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「猩々亭酔生」氏のダイバーシティ論?について

[CAM] 2016年4月13日 16:00

 特派員「猩々亭酔生」氏のダイバーシティ論?(4月12日)を拝読し、取り急ぎ、投稿します。

 

 たしか、前回のオフ会でご一緒したように記憶しています。残念ながら、今回は先約(口実ではないアリバイとして/archive/author/201511/ )があり、失礼しました。出席していれば、関西人比率をさらに上昇できたのですが(笑)・・・・

 

 私は大学へ入って東京へ出てくるまでは、大阪市中央区(旧南区)で育ちました。したがって、「東京」という響きには抵抗感があり、今でも関東弁に対する嫌悪感が残っています。富岡多恵子さんが、東京で「言葉が通じない苦しみ」について述べておられることには、心から共感しました。二三日前だか、山中伸弥氏が「英語で話しても関西弁や」と他人から言われるとTV番組で語っておられたことも愉快でした。

 

 関西人には、言葉その他において完全に痕跡を消してしまうタイプ(例えば、逸見政孝氏、彼の"苦闘"については、先ごろTV番組で見た)と、私のように、少なくとも意識的、認識的にはそうした"努力"をしないタイプがあるように思います。

 

 その自分にとって「東京都中央区」観光検定"なんぞ"を受験する気は毛頭なかったのですが、ひょんなことから昨年初めて受験し、「観光協会特派員」なるものを務めているのも不思議なことだと思っています。 しかし、おかげで、文字通り東京の中心である中央区、「真正の江戸」の歴史を学ぶことができたことは大きな収穫でした。観光協会特派員になって以来、谷崎潤一郎、池田弥三郎氏など、純正の東京人の著作などを通じて、東京都中央区特に旧日本橋区の歴史に関心を引かれています。

 

酔生氏が言われるように「中央区観光協会特派員に興味があるけど自分は中央区内出身でも在住でもないから・・・」と二の足を踏んでいる方がいらっしゃったとしたら、そんなの関係ないんでぜひ仲間に加わってください」ということに大賛成です。

 

ただし、国際化が「無国籍化」を意味するものではあってはならないのと同様に、国内にあっても(少なくとも文化的には)普遍化が「東京化」となってはならない。そもそも、谷崎潤一郎も言うように、東京は日本の(特に文化的)中心などではなく、「東北への玄関口」に過ぎないということには、十分に留意するべきでしょう。

 

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