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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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銀座検定???

[佐平次] 2016年5月30日 16:00

 妻が買ってきた雑誌を何気なく見ると、大きく「銀座検定」とある。

 そんな検定があったのかな?ってよく見ると先月発売の「Hanako」だった。

つまり、「うわさの名所をQ&Aでご案内」という銀座を特集したガイドブックでした。

内容は「お値打ちランチに穴場カフェ、銀座のレトロ建築などなど」、そのまま読んでもナカナカの内容で、新旧の情報を載せており最新のガイドブックとして銀座のお散歩や買い物に便利であろうと思い紹介します。。

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  因みに定価は600円です。

 

 

小満 画廊めぐり

[あすなろ] 2016年5月24日 09:00

小満。力が満ちはじめ、ほっと安心(小さな満足)するころ。

 

風薫る5月。そろそろ新しい環境にも慣れ、心に余裕が生まれる頃ですね。
何をするにも気持ちの良い時季に、ギャラリー巡りはいかがでしょう。

画廊と聞くと敷居が高く敬遠されがちですが、気軽に楽しめる「無料の美術館」なのです。
銀ブラの合間に絵画を観るのも面白いですよ。

中央区にはギャラリーがたくさんあります。
例えば、GALERY 枝香庵(えこうあん)

http://echo-ann.jp/

ギャラリー1.png  ギャラリー2.png

銀座ビルディング8Fと屋上にある小さなギャラリー。
屋上のテラスからは銀座の街を眺めることもできます。

 

 

築地川公園 オリーブの花 キウイの花も見ごろです

[銀造] 2016年5月19日 12:00

 皆さんは、オリーブの花をご覧になったことがありますか?

5月18日現在、築地川公園の南側(メタセコイヤの木がある方)の植え込みの中のオリーブに花が咲いています。

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公園の北側端には、キウイの花が咲いています。

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公園を左に出ると、無花果と枇杷の実が大きくなっています。

秋には、花梨が色づき、駐車場の係の人が落ちた果実を持って帰りやすい様に、ブロックの上に置いてくれていたりします。昨年、私はここの実でカリン酒を造りました。もうすぐ飲み頃です。ここは私の大好きな散歩道です。皆様も、明石町散歩お楽しみ下さい。

 

 

◆中央区民がつくるテレビ番組「中央区発 こちらみんなの情報局」 ~5月号放送中!

[巻渕彰/写楽さい] 2016年5月 7日 09:00

中央区をテーマに映像で伝える、区民がつくるテレビ情報番組「中央区発 こちらみんなの情報局」が、2016年4月号から1回の放送時間を10分間、毎日3回の放送枠に拡大し、放送時刻も変更になりました。

より見やすくなった番組を、ご覧ください。制作は中央区区民メディリポーターの会会員

 

0913_00_logo_small250.jpg5月号のタイトル(2本)

①随筆逍遥 岸田劉生「新古細句銀座通」  (その5)

②Kさんがメディアリポーターになったのは

 

●放送日時

 毎日3回 10:20、12:20、20:20

 中央区広報番組「こんにちは中央区です」

 の放送終了の5分後から放送開始です。

●放送時間 各回10分間

●テレビ局  CATV「東京ベイネット」111ch

●番組更新 毎月1日

 

@巻渕彰

 

 

 

自転車に乗ろう!(中央区コミュニティサイクル)

[ひまわりウサギ] 2016年5月 6日 16:00

中央区・千代田区・港区・江東区で行われているコミュニティサイクルをご存じですか

コミュニティサイクルは4つの区にあるどこのサイクルポートでも、自転車のレンタル・返却ができるレンタサイクルです

 

サイクルポートは中央区だけでも27か所

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とても気になっていたこのレンタサイクル!初めて使ってみました。

まずはパソコンかモバイルで会員登録・・・名前や支払方法、メールアドレスなどを入力するだけなのでとっても簡単

サイクルポートに行くと・・・真っ赤な自転車が並んでいました!

全ての自転車が電動アシストつきであることがうれしい

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自転車についている操作パネルにパスコードを入力!

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すると電子錠が自動で解除され、さっそく使用開始です!!

