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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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中央区の魅力 ~ 『隅田川とセーヌ川』 ・・・・・ その5 ≪塔≫

[下町トム] 2011年10月22日 08:30

隅田川と友好河川であるパリのセーヌ川との比較を通じて、中央区の魅力を再発見しようという想いで始めたこの企画も「その5」を迎えました。


今回は≪塔≫をテーマにします。


エッフェル1_R.JPG


パリで≪塔≫といえば、言わずと知れた〔エッフェル塔〕ですね。


1889年に開催された万国博覧会にあわせて建造されたこの塔は、提案者の一人であるギュスターヴ・エッフェル氏の名前から〔エッフェル塔〕と名づけられました。現在の塔の高さは324メートル。100年以上たってもその斬新なデザインと風格はパリの風景にアクセントを与えています。


エッフェル2_R.JPG 当初は20年で解体される計画だったところ、軍事面での必要性から免れ、現在に至っています。
当初「パリの品格を害する」として建造反対の声が大きかったこの塔も、今ではすっかり風景になじみ、この界隈のセーヌ川地域は1991年に世界遺産に登録されました。


201107 浜離宮と東京タワー_R.JPG
東京のシンボルとして長くそびえてきたのは、無論〔東京タワー〕です。戦後復興が本格化した1958(昭和33)年に完成しました。高さ332.6メートル。


多くの映画や小説の背景としても日本人の記憶に残り続けてきました。塔が建っているのは港区ですが、今回のテーマである〝川からの眺め〟の視点では、中央区の風景の一つと言っていいでしょう。橋の上や船上から眺める〔東京タワー〕の姿は愛らしくも思えます。



そして、来年5月に開業を迎える予定の〔東京スカイツリー〕は全高634メートル。自立鉄塔としてはもちろん世界一の高さを誇ります。


201107 清洲橋とツリー_R.JPG

こちらの所在地は墨田区。しかし、この塔も隅田川からの眺めがとても絵になります。浅草界隈で間近に見上げるのもいいですが、隅田川を下って、中央区に入った頃にはちょうどよい高さに見えて、まわりの町景色に溶け込みます。これから多くの物語を生み出してくれることでしょう。


二つの都市にそれぞれ〝顔〟となる塔があり、川からの眺めが人々の憩いを誘っているのも、不思議な共通点です。澄んだ空にそびえる〝塔〟の姿が凛々しく望める季節です。

 

 

 

秋は夕暮れ

[ジミニー☆クリケット] 2011年10月20日 08:30

清少納言も「枕草子」で言ってます。秋は夕暮れ、いとをかし、とmaple

10月19日水曜日午後5時、築地1丁目のビルの屋上から、南西の方角に広がった夕暮れの空です。

左下に見えているのは、電通テックさんのビルですbuilding

 

yugure.JPG

やっぱり、秋は夕暮れですねsign01短時間でしたが、とても貴重な時間でしたnight

 

     こころなき 身にもあはれは しられけり 鴫立つ沢の 秋の夕暮れ   西行 

 

 

 

中央区の魅力 ~ 『隅田川とセーヌ川』 ・・・・・ その4≪運河の町≫

[下町トム] 2011年10月 8日 09:00

隅田川とセーヌ川の友好河川の縁に沿って、比較しながらも改めて中央区の魅力を再発見するシリーズの第4回です。 (プロローグ〟は≪序≫の項をご覧下さい。   『隅田川とセーヌ川』≪序≫

 

さて今回は、それぞれの川につながる運河(堀)とそれを囲むまちの様子を取り上げてみます。fish 

 

アルスナル運河.JPGセーヌ川はそれ自体が観光の名所ですが、実はちょっと脇道に入って、本流につながる運河や堀割をめぐるのも一味変わった風情を楽しむことができます。

サンルイ島近く、バスティーユ広場のほうへ向かうあたりの運河にはヨットや観光船の船着場があり、〔アルスナール港〕と呼ばれています。小さな橋を渡ってこの運河のたたずまいを眺めるのも一興です。

 

サンマルタン運河.JPGまた、この〔アルスナール港〕からさらに水路は延びます。一部地下化されていますが、再び地表に姿を現すのが〔サンマルタン運河〕です。

水辺は市民や観光客がそぞろ歩きを楽しんだり、河畔のカフェで憩いをとったりしています。

古き時代の雰囲気を今に残す、おすすめの散策コースです。foot 

 

