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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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中秋の名月<永代橋袂>

[サム] 2013年9月20日 09:00

2013919.jpgDSC00045LS.JPG 今日9月19日は旧暦の8月15日。今宵の月は「中秋の名月」。

実は月の満ち欠けの周期がピッタリ1ヵ月でないことから年により微妙なズレが生じ、「中秋の名月」が必ずしも満月とはならない。今年は「中秋の名月」が満月となる2010年代で最後のチャンスとされる。

一般的にはこの時期は台風が襲来したり、本州付近に前線が停滞することが多く、なかなか広い範囲で月見日和とならないと云われるが、今年は全国的に晴天に恵まれ、月を愛でる絶好の条件が整った。

見晴らしのいい観光スポットでは種々の月見のイベントが組まれていると聞く。

ここは永代橋の袂。川面を屋形船が行き交う中、ブルーにライトアップされた永代橋の頭上、晴れて澄んだ秋空に真ん丸な "お月様" が輝いている。

因みに次回の「中秋の名月」が満月となるチャンスは2021年とか。

 

 

 

2013「まち歩き」ツアー 老舗コース②

[サム] 2013年9月 4日 11:00

DSC00034LS.JPGR0021293RSG.JPG 本日(9月2日)は、老舗や史跡を巡る2013「まち歩き」ツアー<産業コース>老舗コース②の第2回目。

猛暑日にこそならなかったものの、この日も最高気温33℃とじりじりと照りつける太陽が眩しい。

定刻の午前10時、抽選で選ばれた参加者はコレド室町1F「にんべん」前に集合。

江戸時代創業の老舗3店「にんべん」「榮太樓總本舗」「山本山」を順次歩いて巡り、お店の歴史や商品の裏話を伺う約2時間の小ツアースタート。

 

1店目:「にんべん」さん

伊勢出身の創業者の初代高津伊兵衛が店の屋号を「伊勢屋伊兵衛」とし、暖簾印に伊勢屋と伊兵衛のイ(にんべん)をとり、商売を堅実にするためのお金(かぎの形)を合わせ「カネにんべん」としたが、江戸町民たちは、誰いうとなく「にんべん」と呼ぶようになった由。以前は裏手の自社ビルに店舗があったが「コレド室町」が出来た際に出店。現在本社ビルを建替え中とのことであるが、そちらには飲食店を計画中とのこと。日本最初の商品券(鰹節の格好をした銀の薄板)を発行したとされ、店内にそのレプリカが展示されている。

 

2店目:「榮太樓總本舗」さん

3代目の細田安兵衛が父の代まで井筒屋と称した菓子の屋台店を畳み、独立の店舗を開いたのが始めで、後に、屋号を自己の幼名に因み榮太樓に改号、「有平糖」「梅ぼ志飴」「甘名納糖」「玉だれ」などを創製、代々受け継がれ現在に至るという。次いで店舗内に据え置かれている「のれん」「赤玉石」「御影敷石」「真鍮製目地」「日本製菓子舗 榮太樓本店製造場略図」の説明に加え、代表商品の紹介。尚「楼(たかどの)」「玉だれ」(但し火曜木曜のみ)「甘名納糖」は本店のみの取扱いという。

 

3店目:「山本山」さん

初代山本嘉兵衛が江戸出店、茶・紙類を商ったのが始まりという。山本山という名前は江戸期に発売され売れ筋であった宇治煎茶の商品名に由来し、昭和16年に法人組織に改組の際、社名に正式採用との由。

昭和22年に海苔の販売開始。尚「上から読んでも山本山、下から読んでも山本山」の有名なフレーズは現会長によりコピー化が決定されたと聞く。

店内には岡本太郎の祖父、書家の岡本可亭揮毫の看板が掲げられている。

 

正午前、無事小ツアー終了。

ご参加の皆さんお疲れ様でした。

各店舗のご担当の皆さん、お忙しい中、貴重なお話有難うございました。

(右上写真は当日お土産にいただいた品)

 

        にんべん          榮太樓總本舗           山本山

     DSC00014RS.JPG   DSC00015RS.JPG   DSC00016RS.JPG

 

 

 
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