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「事始め」の日に、取材空振り。

[小江戸板橋] 2018年2月12日 14:00

えっ、そうなの。

今年はもう終わっちゃったの。

2月8日は、針供養。

その取材をしたいと思って、湊1丁目の鐵砲洲稲荷神社に行きました。

平安時代初期にまでさかのぼる、京橋地域一帯の産土神です。

神社は、平成の大改修が終了して、清々しいたたずまいを見せていました。

 

「昼ごはんは、湯豆腐がいいかな。」なんてイメージだけで、針供養は昼前後に行われるだろうと思い込み、11時過ぎに到着しました。

なんと静かな境内。

午後に行われるのかもしれないと、近くの豆腐料理店でランチをしながら時間を過ごしました。

再び、境内に足を進めたのですが、とても静かです。

社務所にいた若いお兄さんに、「今日の針供養は、何時ころに行われるのですか。」

「今朝、10時から行われましたよ。氏子さんの行事というより、近くのファッション専門学校の行事の一環という感じです。」

「はァそうでしたか。10時に来ていれば、美しい学生さんたちにもお会いできたのですね。残念。」

 

充分な事前調査をせずに動くと、とんだ空振りに見舞われてしまうものです。

私、見かけによらず?行き当たりばったりに歩き回るので、ポイントを外してしまうことがしばしばあります。

逆に、想定外のことに出会う幸運にも遇ったりするのですが。

冬晴れの空の青さに誘われて、陽だまりを散策する贅沢な時間をいただいたと考えることにしました。

 

「針供養」って何かですって。

折れたり、曲がったり、さびたりした縫い針を、豆腐やこんにゃくに刺して供養し、近くの神社に納めて、裁縫の上達を祈る行事です。

私が遠い幼少のみぎり、母に手を添えてもらい針を豆腐に刺して、チクチクが怖いと思った記憶があるのです。

 

稲荷社の主祭神である宇迦之御魂神(ウカノミタマノカミ)は、五穀豊穣、商売繁盛、産業興隆、家内安全、芸能上達に御利益があるといわれます。

ほぼ、オールマイティの無敵の存在。

農耕神であるお稲荷様は、立春前後は殊のほか忙しく行事が続きます。

立春前日が節分で、年男・年女による豆まきが行われます。

立春の2月4日は、鐵砲洲稲荷神社では「新富座こども歌舞伎」の節分公演がありました。

2月7日は、お稲荷様のお祭りの初午(はつうま)。2月の最初の午の日で、いなり寿司を食べて無病息災を祈ります。

2月8日は、道具に感謝の心を込めて針供養。「事始め」の日であり、つつしみを持って過ごし、一年の農作業が始まります。

 

記録的な寒波の襲来。冬季五輪の開催。緊迫した国際情勢・・・。

気ぜわしさ続く今日この頃ですが、

うん、空を見上げながら、心穏やかに慎みを持って、新しいことにチャレンジする瑞々しい心を失うことなく過ごしてみようと思います。

母の作る、甘めのおいなりさん、好きだったなァ。

 

 

 
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