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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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5月の石川島公園・隅田川テラスの野鳥たち

[佃のうさこ] 2017年5月 5日 14:00

去年より中央区の野鳥観察を、特に石川島公園・隅田川テラスでしている佃のうさこです。

5月に石川島公園・隅田川テラスで見ることの出来る野鳥をお知らせします。 

 

東京都の都の鳥「ユリカモメ」は、日本での越冬を終えて、ユーラシア大陸北部で繁殖するために、ほぼ姿が無くなりましたが、最終組と思われる数羽が、顔も真っ黒の夏羽にすっかり変わって残っています。あと石川島公園・隅田川テラスで見れるのも何日かな?のカウントダウンに入ってますので、ガングロ?!ユリカモメに会いたい方は、お早めに。

 

ガングロユリカモメ.jpgユリカモメ

 

旅鳥の京女シギが4月30日にやってきました!南アジアでの越冬を終えて、ユーラシア大陸北部での繁殖のために渡りをする途中に、中継地点として日本の春と秋に数週間やってきます。石川島公園・隅田川テラスでは、5月中旬までの干潮時前後のみに見ることが出来ます。京都の女の人の着物姿のようにあでやかな羽色から名付けられた京女シギに会いたい方は、次回は、5月7日から18日の干潮時間帯に。(写真下・左)

 

イソシギも姿をよくあらわしてくれるようになりました。イソシギは、留鳥で一年中日本にとどまっていますが、やはりこの季節から頻繁に見れます。シギの特徴の尖ったくちばしで、岩から出て来るカニを狙ったりしています。尾羽を上下にぴくぴく動かしながら歩くイソシギに会いたい方は、これからの季節、かなりの確率で会えますよ。(写真下・右)

 

キョウジョシギと.jpg京女シギ         イソシギ

 

 

カワラヒワ.jpg

カワラヒワ

石川島公園の草原で、カワラヒワを見かけるようになりました。

 

すずめと同じくらいの大きさで、東アジアだけに分布するカワラヒワです。

 

これから繁殖・子育てがはじまるのでペアで見かけることも。

 

キリリリと高い声で鳴くカワラヒワに会いたい方は、すずめとは違う鳴き声に耳をすませてみてください。

 

 

 

 

その他では、ツツピーツツピーと良く鳴いているのが、シジュウカラ。いつも白と黒い羽のコントラストで、ペアで仲良く飛んでいるのがハクセキレイ。超高速で飛んでいるのがツバメ。スズメも5月下旬には、草原の中の、か細いチュンチュンに目をやると雛に出会えます。

 

パリ広場でのピクニックに良い季節になりました。どうぞ、5月の石川島公園・隅田川テラスに。

 

 

 

 

 

 

神田祭がやってくる

[お江戸のマーシャ・堀内] 2017年5月 5日 12:00

神田祭りは賑やかなハレのお祭りが、ゴールデンウィーク明け以降にやってくる、私は江戸っ子ではないのだが、今一度振り返ってみる。

 

神田明神は、天平二年(730年)、今から約1300年前に、今の皇居近くの大手町・将門塚附近に創建されている。その後、徳川家康の没年の1616年、江戸城拡張のため、城の表鬼門の地となる現在地の外神田に遷座した。

 

今は、神田明神は千代田区・中央区の108町会の総氏神さまとして、神田祭りは日本三大祭の一つとして有名である。

 

江戸を守る総鎮守府としての祭礼、江戸時代は、その行列が江戸城(皇居)にまで入ることを許されていたと言う。

 

この5/13は神幸祭といって、お神輿(だいこく様、えびす様、まさかど様)、時代絵巻の行列が神田神社を出発し、御茶ノ水、大手町、秋葉原、東日本橋(お昼休み)へ、そして水天宮、三越前、中央通を通って神田明神へお戻りになる。
→5/13夕方の中央通での行列には、"付け祭り"という曳きものが(2015年は大鯰、花咲爺さんの大きな張りぼて、、)が合流して、更に目を楽しませてくれるのは間違いないだろう。

 

日本橋三越さんの一階に飾られた神田祭り、何故かネコも踊っている。
春を通り過ぎて、もう夏のようでもある、みなさま、体調を万全にしてお過ごしくださいませ。

ck1515_20170502 (2).JPG ck1515_20170502 (1).JPG

 

 

ヒトツバタゴは なんじゃもんじゃ 白い花2017

[銀造] 2017年5月 4日 16:00

 波除稲荷神社のヒトツバタゴ、通称なんじゃもんじゃの白い花が、4月27日から咲いていました。写真は5月2日時点のものです。海老塚を被い、すし塚の方にしなだれかかっています。 「ヒトツバタゴ」も江戸前寿司が大好きなんでしょうね。 すし塚の後ろには、バラ科の白い花、「ハマユウ」の様な花弁の花が沢山咲いていました。

DSC05403.JPG

 同じ5月2日に、銀座6丁目のヒトツバタゴの様子を見に行きました。今年は日照不足なのでしょうか?

