中央区観光協会オフィシャルブログ

中央区観光協会特派員ブログ

中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

執筆者一覧

>>このブログについて

最近のブログ記事

昭和通りから三吉橋に向かう通りのアジサイ

[ジミニー☆クリケット] 2016年6月 7日 18:00

ajisaid01.JPG

この通りのアジサイが、今年もきれいに咲いています

ajisaid9.jpg

この時期、東京の各所で「アジサイ祭り」が催され、近くでは(近くもないか)、文京区白山神社を中心に毎年行われる「文京あじさいまつり」(今年は、6月11日()~19日())が有名ですが、この通りのアジサイも、中央区の木であるヤナギとペアでこの時季、通りを華やかにしてくれており、私は大好きです

ajisaid02.JPG

ガクアジサイホンアジサイそれぞれ何種類もあり、美しいです

ajisaid03.JPG

アジサイは、植えられている土の酸度で色が変わるそうで(アルカリ性赤っぽく酸性青っぽくなる)、微妙な青色藍色)の変化も楽しめます

ajisaid04.JPG

そもそも、アジサイの名前は、藍色の花が集まるという意味の「あづさあい(集真藍)」が変化したものだそうです

ajisaid05.JPG

中央区アジサイの関係をかなり強引にこじつけますと、

ajisaid06.JPG

江戸時代後期、長崎で西洋医学の普及に努めたシーボルトは、博物学者でもあり、アジサイハイドランジア・オタクサという学名を付けましたが、このオタクサとは、シーボルトの愛人「楠本滝」、通称「お滝さん」の名前に由来するとのこと(牧野富太郎博士の推測)

ajisaid07.JPG

そのシーボルトお滝さんとの間にもうけた娘「いね」が、築地産院を開業したこともあって、彼の胸像があかつき公園に建てられました。

シーボルトの像のまわりに植えられているのは、これから咲き始めるガクアジサイでした

ajisaid08.JPG

ちなみに、ハイドランジアは、ギリシア語のハイドロ()とアンジェイオン(容器)からなっており、「水の器」「水がめ」と解釈されるそうです

じめじめうっとうしい梅雨の時期に入りますが、その期間、咲き続けてくれるアジサイ青色藍色ピンク色はさわやかです