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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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べったら市のお目当ては・・・

[にゃんボク] 2018年10月27日 18:00

 10月20日は中央区のお隣の千代田区(区役所)にて開催された福祉協議会のお祭りに参加してきました。
 様々な催し物/ワークショップあり、ウルトラマンセブンの参戦あり、姉妹都市である嬬恋村や秋田の出店あり、加えて様々な手作り感あふれる食べ物が安価で販売されており、想像していた以上に盛況にて楽しい時間を過ごすことができました
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写真は出店での食べ物一覧。殆どの種類をいただき、結構お腹が膨れました。
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(千代田区の姉妹都市の)嬬恋村と言えばキャベツなのです。(写真は嬬恋村のキャベツ盛り)
出店でのお皿やお箸はすべて統一されていて再利用が徹底。これからの祭りはこういったスタイルになるかもしれませんね。
 
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さて、ちょっと食べすぎたなぁと反省をしつつ、徒歩で神田を経由して日本橋へ。
そう、今度は日本橋にてべったら市です。
 
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べったら市と言えば、諸説あるなかで「"べったら漬け"の名前は、麹と砂糖などの甘味料で大根を漬け込んでいるため、衣服にべったりとついてしまうことからきている。かつて若者が「べったりつくぞぉ~、べったりつくぞぉ~」と叫びながら縄に縛った大根を振り回し、参詣客の着物の袖につけてからかっていたのだとか。」
などの記述もところどころにあります。ある意味微笑ましく見えつつも、個人的には、当時は着物を汚せば現代以上に匂いや汚れを取ることが大変だろうと思うわけで、本当にこんな中学生みたいなからかい許されるのか!?と疑問に思うところです。
実際のところどうだったんでしょうね・・・
 
さて私の目当てはべったら漬けの中でも「皮付き」と「赤カブ」です。
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私はこの日はべったら市に来る前に食べ過ぎてしまったのであまりお腹が減ってませんでしたが、屋台巡り、食べ歩きも楽しいですね。
皆さんのお目当ては何でしょうか。今年行きそびれた方は、毎年10月19日、20日は固定なのでぜひ予定に組み込んでいただければと思います
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銀座二世の柳との出会い

[にゃんボク] 2018年10月 1日 14:00

去る9月23日に、長野県野沢温泉村から木島平村を経由して飯山市まで駆け抜ける「北信州ハーフマラソン」に参加してきました。下り基調とは言え、これだけ激しい下り坂はド平坦の中央区にいては決して味わえないもの。足ががくがくになるような下りの後に訪れるアップダウンはかなりきつく、ハーフマラソンなのにゴール時の達成感はフルマラソン並みのものを味わえます
*****
 さて、ランニングイベントが終わった後は、「地元のうまいもの食べ続けマラソンりんご」や「観光マラソン」が続くため、気が休まる暇はありません色々と美味しいものや温泉を堪能した後は、以前から気になっていた長野県飯山市の「高橋まゆみ人形館」を訪問してきました。
(こういうおばぁちゃん、いらっしゃいますよね~
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その道すがら、私の目に飛び込んできたのは、「銀座の柳2世」の文字。
Yanagi-tate.jpgYanagi-kannban.jpg
あれ?なぜここに?
長野県の安曇野と柳の関わりは直ぐに思いついたのですが、飯山市との関係が思い出せずにいました。

そう、「新人特派員のHanes(ハネス)」さんがいみじくも最近書かれていた「全国のいろいろな場所に植えられている」二世柳の一つ、だったのです。
/archive/2018/09/4-10.html

