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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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【子連れで楽しむ中央区】#13:親子で楽しむ浜離宮

[お染] 2016年11月23日 09:00

11月は天気が良くてお出かけ日和の日が多いですね

先日、我が家のチビさんを連れて、浜離宮恩賜庭園 に行って参りました。

    

区内在住の0歳から中学生までの子どもがいる家庭は、乳幼児医療証または子ども医療証を入園口で提示すると、同伴の大人2名まで入園料がタダになります。

(平成29年3月31日まで)

詳細はこちら→ https://www.city.chuo.lg.jp/kusei/kohokotyo/koho/h28/280501/08_01/index.html

   

   


敷物をひいてのんびりされている方々も多数いらっしゃいました。

小さなお子さん達は芝生の上を走ったり、歩いたり

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紅葉が始まった木々とビルのコラボもなかなか◎

都心にありながら、穏やかな時間と清々しい空気が流れています。

   

    

園の中央付近にある「あずま屋(休憩所)」

お土産やペットボトル、饅頭など売っています。

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うちのチビさんが、なぜか異様に気に入った「栗まんじゅう」。

売店で買って、側の休憩所でまったり戴きました。

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「おまんじゅうひとつ、くーだーさーいーナッ」をエンドレスに繰り返す旨さ (^^;)

    

        
園内には数か所、おむつ替えのできるお手洗いがあります☆ とりあえず安心...

また、大手門口には、自転車を止めるところもありました。

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そして、ネコ。

ここの主なのでしょうか。。
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子供たちに大人気でした。=^^=

    

    

園内は歴史ある建物や景観があり、子供とともに歴史に思いを馳せながら楽しむことができるのはステキなことだなと思います。
小さいうちから自然と歴史に触れることもできますし、そのうち子供自身で歴史にも楽しみを見出すかもしれませんね^^

    

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東京湾の海水をひいている「潮入りの池」。

何度か訪れて、潮の干満による変化を楽しんでみたいものです。

     
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眺めの良い「中島の御茶屋」。

園遊接待のための施設で、6代将軍家宣が建設したものだそうです。

今でも中に自由に入ることができ、外国の方にも人気です。

      

    
お茶といえば、つい先日(11月21日)に園内にある「芳梅亭」で茶の湯体験が行われていました。

次回は平成29年1月23日(月)ですので、申し込みは浜離宮恩賜庭園サービスセンターにお電話を☆

   

外国の方には英語による説明もあるそうです。茶の湯体験の詳細はこちらをご確認ください。
http://www.tokyo-park.or.jp/announcement/028/detail/33460.html

     

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浜離宮恩賜庭園は、外国語のパンフレットも充実。

英語のほか、フランス語、中国語、韓国語のものもあります。

      

    

区内在住ではなくとも、入園料は大人300円でたっぷり満喫できます。
今はまさに紅葉の季節。四季の変化や歴史の趣を感じることができ、オススメです。

     

    
◆浜離宮恩賜庭園
住所:中央区浜離宮庭園1-1
   東京メトロ日比谷線、都営浅草線「東銀座駅」から徒歩14分
   都営大江戸線「築地市場駅」から徒歩7分
HP:http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index028.html
開園時間:午前9時から午後5時

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文学で楽しむ中央区(その5)~御宿かわせみ~

[之乎者也] 2016年11月22日 18:00

天気の良い日曜日、隅田川テラスを散歩していくと日本橋川に架かる豊海橋に着きます。

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豊海橋はそのデザインと風景の美しさからドラマや映画の撮影によく使われる場所ですが、平岩弓枝さんの小説「御宿かわせみ」では、日本橋川が大川(隅田川)に流れ込む豊海橋のあたりにある、大川端(おおかわばた)の旅籠「かわせみ」を舞台にお話が進められます。なお、江戸時代には永代橋は現在よりもやや上流、日本橋川の北側に架かっていたようで、「かわせみ」の場所もちょうど現在の永代通りの真上あたりの場所(地図上の星印のあたり)にあったのではないかと思われます。

               

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「三日ばかり鋭い寒気が襲ったかと思うと、不意に大川の水もぬるむような日もある初春であった。。。≪中略≫。。。南町奉行所の吟味方与力をつとめている兄の屋敷は、とっくに門のしまっている時刻であった。屋敷を出る時から、心のどこかで、今夜は大川端町のるいの許へ行くつもりがある。神林東吾は仲間と別れると、自然、酔った足をそっちへむけていた。豊海橋の袂から少しはずれて『御宿、かわせみ』と小さな行燈が夜霧の中に浮かんで見える。星も月もみえない、しっとりとした晩である。」 

