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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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 迎春 日本橋木屋  ~ 日本橋木屋本店 ~

[rosemary sea] 2018年12月17日 09:00

『ギフト、そして自分も楽しむ』をエスカレートして取材します、rosemary seaです。

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老舗刃物店の日本橋木屋本店さん、店内、および併設されたギャラリー izutuki にて12月6日(木)から2019年1月7日(月)まで、『迎春 日本橋木屋』と題したセールを開催中です。

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なお、前回ご紹介させていただきました『長澤宏美さんの博多水引』もこのコーナーで引き続き販売されています。

博多水引の記事はこちらです。

⇒  /archive/2018/11/izutuki.html

 

今回も株式会社木屋 日本橋本店 金子店長にお世話になりました。『』の言葉は金子店長のコメントです。

それではお品のご紹介です。価格は全て税込金額となっています。画像はクリック拡大できます。

最初は店内から・・・

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干支箸 国産吉野ひのき (上段:赤いお品) 子~亥 各216円 

生まれ年の干支(えと)が入った干支箸は、福を呼ぶ縁起もの。                                                                                  

十二支と寿の金文字がデザインされています。

子~亥の箸袋12種に十二支を全てが入ったデザインを加え、全13種ご用意されています。

 

干支箸 国産本柳(みずき) (下段:緑のお品) 子~亥 各324円                                                                        

1年で最初に芽が出ると云われている柳。

木屋さんは貴重な国産本柳(みずき)を使用し、干支箸を作成されました。

若葉の緑とめでたさの象徴であります朱の墨線画は、材質に負けない独特の表現方法で描かれています。

デザインは画家のくわはらひろこさんによるものです。

 

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干支ふきん 亥  540円

古くから蚊帳(かや)の産地として有名な奈良で作られた蚊帳生地を8枚重ねにし、特有の柔らかさに丈夫さをプラスしました。

 

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ちりめん福亥  大 972円  中 756円  小 540円

 

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福を呼ぶ小物類

ちりめん福亥(大・中・小)の他は、水琴鈴 根付 亥 540円  水琴鈴 根付 招き猫 540円  ちりめん福亥 根付 540円  財布お守り 各378円

 

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お正月お飾り  3,800円~

鶴と亀、縁起の良い動物のかたちです。

しめ飾りを楽しむには・・・

・ ケ(=日常)とは逆に、ハレ(=非日常)の場では左縄(Z字撚り)を使います。

・ 「お正月様」を迎えるため、玄関を始め、いつもお世話になっている道具・動物・場所にもお飾りをつけましょう。

・ 「九」がつく日や1日飾り(31日に飾ること)を避けるため、12月28日や30日に飾りましょう。

・ 1月15日(小正月)に燃やす。または1年間飾って次の年末に新しいものに取り替えましょう。

 

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置物型お飾り  2,500円~  みちくさ庵

自家栽培のお米(紅吉兆・緑米)を使用して作られています。

お飾りは大変人気です。品切れの際はご容赦ください。

 

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KIYA 黒爪切 亥 大 数量限定 1,296円

KIYA 黒爪切 亥 小 数量限定 756円

『平成最後、敢えて「平成31年」と入れました。(文字や絵を入れても従来のものと)値段は同じです。』

 

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左:干支まな板 亥 2,376円  右:干支しゃもじ 亥 594円

 

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干支升 1合 亥 648円

 

次にギャラリー izutuki・・・

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こちらにも干支箸2種や干支ふきんがございます。しかも干支ふきんは縁起の良い十二支揃ったセットです。

11月にご紹介しました長澤宏美さんの"博多水引"(中央)も継続販売されています。

通常販売されています商品(左)も棚にございます。お正月からのお使いがよろしいかと。

 

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干支ふきんセット  (十二支セット) 6,480円

 

