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日本造園学会 学生アイデアコンペ

[たろう] 2013年5月27日 08:05

 

-江戸文化の中心地「日本橋」をランドスケープの力でバリューアップする-

 

CIMG32702.JPG 

 というテーマ設定で、日本造園学会主催の学生アイディアコンペが開催されています

 

  このコンペは同学会の全国大会の一環として2月から開催され、国内外の学生から58件の応募があり、1次審査の結果11件が2次審査に進みました。

 

 この11件を含めた19件が、東京メトロ「三越前駅」地下コンコースで、5月26日まで展示されていました。

 

  コンペの内容は、江戸橋から常盤橋までの日本橋川周辺空間と永代通から金座通りまでの中央通り周辺を対象地として、1903年架橋以来の歴史性や、名橋「日本橋」保存会の活動および最近の周辺の開発動向を踏まえたうえで、江戸時代から続く東京名所でありながら公園・広場・緑が少ない日本橋について、街のブランディングにランドスケープの分野から提案をすることにより、イメージチェンジを狙う となっています。

 

 

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 三越前駅地下コンコースには、日本をはじめとする、アメリカ・中国・トルコなどの学生からの多彩な角度からの魅力的なアイディア提案が展示されていました。CIMG32762.JPG

 ただ、コンペ要綱で「首都高速道路は、現状のままとします。」と規定されていることから、すべての提案が、日本橋上空の首都高ありきの提案となっていて、首都高の在り方についてや首都高を撤去した場合の提案も見てみたかったと少々残念な気もします。

 

 

 

 

 

 5月24日に、兜町1丁目の東京証券会館で公開プレゼンテーション、審査会およびパネルディスカッションが行われ、25日に千葉大学で入賞者の発表・表彰が行われました。

  

 

 

  千葉大学 市民投票HP http://www.h.chiba-u.jp/urbangreening/confemain.html

 

 

AIAC国際建築設計スタジオ2013

[たろう] 2013年4月27日 09:00

 AIACは、国際大学連携による建築デザイン演習の共同授業プログラムです。

今年のテーマは「日本橋室町にサスティナブルな暮らしと建築の創造」で、9月パリ・ユネスコ本部で発表に向けて、イタリア・フランス・中国・韓国・日本の5カ国8大学が参加しています。

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 4月11日から14日の4日間、対象地となった日本橋室町一丁目において国内外の学生約100名がワークショップを行いました。

 

 来日前に進めていた基礎調査に加え、現地調査や室町の地元の人へのヒアリングなどの作業を進め、4月15日にワークショップの成果発表を兼ねたシンポジウムが、地元の皆さんも参加する中、日本橋三井ホールで開催されました。

 

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 今年のホスト校である慶応大学をはじめ4大学の教授による講演に先立ち、学生による各大学の成果発表が行われ、会場では活発な議論が見られました。


 各大学とも事前の研究で、日本橋の歴史性などについてきちんと理解を深めて来た上で、実際に現地を視察し、橋や川、高速道路の在り方を含め日本人とは違った?見方も示されたのが印象的でした。

 

 今後、学生は各大学に戻って、検討・設計作業を進めて9月にパリで発表を行い、優秀作品が表彰されます。来年1月には慶応大学で作品の展示会が予定されており、世界で建築を学ぶ学生が描く、新しい日本橋室町の姿が披露されることでしょう。

 

 
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