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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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蘭学事始の地

[Silver Fox 007] 2018年11月12日 18:00

20181109ポスター縦.jpegのサムネイル画像中央区立郷土天文館(タイムドーム明石)では、東京150年記念・第19回特別展「中央区の西洋医学事始」が開催されています。http://www.city.chuo.lg.jp/event/culture/_user_tobun_time_201710141723.html

中央区には数多くの「発祥の地」がありますが、このタイムドーム明石のそばには「解体新書」の翻訳を記念して「蘭学の泉はここに」という記念碑が建てられています。20181109記念碑 (1).jpeg碑の右側(赤い花崗岩の方)には白く人体図が彫られているのですが、この日はあいにくの雨で彫りが全く見えず、こんな写真での紹介となりました。お天気の日は左側(黒御影石の方)の碑文とともにじっくりご覧ください。さらにこの碑の左手には、慶應義塾発祥の地の碑もあり、「日本近代文化事始の地」と看板があります。東京メトロ日比谷線の築地駅からいらっしゃる方は、聖路加国際大学前の三角州のようなこの碑がある交差点を中央保健所側に渡って建物に沿って直進するとタイムドーム明石の入口に到着します。http://www.city.chuo.lg.jp/bunka/timedomeakashi/index.html

タイムドーム明石の入口は地味(ごめんなさい!)で、本当にここ?と思いつつ、掲示に従ってエレベーターで6階へ。プラネタリウム見学(入場料300円)の親子連れさんも一緒です。エレベーターを降りるとタイムスリップしたような感じ。受付の券売機が現代を象徴しています。常設展示も100円という破格の入場料ですが、特別展は入場無料、ありがたいです! 

20181109図録.jpegのサムネイル画像とにかく興味深い展示でした。詳しくは見に行っていただくのが一番なので、私の印象に残ったことをお伝えします。日本橋の長崎屋(現在の日本橋三越前の中央通りと江戸通りの交差点に跡あり)が西洋文明の入口(日本人にとっては入口、オランダ人にとっては日本文化との引換口)で、日本橋界隈の商家がいかに重要な役割を担っていたかがよくわかりました。展示品のなかでは特に「うわぁ!」と思わず声をあげたのが、目薬の精錡水(せいきすい)の容器と新聞広告です。小さなガラス瓶の容器はいかにもありがたい感じ。新聞広告はコミカルで、万人受けしそうです。どんな風にして売っていたのかな?と思っていたので、見学できて嬉しかったです。教科書だけで知っている前野良沢や杉田玄白、佐藤泰然、福沢諭吉などなど、著名人から庶民まで、展示の人々を生きた人々として実感したひと時でした。最後に図録(左の写真・200円)を購入し、展示内容を反芻しています。

会期は12月16日までです。展示に関連する場所は、タイムドーム明石の近辺にもいくつもあります。翻訳に行き詰った前野良沢が隅田川までぶらついたり、日本橋の長崎屋まで情報取集に出かける様を思い浮かべながら、散策されてみてはいかがでしょうか。

なお、ブログ掲載については、タイムドーム明石のご了解を得ています。

 

 

築地で全国大会

[Silver Fox 007] 2018年10月31日 18:00

秋晴れの中、皆さま今週末の予定はお決まりでしょうか?

今週末の11月3日・文化の日(土)も好天が予想されていますね。

20181103全国大会ポスター.jpeg

11月3日(土)13時からは、築地で第11回外国人居留地研究会全国大会(無料・予約不要)が開かれます。各地の外国人居留地の研究会の皆さんが集まって行われる全国大会です。

また、翌日の11月4日(日)10時からは、会場周辺を徒歩で周るエクスカーションツアー(事前予約制・先着順)があります。研究会会員の方が案内してくださいますので、こちらに参加するのも良いと思います。なお、11月2日が〆切ですので、ご興味のある方はお急ぎください。

詳しくは公式ホームページをご参照ください。

http://www.marugoto-chuo.jp/wp/event/1573/

 

今回のテーマは「居留地と女子教育」。築地の居留地には、ミッションスクールが数多く開かれました。現在の聖路加国際大学の周辺には、それらの学校の記念碑があります。大学周辺をぐるりと歩くだけで一体何校の記念碑を見つけられるでしょう。右下は、大学と聖路加国際病院の間の通り沿いにある立教女学院の碑です。20181029立教女学院碑.jpegこの碑を右手にして、トイスラー記念館(一般非公開)に延びる小道に回り込むと、立教大学の碑があります。

会場も1920(大正9)年に高等女学校卒業の女子に対して看護教育を開始した、聖路加国際大学のアリスホールです。ホールの名前は、開学時に教育責任者であったアリス・C・セントジョンに由来しています。大変厳しい先生で、学生は呼び出しのメモを受け取ると、膝ががくがくするほど緊張したそうです。授業は英語だったそうですから、ノートを取るのも必死だったでしょうねぇ。

全国大会では、日本各地の居留地で始まった女子教育のお話が聞かれることと思います。ちょうど大河ドラマも明治時代に突入、日本が急速に西洋の文明や文化を取り入れようとするころの話ですね。文化の日に、女子教育の歴史を振り返ってみるのも良い一日の過ごし方かと思われます。

大会については、ポスターと併せて、築地居留地研究会のホームページ、スケジュールにてご確認ください。

https://tsukiji-kyoryuchi.com/event.html#20180922

 

なお、大会の掲載については、築地居留地研究会のご了解をいただいています。中央区観光協会もこの大会を後援しています。

 

 

くつろぎの空間

[Silver Fox 007] 2018年9月29日 18:00

東京メトロ日比谷線またはJR京葉線八丁堀駅のA2出口から地上へ出ると、桜川公園があります。

桜川屋上公園の紅葉.jpeg新大橋通りを背にしてこの公園を通り抜けると、中央区立女性センター「ブーケ21」があります。入口右手に階段があり、桜川屋上公園と書かれています。桜川公園はよく通りますが、屋上公園には行ったことがないので、探検してみました。

階段はきついな~と息を切らして上って、びっくり! 