・・・ここで日本橋木屋本店さんのお得な"福袋"情報です。2019年1月2日(水)から販売。

お料理道具がいっぱい詰まっています。3種類ございます。

 10,800円  30個限り

 21,600円  30個限り

 32,400円  10個限り

例えば21,600円の福袋には、54,300円相当のお品が入っています。

 

・・・木屋さんのお得なセール、福袋。お見逃しなく。

 

日本橋 木屋

日本橋2-2-1 COREDO室町1 1階

東京メトロ半蔵門線・銀座線 三越前駅 A6出口すぐ

03-3241-0110

営業時間  10:00~20:00

元日を除き休まず営業です。

木屋さんのホームページはこちら

⇒ http://www.kiya-hamono.co.jp/

 

 

桜小橋 朝潮運河の歴史

[銀造] 2018年12月16日 18:00

 晴海アイランドトリトンスクエアに面した運河を「朝潮運河」と言います。

この運河には下流から、朝潮小橋、(朝潮水門があり)、黎明大橋(環状二号線)、黎明橋、トリトンブリッジがあります。 手持ちの中央区観光ガイドマップには、その次に晴月橋、朝潮橋、朝潮大橋がの順に記載されています。この地図には黎明橋と晴月橋との間に、細い二本線が描かれていますが、これが朝潮運河専用橋で(あさしお・うんがせんようばし)は、1960年代初期に架橋されたもので、一般立入禁止です。

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 最近、散歩した際に新しい橋が架橋されているのを知りました。桜小橋と書いてありました。「トリトンブリッジ」と「朝潮運河専用橋」との間に、2017年10月1日に架けられました。

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「桜小橋」は、勝どき二丁目と晴海一丁目を結ぶ歩行者専用橋で、朝夕の通勤ラッシュ時の歩行者の混雑緩和を図るために架けられたそうです。

また、桜小橋の横には、朝潮運河の歴史を記した説明板がありますので、ご高覧下さい。

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中央区第九の会 -2018トリトンスクエア公演-

[サム] 2018年12月16日 18:00

PC151776ELS'.jpgimageRS'G.jpg 師走恒例の「ベートーベン第九コンサート」。12月15日12:00より、晴海トリトンスクエア2F グランドロビー特設会場にて、佐藤雄一氏指揮「中央区第九の会」の、今年で12回目を迎えるトリトンスクエア公演が開催されました。

「中央区第九の会」は、中央区在住・在勤者を中心に、2007年に編成された中央区第九記念合唱団と、1994年設立の中央区交響楽団で構成され、すべてアマチュア。

第一部の、中央区交響楽団によるオープニングファンファーレ、中央区立月島第一小学校合唱団による合唱、中央区立佃中学校有志合唱団による合唱、中央区第九記念合唱団による合唱(中央区第九の会版 "お江戸日本橋" 他 )に続き、第二部のベートーベン作曲交響曲第9番ニ単調作品125「合唱付き」より第4楽章の演奏がいよいよスタートです。ベートーベンが第九に込めた「人類すべてが兄弟になる」という平和への思いを託し、力強く歌い上げられました。

 

 

「珈琲 大勝軒」(日本橋人形町)

[五月雨ジョージ] 2018年12月16日 14:00

 日本橋人形町に立ち寄ったら、ぜひ訪れてほしい喫茶店があります。それが、甘酒横丁から2本北側の通りにある「珈琲 大勝軒」です。コーヒーショップとは似つかわしくない店名。大勝軒と言えば、つけ麺のお店が有名になった昨今ですが、人形町には全く別系統でありながら、それよりもず~っと歴史のある「中華料理 大勝軒」の総本山があったのです。

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 以前から会社の同僚とランチの後に良く立ち寄る「珈琲 大勝軒」さん。今回、あらためてお話を伺おうと思い立った理由は、ネット上にあまりにも不確かな情報があふれており、お店のご主人も困惑されていたからです。

