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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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獅子舞「ひょっとこ」連 月島「ときのや」で新年を祝いました。

[kimitaku] 2019年1月28日 18:00

 正月 新春を祝って 獅子がお店の中を舞い踊りました。

ひょっとこ連社中 

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 獅子は増田さん。笛は私(kimitaku)の二人のコンビです。

 二人で演じる獅子舞は 

  月島 酒Bar「ときのや」のお客様を熱狂の渦に。  

  木枯らしの冬を吹き飛ばすように気合を入れて。 

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演目は 「屋台」「早鎌倉」「四丁目」「子守歌」で居眠りを。

そして目を覚ました獅子は 「四丁目」から「屋台」で

「迎春おめでとうございます」のメッセージをくわえて最高潮に。

そしてお客様のところへ。福の神をさずけにまわりました。

皆さん 今年も良い年でありますように。

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::::獅子舞は毎年正月5日過ぎ お店の仕事始めの日に行われます。:::

みなさん どうぞお越しください。

月島「ときのや」へは 大江戸線「月島」駅から徒歩七分。

月島社会教育会館を左折してすぐのところにあります。

住所中央区月島4-3-5 野村ビル一階 

℡03-6225-0013です。

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ニホンズイセンの静謐な芳香

[サム] 2019年1月24日 09:00

DSC08446ELS'.jpgスイセン ニホンズイセン(ヒガンバナ科)RS'G.jpg 日中の最高気温が10℃前後とまだまだ寒い日が続き、佃公園内の花数も限られる中、澄み切った柔らかい陽射しの下、凛として咲く花のひとつがスイセン(二ホンズイセン)です。

スイセンはヒガンバナ科の多年草。

通常単にスイセンといえば「ニホンズイセン」を指すことが多いですが、スイセン属の総称としても使われます。

花被(花弁と咢)は、内側に3枚の花弁、外側に3枚の咢。

ラッパ、大杯、小杯、八重咲き、房咲き・・・の内、ニホンズイセンは、原産地の地中海地方からシルクロード、中国を経て渡来し、野生化した房咲きの変種とされ、外側の花被片は白、真ん中にある筒状の副花冠は黄色のカップ型で、小輪です。

透明感のある清楚な甘さの中に、爽やかなフローラルグリーンの香りが特徴とされ、静謐な芳香は安らぎを覚えます。

 

 

中央区の本

[湊っ子ちゃん] 2019年1月22日 09:00

こんにちは、湊っ子ちゃんです。

今回は、中央区より刊行されている図書を、ご紹介したいと思います。 中央区立京橋図書館、日本橋図書館、月島図書館の、すべての図書館に所蔵されていますので、ご利用いただけます。

♪ 中央区の文化財

江戸開府以来、経済・文化の中心として発展してきた中央区に、数多く残る文化遺産を紹介しています。全7集。 (中央区教育委員会・たて21cm・80ページ前後)

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(一)改訂新版中央区の文化財 史跡・旧跡・記念碑 平成7年刊 

(二)中央区の文化財 美術・工芸・古文書 昭和51年刊

(三)中央区の文化財 橋梁 昭和52年刊

(四)中央区の文化財 有形民俗文化財-信仰- 昭和56年刊

(五)中央区の文化財 有形民俗文化財-道具類- 昭和59年刊

(六)中央区の文化財 有形民俗文化財-道具類二- 昭和62年刊

(七)中央区の文化財 建造物 昭和63年刊


♪ 中央区の昔を語る

昭和59年から、毎年区内各地にて行ってきた文化財懇談会「昔を語る会」の収録内容をとりまとめたものです。おもに、大正初期からの町の様子、関東大震災、戦争の記憶、小学校での生活を中心に、中央区で生まれ育った方たちが、昔の暮らしや町の移り変わりなどを、今に語り継ぎます。全17集。 (中央区教育委員会・たて21cm・80ページ前後)