周りを囲むビルは深山に見え、ビル建築の杭打ち音・ドカンさえ鹿威しに聞こえ、庭園を流れるせせらぎと色づき始めたモミジに、ここはどこ?のワープ感!! 

様々な種類の木には名札がついていて、柿やザクロも立派に実をつけています。木陰のベンチも多く、昼食時は近隣のオフィスワーカーの格好の憩いの場でしょう。出生数が年々増えている中央区らしく、子ども用の遊具もあり、お天気の良い日はちびっ子でにぎわうのでしょうね。

桜川屋上公園から亀島川を望む.jpeg木々の下を抜けて進むと、空間が開けてゲートボール場。脇に小道が続いているので辿ってみると、亀島川が目に飛び込んできました。右手に南高橋の鉄橋(1904年架橋の旧両国橋の一部を再利用)が見え、妙に感動。左手の高橋や係留されているボートが、江戸の街が水運の街であったことを思い起こさせてくれます。この小道は鉄砲洲通りに出られるスロープになっています。

庭園の下は東京都下水道局桜橋第二ポンプ場で、浸水から街を守る役割を担っています。

思いがけないくつろぎの空間を見つけた秋の午後でした。

 

 

るかなび ~あなたの健康ナビゲーター~

[Silver Fox 007] 2018年7月27日 09:00

東京メトロ日比谷線築地駅から聖ルカ通りを聖路加国際病院の方に歩くと、築地川公園の手前にガラス張りの建物があります。タリーズコーヒーがまず目に入り、その入口で青いクマちゃんが「るかなび」をご案内しています。何だろうな~?と横目でながめながら通っている方もあるのではないでしょうか?

るかなび1.jpeg

コーヒー飲まないと入れないのか?なんてドキドキしつつ入ってみました。注文カウンターには近寄らず、ずいっと奥へ。たくさんの本が柔らかい照明の下にずらり、ちょっとした図書館のようです。その右手に受付。

るかなび3.jpeg

どういう場所なのか、お話を聞いてみました。ここは聖路加国際大学の一部で、一言でいうと、健康のことを誰でも何でも相談できるところ、でした。一般の人々が「自分の健康を主体的に自分で創る」ことができるようにナビゲートしているのです。

聖路加は中央区内の大学・大きな病院としてご存知の方も多いと思います。地下鉄サリン事件(この事件を知らない世代も増えてきましたね)では、救護に尽力したことで覚えている方もあるでしょう。セイロカと読む人が多いんですけど、本当は『セイルカ』。そのセイルカのスタッフ(主として看護師)があなたの健康をナビします、ということで「るかなび」。クマちゃんはポルカという名前で、方角を知る目印となる北極星(ポーラスター)を含むこぐま座をイメージしているそうです。なぜ青か?というと、スクールカラーだから。学生のワンピース型実習服がこの色だった時代もあったそうです。

2003年から始まった「るかなび」は、このガラス張りの建物(大村進・美枝子記念聖路加臨床学術センター)の2016年春の竣工にあわせてこちらに移転。コーヒー片手にゆったりと、健康に関する本を読んだり健康について相談したりと、より多くの皆さんに利用していただけるよう、広いスペース、くつろげるスペースに引っ越してきたそうです。

平日10時~17時が基本の利用時間で、土日はお休み。簡単に紹介すると・・・

  • 看護師による健康相談(30分500円~)
  • 健康チェック(有料の骨密度測定、体組成測定、握力測定あり)
  • 健康に関する図書の閲覧(無料、あなたに役立つ本を探すお手伝いあり、貸出なし)
  • ミニ健康講座や心をいやすミニコンサート(毎月開催、参加費200円、申込不要)
    7月は26日(木)12:30~13:10にフルートコンサート開催です。

利用の詳細はhttp://research.luke.ac.jp/lukeNavi/index.htmlをご覧ください。

より健康にすごしたい・今の健康状態に不安や悩みを抱えているなど、「あなたの関心・目的にあわせてナビします!」とスタッフの看護師さんはお話しくださいました。

なお、ベビーカーや車いすなどが入りやすい平らな入口が大学側にあります。守衛さんににっこり笑いかけ、「るかなびへ」とおっしゃるといいですよ。

るかなび2.jpeg

※掲載については、聖路加国際大学様のご協力と許可およびタリーズコーヒー様の了解をいただいております。

 

 

シーボルトと居留地

[Silver Fox 007] 2018年5月14日 18:00

気候定まらずの5月ですが、築地にある「あかつき公園」(中央区築地7-19-1)のアジサイが、ちゃんとツボミを膨らませています。そこにはシーボルトの娘・イネが産科医として開業していた地を記念して、シーボルトの胸像が設置されています。

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シーボルトはたくさんの日本の植物をヨーロッパに紹介したことでも知られていますね。その一つにアジサイがあり、彼が愛したその花にちなんで、築地居留地研究会が2018年5月19日(土)あじさい祭(講演)を開催します。シーボルトの子孫が講師に招かれています。2題の講演の後には、築地が居留地だったことを示す記念碑などを巡るエクスカーションが予定されていますので、楽しいと思います。

詳細はこちらをご覧ください。

http://www.tsukiji-kyoryuchi.com/event/pdf/20180519ajisai.pdf

会場は、聖路加国際大学の2016年にオープンした教室で、快適できれいですよ。

「へぇ~!そうだったのか!」満載の土曜日の午後になること請け合い! 中央区のディープな歴史に触れてみませんか?

 

 
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