 

私は晴海を抜けてお台場方面へ向かい、レインボーブリッジを渡って(自転車は押さなければいけませんが・・・)、築地をサイクリングしました。

レインボーブリッジからの中央区です

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電車もバスも充実している中央区ですが、さわやかな季節ですから自転車を走らせるのも気持ちが良いですよ

 

 中央区コミュニティサイクル公式HP→ http://docomo-cycle.jp/chuo/

 

 

 

人形町亀井堂  Traditional Japanese Bisquit, Ningyocho Kameido

[HK] 2016年5月 5日 14:00

瓦煎餅の有名店、人形町亀井堂さんに行ってきました。

甘酒横丁の交差点を浜町公園方面に数十メートル進んだ右手にあります。 

One of the most famous and established Japanese confectionery is Kawarasenbei made and sold at Ningyocho Kameido. The head store is located along Amazake Yokocho Street.

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実は瓦煎餅は好物ではありませんでした。 ところが人形町亀井堂さんの瓦煎餅を頂いてからはその概念は覆されました。今まで食べてきたものは何だったのだろう?なぜこんなに違うのだろう?素朴な疑問をずうずうしくも社長の佐々木さんにぶつけてみたところ、満面の笑みを浮かべて答えて下さいました。

「うちは創業来の製法を頑なに守っています。 砂糖、小麦粉、卵、蜂蜜以外の材料は使いません。 また保存料は一切使用せず、3日を過ぎた袋入り人形焼は店頭から外します。」と、きっぱりとおっしゃいました。 伝統を守り品質管理を徹底することが美味しさの秘訣のようでした。 暖簾を守るとはこういうことなのでしょうね。

For long time, Kawarasenbei, which is the nomenclature of the traditional japanese bisquit, was not one of my favorite sweets, but after I have experienced Kameido's delicacy, my whole image of this bisquit have changed.  What have I been eating before? Why is this so good and special? 

Mr. Kenji Sasaki, the president of the company gave me an answer distinctly and that is;

"We have not changed the recipe ever since company's foundation.  We only use sugar, flour, egg, and honey.  No preservative included and no display if the product (packed ningyoyaki) is over 3 days."

So, traditional recipe and strict quality control may be the key points.

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そして社長から人形町亀井堂の由来を教えて頂きました。

明治6年、神戸元町に創業した亀井堂総本店より、昭和4年、江戸初期から東京に在住する旧家、人形町佐々木家嫡流にのれん分けのかたちで任されたのが、初代人形町亀井堂のご主人 佐々木顯發(ささき げんぱつ)さん。 京橋の親柱の橋名を揮毫した佐々木支陰の孫にあたります。

また、佐々木支陰の父に当たる信濃守顯發(しなののかみあきのぶ)は、幕末の重鎮であり、大身の旗本でした。

The first Kameido store, famous for its product Kawarasenbei, had started its business in Kobe in 1874.  In 1927, Mr. Sasaki's grandfather Genpatsu Sasaki was given privilege to use the name "Kameido" and start a business of his own in Tokyo after many years of training. 

Genpatsu's grandfather was Shiin Sasaki who is famous for the calligraphy of the Kyobashi bridge pillar.

Genpatsu's great grandfather, Shinanonokami Akinobu who was great grandfather of Genpatsu was high ranked magistrate during Edo era.

 

 

朝散大夫信濃守顯發(ちょうさんだいふしなののかみあきのぶ)

幕末に江戸南北町奉行や外国奉行を歴任し、その名奉行ぶりは落語の「佐々木政談」によって知ることができます。

また、朝廷より信濃守任官を宣下する朝廷の宣旨が本店に掲げられています。 

人形町亀井堂 初代店主 佐々木顯發(げんぱつ)の曾祖父にあたります。

Shinanonokami Akinobu

During Edo era, Akinobu was high ranked magistrate bugyo in charge of finance, law, and foreign affairs. His management competence is known through Rakuko (Japanese comic story), "Sasaki Seidan (political talk)".  He was honored by Emperor as Shinannookami.  The written imperial order can be seen at Ningyocho Kamiedo.

Akinobu is the great grandfather of the founder of Ningyocho Kameido, Genpatsu Sasaki.

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佐々木支陰(ささきしいん)

信濃守顯發の長男であり漢学者で詩人。 揮毫した「京橋」の親柱は今も「京橋碑」として銀座中央通りに風格を与え、中央区の区民有形文化財に指定されています。

佐々木顯發(げんぱつ)の祖父にあたります。

Shiin Sasaki

The firstborn son of Akinobu who was scholar and poet. The name of the Kyobashi bridge engraved on the pillar of the bridge which is registered as tangible cultural asset of the city of Chuo-ku, had been written by Shiin.

