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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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MAKE- UP中の「高島屋日本橋店」とかき氷

[滅紫] 2012年7月19日 08:30

お盆の混雑も過ぎたかと思い日本橋高島屋さんに出かけました。
あら!!改装中の高島屋さんがすっかりショッピングバッグに変身しています。 「そういえば・・」「今年の終わりまでかけてMAKE- UP中です」という洒落たコピーのDMを受け取っていたことを思い出しました。

100_0676.JPGエントランスのところの案内の方に伺うとこの外壁のカバーは一週間前から。現在の高島屋さんのペーパーバッグはイラストレーターの橋本シャーンさんの作品でデザインもすっかり定着したので「今回こんな使い方をしてみました。」とのこと。楽しい遊び方に老舗の余裕が感じられます。平成21年(2009)に百貨店建築として初めて重文指定となった由緒ある建物ですから来年のリニューアル後が楽しみです。


あちこちお店の中を回っていたら少々草臥れました。「そうそう」とお目当てのところをのぞいてみたら「空いてました!」「叶匠寿庵」の喫茶です。丁度季節限定のかき氷も始まっていて、梅雨明け宣言も出たし、早速「大雪(抹茶)」(840円)にしました。こちらのかき氷はあと「大雪(みぞれ)もあり抹茶大雪の方は練乳と抹茶が半分ずつかかり、白玉と大粒のふっくらした大納言小豆の組み合わせです。かき氷はさらっと溶けるタイプではなく「しっかり氷」を主張しています。

 

100_0673.JPGあちこち見ているうちについつい時間がかかってしまう百貨店の中にはこんなこじんまりとしたお休み処がいろいろあります。行きつけのデパートの中のお気に入りの休み場所。今日はどこにしようかと迷うのも楽しみです。

「かき氷」の他に「抹茶と銘菓セット」(735円)もあり叶匠寿庵さんの美味しい和菓子がいただけます。

お店を出ると夏本番!「東京で暑いところ、高島屋を出たところ」というコピーは昭和8年に冷暖房完備の新築日本橋店完成の時、話題となったものだそうです。現在でも使えそうな名コピーですね。

「叶匠寿庵の喫茶」日本橋高島屋1F


 

 

8年ぶり「猿翁」の舞台復帰ー7月の新橋演舞場

[滅紫] 2012年7月 9日 13:16

6月に引き続き澤瀉屋一門の襲名公演が行われている新橋演舞場の7月の話題は何といっても3代目猿之助改め2代目猿翁の舞台復帰だ。6月は襲名口上で登場しただけだったがいよいよ舞台での復帰とあって芝居好きの挨拶は「いつ行くの?」である。平成16年2月(2004年)に病に倒れてから8年と4ヶ月ぶりの舞台。開幕3日目の演舞場に出かけました。

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入り口には澤瀉屋の半纏を着た劇場の方が。 100_0652.JPG

場内満員の盛況です。一幕目「将軍江戸を去る」の後は口上、

先月の舞台一杯の勢ぞろいと変わり襲名の3人と成田屋さんのお二人だけというすっきりした口上です。成田屋さんのお二人のユーモアたっぷりのご挨拶に場内大爆笑。

新猿之助さんの「黒塚」が終わるといよいよ「楼門五三桐」「楼門」の場です。浅黄幕が切って落とされると桜満開の南禅寺の楼門、海老蔵さん扮する石川五右衛門の名せりふが終わるとせり上がってきたのは真柴久吉役の猿翁さんです。場内割れんばかりの大拍手!!黒子がついて合引に腰掛けての登場です。超人的な活躍だった元気な猿之助さんを見ている身にはまだまだ不自由そうなお姿には胸が詰まる思いがします。でも舞台でもう一度元気な姿を見ることができるのはやはり嬉しいのひとことです。ついうるうるしてしまいました。まだ完全な回復とはいえない状態で舞台に立つことについては賛否両論があるとは思いますが、お客さまの大多数にとってはやはり嬉しいことだと思います。幕末期に脱疽のため両足切断のあとも舞台に立ち続けたという美貌の女形、三代目沢村田之助の話を思い出しました。幕が閉まっても拍手が止みません。カーテンコールで海老蔵さんと握手、そして現れた黒子は中車さん!舞台上でさらにもう一つの親子のお芝居が進行中だったのです。初日から連日のカーテンコールとか。観客に嬉しそうに手を振っている猿翁さんを見ると役者魂、役者の執念を感じさせられます。話題の舞台へ皆様もどうぞ。

29日千穐楽 お問い合わせはチケットホン松竹:0570-000-489(10:00~18:00)

