴な人々のアクセサリとして使われていたそうですが、江戸時代に入って庶民にも扇子が広まり、夏の納涼に使われるようになったとのことです。

扇子の柄に遊び心があって、当時の江戸っ子たちはこういうところでもオシャレを楽しんでいたんだろうなと思いました。

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左上:男性向けの江戸扇子。

右上:女性向けの梅小紋柄。

下段:どちらも裏は色違いになっています。

 

ちなみに、私は無病息災を祈って、縁起柄のひょうたんにしました。

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さりげなく、裏面は薄紫色です。

 

伊場仙の扇子は厳選された竹と紙が使用されており、あおぐと石けんのようなお香のような良い香りがフワッとします。

目立たない部分にこだわりがあって、よく見ると「おっ!」と思わせるところが江戸っぽくて好きです。

 

また、江戸扇子はその製作工程を全て一人の職人がこなすため、修行に時間がかかり、技を受け継いだ職人の数は少ないようです。

こんなにたくさんの柄を手に取って選べるところはあまりないので、伊場仙は貴重なお店だと思います。

 

毎年、新柄をだされているそうで、江戸扇子以外にも限定コラボ商品もあるみたいです。

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歌舞伎座と伊場仙のコラボ。こちらの店舗か歌舞伎座での限定販売。

 江戸の人たちが好んだと言われる薄浅葱色が涼しげです。

左奥はくまモンとのコラボ。

 

よく見かける京扇子も優美でよいですが、スキッとした江戸扇子は特に男性が持たれるのも素敵だな個人的には思います。

6月15日の父の日のプレゼントにも良いですね。

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今年の夏は、伊場仙の扇子で粋に涼んでみてはいかがでしょうか。

 

◆伊場仙

住所:中央区日本橋小舟町4番1号

ホームページ:http://www.ibasen.co.jp/index.html

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 優しくいろいろとご対応くださったお店の方に感謝いたします。 

 

 

 

メロンパンの美味しい店 Melonpan Factory in Kachidoki

[銀造] 2014年6月 5日 14:00

 

勝どきの「メロンパン」の美味しい店をご紹介します。
その名も、Melonpan Factory  

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焼きあがったメロンパンもありますが、特にお勧めなのが、そのメロンパンの形のまま、ナイフで切り分けている「メロンパンラスク」、シナモン味のメロンパンなど。

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 この店の、メロンパンのラスクは、私の人生で最も美味しかったと感激しました。

製造日から一週間日持ちするとのことですので、10時、3時のおやつや、不意のお客様にも出せますね。
住所は、中央区勝どき3丁目の江戸バス、バス停付近で、清澄通り沿いです。

清澄通りの反対側には東陽院があります。、

 

 そして、今日は、メープル、プレーン、シナモンの3種類のラスクを買ってきました。

各200円(2014年5月28日現在。消費税込み)

P1000656.JPG子供たちの喜ぶ顔が目に浮かんできます。

 

 

 

浜離宮庭園の番地発見!

[勝鬨太郎] 2014年6月 5日 09:00

中央区には、浜離宮庭園という地名があります。

文字通り、浜離宮恩賜庭園がある場所の住所です。

 
以前から気になって仕方がありませんでしたが、遂にその番地を確認することに成功しました。
『東京都中央区浜離宮庭園1番1号』です。

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庭園の中にある建物に表示されている住所表示板で、多分この浜離宮庭園には、1番1号以外の番地は無いのではないかと思います。
また、浜離宮恩賜庭園は、戦後東京都に下賜されてからは、東京都の管理になっていますので、浜離宮庭園地区には民有地は無いと思います。

 
浜離宮恩賜庭園は、由緒正しい庭園で都心のど真ん中にあることを忘れてしまうほど、とても素晴らしい庭園ですので是非一度は訪れてみてください。
中央区オススメのスポットのひとつです。

 

 

 

つきじ獅子祭と七日市

[杏葉牡丹] 2014年6月 4日 14:00

先日、銀造さんもご紹介されていましたが、築地の波除稲荷神社のご祭礼「つきじ獅子祭」が、6月6日~10日まで行われます。

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8日には、千貫神輿とお歯黒獅子の御巡行があります。

 

本祭ではないので、もう一基の獅子の方はお休みですが、一時間違いで宮出しが行われる「千貫神輿」と「お歯黒獅子」が二方向に分かれて、うずを巻くようにご巡行される様は、さぞかし素晴らしものになると思います。

 

そして、このお祭りの期間中の7日は、築地場外市場の恒例の「七日市」です。

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場外市場のインフォメーションセンター「ぷらっと築地」では、お祭りの提灯も飾られてすっかり気分も盛り上がっていますが、七日市の当日は、この会場で、2000円以上のレシートで一回できる抽選が行われ、その賞品は、波除神社の御神酒として使われているお酒です。

その名もズバリ「波除」と名付けられたこのお酒、普通では手に入らない非売品ということです。

 

最近は、観光バスでいらっしゃる方や外国からいらした方もたくさんお見かけする場外市場ですが、この週末はいつもよりも更に、賑わうことでしょう。

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石川島公園親水テラスの「ハクセキレイ」

[サム] 2014年6月 4日 09:00

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             ♂夏羽                      ♀夏羽

 

DSC00805CRSG.JPG 今では市街地の公園でも一年を通じて普通に見られ、"都市鳥" 化したハクセキレイですが、換羽した羽色で、巡る季節を教えてくれます。

♂の夏羽は、頭頂部から背は黒、顔は白く黒い過眼線。胸部は黒で、腹以下は白。

(♂の冬羽は背が灰色)

♀の夏羽は、頭頂部は黒、背は濃い灰色で黒い羽毛が混交。

(♀の冬羽は頭頂部から背が灰色)

ハクセキレイはユーラシア大陸に広く分布。

国内では、以前は春夏に北日本の海岸で繁殖し、秋冬は本州中部以南の河川下流域で越冬する、"漂鳥" とされてきましたが、近年になって、水辺に沿い内陸部まで棲息領域を拡大する個体も増え、繁殖地も全国的に拡がり、今日(こんにち)では "留鳥" としても数えられている由。

非繁殖期は、昼間分散採餌し、夜の塒(ねぐら)は橋桁・街路樹・ビルの隙間といった具合に、都市建造物を利用し、都市環境適用力も高いのではないかと考えられていると云う。

「チュチュン」「チュイリー」と鳴きながら尾羽を上下に動かし、ちょこちょこと歩いては立ち止まり、また歩きだす姿をよく目にします。

飛翔時は波状飛行。

黒(濃灰色)と白のツートンカラーと長めの尾のスマートな体形に加え、コミカルな所作もあってか、結構注目を集める野鳥のようです。