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午後の眠りを誘う蝉しぐれ

[小江戸板橋] 2016年8月25日 16:00

東京には何種類くらいの蝉が生息しているのでしょうか。

雨上がりに陽射しが戻ると、コンクリートで覆われた街路の

木々に湧き出でて、鳴き声を降らします。

一度気になりだすと、耳がその音を追いかけます。

 

ミーンミンミンミン

ジージージージィ

シャシャシャシャ

木の高い枝から降りてくるその音色は、夏を代表する音です。

ミンミンゼミ、アブラゼミ、クマゼミ。

ジー、ツクツクホーシ、ツクツクホーシ

この蝉の鳴き声は、間違えずに種類を言い当てることができます。

蝉時雨は、夏の季語です。

すでに立秋もお盆も過ぎていますが、今が盛りです。

 

所用があり、明石町の聖路加国際病院に行きました。

東京メトロ築地駅から聖路加タワーに至る通りには、

「聖ルカ通り」との愛称が付けられています。

陽射しを避けて北側の並木道を歩きます。

ちょうど、明石タイムドームと道をはさんだあたりは、樹木の高さと

相まって、鳴き声が空に突き抜ける気がします。

病院の壁面が、絶妙に共鳴しているのでしょうか。

小道にはベンチが二脚備え付けられています。

散歩の途中で陽射しを避けた、高齢のおばさまが

ちょこんと腰を掛けています。

ゆっくり、白い御髪が揺らいでいました。

木々に包まれていると、ふっと心も舟に揺られてしまうのでしょう。

騒がしい蝉の声は、夢の世界に引き込む調べに変わっているようです。

 

この界隈は、明治時代の初期に外国人居留地として様々な文物がもたらされた

文化の窓口ともいえるところです。

そのため、記念碑や解説板をたくさん目にすることができます。

都内にあるミッションスクールのルーツも、この周辺に集中していました。

聖路加病院内にあるトイスラーホールで、お祈りをしてきました。

患者さんの祈りの場であり、数々の講演会なども開催される院内礼拝堂です。

椅子に静かに腰を掛けていると、気持ちが落ち着きます。

誰でも入室していいの?

礼拝等の時間を外せば、大丈夫です。

私自身、おおらかな仏教徒ですもの。