昼の部はスーパー歌舞伎「ヤマトタケル」です。

 

 

「俺のイタリアンYAESU」 探訪記

[滅紫] 2012年7月 6日 08:30

2011年9月、新橋に1号店「俺のイタリアン」が誕生してから新橋ANEX、八重洲、神谷町、「俺のフレンチ」銀座、神楽坂と驚異のスピードで店舗展開し、TVやマスコミでの露出が目立っている話題のお店をのぞいてきました。食いしん坊、新しもの好きの友人と2人でやってきたのは「俺のイタリアンYAESU」店です。

八重洲ブックセンターの一筋京橋寄り、看板シェフの大きな写真が目を惹きます。

100_0641.JPGそうです。この「俺の」チェーンの売りは「有名シェフが最高の食材を驚異の価格で提供する」という信じられないコスパの良さなのです。お店の半分以上はSTANDING、いわゆる立ち飲みスタイルでこのYAESU店も座れる席は4テーブルだけです。STANDINGでの食事は少し(かなり)きつくなっている年齢の我ら、ラッキーにも予約が取れ17時にお店に到着。


この時点ではSTANDING席はまだ空いていて、テーブル席も我々の他には一組だけでした。「ものすごく混んでいる」というイメージが先行していたのでちょっと?!と思っていたのもつかの間、飲み物をオーダーして最初の皿がサービスされ始めた頃には入り口近くのSTANDING席は一杯になっていました。

  

  

 

「俺んちのサラダ」(ものすごく大きいサラダボールに入っています)

ズッキーニの花のフリット、ニョッキのきのこソース、かにとトマトのレ冷製パスタ、一日5食限定あわびとフォワグラのポワレです。シャンパンと赤ワイン、ビールを摂り飲み物こみで1人4千円足らずというのはやはりかなりお財布にやさしい感じです。サービスの人たちも若くてきびきびとした動きで気持ちがいい。ただお店自体がかなり狭いので隣のテーブル席の会話は耳をすませなくても聞こえてしまいますのでちょっと注意が必要かも・・・・気のあったグループで食事を楽しむにはぴったりのお店で、「大人気」の一端が少しわかったような気がした中高年2人組の探訪記でした。

次回は「俺のフレンチ」に行ってみよう!


俺のイタリアンYAESU 八重洲2-6-4松岡ビル1F TEL03-3231-9221

16:00~23:30 日祝定休

 

 

展覧会に見る「日本橋」400年

[滅紫] 2012年7月 4日 13:00

江戸東京博物館の開館20周年企画として特別展「日本橋」-描かれたランドマークの400年ーが開催されている。担当学芸員の方の「見所」解説が主催に入っている朝日新聞にシリーズで掲載されていたのをご覧になった方も多いことでしょう。私も「そのうちに」と思っていたのですがいよいよ会期が7月16日までとなり漸く両国へ。

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「描かれた」とあるように日本橋を描いた絵画作品を中心とした資料130点による展示で、日本橋やその周辺を記録する絵や写真類をこれだけの規模で公開するのは初めてとのことです。

第1章「都市・江戸の橋」-都市の中の橋と街道の起点として描いた作品

第2章「日本橋を描くー江戸城、富士山、魚河岸とー」日本橋絵画化上の定番決定

第3章「文明開化と日本橋」明治維新を迎え刻々と変化する日本橋

第4章「石で作られた日本橋」-現在の石造りの橋が架かってからの100年の姿

以上の構成でサプライズ展示として「解体新書」(版元が日本橋にあった須原屋なので)、人力車(日本橋の高札場で営業を開始した)もあります。解説ガイドは何と館長の竹内誠氏ですよ。

広重の「駿河町越後屋」を見ながら「これはまるで宣伝の走り」「白木屋は最初何を商っていたのだったか?」「この川の後ろの橋は一石橋か常盤橋か」(とても観光検定を受けたとは思えない会話!)などと勝手な話で盛り上がりながら展示を楽しみました。江戸好きの友人と一緒にいらっしゃれば楽しみが倍増すること請け合いです。

展示を見ながら日本橋の400年に思いを馳せるのも一興かとオススメいたします。また出光美術館で開催中の「祭ー遊楽・祭礼・名所ー展では「祇園祭礼図屏風」の対照として「江戸名所図屏風」が展示されており寛永年間初めの日本橋の賑わいも見ることができます。こちらは7月22日までです。

江戸東京博物館 7月16日まで 最寄り駅:都営大江戸線「両国駅」A4出口徒歩1分

9:30~17:30 月曜休館

 

 

 
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