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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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銀座ふらふら歩き

[四方の風] 2016年12月14日 16:00

四方の風です。

 

意図があったわけではなく銀座を歩きたくなり1丁目から8丁目までGINZAMAP(銀座地下鉄出入り口ご案内MAP)をもって先日歩きました。

 

持参したものが2015年版であったため、改修する建物、新装店舗、店舗の移転等変化の多さに地図への赤ペン書き込みが見る間に増えていきました。京橋大根河岸青物市場跡と江戸歌舞伎発祥の碑は工事中、奥野ビルも1月末まで改修とか。

銀座は、時代を進める街、この変化こそ銀座のGINZAなのでしょう。

 

しかし松屋通りから宝童稲荷を天賞堂裏へ抜ける路地、交詢社通りから、喫茶店自動ドアをいくつか開閉し豊岩稲荷に抜ける路地、極めつけは金春小路の昼なお暗い路地は、相変わらず喧噪とは無縁。昼と夜の写真を載せます。

 

クリスマスシーズン一日中華やかです。皆さん銀座歩きをなさって下さい。来年の歳の瀬には無くなってしまう銀座もあるかもしれません。

 

昼のエンジェル

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夜のエンジェル

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昼の和光デスプレー と 夜の和光        

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東急プラザ

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三愛 と 三愛のごろべえ

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水玉路地(銀座2丁目英国屋とティファニーの間の路地)

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日本橋室町豊年萬福 知って驚きました

[四方の風] 2016年9月21日 14:00

 台風が矢継ぎ早に日本列島を襲い、天候不順な日が続く中 私がガイドを務める日本橋を巡るイベントが9月17日に行れました。この日は予報に反し雲は在るものの晴天に恵まれ3時間があっという間に過ぎて行きました。イベントのハイライトは今年重要文化財に指定された"日本橋三越本店"。

 

知る人ぞ知る女性マネージャーの名ガイドは三越の歴史に始まり、パイプオルガンの演奏、吹抜の大ホールの景観、巨大アンモナイトの化石等々、他知らないことの連続に参加された方から印象深い一日になったと言って戴きました。皆さんも改めて重要文化財に指定された"日本橋三越本店"にお出かけなさったらいかがでしょうか。

注) 店内ツアーは毎月第二土曜日 11:30~ 14:30~ 2回 参加費 無料 ライオン口案内所

 

今回、私がご紹介するには、このイベントの昼食場所として利用させて戴いた"日本橋室町豊年萬福"さんです。

 

 日本橋川に面した蔵つくりの店舗は、かってこの地にあった魚河岸の蔵群をモチーフにしたのでしょうか。入口から雰囲気がよく気分が高揚します。

私達は2階に上がり川沿いのテラス席でランチを頂きました。階段には擬宝珠が施してありました。さすがです。

川を行き交うクルージングの舟とあいまって日本橋ブランドをおおいに満喫しながらの食事となりました。

 

お店を知るには口コミ情報がよく活用されます。中央区は特派員のブログによる情報がさらに加わります。

昼食場所に決めた際、土曜日に20名の大人数をすんなりと受け入れてくれる食事処は何処にしたらよいかと悩んでいたところ、紹介を頂いたのが豊年萬福さんでした。 この日のイベントは食事後流れ解散。

私は日頃ブログ提供の劣等生を挽回すべくインタビューを試みました。インタビューは行燈風照明が印象深い一階席です。

 

 そして、驚いたのです。 店長は、席につくなり「今日これから勉強会があるんです」と話をはじめました。

 

話を伺うと、月に1回 "豊年萬福塾"と銘打ち、テーマごとに講師を招いて30人で勉強会が開催されて今回で32回目とのこと。 さらに3ヶ月に1回不定期ではあるが朝7:30~ 1時間 なんと100人が集まり全国の旬の食材を使った食べ物を造りながらの勉強会も開催。こちらは12回実施、次回は年内を考えているとのことでした。

 

日本橋を拠点とする団体とともに活動されているそうです。

事前の下調べもなく、「人気のメニューはなんですか?」と伺う前に、お店の志を伺うこととなりました。

 

日本橋の幾つかの老舗の食材はもとより、全国の生産者の想いのこもった食材を使いながら和食を通して文化情報発信型飲食店を目指している豊年萬福さん

早朝7:30~通勤前の方々含め100人もの人が集うとは熱のこもった想いを感じられずにはいられません。店舗内では、自然発酵商品(醤油・味噌等)や日本橋の老舗商品を販売するコーナーもあります。 

 

お店は11:30から開店しています。

 