 現在の店主、渡辺祐太郎さん(大勝軒5代目)と、そのお母さんの千恵子さん(4代目)にお話を伺いました。

店内右側の壁には「大勝軒」の屋号を記した書が掛けられています。なんと、あの日露戦争の英雄・乃木大将(乃木希典)が書かれたものだといいますからビックリです。書の左には初代店主渡辺さんへ贈り物であることを示す「為渡辺氏御」、そして確かに乃木希典のサインがあります。「大勝軒」という店名は、日露戦争に大勝したのを記念して縁起の良い名前だということで命名されたようです。いきさつは定かでないようですが、乃木大将はよく柳橋辺りに遊びに来ていたらしく、その時に何かの縁で知り合ったのではないか‥‥とのお話でした。

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▲屋号(書:乃木希典)

  

そもそも「支那御料理 大勝軒」は、大勝軒の創業者となる渡辺半之助さん(なんと安政5年生まれ!)が、屋台で商売していた中国人・林仁軒(りん・にんけん)さんと出会ったことから始まります。林さんは明治38年、20歳のときに広東省から来日した青年で、屋台で商売をしていたそうです。当時、油問屋をやっていた半之助さんは、商売人の直感が働いたのか、林さんを料理長として雇い支那料理店を開くと決めたのでした。しかし、半之助さんは開業の志半ばで死去。養子に入っていた松蔵さんが名を2代目半之助と改め、初代の遺志を引き継ぎ、大正2年(1913年)、ついに浪花町(現・人形町)に「支那御料理 大勝軒」をオープンさせたのです。

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▲左:昭和61年本店、中:昭和8年4月浅草支店、右:昭和3年当時

 大正から昭和にかけて、この界隈は、寄席の末廣、明治座、ダンスホール、映画館、水天宮、料亭などでにぎわい、大勝軒も大繁盛。昭和40年~50年代には支店3店のれん分け17店にまで拡充していったそうです。現在も4件が現役で営業しています (日本橋本町店、日本橋横山町店、浅草橋店、新川店)。

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▲昭和50年代三越で行われたイベントの様子。

料理の注文は人形町のお店で作ったものを三越まで出前したそうです。

なぜ現在、本店である人形町店は業態を変えて珈琲店になっているのでしょうか。

 お母さん(渡辺千恵子さん)はご主人を早くに亡くし30代で未亡人に。店舗と住まいを建て替えることになった時にお店を閉めることを考えました。建築には1年半くらいかかるし‥‥、仮店舗を見つけるにしても短期間の借用になる‥‥、従業員はどうしよう‥‥。諸々な問題が重なったこともあり、5代目の祐太郎さんと話し合った末、いっそ転業しようということになったということです。


 亡くなったご主人も祐太郎さんも、コーヒーは大好きだったそうです。母子二人でコーヒーの教室に通って勉強し、昭和63年、珈琲店に業態変更してオープン。店名は、本店を守ってきた歴代店主のために、そして、のれん分けを許されて現在まで伝統を守って営業している各店のためにも、「大勝軒」の名は残すことを決めたそうです。お母さんは言います。「平成の30年間、ずっとこの珈琲店を続けてこられたのも、代々『大勝軒』を引き継いでこられた人たちと、ごひいきにしていただいたお客様のおかげと感謝しています」。

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▲お母さん(渡辺千恵子さん)

貴重な資料をお見せいただきながらお話を伺うことができました。

   

 さて、現在の「珈琲 大勝軒」。接客は御年90歳になる元気なお母さん(千恵子さん)の担当です。「東京オリンピックまでは頑張りたい」と話します。いやいや、いまだに足腰も丈夫、歯は全て自前というお母さんですから、オリンピックと言わず、大阪万博だってお茶の子サイサイだと思いますよ!