「高橋まゆみ人形館」の近くには別の二世柳の木とその説明文が設置されていました。
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曰く
・明治5年の横浜新橋間の鉄道開始に尽力した外国人のエドモンド・モレルさんが客死
・モレルさんの夫人のキノ夫人(日本人)も後を追うように不帰の人に
・銀座二世を育ててきた椎葉一二さん(銀座御門通り会長)と勝又康雄さん(銀座金春通り会長)
 にモレルさんの貢献について話を繋いだのが東工大教授の渡辺貴介さん
・その渡辺さんにキノ夫人について詳しく教えたのが飯山市の古田十一郎先生
といったことが縁で飯山市に西暦2000年の春に銀座二世柳が贈られたとのこと。
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・・・なかなか複雑に感じたのは私だけでしょうか
なお、東京国道事務所のホームページによると、
・平成6年「明治の鉄道の開設に尽力し、銀座を発展へと導いた横浜市外人墓地内の
 英国人エドモンド・モレル夫妻の墓前に二世・三世柳8本を植樹。 」
・平成11年「長野県飯山市に二世・三世8本寄贈。」と記載されています。
ここに繋がっていたのですね。
マラソン大会への参加から思わぬところで中央区つながりを発見しました。これも一つの楽しみ方ですね
 

 

三越英国展に行ってきました

[にゃんボク] 2018年9月13日 12:00

日本橋三越で開催されている「三越英国展」に行って参りました。
何を隠そうこのイベントについてはリピーターでございます
 
 
かつて出張などで英国を訪れても、現地法人に勤める日本人は、「カレー食べに行こうよ」「うまいものはない」「今回は石焼ビビンパにしよう」と、なかなかどうして英国ならではの美味しいものを紹介してくれませんでした。更に若いころを思い出すに当時の上司と英国に行った際は、「日本食が食べたい」などと言い出す上司と一緒にロンドンの日本食を食べたところ、舌の肥えていない私からしても、「これはやっちまった」と焦るレベルの味
(今と違ってインターネットで何でも簡単に調べることもできず、リカバリーが効かず)
 
だったものですから、端的に言うと、「英国にうまいものなし」という世間の評判を私自身も信じておりました。志賀直哉さんの言う、〇〇にうまいものなし、のような決めつけだったワケです
 

しかぁし!イラッ
数年前にこの英国展で、クロテッドクリームをたっぷり塗ったスコーンと、キチンと淹れた紅茶の組み合わせにすっかりやられました。「こんな美味しいもの、ほんとに英国人は食べてんのかね?」などと、失礼極まりない第一印象は、それまでの「私の中の常識」を覆すほど「美味しい」ものだったのです。はい、単純でございます。
 
と、いうことで、英国に興味のあるかたもない方も、ぜひ足を向けてはいかがでしょうか
 
日本橋三越7Fの特設会場に向かうところでは、ダックスとメリーソートのコラボの大熊が迎えてくれます。ドーン!
写真ではわかりにくいですが、北海道のヒグマ並みのデカさ。
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詳細は三越の特設ホームページに場を譲りますが、会場もとても盛況でした。
(http://www.mitsukoshi-special.com/british/index.html)
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スコーンをいろいろと食べまわり、私も「これが好み」といったものが分かってきました。
やわらかいパンのような触感が好きなのか、もちっとした食感と甘く香る濃厚なバターの風味が良いのか、シンプルなものオーソドックスなもの、イチジクやレーズンをアクセントとするもの・・・。是非、お気に入りの逸品を見つけていただければと思います。
 
私自身は今回もスコーン(クロテッドクリームは言うに及ばず)やママレード、キャロットケーキなどのケーキ類や紅茶等を色々と堪能しました。
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(会場を回った後は三越の宮越屋コーヒーでコーヒーとケーキもいただきつつの反省会を開きましたがこれは必ずしも英国には関係がありません・・・・。ここのケーキとコーヒーも大好きでこちらのお店の豆を挽いていつも堪能しております)
 
 
さて、日本橋三越の各階を回っている際に、「もしもの時の」準備をコンシェルジェがお手伝いします、との企画コーナーがありました。
テーマは、「もしも褒章・叙勲内示がお手元に届いたら」。
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「いやいや、そんな機会なかなかないよな・・・」と内心笑いながら思ったのですが、この観点での企画を出されるところが、さすが日本橋三越さんですね!と思いながら帰路につきました。
 

 