「御宿かわせみ」第一話「初春の客」はこのように始まります。南町奉行所の筆頭与力の弟で剣の腕前から講武所の教授方をつとめる主人公の神林東吾と大川端の旅籠「かわせみ」の主人で、東吾の幼馴染・恋人の庄司るいを中心にドラマは展開します。Ardea2.jpg

「かわせみ」シリーズは、1973年の「小説サンデー毎日」への連載以来、2016年1月の最新作「お伊勢参り」まで295話(文庫で40冊:文春文庫から発売)となっています。「かわせみ」では、江戸の下町を主な舞台として庶民の日常におこるちょっとした事件がショートストーリーで語られており、その魅力は、読者が作中人物と同じ目線で一緒に江戸時代の日本橋、八丁堀、薬研堀、新川、鉄砲洲などの街にタイムスリップできることでしょう。 

Ardea4.jpg(写真は「江戸ホテル(築地ホテル館)」:*パブリックドメイン)

小説は、19世紀半ばの江戸時代から明治へと続きますが、主人公も当初の20代半ばから50代半ばとなり、娘の代に世代交代してお話が続けられます。明治編の「新・御宿かわせみ」では舞台として築地居留地が登場するようになり、A六番女学校(女子学院の前身)、江戸ホテル(築地ホテル館:銀座大火で焼失)、イギリス人のバーンズ医師や入船に店を構える清国人の仕立屋の陳鳳など国際色も豊かになっていきます。

                                      

昼間の街歩きに疲れたら、秋の夜長「かわせみ」シリーズを読みながらを中央区の江戸時代から明治期までの歴史を楽しんでみるのは如何でしょうか。

 

 

熈代勝覧 (小田原町)

[皐月の鯉の吹き流し] 2016年11月22日 16:00

東京メトロ銀座線、半蔵門線「三越前」駅 地下コンコース内 (日本橋三越本店本館 地下中央口付近)

 

「熈代勝覧」は日本橋~今川橋の江戸の様子がいきいきと描かれた絵巻です。 三越さんのルーツの呉服越後屋さんや、刃物の木屋さん(普請していのを含め4軒)、 犬20匹、馬13頭、牛4頭、人は1671人(私は数えていませんが)描かれているそうです。

犬20匹が描かれているように、江戸時代はペットブームだったそうで、 前回も触れましたが、犬の糞は江戸名物の一つだそうです。

猫も多く飼われていたようです。 落語の枕に出てきたと記憶してますが「猫の蚤とり屋」、江戸時代に実際にあったそうで、 これが商売になるほど、猫を飼っていた人が多かったのでしょう

 

「熈代勝覧」先ほどの刃物の木屋さんの所に「小田原町入口」と表記されています。 現在の築地6・7丁目を以前(50年以上前)、小田原町と言っていたので あるいは、ここを指しているかも知れません。

 

木屋さん_小田原町入り口.jpg

「小田原町」の名前は今でも築地6丁目の交番に 「小田原町交番」として残っています。

 

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さてこの「小田原町」は(神奈川県)小田原衆がここに 移り住んだのが名前の由来とのこと。 (佃・明石町も同様らしい)

また「小田原町」ですが、日本橋を起点とする東海道の最大の難所「箱根」 ここにも「小田原町」があります。

 

日本橋160717_06.JPG

 

道路元標_160501_02.JPG

 

道路元標_160501_03.JPG五街道の起点日本橋

 

 

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宿場を設置する時に 隣宿の小田原宿と三島宿からそれぞれ50軒ずつ移住させ、宿場を設けたそうですが 現在の箱根町には、小田原町、三島町という名前が残っているそうで、 このときに由来するものと伝えられています。

また、たんなる表記という意味ばかりでなく、 小田原町は小田原藩領分であり、三島町は三島藩領分であったそうです。 江戸時代を通じて箱根宿は、1つの宿場でありながら、2人の領主を持つという特殊な 宿場だったのです。 このような支配形態を持つ宿場は、東海道五十三次の中で箱根宿だけだそうです。

 

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旧東海道箱根付近 こんな様子です。

 

