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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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観世能楽堂開場記念若手特別公演- GINZA SIX

[滅紫] 2017年4月28日 16:00

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今東京でもっとも旬な場所、4月20日にグランドオープンしたGINZA SIXです。初日のピーク時には入店2時間待ちだったとか・・241店舗もあるそうなのでお店はゆっくりと楽しむことにして、今日やってきたのは観世能楽堂です。観光バスの発着所にもなっている三原通に面した入り口横に能楽堂の案内があり地下3階まではエスカレーターです。

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ガラス張りの開放的なエントランスにはお祝いのお花があふれ、来場者を能役者の方々が迎えてくださいます。20日の開場から5月6日まで開場記念の特別公演が続きます。今日は若手の方々による演能で能「乱」、狂言「蝸牛」、仕舞「高砂」、半能「石橋」とお祝いの演目が並びます。私はお能はちょっとご無沙汰していてほぼ2年ぶりです。何しろ謡を聞いていると眠ってしまい、満足に最後まで聞いていたのは数えるほどで、何となく罪悪感がありました。今回宗家が「能は気楽に眠りもまたよし。眠るのを楽しみに能楽堂にいらっしゃる方も実はいるのです。健康な人が謡を聞いているとバイオリズムが安定して眠くなるそうです」と日経にお書きになっているのを読んですっかり安心。安心したのがよかったのか全く眠くならず、2時間を楽しみました。開場記念公演なので来場者の素敵な御召し物を見るのも楽しみの一つ。眼福。眼福

26世宗家の開場前のインタビュー記事で「観世が銀座に還ります」とありました。「江戸時代現在の銀座1-2丁目に観世の屋敷がありました。1633年に三代将軍家光から約500坪の屋敷を拝領し、明治維新で慶喜公に返上するまで236年間預かっておりました」とのこと。早速、嘉永期の地図を京橋の江戸グラン内の中央区観光情報センターで見せていただきました。

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現在の銀座1丁目から2丁目辺りの地図から嘉永期の古地図が現れます。かなり拡大すると「ありました!」「観世太夫」の表示が見えます。写真も撮らせていただきましたのでご覧ください。そういえば確か現在の「銀座ガス灯通り」は平成16年までは「観世通り」でしたね。定例の「観世会能楽講座」の他に出勤前の1時間で学ぶ「朝イチ能楽サロン」なども企画中とのこと、「銀座に還った」観世能楽堂を楽しんでみませんか?

 

観世能楽堂  中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 地下3階

チケット等のお問い合わせ 観世会事務所 03-6274-6579

 

 

「シンプルの正体」ディック・ブルーナのデザイン展と「くまのがっこう」展開幕―松屋銀座

[滅紫] 2017年4月21日 12:00

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落花とともに春もどこかへ行ってしまったようです。今26度,半袖姿の方もちらほら、銀座はもう初夏です。明日20日のGINZA 6のグランドオープンを前に4丁目にも意識した看板が見られます。

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100_2352.JPG今日から松屋銀座でディック・ブルーナのデザイン展が始まりました。ブルーナさんといえば何といってもミッフィで知られている絵本作家の印象が強いのですが、ブルーナ社の専属グラッフィックデザイナーとして2000冊以上のブックデザインやポスター制作も手掛けていたのは今回初めて知りました。展示されている200冊のペーパーバックのデザインの中にはG・シムノンのメグレ警部シリーズ、I・フレミング、L・ブロックなどのお馴染のミステリー作家やA・モラビアまで入っています。並べて展示されているのを見ると色彩とデザインのすっきり感が何とも素敵。

 

思わず手に取りたくなるとてもシンプルな洒落たカバーデザインです。また「シンプルの明日」というテーマで日本のデザイン界で活躍する作家の方たちの新作も展示されています。

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隣のイベントスペースでは15周年を迎える「くまの学校」シリーズの展覧会も同時開催中です。今日は初日のイベントで作家と画家の方お二人のサイン会が開かれていて凄い列でした。

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「シンプルの正体」展「くまのがっこう」展  ともに5月8日まで

松屋銀座 8階イベントスクエア 10時から20時まで 最終日は17時閉場

入場料 「シンプルの正体」展 一般 900円「くまのがっこう」展 一般1000円

 

 

初めての「写経」―奈良まほろば館

[滅紫] 2017年4月14日 18:00

共通の知人が亡くなった後、友人の一人は毎週1巻ずつ般若心経を納経した。1年間。

 

1年後に聞き「そういう悼み方もあるのか」と若かった私はとても素敵に思ったものだった。その時から〇十年、HPで見つけて申し込んでみました。初めての「御写経」体験です。場所は奈良県のアンテナショップ、日本橋にある「奈良まほろば館」の2階です。

