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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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長崎県アンテナショップ 「日本橋 長崎館」

[クラさん] 2016年3月11日 09:00

長崎県のアンテナショップ「日本橋 長崎館」が3月7日(月)、永代通り沿いの"アーバンネット日本橋二丁目ビル"の1階にオープンしました。

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近年、中央区では多くのアンテナショップを見かけますが、"東京A級グルメVol.1(2016January)"によると、日本橋~銀座~築地エリアにかけて全国のアンテナショップが47軒もあると記されています。長崎県がアンテナショップを開くのは初めてで、長崎県の定番商品だけではない長崎の魅力を伝えています。日本橋を店舗の場所に選んだ理由は、交通の便が良いことなどの他に、江戸時代に長崎に駐在したオランダ商館長が年1回、江戸参府の際に日本橋にあった「長崎屋」に滞在するなど歴史的に長崎県とゆかりの深い地域であることも選定に寄与したそうです。

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店内は、①「観光案内」、②「物販」、③「軽飲食」、④「イベント」の四つのゾーンで構成されています。

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①「観光案内」ゾーンは、定番の観光スポットから、まだ知られていない隠れた観光スポットまで丁寧に案内してもらえます。また、右側の棚には、県内の観光パンフレットが揃えらており、長崎県の最新情報をここでチェックできます。

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②「物販」ゾーンでは、カステラ・ちゃんぽんといった定番商品はもちろんですが、まだ知られていない優れた商品や隠れた逸品など、首都圏では"ここでしか買えない長崎土産"が販売されています。

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③「イベント」ゾーンでは、観光PRや実演販売、そして「軽飲食」ゾーンと連動したイベントを開催します。四季折々に楽しいイベントを計画中だそうです。現在、オープニング企画の"長崎の世界遺産に触れる"(3月7日~21日)が開催されています。昨年7月に世界遺産に登録された"明治日本の産業革命遺産"と世界文化遺産登録を目指している"長崎の教会群とキリスト教関連遺産"を大型模型(軍艦島など)と迫力ある映像で紹介しています。

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④「軽食」ソーンでは、カウンター席が設けられており、長崎自慢のお菓子・お茶・お酒などを味わうことができます。また、麦焼酎発祥の地と云われる"壱岐焼酎"など、長崎自慢のお酒の飲み比べもできるそうです。

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「日本橋 長崎館」では、3月7日(月)~21日(月・祝)まで、お得な初売り"開店祝いの大盤振る舞い!"中です(写真)。

 

 

三光稲荷神社

[クラさん] 2016年2月29日 18:00

先週末に散歩の途中、日本橋堀留町にある三光稲荷神社で"桃の節句 雛まつり"'のポスター(写真)を見かけたので、このお稲荷さんをご紹介します。

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三光稲荷神社は、当地付近(旧長谷川町)に居住した絹布問屋田原屋村越庄左衛門、木綿問屋建石三蔵の両家が江戸初期に勧請したとも、中村座に出演していた大阪の歌舞伎役者関三十郎が、1689(元禄2)年以前に伏見より勧請したとも云われています。1923(大正12)年の関東大震災で社殿を焼失し、翌1924(大正13)年に再建されています。また、同年区画整理によって長谷川町と田所町が合併して堀留二丁目となり、その際に田所稲荷大明神が合祀されました。その後、1933(昭和8)年の区画整理時に現在地へ遷座し、その通りを三光新道と称するようになったそうです。

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基本的に無人社であり、御朱印などは人形町通りを右に4軒目の化粧品店「オキナ」(小畑様)にて授与して頂けます。なお、小畑様によると桃の節句(雛まつり)を始めとして季節ごとに種々の催が古くから続けられてきていますが、ひな飾りの展示は十年ほど前から始めたそうです。拝殿に飾られた5段のひな飾り(写真)は、華やかで凛とした空気を醸し出す存在感のある立派なものです。また、三光稲荷神社は古くから、娘、子供、芸妓等の参拝するものが多く、ことに猫族守護神として猫を見失ったとき立願すれば霊験ありと云われています。境内の招き猫(写真)は、猫が帰ってきた飼い主たちによって奉納されたものだそうです。