五街道の起点・アジアハイウェーの起点である日本橋からこれからも多くのニュースが発信される一つになることを期待させてくれるお店でした。

http://www.hounenmanpuku.jp/

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店頭 ライトアップ

  

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店扱い 「神茂」の はんぺん

  

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2階テラス席 奥に日本橋・船着き場臨む

 

 

 

日本橋まつり

[四方の風] 2016年4月 7日 09:00

 四方の風です。

特派員2年目の投稿は、昨年同様日本橋まつりの話題からはじめます。

 開花宣言あとの天候が幸いし長く楽しめている桜が見ごろの中、3日、第23回春の名橋「日本橋」まつりは行われました。

ただし残念なことに昨年同様に雨模様になってしまいました。高速道路が傘の役割をまたしても果たしてくれた次第です。

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 乙女の広場からの眺め

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 11時 オープニングセレモニー開始

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 国道道路元標

 

現在の石橋は105周年を迎え中央区のシンボルとしてだけでなく文字通り日本の橋の原点でもあり加えてトルコまで約14万km

に延びるアジアハイウェーの元標でもあります。

まつりにあわせ、日頃は車が行き交う橋上は通行止になり、「日本国道路元標」プレートを足下にみることができました。

往年の名車が、それぞれに多くの道を走り歴史を積み重ねてきたこの日のイベントとして橋の上に揃いは場を大いに盛り上げ

てくれました。(9時からは日本銀行本館前、江戸桜通りに桜の下に全社が並び、故高倉健の愛車であった赤いポルシェもその

内の一台でした。)

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      高倉健さんの愛車

 

橋は川に架かかるもの。日本橋川には日本橋船着場が出来、クルージングを楽しむ人が増えてきています。わたしも昨年

その楽しさを堪能したひとりであります。

まつりのオープニングのあいさつで、日本橋保存会中村会長も話されていましたが、3月30日で利用者が30万人を達成したとの

こと。船上から日本橋を眺めることは「日本橋に青空を日本橋川に光を」実現に近づく賛同者を増やす一歩になるかもしれません。

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 室町 桜まつり 路上飾り

中央区は水辺の街と言われます。高低差のない区内、今もある川、

橋ばかりではなくかって存在したそれらを想像してまた散策をしたいと思えた日本橋まつりでした。

  

 補足 隅田川の堤防補修と耐震補強工事で隅田川テラスが部分的に

    4月中旬から29年3月末まで通行禁止になります。

    新大橋から清洲橋を通って聖路加まで、勝どき橋を挟んで月島佃。

    景観が素晴らしいところです。桜とともに工事前を楽しんで下さい。

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鉄砲洲稲荷神社 寒中水浴大会

[四方の風] 2016年1月15日 14:00

 四方の風です。

久しぶりの投稿になります。申年も早くも半月が経過。私事ですが、今月が誕生月なので年明け早々、ひとつ歳を重ねることになります。

 

さて、わたしの中央区のまち歩きは1月5日、今年が終いの年になった築地の初セリ見学と当日が初戌で賑わう水天宮詣ではじまりました。

年はじめの記事は、5日のことではなく1月10日{日) 鉄砲洲で行われた、中央区新年の極め付け行事である寒中水浴大会(寒中禊)を

書きます。昭和30年以来今回で61回目を迎えた今回は、神社改修工事のため神社境内ではなく隣接する鉄砲洲公園で行われました。

 今年は暖冬といわれますが、当日も快晴に恵まれ、水槽に予め入れられた大きな氷柱も少し解けるのが早まっていたようです。

寒中水浴は、神前で冷たい水を浴び心身を清め無病息災を祈願する行事。実際に水浴される方だけではなく、見物している私たちも供に

祈願をさせていただきました。

 当日の進行は、氏子会会長、鉄砲洲神社宮司、中央区区長の挨拶に続き 板橋氷川神社篠直嗣宮司の指導の下、準備体操として

神社一周ランニングで始まりました。 舟をこぐ仕草とともに 指導者にあわせ歌う和歌と 艪押すとき「エーイツ」引くとき「イーエツ」の掛け声

は新春の青空に力強く響き渡っていきました。このあと振魂(ふりたま)以下邪気を払う行事を幾つか済ませ、氣吹と呼ぶ深呼吸動作を

へて、いよいよ「エイ!」の掛け声とともに寒禊がスタート。胸の前で玉子を包むように両手を上下にかさね、目を閉じず前を見据え

「祓戸大神、祓戸大神」と唱えていました。参加者が多くふたグループに分かれておこなわれましが、若い女性と外国人の参加が印象に

残りました。水浴が終わると最初の動作が繰り返され行事は終了となりました。

 