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(一)中央区の昔を語る 八丁堀・佃島 平成元年刊

(二)中央区の昔を語る 東日本橋・馬喰町・横山町 平成元年刊

(三)中央区の昔を語る 入船・湊・月島 平成2年刊

(四)中央区の昔を語る 京橋八重洲(二)・京橋大根河岸 平成3年刊

(五)中央区の昔を語る 浜町・小網町 平成3年刊

(六)中央区の昔を語る 室町・本町・新川 平成4年刊

(七)中央区の昔を語る 明石町・富沢町 平成5年刊

(八)中央区の昔を語る 小舟町・新富 平成6年刊

(九)中央区の昔を語る 箱崎町・築地 平成7年刊

(十)中央区の昔を語る 本石町・久松町 平成8年刊

(十一)中央区の昔を語る 人形町・堀留町 平成9年刊

(十二)中央区の昔を語る 大伝馬町・蛎殻町 平成10年刊

(十三)中央区の昔を語る 茅場町・小伝馬町 平成11年刊

(十四)中央区の昔を語る 兜町・日本橋 平成12年刊

(十五)中央区の昔を語る 八重洲一丁目・中州 平成13年刊

(十六)中央区の昔を語る 勝どき・豊海町・晴海 平成14年刊

(十七)中央区の昔を語る 銀座 平成16年刊


♪ 中央区文化財調査報告書

中央区の文化遺産において、それぞれのテーマごとに、深く掘り下げて行われた調査による、記録と報告書です。全5集。(中央区教育委員会)

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(写真は上段・下段とも左から順に)

中央区文化財調査報告書第1集

築地の外国人住宅 -聖路加国際病院の付属外国人住宅 「ポラバ・バンガロー」に関する調査報告- 平成4年刊(たて26cm・118ページ)

中央区文化財調査報告書第2集

中央区の木造建造物 平成5年刊(たて30cm・154ページ)

中央区文化財調査報告書第3集

中央区旧家所蔵文書-小津商店・佐々木印店・中村家文書- 平成7年刊(たて26cm・195ページ)

中央区文化財調査報告書第4集

椙森神社所蔵文書 平成8年刊(たて30cm・208ページ)

中央区文化財調査報告書第5集

中央区の橋・橋詰広場-中央区近代橋梁調査- 平成10年刊(たて30cm・354ページ)


♪ 中央区区内散歩 -史跡と歴史を訪ねて-

一年の暮らし、街並、文明開化、文学、などの視点から中央区をみつめ、区内の文化遺産と中央区の足跡を紹介した本です。全9集。 (中央区企画部広報課・たて18cm・200ページ前後)

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第1集 中央区区内散歩 -史跡と歴史を訪ねて- 昭和63年刊

第2集 中央区区内散歩 -史跡と歴史を訪ねて- 平成4年刊

第3集 中央区区内散歩 -史跡と歴史を訪ねて- 平成7年刊

第4集 中央区区内散歩 -史跡と歴史を訪ねて- 平成10年刊

第5集 中央区区内散歩 -史跡と歴史を訪ねて- 平成13年刊

第6集 中央区区内散歩 -史跡と歴史を訪ねて- 平成16年刊

第7集 中央区区内散歩 -史跡と歴史を訪ねて- 平成19年刊

第8集 中央区区内散歩 -史跡と歴史を訪ねて- 平成22年刊

第9集 中央区区内散歩 -史跡と歴史を訪ねて- 平成25年刊

※ 中央区立京橋図書館 地域資料室に申請のうえ、本の撮影を行いました。

今、私たちの知っている中央区が、時代の移り変わりとともにどう変化し、そして中央区だからこそ変わらないものがあることを、実感できる本たちです。 街歩きや地域研究に、ぜひ活用したいですね。

中央区観光協会特派員 湊っ子ちゃん

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第33号 平成31年1月18日

 

 

居並ぶユリカモメ

[サム] 2019年1月19日 09:00

DSC08400ELS'.jpgDSC08396RS'G.jpg 係留された屋形船を背景に、月島川沿いの水辺の緑道「月島川緑の散歩道」の手すりにずらりと並んで羽を休めている、「都民の鳥」ユリカモメ。

冬の柔らかな陽射しを浴びて、気持ちよさそうです。

一斉に同じ方向を向いて整列しており、一見どの個体も同じように見えますが、よく見ると、各々の顔立ち、体格、表情、しぐさは微妙に異なるようです。

ユリカモメは冬鳥として日本に渡来するカモメ類の大半を占めるとされます。

足と嘴は赤(嘴の先端は黒)、冬羽は頭部が白く、虹彩は黒で回りに白のアイリング、目の後方に黒っぽい斑点があるのが特徴で、黒目がくっきりとして、愛嬌のある顔をしています。

