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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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川向こうから

[whatever] 2014年5月23日 14:00

 私は現在、隅田川に程近いところに住む中央区民です。と申しましたが、中央区民の多くは、何かしら川の近くに住んでいますよね 天気の良い日にカメラを持って、ただブラブラ歩くのが最高です。しかし、しょっちゅう歩けば、景色も見慣れてしまいます。今日は川向こうから中央区を眺めてみようと、橋を渡りました。

 

 清洲橋からスタート。清洲橋を中央区側に立つと、左奥に見える橋があります。萬年橋といいます。まずは、そこから眺めることにしました。念のため書きますが、清洲橋を渡ると向こうは江東区清澄。渡った先には都の公園の清澄庭園があります。また、江東区内で、洋菓子などの工場直売店を時々見かけます。清洲橋を渡ったところにも洋菓子とパンの工場直売店があり、辺りには甘い香りが漂っていました

 程なくして萬年橋に到着。ここから眺める清洲橋と中央区。知った建築物ですが、川向こうから覗くと少しドキドキするのは私だけでしょうか? いつにも増して、美しく見えますね! 

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 さて、萬年橋から隅田川テラスに出て、新大橋へ進みます・・・

 

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bridge2.jpg向こうに見えるのは、日本橋浜町の高層マンション「トルナーレ」。

やはり高い 

江東区には、江戸時代の俳人松尾芭蕉が住んでいたということで、大川端芭蕉句選を詠みながら散歩ができます。

 

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やはり、ここでもトルナーレは目立ちます。屋上にはヘリポート。

首都高の下には、東京消防庁日本橋消防署浜町出張所があり、川沿いということで、消防艇2艇が配備されています。

 

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テラスから、「人助け橋」と称された新大橋に上りました。

中央の柱には、昔の新大橋などが描かれたレリーフが貼ってあります。

写真右端に見えるのは明治座。

 

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bridge5.JPG同じく新大橋の上から。

高速道路の下には、わんわん広場が見えます。

分かりづらいですが、こう見るとドッグラン、結構長いです。

 

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bridge6.JPGさらに進み、両国橋に到着。

向こうの中央に見える、灯りの付いた黄色い建物は日本橋中学校。

手前のフェンスは、花火を眺めている人たちがモチーフになっています。場所に合ってますよね

 

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bridge7.JPG再び新大橋へ。

ライトアップされた清洲橋もかすかに見えます。

個人的には、ライトアップされた新大橋が川面に映えるので、何度も写真に収めるほど気に入っています。

 

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bridge8.jpgやはり綺麗ですよ、新大橋。

写真中央には、日本橋三井タワーが確認できました。

 

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 中央区は川向こうから見ても、やはり親しみのある街でした 

 

 

石川島公園の「京女鷸(キョウジョシギ)」

[サム] 2014年5月21日 09:00

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            <♂夏羽>                     <♀夏羽>

 

k-4RSG.jpg ジョギング・ウォーキング・犬の散歩で賑わう、石川島公園の下段の親水テラス。

この季節、干潮時、水際の岩場に目を凝らすと、京女鷸(キョウジョシギ)がごそごそと動き回って採餌しているのに出会えます。

背と翼上面に赤褐色と黒の派手な(三毛猫のような)斑模様の夏羽を、京女の着物に見立てたのが和名の由来の由。

♂の夏羽は、頭上部の白と黒の縦斑が鮮明、体上面の赤褐色部は鮮やかで赤味が強い。

♀の夏羽は、頭上部は灰褐色味が混じり、体上面の赤褐色部は♂より小さく赤味は弱い。

(因みに冬羽は、頭と体上面全体が黒褐色で、赤味がとれ、地味な色合い)

夏季、ユーラシア北部・北アメリカ北部のツンドラ地帯で繁殖し、冬季、南アジア・アフリカ・中南米・オセアニアの海岸に渡り越冬するとされています。日本には、旅鳥として、主に5月を中心とした春、9月を中心とした秋に中継地として飛来し、干潟・海岸・水田等で観察されています。

全長約22㎝。

ずんぐりした体形。

黒くて短い嘴。

オレンジ色の脚。

鳴き声は 「ゲレゲレッ」。

飛翔時は翼や腰・尾の白色部が目立ちます。

地表採餌の他、嘴で小石や土塊・貝片・海藻の塊をひっくり返したり、ずらしたりしてその下に潜む小動物を捕えるようです。

英名の(Ruddy) Turnstoneは採餌習性に因んでいます。

この時季、干潟・岩礁の水辺に行かれる機会があれば、目を凝らしてよく探してみてください。

一風変わった、小体な "京女" に出会えるかも知れません。

 

 

 

 

 

クラシック音楽の銀座の殿堂「王子ホール」

[遊山ものみ] 2014年5月20日 14:00

 この日曜日、久しぶりに銀座三越裏の「王子ホール」に出かけた。

数度となく訪れていますが、ほとんどが平日の夜公演で、マチネー公演というのは初めて。

 

王子ホール.jpg

 

 銀座の表通りは歩行者天国。そのために裏通りは車がいっぱい。朝日稲荷神社の前も数珠つなぎになっていました。

ところでこの神社はとってもユニーク、路面で参拝すると、ビルの屋上の社殿までパイプがつながっていて、屋上に鈴の音が聞こえるように建立されていますよ。

 友人と銀座の神社巡りをした時に、屋上と地上に分かれて聞こえるかどうか実験してみましたが、周囲の音に・・・!?1400509616869.jpg 

 最近リニューアルされた「王子ホール」は、私が子供のころからありました。そして情操教育に熱心な母に連れられて、良く覚えていないけれど、外国人のピアニストのリサイタルに訪れました。