旅のコンシェルジェ。アンテナショップ活用について

[にゃんボク] 2018年8月22日 12:00

 今年の夏はいつもにも増して暑かったですね。先月の7月23日(月)には埼玉県熊谷市で41.1℃まで気温が上昇。日本歴代最高を5年ぶりに更新しましたイラッ

人一倍暑がりな私としては、どうしたら暑さに強くなるのかを調べることもあるのですが、たいていは「汗をかけるようにしましょう」など「汗をうまくかけない人」を前提とした記述が多く、服を毎日のようにずぶ濡れにしている私には全く参考になりません。真冬もシャツ一枚で出勤し、東北や北陸勤務者に「冬にそんな薄着で寒くないですか?」と驚かれる私には、もはや脱げる服もない。。

さて、東海エリアなどで連日38度、39度と熱波が日本を覆っていたそんな時、長野県山ノ内町(志賀高原)に行ってまいりました。最大の目的はずばり避暑。長野県と群馬県の県境の横手山付近ではなんと気温が15度。霧雨で風が強い中で真夏の恰好の私は「あぁ、これが涼しいということか・・・」と天然の強冷房にてしばらく忘れていた感覚を思い出すことができました。

この山ノ内町(志賀高原)にはトレッキングコースが整備されており、体力や興味により様々なルートを選ぶことができます。道迷いがないよう、道標もしっかりしています。また温泉も多岐にわたり自分好みの温泉でリフレッシュすることも可能。私は、大蛇伝説でも有名な大沼(https://www.shigakogen.gr.jp/daija/index.html)を中心としたルートと、起伏の激しい道でのロードランニングを楽しみました。

onuma.jpg(大沼では酸性湖ならではの澄み切った藍色に出会えます。秋にはとても紅葉が奇麗ですが、真夏の深い緑と藍色のコントラストも見事です。大沼付近にはレストハウスやトイレもあり休憩個所としても最適)

 

numa.jpg(大沼付近の48池では、木道を歩きながら湿地帯特有の植生の観察も可能です)

大沼のレストハウスでは、根曲がり竹の「タケノコ汁」も堪能することができました。この根曲がり竹は熊の大好物ということで、地元の方が熊との遭遇の危険を冒してまで採取する貴重な食材です。横手山のドライブインではこの根曲がり竹の定食をいただくことも可能なので、ぜひご賞味をお勧めします

nemagari.jpg(ちょうど熊の湯温泉にて根曲がり竹の瓶詰を売っていたので、購入しました)

 

と、信州の魅力や志賀高原でのアクティビティを語っていたら際限がないところですが、こういった情報も実はアンテナショップにおける旅のコンシェルジェが教えてくださることをご存知でしょうか。

今回取り上げた志賀高原については本ブログでも何度か取り上げられている長野県のアンテナショップの2階にて詳しくお聞きし、それ以降、毎年のように訪れるようになりました。(https://www.ginza-nagano.jp/)

  

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登山、グルメ、宿泊などについて、現地に詳しい方ならではの知見をお聞きすることも可能です。

買い忘れたお土産をここで買うことも可能なのは言うまでもありません

 

 

 

中央区_川の中の生き物たち

[にゃんボク] 2018年7月25日 18:00

毎日、暑い日が続いております。時々、世界の最高気温と日本のものを比較してみるのですが、例えばフィリピンのマニラ。

本日の最低気温が25度で最高が30度と知ると、「おう・・・日本より涼しい」。いつしか南国が避暑地になりそうな勢いです。

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そんな中でも暑熱代謝に余念がない私としては無料のサウナと化した東京都内をジョギングするわけであります。冬場であれば30キロも走れるのに、今の時期は10キロでヘロヘロ。

汗というより、体そのものが解けていく感じは、哺乳類から両生類に退化する過程を味わうほどです。

写真はアマゾンではありません。都内某所です。

と・・・実は、皇居のお堀です。富栄養化と高温により水草の繁茂も勢いを増して日本離れしているのかもしれません。

(皇居のお堀も水を還流させ、適宜ろ過をしているとのことですが、ろ過装置の設置場所により半蔵門側と大手門側では透明度が違います)