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定員20名ですが、満席。吃驚したのは若い女性が殆ど。「写経」ってシニア層のイメージありませんか?講師は薬師寺執事の生駒基達氏です。「般若心経」「父母恩重経」から選ぶことができます。「写経」といえば「般若心経」のイメージが強いので私は「般若心経」に。輪袈裟を着け、薬師三尊に礼拝、般若心経を唱和すると、いよいよ写経です。ちょっと緊張します。「一筆で3-4文字ずつ書いてください」お手本を下敷きにして「写す」のですが、墨の含ませ方が足りないのか一文字書くともうかすれます。ここで読書用メガネを忘れたのに気が付きました。用紙が重ねてあるので下のお手本の文字がよく見えず、何回かひっくり返すことに。そのうち調子が出てきて墨つぎもスムーズになったと思ったらおしまい。「もう一枚書くと巧くかけるのに・・」書いている間は「正確に綺麗?」に没頭。全く雑念無。40分弱ですが、その間何も考えず書くことに集中。これぞ「無心の境地」です。「お写経」終了後に生駒執事の法話、今日のテーマは「釈迦降誕」お釈迦様の「お涅槃」(没年)ていつかご存知ですか?お誕生の花祭りはご存知の方も多いと思いますが、クリスマスは日本中知らない人はいないのに、考えてみれば不思議なことですね。お教えしましょう。(ナンテ偉そうに言っていますが恥ずかしいことに私も初めて知りました。)バレンタインの翌日、2月15日です。覚えました!生駒執事の軽妙な語り口で前世の釈迦の話、「鹿の王」「捨身餌虎」など伺い、昔の記憶がよみがえりました。まほろば館を出ると雨になっていましたが、何だかとてもすっきりした気分です。

 

奈良まほろば館では「万葉古代学」「まほろばソムリエの深イイ奈良講座」など年間約180の文化講座を開催しています(かなり先の講座も満員御礼に)。この「写経教室」もその一つで連続講座ですが1回だけの受講も可能です。お申し込みはHPからになっています。定員20名なのでご興味のおありの方はお早めに。今回の講師をされた生駒執事は薬師寺東関東別院潮音寺の住職も兼務されており、このお寺、東関東大震災による液状化現象で甚大な被害を受けその修復費用の寄付金募集をされています。

詳細はhttp://choonji.blogspot.jp/

指定寄付金になっています。

 

「写経教室」5月9日 6月12日 19時~21時 3000円 写経道具は貸していただけます。

 

 

「江戸料理あれこれ展」-銀座三河屋-タチカワ銀座ショールーム

[滅紫] 2017年4月10日 12:00

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桜に誘われ銀座をぶらついていたら8丁目のタチカワ銀座ショールームの前にこの案内を見つけました。江戸好きの私としては見逃せません。早速地下の会場へ。三河屋さんの暖簾の先の壁面を美味しそうな料理とレシピの写真がぐるりと取り巻いています。中央のテーブルにもお料理の写真。隣にはレシピのコピーしたものが置いてあり。「ご自由にどうぞ」。嬉しくなってみんないただいてしまいました。

今回は「江戸料理百選」から代表的な料理を選んでの展示です。江戸料理で有名な「なべ家」ご主人の福田浩さんと女子栄養大学の島崎とみ子先生が料理を再現し、写真は料理写真の第一人者の佐伯義勝さんという豪華版の料理本です。

江戸の料理本といえばあの「八百善」の四代目・栗山善四郎が書いた「江戸流行・料理通」(文政5年1822年刊行)がよく知られていますが、天明期に入った頃には、谷崎潤一郎がすべてを試作したといわれている「豆腐百珍」(天明2年1782年)が発刊されこれが大ヒット。柳の下のどじょうで「鯛百珍」「柚子百珍」「大根百珍」など続々と。中でも人気だったのが「万宝料理秘密箱」別名「玉子百珍」です。享和期に入ると「名飯部類」(享和2年1802)も。そして文化・文政期の最盛期に。この「江戸料理百選」はそれらの料理書の中から選りすぐりのものを再現したものですが、本の案内によると「当時の技術を忠実に再現し現代生活にも応用できるよう作り方に工夫を加えて解説」とのこと。私は「巌石とうふ」(すり鉢ですった豆腐と骨ごとたたいた鶉の肉を合わせ椀種に)と「玲瓏(こおり)とうふ」(とうふを寒天でくるみ冷やしたもの。練り辛子と酢醤油または黒蜜をかけてデザート)に惹かれています。

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レシピ見るだけで美味しそうでしょう。原田信夫先生の「江戸の食文化」によると、料理にランク付けがされていて「尋常品」「通品」「佳品」「奇品」「妙品」「絶品」の6等級に分けられていたとか。遊び心が何とも洒落ていますね。因みにこの2つは「奇品」です。

 

「今の食の原点は江戸だった」とあらためて感じさせてくれる展覧会です。

 

三河屋さんは「江戸を学ぶ」をテーマにした講演会なども企画されており江戸料理の普及に取り組んでいらっしゃいます。元禄期創業の江戸と共に歩んで来たお店には「江戸のDNA」が色濃く引き継がれているようです。今回の料理本「江戸料理百選」は三河屋さんで特別価格でお求めになれます。お問い合わせは三河屋さんまで。TEL3248-0528 FAX3248-0530

 

「江戸料理あれこれ展」タチカワ銀座ショールーム(銀座通り)B1 4月16日まで

「銀座・三河屋」銀座8丁目8-18 TEL 3571-013

 

 

 
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