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夏越しの大祓―住吉神社

[滅紫] 2016年7月 1日 18:00

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6月の始め、住吉神社から「形代」の入った案内が届きました。「もう夏越しの祓の時期になったのだわ」と改めて時の過ぎる早さに驚かされます。

6月30日は半年という節目の日。この日と大晦日は新たな日々を迎えるための物忌みの日とされ、知らずに犯していた罪や穢れを除き去るための「大祓」という行事が行われて来ました。

本殿の前に茅の輪が飾られています。これはご存じの方も多いと思いますが、「蘇民将来へのお礼に.スサノオノミコトが与えた茅の輪によって大疫から救われた」という伝説があり、このような伝承が民間に流布し、今日の茅の輪くぐりのもととなったと考えられています。(住吉神社の説明書き)

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今までなかなか「夏越しの大祓」に参列できなかったので、今回初めてです。ちょっとドキドキ。「形代」に名前を書き、息を吹き込んで自分の罪や穢れをこの「人形」に移します、大祓の当日これを神社に持っていき祓清めてもらうと罪や穢れが祓われると云われています。「大祓」の開始の2時前には50~60名近くの方が集まり、男性は全員スーツ姿なので軽装で来てしまった私はちょっと・・・参加者に白い封筒に入ったものが渡され、中には人形を細かく切ったものが入っています(舞台の花吹雪のようだと思ってしまった私は罰当たり)。お詳しそうな隣の方に伺うと「祝詞のあと、自分の体を祓うもの」とのこと。茅の輪をくぐり、お参りしたあと、並びます。「大祓の祝詞」のあと、配布された人形を自分の体にかけ御祓いをします。最後に神主さんは白布を八つに裂き、これで今年半年の穢れは祓われました。この後、「直会がありますのでみなさん社務所へ」というご案内があり、地元の方にお誘いを受け、初めて恐る恐る社務所に足を踏み入れました。

 

神主さんのご挨拶のあと、お神酒をいただきオードブルまで味見してしまいました。失礼する時には何と「日本橋辨松さんの赤飯弁当」まで頂き!!(私の玉串料では申し訳なし)反省しきり。・・・

お納めした形代はどうなるのか?伺いました。氏子分をまとめてお祓いしたのちに近くの佃川に流すとのこと。

 

初めての経験ですが、何だか身も心もすっきりした気分です。皆様もお時間があればお近くの神社に是非。あと半年の新たな日々が始まります。頑張りましょう。