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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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7月第4日曜日は何の日?名橋「日本橋」橋洗い

[Hanes] 2018年7月26日 12:00


こんにちは。新人特派員のHanes(ハネス)です
突然ですが皆さんに質問です!
7月第4日曜日(今年は22日)は何の日だったでしょうか?
答えは...

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中央区では夏の風物詩として定着している名橋「日本橋」橋洗いの開催日
天気に恵まれ、日本橋に通勤・通学している方をはじめ有志が集い、
この日の日本橋は朝からにぎやかで涼しいスタートを切りました
今回はそんな橋洗いの様子をお伝えします!

9時を目安に日本橋に行くと、既に参加者の皆さんが集まっており、
会社ごとに記念撮影等をしていました。
その一方で、消防団の皆さんは、清掃用に水をたくさん確保し準備万端

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その後しばらくすると、「道路を空けてください」とのアナウンスが...
何が起こるのかと思って見ていると、勢いよく水を撒く散水車がやってきました!
なんとここで使用されている水は、再利用水とのこと。
思いがけなく環境にやさしい取り組みを知ることができました
散水車が通り過ぎてからは、さらなる水の確保のためのホースの準備開始。

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こうして一旦道路全体に水がいきわたると、皆で橋洗いスタート!
橋の中心には日本橋勤務の方々が多く、少し離れた場所では、地元の小学生たちが一生懸命にブラシで橋や道路をゴシゴシ

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ある程度橋や道路がキレイになった頃(10時前)、ついにはしご車がスタンバイし、
「日本橋」のプレートへの放水が行われ、この朝一番の盛り上がりを見せました

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その後、地元の小学生2名が消防団の方とともにプレートを掃除し、橋洗い終了

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参加された皆さん、暑い中本当にお疲れ様でした!
今回、私は初めて橋洗いを見ましたが、
・予想以上に多くの方が参加していたこと
老若男女誰でも楽しめること
・社員のみならず同じエリアで勤務する者同士の良い交流の場となっていたこと
・皆が日本橋をキレイにしようという同じ目的のもと頑張っていたこと
は特に印象に残りました。
これからもずっと続いてほしい素敵な行事です

 

 

消防の歴史に見る中央区(後編)

[Hanes] 2018年7月23日 12:00


こんにちは。新人特派員のHanes(ハネス)です
今回は「消防の歴史に見る中央区(前編)」の続きです。
前回ご紹介した通り、中央区の送水口を求めていざ新橋の送水口博物館へ!

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こちらは、株式会社村上製作所創業80周年に際し、2015年開館になりました。
博物館は最上階にあり、踊り場には送水口コレクションや館長さん作の絵画など、
一時たりとも来場者を飽きさせない工夫が見られます

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早速屋上で送水口に出迎えられた後、ドキドキしながら博物館のドアを開けると、

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とても気さくな館長さんが出迎えてくださり、館内には送水口がずらり!
「そもそも送水口って何?」という方のために簡単にご説明しますと、
送水口とは、ビル等で火災が発生した際に、その階まで送水する設備の一部です。
ポンプ車のホースをつなぐ場所と言った方がピンとくるかもしれません

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とは言え、どんな建物にもついているわけではありません。
7階以上の建物や広い地下街等、はしご車でも消防ヘリでも消火が難しい建物にあり、
通常個人の住宅や低層階のビルにはないんですって。
早速中央区の送水口について伺ったところ、ブリヂストン旧本社ビル(京橋)の送水口を見せてくださいました

DSC_1818.JPG(左:採水口、右:送水口)

このビルにはブリヂストン美術館が入っていたので(現在建替工事のため休館中)、
行かれたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今や珍しくなった英語表記の送水口に加え、
送水口がついていた状況を再現すべく館長さんがこだわったという
展示用の背景(送水口ごとに異なっています)も注目ポイントです

そしてなんと、この送水口には顔はめパネルまであるんです!
ブリヂストン旧本社ビルの送水口になれるのは、世界中探してもきっとここだけ
せっかくなので、私も他の来館者の方に撮っていただきました

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この博物館では、磨く会や送水口ナイト等、送水口に関する様々なイベントを開催しているそうです
中央区の貴重な送水口を磨きたいという方は、
ぜひ博物館のウェブサイトおよびFacebookをご確認ください。

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博物館を後にしてからは、館長さんから教えていただいた中央区の現役の送水口を
実際に見に行ってみました
まずは、重要文化財(建造物)に指定されている高島屋東京店
角に何かがついているのが見えますでしょうか?

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近づいてみると、双口漢字表記の送水口(村上製作所製造)がありました!

