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半ぺん・蒲鉾 伝統の味わい  ~ 神茂 ~

[rosemary sea] 2017年3月 1日 09:00

『ギフト、そして自分も楽しむ』をエレメントとして取材します、 rosemary sea です。

 

DSC02028a.jpg半ぺん・蒲鉾の製造販売の老舗、神茂(かんも)さん

創業は元禄元年(1688年)、今年で329年というすばらしい歴史です。

 

有限会社 神茂 井上卓(たかし)社長直々にお伺いしました。

社長は数えて第18代目となります。

 

伝統を守り抜くために、原料となる食材は宮城県の気仙沼漁港・焼津漁港をはじめ各地漁港から毎日直接仕入れ、職人さんが真心を込めて昔ながらの製法で造っています。

 

半ぺんは・・・

成型する際、お椀のふたですくい取ると丸の半分、"半片"となることからのネーミングと云われています。

 

神茂さんの半ぺんはふんわり軽く、口に入れた瞬間に魚の旨みが広がる、そのような食感を出すために、ヨシキリザメとアオザメの一番肉を一度ミンチにかけます。それを漉し機にかけた後、石臼ですり上げています。

味の追求は一瞬たりとも怠ったことはないそうです。

江戸の伝統を守る、しかしただ延々と同じことを繰り返すだけでは不十分。

味を守り続けることも大事ですが、一方で新しいことにも挑戦する、その気概をお持ちだそうです。

 

DSC01978a.jpg

手取り半ぺん 422円、半月 314円。

真っ白できめ細かく、メレンゲのようにふわふわ。お魚の旨みがまっすぐに口中に伝わります。

脂に乗ったアオザメを約4割、柔らかいヨシキリザメを約6割使用。

おでんに入れても良し、軽く炙って召し上がるも良し、だそうです。

1枚1枚手作業で型取られた半ぺんは自信の一品となっています。

半ぺんはきめの細かさが命。一度しぼりのみで半ぺんを造ります。

 

ここで久し振りに登場、ロズマリ食リポ隊の食リポ。

S井さん「フワフワで味もしっかりしてて美味しいです。」

Oさん「チーズのような食感と淡い海の香り。」

T山さん3号「口の中で溶けるようなフワフワ感と、しっかりした塩味が食欲をそそる。」

F川さん「ふわとろでいつもの半ぺんと別物でした。」

S枝さん「これが本物の半ぺんなんだと感動しました。」

S山さん「サメの淡泊な感じがお酒のお供にぴったり!!いっくらでも食べられそう。」

F雄さん「しっとりとした食感が非常によい。」

 

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極上蒲鉾 2,808円、御蒲鉾 1,836円、和燦 3,564円。

原料の魚はグチのみ、無でん粉で仕上げた最上級の蒲鉾です。

板わさで味わってみたいです。薄切りでもみじおろしとぽん酢、というのもありですね。

 

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おでん種、おでん種「セット、詰合せなど。

秋冬商品は3月30日までの販売となっております。

ロズマリ宅では季節に関係なく1年中、鍋・おでんがテーブルに乗ります。

神茂さん、感謝です。

 

DSC01977a.jpg

煮こごり 1,080円。

アオザメの皮を丁寧に湯引きし、三つ葉をあしらった一品です。

非常に人気の高い商品。瞬く間に売り切れます。

取材時も残り1本となっていました。

 

神茂さんの歴史につきましてはこの後2回に分けて詳しく述べさせていただきます。

 

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神茂 本店

 

日本橋室町1ー11ー8

東京メトロ銀座線 三越前駅が至近

日本橋三越前 中央通りの大和屋さんとブリッジにいがたの間のむろまち小路を150m、右手前角

03-3241-3988

営業時間  平日 10:00~18:00

      土曜 10:00~17:00

定休日   日曜・祝日

神茂さんのホームページはこちら ⇒ https://www.hanpen.co.jp/