他のカモメ類と同様に、雑食性で、小魚類や水棲昆虫を摂食と聞きます。

 

 

築地大橋からの浜離宮

[kimitaku] 2019年1月17日 09:00

築地大橋を左岸から渡り真ん中あたりから、隅田川を眺めると右手に浜離宮が見えます。勝鬨橋からそして船からも眺めることのできない浜離宮の遠景。

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ちょうど浜離宮の発着場に入る遊覧船の汽笛が聞こえました。

築地大橋をその進むと運河の向こうには発着場が手に取るように眺めることが

できます。ここから降りる人乗る人大勢の観光客の中では楽しそうな語らいが。

日本語よりも英語、中国語、広東語は特に大きく聞こえ発着場の賑わいを

さらに華やかなものにしています。

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築地大橋へは、都営大江戸線「勝どき」駅下車徒歩10分。

都営バスは 東京駅丸の内南口から 「豊海水産埠頭行き」

      亀戸駅から月島駅を通る「豊海水産埠頭行き」

        いずれも「新島橋」下車 徒歩5分です。

*東京都観光汽船の「東京クルーズ」で浜離宮発着時間に合わせるのもおすすめです*

:ご注意:上流の歩道からは浜離宮は見えませんのでご注意ください。

 

 

【遠足シリーズ第10弾】東北各地を旅して楽しむ中央区史跡

[Hanes] 2019年1月16日 14:00


こんにちは。新人特派員のHanes(ハネス)です
東北地方と聞いて、皆さんは何か中央区との関連性を思い浮かべますか?
やはり、友好都市の山形県東根市を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか
今回は東根市とは別に、東北地方を訪れた際に見つけた中央区の史跡に関する場所をご紹介します。

【宮城県仙台市×佃】海水館
明治・大正の文化人が滞在した割烹旅館「海水館」。
関東大震災で焼失し、今では佃に案内板が残るのみですが、
実はこの旅館の建物、仙台市から移築したものなのです
当時は東京湾が一望できる風光明媚で閑静な場所であり、
島崎藤村、小山内薫、木下杢太郎、三木露風、吉井勇、久保田万次郎、竹久夢二、日夏耿之介らも訪れたといいます。

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(夜の写真で失礼いたします。)

【山形県×日本橋本町】羽黒山
江戸時代のはじめに、大伝馬町の佐久間家の下女となった慈悲深いお竹は、
ある日出羽国の羽黒山の行者から大日如来の化身であると告げられました。
後に、その話を聞き付けた市中の多くの人が拝みに来るようになったといいます。

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現在彼女が使用した井戸の跡には、「於竹大日如来井戸跡」という石碑が設けられています。

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【関連記事】CAMさん「歴史豊かな建造物をめぐるコース(3)」

【福島県いわき市勿来×日本橋兜町】源義家
平安時代、奥州攻めに向かう源義家は、現在の鎧橋辺りで暴風雨に遭い、
鎧一領を海中に投げ込み龍神に祈ったところ、無事に渡ることができました。

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(現在は、鎧の渡し跡の案内板あり。)

ここで出てくる義家の姿は、福島県いわき市にある勿来の関および勿来駅に見ることができます。

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(勿来の関にて撮影。再び夜の写真で失礼いたします。)

勿来の関にある碑には、「平安時代も終わりに近い後三年の役のとき陸奥守源義家が その平定のため奥州に下向する途中ここにさしかかる」と刻まれています。
そして、ちょうど勿来にさしかかった頃、行く春をおしむかのように、武将の鉄衣に舞いかかる桜の花に、義家は駒をとめてこのような句を詠みました。
「吹く風を 勿来の関と 思へども 道もせに散る 山桜かな」『千載和歌集
通釈:「来る勿(なか)れ」という名の勿来の関なのだから、吹く風も来ないでくれと思うのだが、道を塞ぐほどに山桜の花が散っているよ。

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(勿来駅にて撮影。)

中央区内にある史跡の中には、このように東北、いや全国各地と結びつくものがあり、
旅先でも史跡同士を結び付けて歴史に思いを馳せることができます。
そして、出身県との関連性が見つかると、史跡を見るのがますます楽しくなるのはきっと私だけではないはずです

中にはあまり目立たず、過ごしてしまいがちな案内板もありますが、
まち歩きの際にはぜひこういった史跡の案内板もチェックしてみてくださいね