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続いて、小伝馬町にある滋賀銀行東京支店へ向かうと、
扇型のプレートに設置された珍しい送水口を発見
扇形の下の方に見えるのは製造会社名なのですが、
ここでは送水口博物館にゆかりのある村上製作所さんの会社名が入っていました

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その他、送水口がたくさんついた大きなビルを見てから、

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京橋周辺にてカタカナ表記の送水口をはじめ、様々な送水口の写真を撮ってみました
送水口は火事になった際に使われるため、使われない(本領を発揮しない)ことが幸せという少し変わったまちのヒーローで、
一般人の私達にとってはほとんど目につかない設備かもしれません。

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しかし、ひとたび博物館で送水口の歴史を知ると、送水口の見方や味わい方がガラッと変わります
まさに、「たかが送水口、されど送水口」です!
「火事と喧嘩は江戸の華」という言葉を思い出し、まち歩きで送水口を見てみるのも
中央区ならではで面白いかもしれませんね

※博物館につきましては、館長さんより紹介・写真掲載許可をいただいております。

 

 

【日本におけるロシア年】中央区で楽しむロシア文化

[Hanes] 2018年7月21日 18:00


こんにちは。新人特派員のHanes(ハネス)です
7月後半になり、会社でも学校でも夏休みの時期になりました。
皆さんの中には、遠くにご旅行に行かれる方もいらっしゃるかもしれません飛行機
今回は、「飛行機不要?ギリシャ・イタリア小旅行」に引き続き、
中央区内でロシアを満喫できる今オススメのスポットをご紹介します

◼️ロシア・ソビエト映画祭
7月10日から、国立映画アーカイブ開館記念 日本におけるロシア年2018として
下記の通り「ロシア・ソビエト映画祭」が開催されています

期間:2018年7月10日(火)~8月5日(日)※月曜休館
会場:国立映画アーカイブ 長瀬記念ホール OZU(2階)
ウェブサイト:「国立映画アーカイブ開館記念 日本におけるロシア年2018 ロシア・ソビエト映画祭」

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この映画祭では、社会主義、戦争、皇帝等、映画制作当時の社会情勢や思想を反映した
リアルな作品が数多く上映されています。
中には戦時中に疎開先で撮影したり、撮影の一時中断を経て完成したり、
権力者の圧力によりなかなか公開できなかったり...といった
映画の内容のみならず、制作背景までもが興味深いラインナップになっています

私は、14日に上映されたノーベル文学賞受賞作家ミハイル・ショーロホフの小説
『人間の運命(原題:Судьба человека)』にもとづく映画を鑑賞してきました。
第二次世界大戦の勃発により、心身ともに苦悩を強いられることとなった主人公...
20世紀のロシア文学ならではの暗さはあるものの、
「いかなる逆境でも家族を思い強く生きる」といった現代にも通じる強いメッセージが込められた作品となっています。
また、主人公を演じたボンダルチュクの初監督作品ということもあり、
映画がお好きな方にとってはまた別の角度からも楽しめるのではないでしょうか

◼️ロシア料理
中央区内には、ロシア料理が食べられるお店が数件ありますが、
その中でも一押しなのが、ロシア料理レストラン ロゴスキー

場所:銀座5-7-10 EXITMELSA(イグジットメルサ) 7F
営業時間:公式HPよりご確認ください。

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なんとこちら、1951年創業の日本初のロシア料理レストランなんだそうです

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ロシア料理の定番、ピロシキ、ボルシチ、つぼ焼きは勿論のこと、
ロシア料理になじみのない方にもオススメしたい、ペリメニ(水餃子)、
毛皮のコートを着たにしん(ミルフィーユ仕立てのサラダ)、ブリヌイ(ロシアのパンケーキ)も提供されています!

ピロシキはテイクアウトが可能と、お急ぎの方には嬉しいサービスもあります
今回は、サワークリーム入りでロシアの家庭料理を思わせる野菜ピロシキをテイクアウトしてみました

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野菜とともにソテーされたマッシュルームも入っており、
温めて食べるとサワークリームの風味が引き立ち、美味しくいただきました

◼️メッセンジャーの像
ロシア映画、料理ときて、中央区ゆかりのロシア出身者として思い浮かんだのが、
中央大橋にある「メッセンジャーの像」を制作した彫刻家オシップ・ザッキン
(※ロシア帝国時代のロシア出身のため、出身地は現在ベラルーシに属しています。)

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この像は、1937年にパリ万国博覧会に出品され、彼の大作の一つとされています。
また、東京・隅田川とパリ・セーヌ川の友好を記念し、パリから贈られたもので、
彼がパリを拠点にしていたことからも、フランスのイメージが強いかもしれませんね。

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ここまで3つのロシアに関するスポットをご紹介してきました。
「日本におけるロシア年」としてロシアとの交流が盛り上がりを見せる今年の夏は、
中央区にてロシア文化を五感で体験してみてはいかがでしょうか

※本記事につきましては、国立映画アーカイブの広報担当の方およびロゴスキーのスタッフの方に掲載許可をいただいております。

 

 

【浜町で朝活】適度な運動で爽やか出勤!

