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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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文明堂の壺焼きカステラ★東銀座店限定

[まぴ★] 2015年12月13日 14:00

 
文明堂の東銀座でしか買えない
銀座壺焼き発酵バターカステラは
温めるとまるで焼きたて!
 
文明堂は中央通りや、他にも店舗はありますが、
歌舞伎のデザインをあしらった三笠など、
東銀座限定の商品もいくつかあり、
中でもこの陶器に入った壺焼きカステラは見た目のインパクトも大。
 

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細かく砕いたドライフルーツは主張し過ぎない感じで
上品な味わいです。
レンジで温めることによって、発酵バターの芳醇な味わいと、
底の焦げたところも香ばしくて
熱々でハフハフ言いながら食べるフルーツカステラは格別です。
 
美濃焼の器を使っているところも、プラスポイント!
贈り物やお持たせに絶対喜ばれると思います。
 
 
 

 

築地にっぽん漁港市場 JF長崎のお店がお得です

[銀造] 2015年12月13日 09:00

 築地場外市場は、12月に入り、お節の用意に美味しい食材を求める方々で賑わっています。

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「築地にっぽん漁港市場」は、各地の漁港で水揚げされた新鮮な海産物を普及しようと開設され、場外市場に来る方は、必ずこちらでもお買い物をなさっています。

そんな漁港市場のお店の一つに、JF長崎のお店があります。

現在、12月25日までの間、お買い物で1千円を超過した1千円ごとに300円の値引きをしてくれています。

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私は、鯨ベーコン、鯨のおばけ、長崎の刺身用醤油を買い求め、お勘定は4千円以上だったのが、割引されて3千円少しになりました。

築地でお買い物の際には、「築地にっぽん漁港市場」のJF長崎のお店にもお立ち寄りください。

珍しい魚も販売されており、それらは捌いて、刺身用、煮炊き、焼き魚用に捌いてくれます。銀造のお勧めがまた一つ増えました。

 

 

「細雪」のなかの東京(2)

[CAM] 2015年12月12日 18:00

「細雪」から、東京について述べられた部分の引用を続ける。

 

・・・・だが、そう云う幸子も、そんなに東京をよく知っているわけではなかった。ずっと昔、十七八の娘時代に父に連れられて上京し、築地采女町の旅館にしばらく泊まっていたことが一二回あって、その時分には随分方々を見て歩いたものだけれども、それは大正十二年の大震災の前のことで、復興後の帝都へは、箱根へ新婚旅行に来た帰りに帝国ホテルに二三泊したことがあるに過ぎない。 ・・・・・・・・・・

 しかし正直なことを云うと、彼女はそんなに東京が好きなのではなかった。瑞雲棚引く千代田城のめでたさは申すも畏いこととして、東京の魅力はどこにあるかといえば、そのお城の松を中心にした丸の内一帯、江戸時代の築城の規模がそのまま壮麗なビル街を前景の裡に抱え込んでいる雄大な眺め、見附やお濠端の翠色、等々に尽きる。まことに、こればかりは京都にも大阪にもないもので、幾度見ても飽きないけれども、ほかにはそんなに惹き着けられるものはないと云ってよい。銀座から日本橋界隈の街通りは、立派といえば立派だけれども、何か空気がカサカサ乾枯らびているようで、彼女などには住みよい土地とは思えなかった。分けても彼女は東京の場末の街の殺風景なのが嫌いであったが、今日も青山の通りを渋谷の方へ進んでいくに従い、夏の夕暮であるにもかかわらず、何となく寒々としたものが感じられ、遠い遠い見知らぬ国へ来てしまったような心地がした。 ・・・・・・・・・・・・ 東京というところは、いつ来てみても自分には縁もゆかりもない、餘所々々しい土地なのである。そして幸子は、こういう都会のこういう区域に、生粋の大阪ッ子であり、紛う方なき自分の姉である人が、今現に住んでいるということが、どうしても信じられないことのような、・・・・・・それにしてもよくまあ姉がこういう街で暮していられるものよと思い、実際そこに行き着くまではまだ本当でないようにも感じられた。 (377

 

 上記は、幸子(次姉)が東京へ転勤した長姉を訪ねた際の述懐であるが、「銀座から日本橋界隈の街通りは、立派といえば立派だけれども、何か空気がカサカサ乾枯らびているようで、彼女などには住みよい土地とは思えなかった」と言っている。また、渋谷、青山あたりを「場末」と言っているのもおもしろい。

 私自身も、大学に入り、幼少期を過ごした大阪市(現)中央区から初めて東京へ移り住んだ〇十年前、吉祥寺、下北沢、そして渋谷さえもが、やはり単なる「場末」としか感じられなかったから、こうした記述をよく理解できる。

 「大阪も近頃は御堂筋などが拡張されて、中之島から船場方面に近代的建築が続々そそり立つようになり、朝日ビルの十階、アラスカの食堂あたりから俯瞰すると、さすがに壮観であるけれども、何といっても東京には及ばない」とも述べられているが、かつての大阪・御堂筋はビルの高さが一定に規制されており、東京・丸之内一帯等とはまた異なった壮観さがあったように思う。東京も、皇居の周囲等では、かつてはビルの高さが制限されており、優れた修景であったが、近年は高層ビルが不調和に立ち並んできており、景観という点からすると劣化しているように思う。銀座については、まだ相当の調和が保たれているように思うが、これも経済性という点から考えるといろいろな議論があるのだろう。