 伝統の行事を目の当たりに触れ元気をもらうことができた一日でした。

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海からみた浜離宮

[四方の風] 2015年10月 7日 12:00

 四方の風です。

盛夏の中、まち歩きツアー'朝日新聞社見学'を記事にして以来久しぶりに投稿します。

 9月、特派員さんがいくつか書かれている'浜離宮恩賜庭園'を話題にします。

中央区の歴史は紐解くときは、徳川家康の江戸入府後の徳川時代270年を抜きにはできません。

浜離宮も初めは、五代将軍綱吉の兄弟である甲府宰相松平綱重の屋敷であったものが、綱吉に

継嗣がなく、綱重が先に亡くなったことからその子の綱豊が六代将軍となり(名も改め家宣)となり

屋敷から御殿に呼称も昇格しました。庭園とはいえ鷹狩に利用され、十一代家斉十二代家慶親子は

幾たびも狩りを行っていたそうです。

 約500m四方(おおよそ76000坪)の敷地は江戸から明治大正昭和そして平成となり公園と

なりました。その間には自然災害にあったり、魚市場に変わる危機もあったそうですが、現在は

区の重要な文化財のひとつであり、国の特別な史跡でもあります。

(住所表示もズバリ中央区浜離宮庭園1番1号)

 四季を通じて花を観賞でき、海水を引き入れた池をもつ平和な庭園です。

ところが、江戸幕府の海軍基地であった時もあるそうです。そのことを、最近気づかされました。

 先日、NPO法人水都東京を創る会主催で'日本橋川から隅田川朝潮運河そして亀島川を巡るクルー

ジングに参加しました。荒川から分岐した隅田川は築地市場よこで終わります。そこからは東京湾になります。

竹芝桟橋との数百メートルは堤防が続き、その内側に浜離宮はあります。船の出入りは築地川水門になり

警笛を鳴らして安全を知らせるのは風情があります。水上バスも通ってはいますが、船着場が築地よりあり

海に沿った石垣を充分にみることはありません。今回、船は取り舵をとり入り江の左を進み(庭園の富士見山

方向)石垣をよくみることができました。

 江戸惣構えといいます。庭園の地上の石垣も庭囲いに似合わないものですが、城郭としての意味も

あったのではないでしょうか?

 視点が変わると新しいものが見えてきます。旧さと新しさが共存する中央区をこれからもいろいろな

角度から見ていき、紹介できればと思います。

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まち歩きツアーに思うこと

[四方の風] 2015年7月29日 14:00

 あづーい日が続きます。本格的な夏です。それを待っていたかのように、

7月から、中央区観光協会恒例の「まち歩きツアー」がはじまりました。

このイベントは、中央区が沢山もっている魅力をひとりでも多くの方たちに知って戴く機会に

なっているようです。が、高倍率の競争を経ないその機も難しいとも聞いております。

  

 幸運な、上は80代から下は一桁代のお子さんまで総勢13名の方たちと築地のある

朝日新聞東京本社を'新聞が出来上がるまで'と題し引率者のひとりとして参加してきました。

 空調の効いた屋内を移動、解説者の上手な誘導、刷り上がったばかり(実際に湿っぽい)の

その日の夕刊を含め数々のお土産が付いて2時間あまりの見学。

引率者であることをわすれ幾つか質問をしてしまうほどでした。 

 

 わたしは、今は東京在住ではありません。昭和35年まで東京に住んでいました。

そのころ有楽町にはいくつかの新聞社がありました。

特徴的な風景があったことをガイドさんの解説でおもいださせてもらいました。

 みなさんのなかにも覚えのある方がいると思います。

それは、ビルの上を飛び交う鳩の群れです。

当時は伝書鳩が取材記者の記事を会社に送っていたのです。

今日の説明でひとりの記者が最低三羽の鳩を持参していたそうですから

びっくりです。マリオンの上空を鳩がとぶ姿を思い描いてみるのもいいかもしれません。

 

 もうひとつ、今回の見学では、特典として本社ビル最上階である16階からの眺望を堪能

することができました。

 眼下に築地市場や浜離宮恩腸庭園、眼を上げれば晴海高層マンションやレインボー

ブリッジ等をみることができました。折しもこの日、来年11月に豊洲に移る築地市場の

カウントダウン開始をニュースが伝えていました。

 わたしが昔の有楽町の鳩を思い出したように、この日の築地市場を眺めた数人の子供

達もいつの日にか、なつかしむことがあるかもしれません。

 

 観光協会のお手伝いをさせていただきながらこうしたチャンスにめぐりあえました。

来年以降特派員に挑戦し、あらたな中央区に多く触れみてはいかがでしょうか?

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朝日新聞社