Shiin is the grandfather of the founder of Ningyocho Kamiedo, Genpatsu Sasaki.

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佐々木顯發(ささきげんぱつ)

人形町亀井堂の初代店主。 士族の出でありながら幼い頃から奉公に出て、幕府互解後の混乱、大正の大震災、昭和の大戦など激動の時代をその機知と才覚で駆け抜け成功をおさめた快男児。 神戸の亀井堂総本家の創業者や上野亀井堂の主人に認められ、一店を任されます。 「~亀井堂ものがたり~ 東京下町噺」は、顯發の三男 佐々木雅發が父親から聞き取りまとめた記録文書で、当時の街並みや明治後半から昭和の高度経済成長期迄の史実が詳細に記述されており、歴史本としても楽しめる書物です。

顯發は現在の社長の祖父にあたります。 

Genpatsu Sasaki

The founder of Ningyocho Kameido.  Though born in noble family, Genpatsu had to make a living after the great reform of the government.  He had gone through the confusion of Meiji era, survived the great earthquake of Taisho era, and lived through the World War of Showa era, and won his success with his wit and talent.  After years of training, he was given privilege to use the name "Kameido" and start his own business in Tokyo.   Genpatsu's biography "Kameido Story" written by his third son can also be enjoyed as a history book which also writes about the culture and historical events from Meiji to Showa.

Genpatsu is the grandfather of Mr. Kenji Sasaki, now president of the company.

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人形町亀井堂さんの瓦煎餅、人形焼きは本店ビル3階と6階で作られており、いつでも出来立てを買うことができます。 そして瓦煎餅は軽くて持ち運びが便利なうえ常温で3ヵ月保存がきくので、季節問わず贈答品として重宝されています。 瓦煎餅は2~3枚ずつ小分けに包装されているので、湿気の心配もありません。 また、社長のアイディアから生まれた国産のピーナッツを使った柿ピーは大好評で、まとめ買いをする顧客もいるそうです。 品質維持のため量産されていないので、なるべく早い時間帯に買いに行くことをお勧めします。

Kawarasenbei (japanese bisquit) and Ningyoyaki (sponge cake filled with red bean paste) are freshly made at the upper floor of the store. Kawarasenbei is made without any perservative, neverthelesss keeps at least for two months. It is wrapped in a small portion to avoid moist.  Since Kawarasenbei is so light to carry, many people buy them for souvenirs. 

The current popular selling line is Kakipea (peanuts and spicy rice crackers mix) using peanut only made in Japan, which came through the idea of Mr. Sasaki.  Since it is so crispy and good, some customers buy them in bulk.  To keep the good quality of the product, Kakipea is not produced in large quantitiesass, so if you buy them, visiting the store in early hours is recommended.

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品数が豊富なので迷ってしまいますが、用途に合わせた選び方をアドバイスして頂けます。

Varieties of products are displayed, but you can have an appropriate advice at the store.

CIMG1177.JPGCIMG1160.JPGのサムネイル画像<補足>

(「~亀井堂ものがた~東京下町噺」より)

Quote from  "Kameido Story"

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またこの頃、谷崎潤一郎と松子夫人が買い物に来た。 黒いインバネスを羽織った谷崎は店の中には入らず歩道の端に立って店の看板を見上げたり、時々店の仲を覗くように見たりしていたが、松子夫人は親しく店の奥まで入り、いろいろと話したりしていた。

In these days, *Junichiro Tanizaki visited the store with his wife Matsuko.  He wore black inverness coat, did not get in to the store but stood at the edge of the sidewalk, looking up at the signboard, sometimes peeking inside.  Matsuko walked in and chatted with the shopkeeper.

*Junichiro Tanizaki: Japanese author, one of the major writers of modern Japanese literature.

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谷崎潤一郎夫妻は瓦煎餅を自宅で召し上がったのでしょうか、それともどこかにお土産として持って行ったのでしょうか、当時と同じ味を頂けると思うと少しうれしいです。

Did Tanizaki and his wife tasted the sweets at home or did they brought it to someone as a souveniour?  Kawarasenbei that you can have now tastes as same as their time.

店前.JPG佐々木社長、どうもありがとうございました。 

いつまでも美味しいお菓子を世に送り続けて下さい。

Thank you very much Mr. Sasaki!

A great appreciation for the great story.

 

 

 
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