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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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5月6日は築地場外市場の「半値市」です!

[杏葉牡丹] 2014年4月23日 09:00

消費税値上げの影響をジワジワと感じている昨今、待ってましたの、築地場外市場の「半値市」です!

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食のプロも認める築地場外市場で、約300もの店舗が、それぞれ自慢の品から厳選した「一品」を、なんと『半値』にしてしまうこのイベント、いつも楽しみにしている方も、多いのではないでしょうか?

 

「半値市」の開始は午前10時ですが、当日はかなりの混雑が予想されますので、早目に行って、先ずは「半値」になる品と、お店の場所が書いてあるチラシをゲット。

自分の欲しい品をチェックしましょう。

 

数に限りがある品もあるので、開始と同時に希望のお店へ。

道が混雑していて通れない時は、晴海通りの反対側から大回りした方が、かえって早い場合もあります。

 

買い物も一段落して一服したい時は、お天気が良ければ、本願寺の裏の築地川公園に行くという手もあります。

東銀座・銀座も歩いてすぐなので、そちらまでゆっくり歩いてお帰りになるのも良いかもしれません。

 

そして、翌7日は毎月恒例の「七日市」。

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当日のお買物レシートの合計2000円につき、「けっこう当たる」という籖が一回引けます。

今月は、特賞が100名様に、市場に名だたる玉子焼き9店の食べくらべができる特製セット。

そして場外市場で使える500円分のチケットも400本用意されています。

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店ごとに微妙に違う玉子焼きの味や、食感の違いを体験できる珍しい機会です。

是非こちらも、いらしてみては、いかがでしょうか。

 

 

 

4月13日は「しんとみ」の日

[杏葉牡丹] 2014年4月11日 17:45

築地と銀座に挟まれた「新富」。

かつては「町」がついて「新富町」と呼ばれていました。

その名の由来は、明治4年に、西側にあった大富町に対してつけられたという説と、新島原の「新」と「大富町」の「富」を合わせて「新富町」にしたという二説があるとか。

 

新島原と言えば、明治の初めに、すぐ隣の明石町に外国人居留地ができるのを当て込んで、遊廓ができたのですが、結局は短期間で終わってしまいました。

そんな関係か、新富町には比較的最近までは花柳界もあって、かつてお祭りの時には「新富町芸者」が艶姿を見せていたものです。

 

そして忘れてはいけないのが「新富座」。

江戸三座の一つであった森田座が、明治5年に猿若町から現在の税務署の辺りに移転し、明治8年に「新富座」と改称したものです。

文明開化の社交場として日本を代表する劇場となりましたが、残念ながら関東大震災で焼失してしまいました。

たまたま我が家には、大正時代のプログラムが残っていましたが、名だたる名優が出演していて、当時の様子が偲ばれます。

現在は、そうした「芝居の町」の伝統を今に伝えようとはじまった「新富座こども歌舞伎」が、評判を喚んでいます。

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こんな新富町は、知る人ぞ知る大人の隠れ家的エリア、と言われることが多いようです。

とは言え、隠れ家では勿体ない、もっと沢山の人たちに、この町の良さを知ってもらおうということなのでしょうか、4()13(とみ)という語呂合わせに引っかけて、『4月13日はしんとみの日』というイベントが行われます。

 

 

回を重ねて3回目というこのイベント、まずは前夜祭として12日()15:0019:00まで行われるのが「新富町はしご酒」。

各店共通のチケットを購入して、地元の名店14店をはしごしようというもの。

歩いているうちに顔見知りになる人もいて、一人でも全然大丈夫とのことです。

 

そして13日()は、午前中は松竹衣装の海老沢孝裕さん、午後は歌舞伎ソムリエおくだ健太郎さんの講演+食事という「歌舞伎deうたげ」や、新富座こども歌舞伎の公開稽古があります。

 

さらに12日、13日の両日は、日本印刷会館にて、歌舞伎の大道具・衣装が公開され、ミニ喫茶も用意されるそうです。

滅多にない機会なので、「新富」にいらしてみてはいかがでしょうか。

 

なお、イベントには事前予約や入場整理券が必要なものもあります。

その他、展示の時間帯等もあわせて、詳しいことはHP「しんとみさん」でご確認下さい。

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銀座の猫専門の画廊~シャトンdeミュー

[杏葉牡丹] 2014年4月 4日 09:00

世界中の一流ブランドや、グルメが集まるお店が並ぶ「銀座」。

様々な顔を持つこの街ですが、実は「画廊の街」でもあるのをご存知でしょうか?

ちょっと気をつけて歩いてみれば、国宝級や億単位の価格のつく美術品を扱う画廊もあれば、雑居ビルの小さな一画で開催されている個展やカフェギャラリー等、様々な画廊が目に入ります。

毎年恒例の、観光協会特派員がご案内するまち歩きにも、「銀座の画廊めぐり」というコースがあって、たくさんのご応募をいただいています。

 

ck1203_20140401 (5).jpgそんな中で、一年中『猫』をテーマにした作品だけを展示しているのが、銀座7丁目の「シャトンdeミュー」です。

オープンしたのは昨年9月ですが、もともとこの場所は「ボザール・ミュー」と言って、美有さんという方がやっていた、銀座で初めての「猫専門」の画廊。

約30年も続いた歴史に一段落つけようとしたところ、この画廊を「故郷」とも慕っている作家さんたちが、閉廊するのを惜しみ、そのうちの有志が引き継いで営業する事になったものです。

その為、新しい画廊の名前は、ミューの子供たち、という意味で「シャトンdeミュー」と名付けられたのだそうです。

 

新しくなって少し変わったのは、バックヤードの一部が猫グッズのショップになったこと。

個展を開いている作家さん以外の方の、小物やポストカード等も販売されています。

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それ以外は何も変わらず。

作家さんと来廊した人だけでなく、たまたま居合わせた人同士で、猫談義に花が咲く温かい雰囲気は相変わらずです。

 

3月31日~4月8日(2日は休)までは、花の中に遊ぶ猫や妖精を描いた作品を揃えた『花と猫と妖精展』が行われています。

 

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そしてその次の4月10日~19日は、中央区出身の山中翔之郎さんの個展『光の中へ...再び』が行われます。

山中さんは、特別に専門的な勉強をしたわけではなく、リハビリの為に自宅の飼い猫をモデルに描き始めたのがきっかけで才能が認められ、40才を過ぎてからプロの画家になった人。

今は亡き愛猫「元さん」を初め、彼の作品に登場する猫たちは、本当に見る人の心を癒してくれます。

 

このシャトンdeミューを立ち上げた有志の一人でもある山中さん、今回は15年前の初心に戻って、自分を絵の世界に導いてくれた「光の中で...」というシリーズの新たな作品に挑戦しているのだそうです。

 

「ボザール・ミュー」のオーナー美有さんも、しょっちゅういらしているとの事なので、生まれ変わった「シャトンdeミュー」で、山中さんの新作と共に、沢山の猫好きの方たちにまたお目にかかって、猫談義で温かな気持ちになるのが、楽しみです。

 

シャトンdeミュー

銀座7-5-15 銀座蒲田ビル4F

電話(6228)5667

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山中翔之郎 個展

「光の中へ...再び」

4月10日(木)~19(土)

12時~18時30分(最終日は17時まで)

会期中は無休

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