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場所は地下鉄人形駅の北側で、人形町通りの東側(小伝馬町方向)の狭い横丁の奥にあり、その入り口に「三光稲荷神社参道」の石標(写真)があります。ちょっと分かりにくい小さな稲荷神社ですが、3月3日(木)開催の「雛まつり」や猫に興味のある方たちは、一度参拝されてみては如何でしょうか。

 

 

日本橋七福神めぐりー当日(1月4日)の情景

[クラさん] 2016年1月 6日 14:00

昨年の12月28日に「日本橋七福神めぐり」(日本橋三越 主催)をご紹介しましたが、その開催当日(1月4日)の情景を報告します。当日は暖かく好天に恵まれ、予定時刻より少し早く受付が始まり"参加リボン、参加用紙、順路地図"のセットを受取り、巡拝をスタートしました。主催者の話では、8000人程の参加者を予定しているとのことでした。

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小網神社から始まり寶田恵比寿神社までの8社を順路地図と要所に立つスタッフの道案内で約1時間半かけて廻りました。どの神社も参拝者の行列ができていました。途中の椙森神社では配布された記念品引換券(2枚)のそれぞれにスタンプを押してもらいました。また、8社の巡拝を終わり終点の日本橋三越までの間の小津和紙がお茶処と用紙の記入所となっており、多くの人が休憩所として利用していました。

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最後に、終点の日本橋三越の屋上にスタンプを押した参加用紙を持参し、干支の絵馬型手ぬぐいをいただきました。また、同じく参加用紙を三越の向かいの山本海苔店に持参し、干支小皿を記念品としていただきました。

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暖かい日差しのもと、「日本橋七福神めぐり」を楽しんできました。

 

 

「日本橋 七福神めぐり」ー2016年

[クラさん] 2015年12月28日 09:00

もうすぐお正月です。七福神めぐりは、都内でも何ヶ所かありますが「日本橋 七福神めぐり」(日本橋三越本店 主催)をご紹介します。

七福神への信仰は、室町時代より始まって500年以上にわたり日本人に受け継がれているそうです。恵比寿神・大国神・毘沙門天・弁財天・福禄寿・寿老神・布袋尊の神様からなり、それぞれの神様を参拝してご利益にあやかります。日本橋七福神は他所とは異なり全て神社で構成され、しかも日本で一番巡拝が短時間にできることも特長です。

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日本橋三越本店が主催する「日本橋 七福神めぐり」(協賛/日本橋七福会、後援/中央区観光協会、協力/山本海苔店、小津和紙)は、今年で31回を数える人気の催しで、1月4日(月)10:30~14:00に開催されます(参加無料/雨天中止)。コース(約1時間半)は、日本橋三越本店・1階室町口(受付)から小網神社(福禄寿・弁財天/強運厄除けの神様)~茶ノ木神社(布袋尊/火伏の神様)~松島神社(大国神/日本橋のお酉様)~末廣神社(毘沙門天/勝運の神様、元吉原の鎮守様)~笠間稲荷神社(寿老神/長寿延命の神様、常陸笠間稲荷神社の東京別社)~水天宮・仮宮(弁財天/安産・子授けの神様)~椙森神社(恵比寿神/営業繁栄の神様、江戸富くじで名高い)~寶田恵比寿神社(恵比寿神/商売繁盛の神様、10月にべったら市)~日本橋三越本店・屋上(ゴール)です。コースの順番に、決まりはありません。

