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銀座1丁目くるりん15分散策コース vol.1

[佃のうさこ] 2016年12月28日 14:00

お仕事のランチタイムの合間に、お買い物の合間に、ちょっと15分だけ散策をしてみたら、どんな風景に出会うでしょうか。今回は、外堀通りの有楽橋交差点から銀座1丁目をくるりんと回ってみました。

 

くるりん銀座1丁目地図.jpg 

①まるごと高知の龍馬像

1龍馬.jpg 

高知県のアンテナショップ。正面には、築地土佐藩邸に寄宿していた坂本龍馬さんの像。桂浜の龍馬像は頭上10m以上もあって見上げることしか出来ません。でもここなら、高知県須崎市のゆるキャラ、二ホンカワウソのしんじょう君みたいに一緒にならんでのツーショットも嬉しいです。江戸時代末期に、ここからほど近い、現在の外堀通り鍜治橋交差点近くにあった千葉定吉道場や、銀座6丁目にあった佐久間象山塾に通った龍馬さんは、この辺りを闊歩していたかもしれません。

 

②東京高速道路紺屋ビル

2.jpg 

この高速道路の下は江戸時代、江戸城修復のために開削された京橋川。先ほどの「まるごと高知」のあった場所は、南紺屋町と呼ばれていて、町人の仕事着を染める職人さんが住んでいました。その名残をとどめるビルの名前のようです。今は、10:00の開店前から多くの人が並ぶ人気のパン屋「セントルザ・ベーカリー」のパン職人さんが大活躍です。

 

③並木通りがスタート

3並木.jpg 

銀座1丁目から8丁目まで、真っすぐ南北に貫く1000mの並木通りが、ここからスタートします。通りは、江戸時代の町割りの面影です。

 

④三弘社とスターバーギンザ

4スターバー.jpg 

ビルの柱の趣に足が吸い寄せられます。三弘社は明治44年に創業、大正11年にここ銀座1丁目に開設された広告店です。その年には、東京の路面電車回数券の裏面広告権を取得。その後昭和26年には、東京都交通局の指定代理店になっています。時代時代の先端を行く100年を超える歴史がある会社です。

そんな歴史を持つビルの地下には、「スター・バー・ギンザ」。こちらは、1996年世界カクテルコンクールで、日本人初の世界チャンピオンになった岸久さんのお店です。

 

⑤幸稲荷神社

5幸稲荷.jpg 

並木通りから入った路地に銀座八丁神社の一つ幸稲荷神社が。街の再開発で、江戸時代から庶民の信仰厚いお稲荷さんも、止む無くビルの屋上に移ることもありますが、こちらは高いビルの谷間にきちんと鎮座されています。

 

⑥昭和レトロ風景と2つ星レストラン

6.jpg 

路地を抜けて、銀座レンガ通りに出ると急にレトロな空気が。「三州屋」さんや、そのご近所にあった歯医者さんも2階建て。三州屋さんは、愛煙家の方々にはありがたい存在、全席喫煙可のお店です。ビルに挟まれた風景は、なぜか懐かしい昭和に写ります。

 

7.jpgそして振り向けば、イタリア料理店の「Taverna GUSTAVINO」さん。京橋の再開発でこちらに移ってきた人気店。昭和レトロとお洒落なレストランが混在するのも銀座の魅力です。

 

⑦銀座「升本」さん、見てみたい年代物のレジ

8.jpg 

柳通りに出て右へ、山形県のアンテナショップを過ぎて並木通りに戻って来ると、「升本」さんの粋な暖簾が目を引きます。お店には90年前の古いレジがあるとか。同世代のレジが銀座3丁目の煉瓦亭さんにも。出会いたい銀座の一品ではないでしょうか。

 

⑧路地の店先にぶら下がる魚干し網

9.jpg10 魚干し網.jpg 

柳通りをスタート地点の有楽橋交差点に戻る途中、路地がありました。なんと店先に魚干し網が吊るしてあります。大きな鮭の切り身が10切れほど。銀座の路地で鮭は、いい塩梅な干され具合になるんでしょう。路地とは言え、銀座なのに、、?の風景に、銀座散歩がやみつきになりそうです。

 

ゴール:外堀通り有楽橋交差点

 

くるりん15分完了です。vol.2へつづく。

 

 

 

 

 

 

 

 

初お目見え、ヨシガモさん!!

