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いにしえの大河の流れ

[wienerhorn] 2019年2月 7日 12:00

IMG_7083.jpg現在の隅田川は、一級河川荒川の下流であり、赤羽付近の岩渕にて荒川放水路と分かれて東京湾に注いでいます。
しかし、江戸時代以前の川の流れは、今とは全く違っていました。現在銚子で太平洋に注ぐ利根川は、昔は東京湾へと流れる川でした。その頃の利根川の流れの一部が、現在足立区と葛飾区の区境に残っている「古隅田川」の水面です。
徳川家康が1590年に江戸に入府して以降、大規模な川の付け替え工事が行われました。利根川の東遷、荒川と利根川の分離、綾瀬川の直線水路の開削などにより、「古隅田川」はメインの流路ではなくなりました。
 
中央区内に多く張り巡らされていた水路の多くは震災復興、戦災復興、東京五輪などで埋め立てられましたが、ここ古隅田川の水面は今も都市内の貴重な水辺空間として残されています。東京メトロ綾瀬駅から徒歩数分の場所にあります。ここがかつての大河であったことは、今の景色からは想像もできませんが、川を治めて人々が暮らしやすい街をつくるべく奮闘した、過去の多くの技術者の想いと苦労は、後世に語り継がれていくべきと思います。