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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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春とはいえ寒くない?

[朱房の十手] 2017年4月21日 16:00

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天賞堂 前の天使像

  


なぜ?天使がいるの。(てんし ょうどう)天賞堂との語呂合わせや、ブライダルジュエリーを取り扱っているからだそうです。

 

彼には役目があり、通りから来るカップルに愛の矢を射ることだそうです。射られたカップルは幸福になるかもしれません。

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銀座でのお買い物ついでに「キューピッド」の顔をみてみませんか?なかなかのルックスです。

 

彫刻家 山田朝彦氏の代表作の一つです。

 

 

え~銀座4丁目に、稲荷神社があるの?

[朱房の十手] 2017年4月21日 12:00

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文久元年(1861)発行の地図です。江戸時代からこの辺りに宝童稲荷神社があります。

 

矢印の場所に弥左衛門町と見えます。今の並木通り辺りになります。稲荷信仰が盛んな江戸時代に将軍家の跡継ぎの成長を守るため江戸城内に祀られていた神社です。堂守りの弥左衛門が神霊の分神を受けて建立したのがはじまりといわれています。

 

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また弥左衛門は居をこの地に置き、生涯稲荷のお守りをしました。そのため弥左衛門町と呼ぶようになりました。

 

宝童稲荷神社は、子宝、商売繁盛を祈願として、よきご縁を授ける社として今でも厚い信仰を集めています。


銀座でお買い物ついでに、お参りしてもしてみませんか。

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流石に宝童稲荷神社です。

ファイルおみくじとは凝っています。お土産になります。

勿論ファイルとして使用出来ます。

 

かなり分かりにくい場所です。

晴海通りを築地方向に向かって銀座天賞堂前のエンジェルを左折し50メートル位でまた左折です。

 

 

「シンプルの正体」ディック・ブルーナのデザイン展と「くまのがっこう」展開幕―松屋銀座

[滅紫] 2017年4月21日 12:00

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落花とともに春もどこかへ行ってしまったようです。今26度,半袖姿の方もちらほら、銀座はもう初夏です。明日20日のGINZA 6のグランドオープンを前に4丁目にも意識した看板が見られます。

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100_2352.JPG今日から松屋銀座でディック・ブルーナのデザイン展が始まりました。ブルーナさんといえば何といってもミッフィで知られている絵本作家の印象が強いのですが、ブルーナ社の専属グラッフィックデザイナーとして2000冊以上のブックデザインやポスター制作も手掛けていたのは今回初めて知りました。展示されている200冊のペーパーバックのデザインの中にはG・シムノンのメグレ警部シリーズ、I・フレミング、L・ブロックなどのお馴染のミステリー作家やA・モラビアまで入っています。並べて展示されているのを見ると色彩とデザインのすっきり感が何とも素敵。

 

思わず手に取りたくなるとてもシンプルな洒落たカバーデザインです。また「シンプルの明日」というテーマで日本のデザイン界で活躍する作家の方たちの新作も展示されています。

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隣のイベントスペースでは15周年を迎える「くまの学校」シリーズの展覧会も同時開催中です。今日は初日のイベントで作家と画家の方お二人のサイン会が開かれていて凄い列でした。

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「シンプルの正体」展「くまのがっこう」展  ともに5月8日まで

松屋銀座 8階イベントスクエア 10時から20時まで 最終日は17時閉場

入場料 「シンプルの正体」展 一般 900円「くまのがっこう」展 一般1000円

 

 

港屋絵草紙店 日本橋浜町店

[銀造] 2017年4月21日 09:00

 都営新宿線浜町駅で下車し、今日はお目当ての

"竹久夢二専門ギャラリー 港屋絵草紙店"を訪ねてみました。

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硝子戸を開けると、静かなお声で、「いらっしゃいませ」とのお声。 京言葉の穏やかにして雅なお声です。 奥様の、大平孝子様に応対して頂きました。

 お店は竹久夢二さんと縁故に当たるのですか?と質問しましたが、 ご主人が竹久夢二さんの大ファンで、このお店を始めたそうです。

ここ浜町では、開店して20年以上になるとのことです。

ご許可を得て、店内の夢二さんの作品を写真に収めました。 オリジナルの色刷りの作品が、とても素敵です。正に、大正浪漫ですね。

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絵葉書などの小品も販売されていて、お財布にも優しいです。

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毎年、夢二作品のカレンダーを発売しているとのことです。

今回は、夢二の作品ではありませんが、「ガーゼ・マフラー」を買い求めました。

絵の中の女性が羽織っているような着物の柄に似ています。貴女も、肌に優しい「ガーゼ・マフラー」は如何でしょうか?