 当時通っていたピアノ教室では年に1~2回ほどの発表会があり、「ヤマハホール」あるいは、今は亡き「ガスホール」で開催されました。

 同じ教室の生徒たちが、同じ生地のワンピースを、洋服屋さんに色々なデザインで仕立ててもらい、出演しました。

胸にチュールやレースを挟んだもの、襟付き襟なしのスタイル。そして必ずウエストの後ろには大きなサッシュリボンがついていて・・・。

 子供心にワクワクした思い出があります。

 そして

 「発表会は『ヤマハホール』で、プロになると『王子ホール』でやるのだわ。」 

 と思っていました。

 

王子H会場.jpg

 さて、当日の主役は一生に1度の「還暦(!?)リサイタル」とのこと。今までで最高の歌唱を披露してくださいました。

ホールも豪華、4着の衣装もとっても素敵でしたよ。

 


 オペラ歌手(売れてないけれど)の娘を持つ身。数度の帰国の度に、慌ただしく会場予約をし、家族で設営する区民ホールでのリサイタルが、そのうち銀座の「王子ホール」で開催されることを祈りながら~!?

 

 そんなこんなの思い出に浸りながらの2時間でした。

 

 

東をどり

[杏葉牡丹] 2014年5月17日 14:00


毎年恒例の、新橋の芸者衆による「東をどり」が、

今年も5月24日~27日に行われます。

 

回を重ねて90回という歴史ある公演ですが、もともとは新橋の芸者衆の、一流の芸の披露や伎芸向上の為にと始まったもの。

 

そして会場の新橋演舞場は、もともとは芸者衆や置屋・料亭等の新橋花柳界の関係者とその後援者たちによって、建てられたものです。

だから、場所は銀座にあっても、「新橋演舞場」と言うんですね。

ck1203_20140516 (3).jpg ck1203_20140516 (1).jpg

 

ついでに言えば、この「新橋花柳界」の『新橋』ですが、現在では港区の地名になっているので、なぜ中央区なの?と思われる方も多いかと思います。

 

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『新橋』というのは、銀座8丁目の先の首都高速がある場所に、かつては「汐留川」が流れており、そこにかかっていた『橋』の名前でした。

現在でも、親柱だけは、高速の下に残っています。

 

幕末に、そこの近くの、現在は博品館の裏辺りになる金春町に、常磐津指南をしていた女師匠がいて、しばしば付近の料理屋などの宴席に呼ばれるようになり、幕府から「酌取御免」のお墨付きを貰います。

これが「新橋芸者」の始まりといわれいるそうです。

 

明治維新以後は、薩長出身の政財界人等に贔屓にされ、江戸時代からの代表的な花柳界の柳橋と並んで、「新柳二橋」と呼ばれることもありました。

 

最近話題の「日本のおもてなし」の究極とも言える花柳界ですが、やはり一般庶民には、敷居の高い世界。

特に女性には、普通だったら縁がなさそうですが、この「東をどり」でしたら、舞台だけでなく、ロビーや劇場全体で、そんな雰囲気を味わうことも出来ます。

 

詳細については、「東をどり」のページをご覧ください。

http://www2.odn.ne.jp/shinbashikumiai/

 

ck1203_20140516 (2).jpgなお、新橋花柳界のことをもっと知りたいという方には、『名妓の資格~細書・新橋夜咄』(2007年雄山閣より発行)という本をお薦めいたします。

著者の岩下尚史さんは、新橋演舞場にいらした方ですが、最近はテレビ等でも活躍されていて、4月から始まったTBSテレビの朝の「いっぷく!」にも出演されています。

 

この本の中の「お喜代姐さん」として知られていた元芸者さんからの聞き書きは、細かいしきたりやお客様の気風などが生き生きと書かれていて、本当に興味深いものです。

 

 

 

佃公園の「オナガ」

[サム] 2014年5月16日 09:00

      DSC00741LLS.JPG   DSC00742LLS.JPG

 

 この時期、佃公園を通り抜ける度、オナガが数羽群れ、「ゲー」「ゲッ」「ギューイ」と、やや嗄(しわが)れた声で鳴き交わし、飛び廻る姿をよく見かける。

(尤も春には「キュリリリ・・・」などと愛らしい声で鳴き交わす様子も観察されると云う)

今回は番(つがい)と思しき♂♀を発見。

どうやら5-7月は繁殖期らしい。

オナガは名前の由来となっているように尾羽が長く、スマートな体型で、清楚な羽色をしているが、意外にもカラス科に属する留鳥。

オナガの分布域は、ユーラシア大陸の東西両端の遠くはなれた2地域(飛び地分布)とされる点も興味深い。

国内では現在、本州中部以北に局地的に棲息し、関東地方ではごく一般に見られるが、近隣の地域でもこの種が分布していない箇所も多いと云う。

山地、村落、緑地の多い市街地、公園などに棲息し、群れで行動し、食餌は雑食性とされる。

体長34~39㎝、尾羽が20~30㎝と長く、頭と体の大きさはムクドリ大。

目先から後頭部の下まですっぽり頭巾を被ったように黒色。

首、喉から胸にかけては灰白色。

翼と尾羽が青灰色、背は淡い灰褐色で、雌雄同色。

飛翔時は長い尾がよく目立ち、飛ぶと云うより滑空しているように見える。

尚カラス科の他の鳥と同様、学習能力は高く、警戒心も強いとされる。

またしばしばカッコウに托卵される事例も報告されている。

 

 

変わりゆく銀座

[かんべえ] 2014年5月15日 17:00

この前の日曜日、銀座ユニクロに行きました。

向かいの松坂屋は、スッポリなくなっておりました。

 

松坂屋 跡地

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どんな建物がたつのでしょうか。

観世能楽堂が、渋谷から移ってくるという話も聞きます。

楽しみです。