[Hanes] 2018年7月19日 09:00


こんにちは。新人特派員のHanes(ハネス)です
7月9日(月)から今年の「時差Biz」が始まり、
これまでより少しだけ朝型勤務に移行した方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私の勤務する会社でも時差Bizを導入し、時間をより有効に使えるようになりました。
同様に朝型に移行したという方、これを機に朝活を始めてみませんか

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今回は朝活シリーズ第3弾として浜町公園でできる朝活をご紹介します!
浜町公園と聞いてピンときた方もいらっしゃると思いますが、
公園の敷地内には中央区立総合スポーツセンターがあります。

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こちらにはプールやゴルフ練習場をはじめ、実に様々な設備が整っており、
お手軽な使用料で利用できる点も嬉しいポイントです
そして、朝は7時から開いているため、出勤前に軽く運動することも可能です!

私は屋外での熱中症を恐れ、7月になって初めてトレーニングルームを利用しました。
通常2時間400円からとなっていますが、平日の早朝のみ1時間200円で利用できるのも、区外で勤務する者にとっては嬉しいサービスです

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利用前には初回講習を受けるので、トレーニングルーム初心者も心配ご無用!
どのマシーンが何に効果があるのか書かれたシートも用意されており、
戸惑うことなく自分に合ったトレーニングができるようになっています

また、万が一スポーツセンターに早く到着してしまってもご安心ください。
スポーツセンター外にも運動できる設備があるほか、彫刻や野鳥を見てリラックスすることもできます

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さらに、公園内には加藤清正公を祀った清正公寺(せいしょうこうじ)が鎮座!
この場所にはかつて熊本藩主細川氏の中屋敷があり、このお寺は1861年に熊本本妙寺から勧請し、創建されました。

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江戸時代には一般庶民の参拝も許されていたと伝えられており、
当時の様子を想像しながら参拝してみるのもありではないでしょうか。
お寺の随所には加藤清正の紋章である蛇の目紋桔梗紋も見られます

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日照時間の長い夏こそ、「早起きは三文の徳」!
まだ涼しい朝の時間を趣味や勉強に充ててみませんか
爽やかに出勤でき、仕事にも張り合いが出るはずです

 

 

おさえておきたい!中央区の夏のイベント情報

[Hanes] 2018年7月17日 12:00


こんにちは。新人特派員のHanes(ハネス)です
最近35度を超える猛暑日が続くようになってきました。
熱中症が気になるところですが、暑くなると「ついに夏が来た」と気分が高まる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな夏には中央区でも多くの夏祭りや盆踊り大会が開催されます。
今回は、おさえておきたい夏のイベント情報を先取りしてお伝えします!

■第41回隅田川花火大会
日時:2018年7月28日(土)19:00~20:30
会場:第一会場 桜橋下流~言問橋上流、第二会場 駒形橋下流~厩橋上流

開催場所は中央区ではありませんが、区内からでも花火を楽しむことができるんです
特に、浜町公園~両国橋にかけての隅田川テラスは穴場としても知られており、
混雑を避けて花火を楽しみたいという方にはオススメのスポットです。

■第71回築地本願寺納涼盆踊り大会
日時:2018年8月1日(水)~8月4日(土)
   8月1日~3日 19:00~21:00、8月4日 18:00~20:30
会場:築地本願寺
公式サイト:第71回築地本願寺納涼盆踊り大会開催

このイベントは、「中央区夜景八選」に選定されており、一見の価値があります
大江戸助六太鼓の演奏やキャラクターに扮して踊る仮装盆踊りが人気を集めるほか、
築地場外市場の銘店会の模擬店が登場する等、
まさに「日本一おいしい盆踊り」となっています

■ホリデープロムナード「ゆかたで銀ぶら」

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日時:前夜祭 2018年8月4日(土)17:00~20:00
   本祭  2018年8月5日(日)15:00~17:00(盆踊り会場は12:00~17:00)
会場:銀座通り、泰明小学校、各商業施設、各店舗
公式サイト:ゆかたで銀ぶら

浴衣を着ていくと嬉しい特典もあるとのことなので、
「なかなか浴衣を着る機会がない」という方には浴衣を着る格好の機会です

■第29回中央区大江戸まつり盆おどり大会
2018年8月24日(金)・25日(土)16:00~21:00
会場:浜町公園
参考サイト:中央区役所「第29回中央区大江戸まつり盆おどり大会」

このイベントでは、中央区のオリジナル曲『これがお江戸の盆ダンス』(荒木とよひさ作詞、市川昭介作曲)が流れるだけでなく、
今年から東京2020大会に向けた気運醸成のため、「東京五輪音頭」(1963年制作)のリメイク版「東京五輪音頭-2020-」も曲目に加わるそうです
これまでとは少し違うこちらのイベントで、現代版の「東京五輪音頭」を踊ってみてはいかがでしょうか?