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 お店についての紹介は、「月刊・日本橋、平成29年1月号」、「Free Paper日本橋ごよみ4月号」でもご覧になれます。

 お店の住所は、東京都中央区日本橋浜町2-18-5(明治座前)、電話03-5640-5978

 

 

岩月ユキノ個展〔メグミオギタギャラリー〕

[ジミニー☆クリケット] 2017年4月20日 18:00

銀座2丁目、銀座大塚ビル地下1階にあるメグミオギタギャラリー内のプロジェクトルームで、岩月ユキノ新作個展「みる2017」が開催されています

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期間は、4月18日(火)から28日(金)までです。

開廊時間は、11時から19時までで、日曜月曜祝日がお休みです。

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和室の室内から、縁側越しに庭が見えています。新緑の庭が美しく、外からの光が直接あるいは障子を通して柔らかく室内に射し込んでいます

何気ない日本の風景なのですが、その場の清涼感が感じられ、庭からのそよ風を感じます

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それ以外にも、緑の森を描いた作品、新緑の中に置かれたグラス食器など、清々しさを感じさせる作品が並んでいます

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道路の先に広いの広がる作品もあり、太陽光潮風を感じます

静かな風景の中にが流れていて、何かおごそかな感じすら漂う作品群です

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ギャラリーでの岩月氏の個展開催は、約1年半ぶりとのことです

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岩月氏は、一貫して"みる"ということをテーマに作品を発表され、真摯な眼差しによりあらわになる日常の普遍美を表現されているとのことです

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サクラが終わり、これから新緑のシーズンを迎えます

まさにベストタイミングで開催されるこの作品展で、一足早く新緑を楽しんでください

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なお、ギャラリー内での写真撮影については、特別にご了解をいただき、各作品についての説明もしていただきました。ありがとうございます

メグミオギタギャラリーのHPはこちら ⇒

http://www.megumiogita.com/

芸術芸術芸術

 

 

奈良・西大寺展

[お江戸のマーシャ・堀内] 2017年4月20日 14:00

出身が大阪である筆者にとって、日本の歴史といえば、京都の平安京(794年)の都を
思うのだが、而して、その前は平城京、奈良に都があったことを、今回、三井記念美術館の"奈良、西大寺展"は、思い出させてくれたような気がする。

 

奈良時代後期、大仏で世界的に有名な東大寺に相対する位置に建立された西大寺、時代の盛衰を経て、鎌倉時代中期には叡尊という高僧が、"興法利生"という理念を持ち、仏法とともに、医療福祉に力を入れ、民衆を救済しようとしたと言う。

 

毎年、4月と10月に西大寺で行われている"大茶盛式"は、当時は高価な薬だったお茶を、両手に抱えるほどの大茶碗で皆で回し飲みすると言う行事、これも、普段忘れがちな"皆で辛苦幸福を分かち合う"という表れと思われる。

 

展示室には多くの仏像、金属製の密教法具、お経、仏画が陳列されている。
どれも精巧な造りで、これらが1000年前後前に造られたものとは、いつもながら驚かされる。
特に、叡尊(興正菩薩)坐像は今でもどこかの寺院に居られるような生きているような感じがする(90歳の大往生)、文殊菩薩像の優しげな眼差し、愛染明王の怒り、太山王(冥界で使者を裁く)坐像の憤怒の力強さがひしひしと伝わってくるような気がします。

 

三井美術館で、しばしの瞑想を、忙しい現代に必要なマインドセットをされても良いのかもしれません。

6/11まで開催されています。

 

 

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1 国宝 金銅透彫舎利容器 鎌倉時代
奈良・西大寺
画像提供:奈良国立博物館(撮影 佐々木香輔)
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2 重文 塔本四仏坐像 釈迦如来坐像 奈良時代
奈良・西大寺
画像提供:奈良国立博物館(撮影 森村 欣司)
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3 国宝 興正菩薩坐像 鎌倉時代・弘安3年(1280)
奈良・西大寺
画像提供:奈良国立博物館 (撮影 森村 欣司)
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4 重文 愛染明王坐像(4/15~5/14展示) 鎌倉時代・宝治元年(1247)
奈良・西大寺
画像提供:奈良国立博物館(撮影 森村 欣司)
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5 重文 文殊菩薩騎獅像及び四侍者立像のうち文殊菩薩坐像 鎌倉時代・正安4年(1302)
奈良・西大寺
画像提供:奈良国立博物館(撮影 森村 欣司)
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6 重文 普賢菩薩騎象像 平安時代
京都・岩船寺
画像提供:奈良国立博物館(撮影 森村 欣司)
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7 重文 吉祥天立像(6/6~6/11展示) 鎌倉時代
京都・浄瑠璃寺
画像提供:奈良国立博物館(撮影 佐々木 香輔)
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8 重文 太山王坐像 鎌倉時代・正元元年(1259)
奈良・白毫寺
画像提供:奈良国立博物館(撮影 森村 欣司)
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9 重文 釈迦如来立像 鎌倉時代・徳治3年(1308)
神奈川・称名寺金沢文庫保管
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各画像は三井記念美術館様の所有となります。二次利用は固くお断り申し上げます。