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関 文乃 バッグ&ポーチ フェスティバル

[杏葉牡丹] 2014年7月30日 09:00

聖路加国際病院の中には、とても珍しいことですが、日野原重明先生が提唱された、患者さんへのセラピーという意味もあって、二ヶ所に『画廊』が設けられています。

パステル画等の絵画の他に、手作りのアクセサリーや小物等の手工芸品等、人々の心を癒す作品の数々が展示されています。

 

ck1203_20140729 (3).jpg一階食堂横の第一画廊では、8月4日(月)~9日(土)に

『関文乃 バッグ&ポーチ フェスティバル』が開催されます。

 

関さんのご実家は、かつて銀座7丁目にあった袋物店の「ミノリ」です。

お店の方は、98年の歴史に幕を閉じて、現在は「ミノリ」ブランドとしてインターネット通販をしているそうですが、彼女が育ったのは、まさに銀座通りにあったお店の上の階。

昔は店舗兼用住宅ということで、実際に銀座のど真ん中に住んでいた方も結構いらして、彼女はそうした生粋の「銀座っ子」です。

  

女子美術大学、東京芸術大学大学院でデザインを学んだ関さんですが、在学中から布や染めに興味を持ち始め、今回はたまたま知人から紹介された染物屋さんから、大量の染め見本を託されたこともあって、江戸情緒たっぷりの「和」のテイストのオリジナル袋物による「バッグ&ポーチ フェスティバル」を開催する事になりました。

 

病院の中には、産科もあることから、小さなお子さん向けの可愛い品々も用意してあるとか。

また色や柄によっては、男性でも粋に使いこなせる品もありそうです。

 

かく言う私、若かりし頃の着物が派手になって着られなくなってしまったものの、思い出があるので処分できず、どうしようかと思って関さんにご相談したところ、着物は日傘に、羽織は小さなバッグに作り直してくださいました。

ck1203_20140729 (1).jpg ck1203_20140729 (4).jpg

 

その時に、関さんは「布とじっくり向き合っていると、そのうちに、どんな風にしたら良いのか、布の方から語りかけてきてくれるのよね」とおっしゃっていました。

今回の案内にも「銀座で培った感性と布との出会いを大切に、作りました」と書かれていましたが、その言葉通りに、素敵な作品の世界が繰り広げられることと思います。

 

 

ck1203_20140729 (2).jpg 

関文乃 バッグ&ポーチ フェスティバル

 

8月4日(月)~9日(土)迄

10時~17時(最終日は16時終了)

 

聖路加第一画廊

中央区明石町9-1

聖路加国際病院1F