■中央区夜景八景
イベント等で夜外出する際は、中央区夜景八景の他のスポットも要チェック
永代橋のライトアップ

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勝鬨橋のライトアップ

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中央区ならではの夏の風物詩を満喫し、素敵な夏の思い出を作ってくださいね

 

 

消防の歴史に見る中央区(前編)

[Hanes] 2018年7月12日 09:00


こんにちは。新人特派員のHanes(ハネス)です
前回は、「空から見た中央区」をお届けしましたが、今回の「中央区の歩き方」シリーズ第2弾(前編・後編)では、
とても身近なあるものに焦点を当て、消防の歴史に見る中央区を取り上げます

まず、「火事と喧嘩は江戸の華」 という言葉を聞いたことがありますか?
これは、「火消の華やかな働きぶりと江戸っ子の喧嘩は威勢がよく、江戸の見物である」といった意味で、江戸を形容する際によく引き合いに出される言葉です。
特に、木造家屋が密集していたため、火事は頻繁に発生していたといわれています。
そんな火事の中でもとりわけ有名なのが、江戸城の天守閣が消失する原因となった
明暦3年(1657年)の「明暦の大火(振袖火事)」
この火事は、現在の中央区の大半に甚大な損害もたらし、江戸市中を大改造するきっかけともなりました。

そのような江戸時代の消防の歴史の一コマは、
兜町・茅場町まちかど展示館(日本橋兜町15-3 坂本町公園内)で見ることができます

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神輿や山車など、目を引く地元の文化財が展示されていますが、
ここで注目していただきたいのが江戸町火消「百組」に関する展示物です。
こちらには四十八組の纏が描かれたミニ凧があります

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よく見ると、「へ組」「ら組」「ひ組」「ん組」が見当たらないことに気づきます
理由は、順に「屁」に通じる、隠語、「火」に通じる、語呂が悪いからだそうです。
そこでそれらの4文字組に代わり、「百」「千」「万」「本」組が組織されました。

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この当時、町火消の他に、奉書火消、大名火消、定火消といった、規模や目的の異なるいくつかの火消が存在していました。
寛政9年(1797年)には、後に大鋸町(現在の京橋)に住むことになる有名人が、
幕府定火消組同心・安藤源右衛門の長男として、
八代洲河岸(現在の丸の内)の火消屋敷にて誕生しています。
さて、誰でしょうか?

...早速ですが、答えは歌川広重です芸術
人気浮世絵師のイメージが強いので、火消と関係があるというのは意外ですよね

そのように火事の多い江戸で活躍した火消も、1872年に町火消が消防組に改組された際に廃止されることとなりました。
しかし、新富にはその後発生した火事と関係の深い史跡が人知れず残されています

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こちらは、1941年当時この場所にあった家具製作所で起こった火事で失われた3名の受難者の鎮魂と地域の安全を祈願した「新富 消防地蔵尊」です。
(場所:新金橋と新富一丁目の信号の間の南側の通り)

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夏の暑さも手伝って、亡くなった方のために手桶を水でいっぱいにしたくなりますね

そして戦後、高層ビルが徐々に建ち始め、地下の利用が普及し始めました。
その一方で、建て替えられた歴史的な建物も多くあります。
その一つとして挙げられるのが、福沢諭吉創立の社交クラブである交詢社

ライトアップされた外観もまた素敵ですが、入口の左側をご覧ください。
何かがついているのが見えますでしょうか?

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拡大すると、双頭の物体とその上に刻まれたSiamese Connetionという文字が見えます。
建物にしっくりなじんでおり、「何かのオブジェなのでは?」と思いましたが、
調べてみると、Siamese Connectionは日本語の「送水口」にあたると分かりました

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壁に埋め込まれた四角いプレートについていたり、自立スタンドだったりといった、
普段私たちが目にする送水口とは異なる見た目でついつい気になってしまい、
これを機に、気づくと送水口に目が行くようになっていました
そんな時、お隣の港区新橋に「送水口博物館」というオリジナリティにあふれる博物館があるとの情報を入手し、
「中央区の送水口についてもっと知りたい!」と思い訪問することにしました

つづく

【参考ウェブサイト】
公益財団法人 日本消防協会「消防の歴史」 http://www.nissho.or.jp/contents/static/syouboudan/rekishi.html
東京消防庁「江戸の火消」http://www.tfd.metro.tokyo.jp/libr/times/times01.htm
東京消防庁「へらひん組がなかった『いろは四十八組』」 http://www.tfd.metro.tokyo.jp/libr/qa/qa_03.htm

 

 
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