[佃のうさこ] 2016年12月15日 18:00

ご報告。本日、佃に新しいお客様をお迎えしました!!

 

佃小橋付近を散策していると、カルガモさんの隣で誰かが寝てる???

 

佃小橋とヨシガモ.jpgヨシドリ寝てる.jpg

おおお....その「君の名は」..........ヨシガモさん!!!

 

その名の通り、姿ヨシ、色ヨシ、味ヨシ(味ヨシがその名の由来だとか、、、)

スーパーお洒落なカモさんが佃のお堀にやって来ました。

先日、日比谷の皇居のお堀では、大多数のホシハジロやヒドリガモに混じって、数羽確認していたのですが、佃に来てくれるとは・・・

 

ヨシガモさんは、モンゴル、中国、シベリアなどで繁殖して、冬に韓国、日本、インド、ベトナム、タイなど東南アジアに渡ってきます。

ですから、アメリカやヨーロッパでは見ることの出来ない東洋特産種の鳥なんですね。

 

かっこいい!.jpg

雄のヨシガモさんの頭は、あのナポレオンハットによく例えられて、バードウォッチャーにも人気のカモさんです。

 

かっこいいヨシガモ2.jpg

緑、紫、こげ茶と日に映えて長い襟足が、くるんと曲がった白黒の尾羽が、首の黒いラインがカッコイイですね~♪

 

ヨシガモさんにも出会える佃散策です。

 

地図.jpg 

 

 

いらっしゃい!珍客カイツブリとオオバン

[佃のうさこ] 2016年12月 3日 12:00

石川島公園の相生橋近くにある、通称「浮島」で見慣れない小型な鳥を発見。

なんとカイツブリではありませんか!!

都内では、新宿御苑や葛西野鳥園で見たことはありますが、、、。

留鳥と言って一年中見られる鳥で、夏羽は濃いこげ茶色、今は冬羽で薄い茶色です。

姿は地味ですが、潜水が大得意!足が船のスクリューのようにお尻の方についていて、数分潜っていられます。

思わぬところから顔をだすので、写真に撮るのに苦労することも。

 

カイツブリ.jpg 

石川島公園の主、アオサギさんにあいさつしてるのかな?

この日も、潜った、、と思ったら、隅田川の真ん中で顔を出していました。

もう写真は撮れません。

 

別の日、同じ浮島に、今度は、オオバンが!!

オオバンも留鳥ですが、ここ石川島公園では冬に、しかも、たまに姿を見せてくれるだけです。

 

オオバン横向き.jpg 

黒いからだに白いおでこのモノトーンで、西洋ではその色彩と身のこなしから美と雅のシンボルとか。

一方、英語では「額がはげあがっている」ことをas blad as coot(オオバン)と言うそうです。

 

オオバン2タイプ.jpgオオバン額.jpg 

右のオオバンの白い額は、左のオオバンより随分、大きいですね。

それは、成鳥の証!左のオオバンは、まだ若鳥のようです。

大きな水かき! この足の力で、水に潜って行くんですね。

オオバンに出会うと、いつも思ってしまうのですが、、どことなく、「かおなし」に似ていませんか?

 

そんなオオバンに、冬の間、ほぼ毎日見られるスポットがあります。

亀島川の亀島水門付近です。南高橋からや、今年出来たテラスから見ることが出来ます。

係留されているボートの黒色にまぎれてますから、探してくださいね。

 

亀島川オオバン地図.jpg

 

 
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