   

中華料理店の歴史や店名ばかりが取りざたされていますが、実はこの店、もっとお伝えしたいことがあります。それは、コーヒーがとても美味しいということです。店主の祐太郎さんが、オーダーを受けてから心を込めてペーパーフィルタードリップで一杯一杯コーヒーを淹れてくれます。

 メニューはブレンド、アメリカンの他、レギュラーのストレートコーヒー5種類(キリマンジャロ、マンデリン、グアテマラ、モカマタリ、コロンビア)、そしておすすめの豆(現在はエチオピア)。他にはミルク、紅茶、ココア、ジュース類など、飲み物のみ。

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 まずは400円のブレンドをおすすめします。ブレンドを飲めばそのお店の実力がわかりますからね。コーヒーカップのデザインも素敵です。

 
 オープンされる時に最初にそろえたのは籐の椅子だったそうです。ということは30年前から使われているということです。そして、その椅子に合わせてテーブルなどを揃えていったそうです。

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▲珈琲店開店からの籐椅子(左)と

中華料理店時代からお店を見守っているステンドグラス

 大勝軒さんでは「珈琲券」も購入することができます(11枚綴り4000円)。コーヒー好きな私にとってはとてもお得なチケットなので、いつも利用させてもらっています。

c珈琲券.jpg▲お得な珈琲券

 
 人形町にお越しの際は、ぜひ「珈琲 大勝軒」にお立ち寄りください。一杯のコーヒーで心をリフレッシュしてみてはいかがでしょう。運がよければ、この界隈のお話や大勝軒の歴史が聞けるかもしれませんよ。 

  

今回お二人にはお店の話だけでなく、中華料理店時代に常連だった有名人の話や、昔のこの界隈の話など、お話を伺って、ますます人形町の歴史に興味がわいてきました。そしてさらに人形町が好きになりました。

それにしても、店内の落ち着いた空気とこの安らぎ感は、どこから生まれてくるのでしょう。それはおそらく、人形町という場所柄ばかりではなく、「大勝軒」という中華料理の名店の歴史を背負ってきた渡辺さん母子の覚悟の生きざまにあるのではないでしょうか。そんなことを感じさせてくれた今回の取材でした。

  

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珈琲 大勝軒

東京都中央区日本橋人形町2-22-4

TEL:03-3668-8600

営業時間:11:00~15:00

定休日:土・日・祝

 

 

ドイツ料理店のおいしいカレー〔ピラミッド〕

[ジミニー☆クリケット] 2018年12月16日 12:00

以前にもご紹介したドイツ料理店で、ランチタイムにおいしいカレーが食べられる「ピラミッド」です

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場所は、築地2丁目、JFA築地ビル地下1階です。

平成通り沿いの角のビルで、京橋築地小学校と道路を挟んで向かい合っています。

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当日は、11時30分過ぎに入ったので、問題なく座れましたが、人気店のため、12時を過ぎると並んで待つことが多いです

ソーセージカレーを注文。無料で1品選べるトッピングは、目玉焼にしました

ザワークラウトを選ぶ人も多いです

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大きなソーセージが1本、カレーのカップの中に収まっていました

ライスの上に目玉焼が乗っており、ライスと目玉焼の間にマッシュドポテトが挟まっています

こちらのお店の特長、ビールで煮込んだカレーは、こくと苦みがあって独特おいしいです

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また、来ます

ビーフカレーご紹介時のブログ記事はこちら ⇒

/archive/2018/10/post-5677.html

アジアンシュリンプカレーご紹介時のブログ記事はこちら ⇒

/archive/2018/09/post-5563.html

 

 

白椿 控え目な美しさ

[あすなろ] 2018年12月16日 09:00

築地場外市場にある圓正寺の門前で

白椿が咲いています。白侘助でしょうか。

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利休七選花に数えられ、茶の湯の席に用いられています。

霜に当たると花にしみができるので、

蕾の枝を切って室内で咲かせるようにします。

侘助の名のごとく他の椿に比べて、美しさを主張せず

半開の花姿に風情を感じさせますね。

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気取らない控えめな美しさ、花言葉も「控え目」です。

市場の喧騒の中で、静かな雰囲気のある一角です。

◆天護山 圓正寺
 東京都中央区築地4-12-9