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竹久夢二生誕130年-「港屋ゆかりの地」と「竹久夢二展」

[滅紫] 2014年9月10日 14:00

大正ロマンを代表する詩人画家、竹久夢二は明治17年(1884)9月16日に岡山県で生まれた。今年で130年。八重洲1丁目のみずほ信託銀行の正面入り口に「夢二・港屋ゆかりの地」の碑が建てられている。

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夢二式と謳われる独特の美人画と抒情詩文で絶大な人気を誇っていた夢二は大正3年(1914)趣味の店港屋をこの碑のあるところから西へ130mのところに開き、夢二のデザインによる版画、封筒、カード、絵葉書、手ぬぐい、半襟などを売ったという。「美術家自身がその作品を商品化し、販売する店を作ったという展で日本の商業美術史上重要な意義を持つ」と碑の説明にある。確かに当時としては画期的な斬新なアイデアだったと思われる。今年は港屋絵草紙店がこの地に開かれてからも100年という記念すべき年、「生誕130年竹久夢二展~ベルエポックを生きた夢二とロートレック」と題して記念展が高島屋各店を巡回中。「雑誌の表紙や広告から日用品まで幅広くデザインを手がけ、商業美術や出版の世界でも卓越した存在。画壇に属さず時代の先端を読み取る感性を持ち版画・ポスターを独立したジャンルにまで高めた2人はベルエポックを象徴する芸術家」(展覧会の案内パンフ)として2人を対比した企画のようだ。日本橋高島屋さんと碑は距離も近いので「見てから寄るか」「寄ってから見るか」お楽しみに。

 

「生誕130年竹久夢二展」は9月26日~10月6日まで日本橋高島屋

「夢二・港屋ゆかりの地」の碑 八重洲1-2-1 みずほ信託銀行本店正面入り口のそば