中央区観光協会オフィシャルブログ

中央区観光協会特派員ブログ

中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

執筆者一覧

>>このブログについて

最近のブログ記事


4歳勸玄ちゃん宙乗りに挑むー「駄右衛門花御所異聞」-七月大歌舞伎

[滅紫] 2017年7月 5日 16:00

100_2437.JPG 100_2439.JPG 100_2438.JPG

2日目です。夜の部の話題は何といっても海老蔵さん長男、4歳の勸玄ちゃんの歌舞伎史上最年少記録(松竹発表)となる「宙乗り」です。

 

お芝居は宝暦11年(1761)に初演の「秋葉権現廻船語」の250年振りとなる復活上演。主人公の日本駄右衛門といえば「白浪五人男」(初演文久2年1862)で知られていますが、この狂言はその100年程前のもので、今作は織田紘二さんと石川耕士さんの補綴・演出です。

 

「天下を狙う日本駄右衛門が遠州月本家から将軍家への献上品である家宝の古今集と火伏の神(秋葉権現)の三尺棒を盗み出し、駄右衛門の企てにより家を追われ落ち延びた月本家の人々がお家再興のために秋葉権現の助けを借りて駄右衛門に立ち向かう。」という筋で海老蔵さんは駄右衛門の他、玉島幸兵衛、秋葉権現の3役を演じ、最初の幕ではアッと思わせる早替わりの連続で魅せます。中で「忠臣蔵四段目」「伊勢音頭」「籠釣瓶」「すし屋」「無間の鐘」(ひらがな盛衰記)を思わせる場面が次々と登場し、ちょっと笑わせてくれます。そして何といっても満員の観客が待っていたのは2幕目の最後の勸玄ちゃんです。海老蔵さん扮する秋葉権現が声をかけ、花道から秋葉権現のお使いである狐役の勸玄ちゃんが登場するともう凄いとしか言えない盛り上がりの大拍手。「勸玄ちゃん偉い!」などという掛け声が聞こえました。一緒に宙乗りが始まると客席昂奮の渦。勸玄ちゃん、宙で両手を振ってニコニコ。大物になりそうです。宙乗りが終わると帰り支度を始めた方があちこちに。あのーまだ「大詰」が一幕あるのですが、・・・

 

イヤホンガイドを返却して慌てている方もちらほら。他にも見どころが、今月二代目齊入を襲名した右之助さんが将軍東山義政、三代目右團次さんが大名月本円秋役で登場しています。「過去に齊入と右團次の名が揃ったのは初代右團次が初代齊入をその長男が二代目右團次を襲名した明治42年から初代齊入が引退する大正4年までの間で今回はそれ以来の揃い踏み」(松竹発表)とのことです。

 

昼の部は「矢の根」「加賀鳶」「連獅子」です。

千穐楽は27日、夜の部開演は16:45分です。お問い合わせはチケットホン松竹0570-000-489(10時から18時)