ほぼ全部の木に蕾が見当たりませんでした。 個体差はあるもんで、一本だけ白い花を咲かせていました。

DSC05363 (400x225).jpg

 お買い物、お食事の前後に、銀座6丁目のヒトツバタゴ、なんじゃもんじゃの清楚な白い花が見たいと仰るファンの方、清々しい初夏の訪れを感じさせてくれる花ですね。

 

 

「吉田松陰」がここにいる理由。@箱崎公園

[えだまめ] 2017年5月 4日 12:00

先日、ロイヤルパークホテルのランチビュッフェに行った帰りのこと。

(その時の記事はこちら → /archive/2017/04/post-4276.html

一緒に行った友人とおしゃべりしながら彼女の勤務先の近くまでおさんぽ。

せっかくなので、いつもは行かないその近くの公園で

娘・あずきを遊ばせていこう・・・と思って

「箱崎公園」までやってきました。

DSC_1045-1.jpg

こいのぼりがいっぱい飾ってあって、季節を感じますね。

時間帯もちょうど小さい子はお昼寝タイム?だったからか

同年代の子たちはあまりいなくて滑り台で遊び放題のあずきでした。
 
 

・・・ふと見つけたのが

DSC_1051-1.jpg

こちら。「吉田松陰像」です。

一瞬頭の中には「?」が。

「松陰先生ゆかりの地、っていうと小伝馬町の十思公園だよね?」って思ったので。

小伝馬町の牢屋敷が最期の地ということで

その跡地の十思公園には記念碑がいくつか建っていますよね。

/archive/2016/06/post-3419.html

(↑過去の先輩特派員さんの記事にも取り上げられています)

 

どうしてここに??と思っていたら傍に説明板、ちゃんとありました。

それによりますと・・・

DSC_1050-1.jpg

昭和12年(1937年)の末、この地にあった箱崎尋常小学校の6年生

岩井光子さんが病気で亡くなりました。

成績優秀な光子さんは特に吉田松陰の生き方に感銘を受けており

亡くなる前に自分の貯金で学校内に吉田松陰の銅像を建ててくれるように両親に遺言をしたのだそう。

(・・・そういう時代、だったのかもしれませんが

 今時の子どもではなかなか出てこない発想かもしれませんね。)

両親は生活が苦しい中でもこの願いを実現し、昭和13年(1938年)3月22日に

盛大に除幕式が行われました。

当時、この話は「教育美談」として東京日日新聞に表彰され

除幕式には当時の文部大臣や東京市の関係者などが多数参列しました。

像は竹山蘭山が制作、「松陰先生」の文字はこの話に感銘を受けた

海軍大臣高橋三吉が揮毫したものです。
 

昭和19年に小学校は戦火を逃れるため疎開した後に廃校となりました。

しかしこの像はずっとこの地で箱崎町を見守り続けています。
 

母となった身としては

「光子ちゃん、悔しかったろうな。お母さんもつらかったろうな。」

という感想が先に立ってしまうのですが。

彼女の想いがこの地域の子どもたちを守ってくれますように、と

願わずにはいられないのでした。

 

 

 

青紅葉(あおもみじ)

[サム] 2017年5月 3日 12:00

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R0028678LRSG.jpg 風薫る5月。いよいよ新緑が目に眩しい季節です。

浜離宮恩賜庭園では、日に日に強さを増す陽射しの下、微妙に色合いを異にし、萌える若葉が織りなす緑のグラデーションの彩りに目を奪われます。

中でも、園内に約25本あると聞く 「イロハモミジ」(別名イロハカエデ)の芽吹いたばかりの清々しい若葉 "青紅葉(あおもみじ)" の美しさは格別です。

太陽の光を透かして見ると、淡い緑の色相が重なり合い、より一層繊細な美しさが強調されます。

中島の御茶屋、松の御茶屋、燕の御茶屋を背景に、"青紅葉" が映える様は当園ならではの情景。

日増しに、爽やかな薄緑色の色味が少しずつ濃くなっていきます。

緑は生命力を感じさせてくれる色であり、自然の懐に抱かれたようで、見る者の心を癒してくれます。

 

 

鯉のぼり

[サム] 2017年5月 2日 14:00

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DSC00020RSG.jpg 郊外の五月晴れの広い空を雄大に泳ぐ鯉のぼりは勿論魅力的ですが、都心の空地にたなびく鯉のぼりもまた一味違った味わいです。

端午の節句は、古来男の子の成長を祝う伝統の行事。

中国に、「黄河の上流にある "龍門" という滝を昇りきった鯉は、龍になり、天に昇ることができる」との伝説があり、龍は皇帝のシンボル、"鯉の滝登り" は立身出世の象徴と伝わります。

江戸時代、武具を奥座敷に、幟旗を戸外に飾り立てた武家に対し、江戸庶民は、上記の由来にも鑑み、鯉を幟(吹き流し)に見立て、「腹・胸に一物もない」鯉のぼりを打ち立てたとされます。

佃公園の吹き抜けの "いけす" を泳ぐ鯉のぼり。

中央区内にあっても人口増加が著しい月島地区(佃・月島・勝どき・晴海)。

4月29日(土)は、GW初日ということもあり、公園内は、いつにも増して親子連れで賑わい、歓声が響き渡っています。