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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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浜町水天宮(仮宮)

[北遊人] 2013年2月27日 13:00

日本橋浜町明治座角、浜町公園遊歩道の向かい側に新しい御宮が出現しました。

手前からの全景です。

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正面からの撮影です。

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誰も居ずひっそりとしてしていましたので、蛎殻町の水天宮へ行ってみました。

ちょうど今日25日は戌の日でしたので境内は大勢の人であふれていました。

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社務所で浜町のお宮についてお尋ねすると、建て替えのために3月から浜町へ移るとのことでした。

すると今日がこちらでの最後の戌の日ということです。明日26日は大安ですのでまた混み合いますね。

水天宮で発行されている「みすず」誌4号(平成25年1月1日)に有馬頼央宮司さんの新年の挨拶文が載っていますので紹介します。

 

新年を迎えて

 新たな年を迎えました。いよいよ今年は、伊勢神宮での第62回式年遷宮が行われます。20年に一度の大祭とあって、我々も身が引き締まる思いでございます。

 水天宮におきましても江戸鎮座200年記念事業といたしまして、社殿建て替えを行うこととなりました。水天宮は江戸後期の1818年に久留米藩有馬家の上屋敷に久留米本宮より分祀されました。

その後、赤羽橋、青山を経て現在の日本橋蛎殻町に鎮座し、皆さまに親しまれて参りました。

 去る平成24年9月20日には仮宮鎮座地である日本橋浜町で地鎮祭を斎行し、現在新築工事を行っております。平成28年を予定しております新社殿完成の暁には、より多くの崇敬者、参拝者の方々が安心してご祈願や御守授与が受けられます様、なお一層の努力をしてまいる所存でございます。

         水天宮 宮司 有馬頼央

    平成25年 1月吉日

とあります。

 蛎殻町水天宮があと数日で一時浜町へ遷座し、4年後新築なった蛎殻町へ戻られるとのことです。

 仮宮の所在地は, 中央区日本橋浜町2-30  です。

 

 

気になる、気になる、初午いなり

[小江戸板橋] 2013年2月23日 14:00

立春を過ぎてからも、「この冬一番の寒さ」が次々と降りてきます。

身が縮こまりがちな2月ですが、なんだか食べ物に関連する行事は続くような気もします。

 

節分でまいた豆を、年の数プラス1だけ食べ、

今年の方位に向かって「恵方巻き」にかぶりつき、

デパ地下の「バレンタインデー」の装飾に目が眩んでしまいました。

今やバレンタインデーは、「女性から男性への告白」にこだわらず、「男性から女性へ」のプレゼントも普通に行われているんですって。

となると、3月の「ホワイトデー」は、どう位置付けられるの。

「義理チョコ」がはやらなくなった昨今、業界の仕掛けが密かに動き出しているのでしょうか。

 

そして2月の食習慣に、「初午いなり」が割り込んで来ていることを知っていますか?

初午(はつうま)の日に、「いなりずし」を食べようというものです。

えっ。そもそも「初午って何」のレベル。

 

エー、初午と申しますのは、2月の最初の午(うま)の日でありまして。

子、丑、寅・・の干支(えと)の午ですな。

立春のあとの午の日とも言われています。

で、その「初午」がどんなにありがたい日かって言うと、お稲荷様がこの世界に降臨なされた日なんですよ。

ところは京都伏見の稲荷山。

朱塗りの鳥居がづづーっと続く千本鳥居で有名な、伏見稲荷大社のあるところ。

このお稲荷様は、凄い!

五穀豊穣、商売繁盛、交通安全などなど諸事万端、広大な御神徳をお持ちになります。

日本人の主食である米、その「稲を荷う」というネーミング自体がありがたい。

初午の日には、各地の稲荷神社で油揚げを奉納して祈願します。

もちろん油揚げは、神のお使いの白狐の大好物。

(私、実際に狐が油揚げを食べている姿は、絵本でしか見たことないのですが。)

 

そして、江戸時代は、初午が寺子屋への入学の基準日になっていました。

天神机を持って、手習いのお師匠さまのところへ入門、という日だね。

また、地方によっては、子供が主役の様々な行事が行われました。

それくらい身近な存在だったんですね。

江戸の街に、多く見られるもの。「伊勢屋、稲荷に犬のくそ」とあります。

犬のうんちと並べられたんじゃ、申し訳ないですね。

 

中央区にも、稲荷神社はたくさん鎮座しています。

湊の鐵砲洲稲荷神社、築地の波除稲荷神社など、祭礼の日は人の波で埋まります。

「日本橋七福神めぐり」の中にも、笠間稲荷神社があり、小網神社や末廣神社は稲荷社に起源するといいます。

「銀座八丁神社めぐり」は、幸稲荷、銀座稲荷、朝日稲荷、宝童稲荷、あづま稲荷、靍護稲荷、豊岩稲荷、成功稲荷神社。

驚くほど多くのお稲荷様が、街を守ってくれていたのですね。

 

いなりずしは、年間を通して食べられ、季節に合わせて油揚げに包みこむ具材を変えることができる食品です。

江戸時代から、小銭でつまめるファストフードとして好まれました。

その「初午いなり」は、これから2月の行事として全国的に定着できるでしょうか。

 

実は私、大の油揚げ好き。

昼食を社員食堂で、「きつねそば、いなりずし、冷やっこ」の三品で、何年か過ごした時期があるんです。

初午でなくとも、食べちゃおう。おいなりさん。

オッと尻尾が、・・。   コーーン。

 

 

 

 

 

 
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