人気の理由は、日本橋という伝統のエリアに七福神がコンパクトにまとまり下町情緒に触れながら短時間で巡行でき、順路の地図がいただけるほか要所に道案内のスタッフがいて初心者にも安心なこと、ゴール近くの椙森神社で参加用紙にスタンプを押して持参すると三越本店(屋上)で干支の絵馬型手ぬぐいを、また三越の向かいの山本海苔店で干支小皿がいただける等にあるかと思われます。

新春らしい記念品をいただくと共に、招福と無病息災を願って新春の日本橋を散策するのはいかがでしょうか。

 

 

小網神社の「どぶろく祭」

[クラさん] 2015年11月30日 12:00

「どぶろく祭」は、新穀豊作に感謝する新嘗祭に由来する行事で、日本橋小網町の小網神社では、今年は11月27日(金)に行われました。

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新穀と共に神前に御供えされるどぶろく(神饌田でその年にとれた新米から作られたにごり酒)を、参拝者に振舞うところから、この祭りを特に「どぶろく祭」として親しまれています。

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当日は、朝9時から社殿で祭礼が行われ、お神酒の一合瓶と強運厄除のみみずくが限定配布(有料)されるため長い列ができていました。

小網神社は、室町時代に建立の小網万福寺に祀らてい稲荷社に起源と伝わり強運・商売繁盛の福の神として信仰を集めてきました。参拝を済ませると巫女さんが、どぶろくを勧めてくれました。

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強運厄除の「みみずく」の由来は、昔、親孝行の娘が病身の母親に与える薬代に困っていた時、「すすきで作ったみみずくで母を救え」という神さまからのお告げがあり、娘は母に孝行を尽くした、という話に由ると伝えられています。「みみずく」は、、11月のどぶろく祭に因み、秋の七草を代表する「すすき」を素材にし、強運厄除・商売繁盛のご利益が自らの「み」(身)に「つく」と云うことから授与されているそうです。

また、正午過ぎから、国指定無形文化財の「里神楽舞」が神前で奉納されました。

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関東二大どぶろく祭の一つに数えられる小網神社の来年(2016年)の「どぶろく祭」は、11月28日(月)です。

 

 

 

「薬祖神祭」

[クラさん] 2015年10月21日 12:00

日本橋本町エリアは、江戸時代に始まる薬問屋街として繁栄し、今も多くの薬業関係の企業が集まっています。日本橋本町で10月16日(金)に「薬祖神祭」が、執り行われました。

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「薬祖神祭」は、1908(明治41)年に東京薬種貿易商同業組合(現・東京薬事協会)が五條天神社(台東区)から医薬の神の御霊を迎え、日本橋本町で行った大祭が起源で、1929(昭和4)年からは、同会事務建物の屋上に薬祖神社を造営し、祭りの規模も大きくなりました。1954(昭和29)年以降は、薬業界だけでなく地域の行事にしようと奉賛会が結成され、1983(昭和58)年には新たに竣工した「昭和薬貿ビル」の屋上に新社殿を造り、祭儀を継承しています。

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昭和薬貿ビルの屋上にある薬祖神社で13時30分から奉賛会役員等が参列する式典が行われました。その後、15時30分から18時30分まで一般参拝が行われ、昭和薬貿ビルの前には、参拝者の長い行列ができました。縁起飾りの「神壺(しんこ)」は、全会員に配付されるそうで、会員名が書かれた「奉納提灯」が配列・点灯されます。昭和薬貿ビルの通りでは、特設屋台が設けられ「お囃子」の笛と太鼓の音に、お祭り気分が盛り上がっていました。

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参拝者には、お神酒やお汁粉が振舞われると共に、多数の製薬企業が景品を提供する福引も行われ、籤引きに当たった人には「福袋」が配られました。日本橋本町界隈は、薬祖神にお参りする人たちで大いに賑わいました。

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この一年の無病息災と来年の無事をお祈りしました。また来年も、お参りに出かけたいと思います。

今年行かれなかった方は、ぜひ来年お参りされては如何ですか。