箱根旧街道_2.JPG

ここは杉並木、東海道は松並木が知られていますが高度が高いと松は育ちにくいそうです。

 

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現在の国道を横切る所もあり、このように案内があります。

 

再び「熈代勝覧」、番屋があります。 番屋は今の交番に相当するものですが、木戸番と自身番がありました。

町内ごとに木戸が設置され、夜四つに木戸を閉め 明け六つに開けていました。 この木戸を管理するのが木戸番屋

町内の見回りなどの警備を担当してのが、自身番屋 その関係で、捕り物道具が常備されており、不審者や犯罪者を 一時拘留したそうです。

この江戸時代の番屋と現代の交番、場所がけっこう一致しているそうです。

 

 

新川公園の桜紅葉(さくらもみじ)

[之乎者也] 2016年11月21日 16:00

普段の週末であれば朝早くから区外に出かけることも多いのですが、今日は特に予定も無く天気も良いので久しぶりに区内をぶらぶら歩いてみることにしました。住友ツインビル前バス停から隅田川のスーパー堤防への坂道を上って中央大橋の西詰から永代橋に向かって歩くと新川公園に入ります。普段であれば会社に行く時刻ですが、今日は日曜日ということもありジョギングをする人や犬を散歩させる人がたまに通るくらいです。SKMJ1.jpg

新川公園といえば桜の名所。毎年3月末から4月初旬にかけてソメイヨシノが綺麗な花を楽しませてくれます(14年4月7日付ブログ記事「新川公園から中央大橋、佃公園へのお花見散歩」/archive/2014/04/post-1956.html)が、意外や意外、桜の紅葉(もみじ)というのもなかなかなものです。真っ赤に色づいた桜の木と空/隅田川の鮮やかな青色のコントラストが見事です。

 

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もちろん新川公園は並木道になっていますので、春の桜の花同様のんびりと上を眺めながらの花見ならぬ桜もみじを見ながらのお散歩が楽しめます。遠めに桜もみじ全体を見るのも綺麗ですが、真紅に染まった葉っぱの一枚一枚も凛(りん)とした美しさを感じさせます。

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桜の花は散るから美しいともいわれますが、桜もみじも青空の中、美しい紅色で我々の目を楽しませてくれたあとは、はらはらと散っていきます。今が見頃の新川公園の桜もみじ、天気の良い日に見に行かれることをお勧めします。

 

【新川公園】

所在地:〒104‐0033 中央区新川1-31~32

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モミジバフウの "七色の紅葉"

[サム] 2016年11月19日 12:00

DSC02883LSR.jpg 11月も中旬に入り、日に日に朝夕は冷え込みを覚える候、次第に樹々も色づき、見頃を迎えています。

今回取り上げたのは、区内で、明石町緑道、人形町通り(人形町交差点北側)とともに、モビジバフウ(別名アメリカフウ)が植栽されている、日本橋箱崎町のIBM箱崎ビル前の通り。

モミジバフウは、葉の形はモミジに似ていますが、北米・中南米原産とされるマンサク科フウ属の落葉高木。

DSC02960RRS (2).jpg樹皮は褐色を帯び、浅く縦裂。花期は4月頃。

端正な樹形で、緑~黄緑~黄~橙~赤と、多彩に紅葉することから、"七色の紅葉" とも譬えられます。

木々により色づきがひとつひとつ違い、1本の木のなかでも紅葉の度合に差があり、錦の織物のように、秋の装いを演出。

様々な色合いの変化をみせて、競い合うように陽光に輝き、彩りを添えています。

落葉後も枝に残る、長い柄ののついた「いが」様の果実も、ユニークです。

 

 

WINTER ILLUMINATION 2016 <晴海トリトン>

[サム] 2016年11月18日 14:00

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 11月16日、晴海トリトンスクエアで、年末恒例の「ウインターイルミネーション2016」が点灯。

高層ビル群を背景に光り輝いています。

会期:11月16日~2017年2月14日

一昨年までは「水のテラス」を中心に、オーシャンブルーの大海原やイルカをモチーフに、ブルーを基調とした幻想的なLEDのイルミネーションが展開されましたが、今年は、昨年来のノーストリトンパークのエントランス、トリトンブリッジを中心としたシャンパンゴールドのイルミネーションを踏襲。

トリトンブリッジのイルミネーションも今年はシンプルな色調でまとめられています。

  

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