さて、何を隠そう、私は動物が大好きでして、中でも水生動物は幼いころから本当に身近な存在でした。将来はカンフーの達人と動物園の館長のどちらを目指すか真剣に悩むほどでした

隅田川を巡る江戸情緒あふれる催しや歴史のあれこれは枚挙にいとまがないし、玉川上水から引水して作られた大名屋敷や江戸の街並みなどからしても「水都東京」と名乗るのは自然な成り行きかも入れません。東京オリンピック・パラリンピック2020においては、今まで以上に羽田空港等からの水路を利用した交通手段の重要性が増すことでしょう。

しかーし!その割には、悪臭がした昔から比べればよくなったとはいえ、船に乗って移動している際に、どうしても「水が汚い」のは気になってしまうところです。(勿論、人口の多さ、人工物の多さを考えればましであろうとの意見もあろうかと思います)

と、ここで中央区における水生動物の現況についてまとめられている資料をご覧になりたい方には 中央区「川の中の生き物たち」 をご紹介します。

 

塩水の混ざる汽水域では、川の水は上に、海水は下に分かれ、潮が満ちた時には、海水が川底を上 流までさかのぼります。なんと隅田川では北区の岩淵水門まで海水が流れ込むそうです。岩淵水門と言えば荒川サイクリングロードを北上して20キロ地点。結構、河口から先まで汽水続くのですね。

一般的に汽水域は、淡水生物も海の生物も入り混じるので生物の多様性が増すのですが、それから思えば、捕獲できる種類の生き物が少ないのは少し残念なところ。(上記ページには記載がありませんが、上海ガニの親せきで美味と言われるモクズガニも時々見かけます)

見てわかる水質の浄化と、生物多様性の向上については、水都東京の価値を増すものであると考え、引き続きウオッチしていきたいと思います。(ただ見るだけ、ではなく、水質浄化に向けた取り組みにも関わっていきたいと思います)

 

 

GINZA SIX屋上庭園

[にゃんボク] 2018年6月26日 18:00

 京都観光でのお薦めは何ですか?と問われれば様々な観点から趣向を凝らせた見どころが満載すぎて、とても一つには絞り切れないことと思います。そんな中、私にとっての一押しは、「京都一周トレイル」です
もはや範囲が広すぎて全く絞っていないという突っ込みをいただきそうですが、この京都一周トレイルは,京都の東南,伏見桃山から,比叡山,大原,鞍馬を経て,高雄,嵐山,苔寺に至る低山をつなぐルートで、京都の街並みを眼下にぐるりと見どころを巡れる貴重なルートです。
(ここを巡らずして、京都には詳しいとはとても言えないのではないかと個人的に思う次第です)
 
問題は、全長約83.3キロもあるので、一筋縄ではいかないところですが、体力派であれば、一日でめぐることも可能(体力や時間的にきつくなればすぐに山から市街地に降りることが可能なので何度かに分けて回れます)。道迷いもないように所々にある道標もかなり親切。
その京都一周トレイルの東側の最初の入り口が、あの京都伏見大社。以前はそうでもなかったですが、今では外国の方にも相当な人気ですよね。
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その京都伏見稲荷大社から勧請して文化12年(1815年)から祀られたのが「かく護稲荷神社」。
(勿論、京都伏見稲荷大社から勧請した神社はこの他に数多く存在します)
根岸にあり白狐が持ってきた豊川稲荷大明神尊像を祀っていると伝わり、関東大震災の時には日暮里方面からの大火から町内を守ったとの言い伝えがあるそうです。
今は再開発をされたGINZA SIXの屋上に鎮座しています。
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先日、皇居のランニングの後にぶらりと立ち寄ってみました。GINZA SIXは2街区を一体化されて再開発されたため、屋上もなかなかに広大です。銀座エリア最大級の屋上庭園で、4000㎡の面積の56%にあたる2200㎡が緑地だとか。
朝の時間帯は人も少なく静かに四季折々に表情を変える樹木を楽しむことができます。
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この屋上庭園、買い物疲れや歩き疲れた際にちょっと一休みするにも良いかもしれません。