新川から佃島.JPG中央区はもちろん〝水運のまち〟ですから、江戸開府以来、区内には多くの運河が設けられてきました。

その後かなりの堀が埋め立てられましたが、その往古の姿をしのばせるのが、新川近辺です。かつて酒や醤油の集積地として舟運で賑わった河岸は、今でもどことなく懐かしさを感じさせてくれます。隅田川本流のリバーサイドとあわせて散策するのにはこれまたおすすめです。

 

また、比較的歴史は浅いものの存在感があるのが〔晴海運河〕です。ちょうど石川島のところで隅田川本流と分かれて、江東区との区境を成し、相生橋、春海橋をくぐって東京湾へとつながっていきます。休日にはジェットスキーを楽しむ人を見かけることもあります。中央区の新しい水路の顔です。sign03 晴海運河と佃島.JPG

 

隅田川にもセーヌ川にも多くの支流がつながり、船が行き来するとともに、人が動きます。人が動けば物語りが生まれます。都市の歴史を綿々と綴ってきた運河とそれを取り巻くまちの風景にしばし溶け込んでみるのはいかがでしょうか。confident

 

続きを読む: 中央区の魅力 ~ 『隅田川とセーヌ川』 ・・・・・ その4≪運河の町≫

 

川めぐり橋めぐり ~水上バス「カワセミ」から眺めるお江戸

[ビッキー] 2011年10月 1日 09:40

去りゆく夏を惜しむかのような晴天に恵まれた先日、ご縁があり 水上バス「カワセミ」号の試乗会に参加させていただきました!

こちらが「日本橋船着場」。おなじみ日本橋南側の交番下、滝の広場にあります。

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船は180度旋回し、隅田川へ向けて出発です!高速道路が日本橋川をすっかり隠してしまっているのが良くわかりますね。遠くに見えるは江戸橋。

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鎧橋、茅場橋、湊橋・・・と次々に橋をくぐり、ついに隅田川に合流です。永代橋のこの精悍なお姿!まさに「晴れて良かった!」のひと言です。後方には中央区の誇るウォーターフロント、リバーシティ21や中央大橋も臨むことができます。

DSC_0135.jpg


 

こちらも橋好きの心をくすぐる凛々しい姿、清洲橋!

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この後、新大橋、両国橋・・・とくぐりぬけ、いよいよ船は神田川へと入っていきます。こちらは柳橋のたもと。かつては隅田川の舟遊び客が多く、花街として栄えた名残を残すこの界隈。細い川に沿ってたくさんの屋形船が停留するなかを抜けていくのも、この「カワセミ」号の見どころのひとつです。

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こちらは、昌平橋。その上を通っているのは総武線の鉄橋です。秋葉原を歩くと目にする光景ですので、お分かりになるかたも多いのでは?

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さらに船は神田川を遡り・・・このルートのクライマックスに差し掛かります。ご覧ください、この聖橋の美しさ!言葉になりません。総武線、中央線、丸の内線とが交差するこのポイント、うまくいけばすごく良い写真が撮れるかも!ビッキーはあまりの感動で、シャッターを切るよりも風景を楽しんでしまいました^^

DSC_0163.jpg


 

こうしてカワセミ号は後楽園の先で左に折れ、再び日本橋川を下ってゆきます。俎橋、一ツ橋、錦橋、神田橋、鎌倉橋・・・普段は声優のお仕事もされているという素敵なお姉さんが、橋や川について分かり易く解説してくださいます。

さて、日本橋にもどってまいりました!おお、いつも上を歩いている日本橋が頭上に・・・不思議!  速度がゆっくりなので、日本橋を下からじっくり眺めることができました。

DSC_0184.jpg


 

普段歩いているわがまちを、川面から見上げるこの不思議な感覚。ぜひみなさんもカワセミ号で新しい「お江戸めぐり」」をお楽しみください!

 

東京水辺ライン「カワセミ」 日本橋川・神田川めぐり 約11km・所要時間約70分

http://www.tokyo-park.or.jp/waterbus/ 東京水辺ライン 03-5608-8869 (9:00~17:00)

*こちらは土曜日の不定期に運航されています。運航の有・無につきましては、かならずお電話またはホームページでご確認ください

 

 

 
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