 

「銀座の街区と建物」については、「銀座街づくり会議」のサイトで説明されている。

 

http://www.ginza-machidukuri.jp/column/column1-2.html

 

 

銀座の酒ギャラリー〔麹屋三四郎酒舗本店〕

[ジミニー☆クリケット] 2015年12月12日 09:00

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以前から、お店の前を通るたびに、ものすごく気になっておりました

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インパクトのある看板 酒の駅

インパクトのあるお店の名前 酒ギャラリー麹屋三四郎酒舗

インパクトのあるお酒の名前 どぶろく「おっほー

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また、HPを拝見すると、とても使命感をもって、お酒の普及や、お酒を通して人と人とのネットワーク作りに努めておられることがわかり、入店して、店主にお話をうかがいました

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まずは、「超うま口活性濁酒」なるどぶろく「おっほー」について、質問。

私の超初心者的質問にも、丁寧に答えていただきました

試飲もさせてもらって購入したのが、の「奥州のおっほー」です

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お店には、日本酒だけではなく、ワイン焼酎も、麹食品等も多品種取り揃えられています

は、近々発売予定の「広重・北斎 浮世絵図酒」です。

広重北斎も、中央区にゆかりのある絵師ですよね。

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銀座麹屋三四郎酒舗本店は、有楽町線新富町駅より徒歩2分。

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住所は、銀座1-23-4東海ビル1階で、

の地図、赤○の場所です。

お酒の楽しさをふやしてくれるお店です

また、来ます

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なお、お店の写真撮影については、了解をいただきました。

HPはこちら ⇒

http://koujiyasanshirou.com/index.html

 

 

 

るかなび ランチタイム ミニコンサート&ミニ講座 Dec.17,2015

[銀造] 2015年12月11日 18:00

 毎年楽しみにしている12月のミニコンサート。

12月は聖路加国際大学の聖歌隊&手話部の方々が登場です。

今年は、12月17日(木)12時から開始されます。

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一昨年の様子は、こんな感じでとても可愛らしい聖路加国際大学の生徒さんが、澄んだ声で聖歌を歌ってくれました。

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おっと、ミニコンサートの後のミニ講座は、「肝臓をいたわるために」です。

忘年会などが続き、暴飲暴食で疲れた肝臓には、どんなことが必要かを教えて頂けると思います。是非、お出かけ下さい。

 

 

「細雪」のなかの東京(1)

[CAM] 2015年12月11日 18:00

 

「細雪」は、言うまでもなく関西を主な舞台とした物語であるが、主人公の姉妹たちの旅行などによって、東京の情景を描いた場面もかなり多い。

 下記は、関西における婦人たちの会話である(引用は中公文庫による)。

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 >「でも、聖路加病院ならいつまで入院していらしったっていいでしょう」

「海が近いから涼しくって、ことにこれからがあすこはいいのよ。でも中央市場が近いもんだから、時々生臭い風が吹くの。それに本願寺の鐘が耳について。――――」

「本願寺はああいう建物になりましても、やっぱり鐘を鳴らすのでございましょうか」

「はあ、そうであんすの」

「何だかサイレンでも鳴らしそうだわね」

「それから教会の鐘も鳴るのよ」                  (167

 

 それから続く以下の部分は、震災後に関西へ移住し、関西の女性と再々婚した谷崎ならではの叙述であろう。幸子とはもちろんその谷崎夫人・松子がモデルである。

 

>彼女(幸子)は相良夫人のような型の、気風から、態度から、物云いから、体のこなしから、何から何までパリパリの東京流の奥さんが、どうにも苦手なのであった。彼女も阪神間の奥さんたちの間では、いっぱし東京弁が使える組なのであるが、こういう夫人の前へ出ると、何となく気が引けて―――というよりは、何か東京弁というものが浅ましいように感じられて来て、故意に使うのを差し控えたくなり、かえって土地の言葉を出すようにした。それにまた、そういえば丹生夫人までが、いつも幸子とは大阪弁で話す癖に、今日はお附合いのつもりか完全な東京弁を使うので、まるで別の人のようで、打ち解ける気になれないのであった。なるほど丹生夫人は、大阪っ児ではあるけれども、女学校が東京であった関係上、東京人との交際が多いので、東京弁が上手なことに不思議はないものの、それでもこんなにまで堂に入っているとは、長い附合いの幸子にしても今日まで知らなかったことで、今日の夫人はいつものおっとりしたところがまるでなく、眼の使いよう、唇の曲げよう、煙草を吸う時の人差指と中指の持って行きよう、―――東京弁はまず表情やしぐさからああしなければ板に着かないのかも知れないが、なんだか人柄がにわかに悪くなったように思えた。       (168

 

「何か東京弁というものが浅ましいように感じられて来て」とか、「東京弁はまず表情やしぐさからああしなければ板に着かないのかも知れないが、なんだか人柄がにわかに悪くなったように思えた」とか、関西人の「東京弁」についての感じ方がよく描かれていて、おもしろい。この「東京弁」を「英語」に置き換えても、そのまま通用するだろう(笑)。

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