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2014年の初芝居は「三升景清」-新橋演舞場

[滅紫] 2014年1月16日 09:00

新年は例年の通り都内4座で初春芝居の競演中。どれをみようかお財布と相談しながら悩むのも楽しみのひとつ。松のとれた10日、まずは新橋演舞場へ。こちらは「景清」を新企画の通しでの上演が話題。歌舞伎十八番の「景清」「関羽」「解脱」「鎌髭」を組み合わせたものとのこと。どんなものが出来上がったのか海老様ファンの連れとわくわくしながら場内へ。

入って目を惹くのは海老の描かれた引幕。確か海老蔵さんの襲名記念に12代目の団十郎さんが描かれたものだった !と思い出してちょっとジーンとくるものが。流石の集客力でほぼ満員の大盛況。「にらんでもらって今年一年の元気をもらいたい」という連れのため2列目のまんまん中に陣取りました。

「関羽」になったり、六部にやつして「しころ引き」の三保谷四郎と「鎌髭」で、「阿古屋」は「花魁道中」(初めて見ました)、道中のお供にフナッシーやくまモンが登場し笑いを取っている。圧巻は「牢破り」でここは津軽三味線、大薩摩、長唄の競演。全長9メートルの海老が登場し巨大な、お供え餅の上で海老様が見得を切るとあって観客大喜び。最後の幕の「解脱」は江戸時代の「羅漢席」を模した「三升席」を舞台上に作り、上、下各14名ずつ(2000円です)舞台にあげる面白い趣向。三升席の方は「舞台を見る自分」と他の客からは「見られる自分」という立場。短い時間だが正座を崩せないので結構きついかも。。。でも海老様が30cmくらいの至近距離なので連れは「羨まし」そうでした。

お正月らしい華やかで大らかな「初芝居」を楽しんで「一番楽しそうなのは海老様だったわね」と話しながら帰途につきました。

「寿三升景清」26日まで

お問い合わせ:チケットホン松竹 9570-000-489

 

 

 
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