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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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築地本願寺 九条武子夫人 その偉大な功績を知る

[銀造] 2016年9月20日 14:00

 築地本願寺の境内に、九条武子夫人歌碑があります。

中央区観光協会編集の「中央区ものしり百科」には、九条武子夫人のことについて、こう書かれています。

 

九条武子(1887~1928)は、西本願寺門主、大谷光尊の次女として京都で生まれた。 21歳のときに男爵九条良到(よしむね)と結婚。

夫の英国ケンブリッジ大学留学に同行するが、2年後に帰国。良到は、その後、横浜正金銀行ロンドン支店に勤務するなど英国に11年間滞在したため、別居生活は10年近くにおよんだ。 その間、武子は和歌を佐々木信綱、絵画を上村松園、生け花を西川一草亭に学ぶなど多彩な才能に磨きをかけ、歌集「金鈴」、「薫染」、随筆「無憂華」といった作品を残した。 築地本願寺にいたときに、関東大震災に遭遇し、震災復興事業に奔走した。 境内に「おおいなる もののちからに ひかれゆく わがあしあとの おぼつかなしや」という歌碑がある。

 

 暫く、夫人の功績について、探求する機会がなかったのですが、

九条武子夫人が、関東大震災で罹災された方々を日比谷公園前などで救護に当たっている様子の写真を、墨田区横網2丁目にある「復興記念館」の1階で見つけました。

 

お写真は、いくら新聞に掲載されたものとはいえ、高貴なお方のご尊顔をご紹介するのは失礼と考えましたので、説明文だけをご紹介します。

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 〒130 -0015 東京都墨田区横網2丁目3番25号 横網町公園にある「復興記念館」のHPは、こちらです。

是非、こちらも、おみ足をお運び下さい。

http://tokyoireikyoukai.or.jp/park/%E6%96%BD%E8%A8%AD%E6%A1%88%E5%86%85/%E5%BE%A9%E8%88%88%E8%A8%98%E5%BF%B5%E9%A4%A8/

 41歳と言う若さでお亡くなりになられたのですね。夫人のご功績に対して、合掌。

 

 

江戸 東京 八重洲の歴史                          Edo Tokyo Yaesu History

[HK] 2016年9月13日 14:00

見送りで東京駅を訪れた時に地下街で「Edo Tokyo Yaesu History」と書かれたコーナーを見つけました。 

 

On the way back from Tokyo Station, seeing a friend off, bumping into "Edo Tokyo Yaesu History" pictures' wall display in the underground shopping area was a lucky coincidence.

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場所は八重洲地下街メインアベニューを外堀地下1番通りをJR東京駅東口に入ってすぐです。

 

The place is only few steps from Yaesu underground main avenue turing to Sotobori Chika 1st Street to the North Entrance.

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そこには「八重洲」の由来を説明したプレートや絵・写真が壁に飾られています。  江戸時代の城郭都市図も飾られており、興味深いです。   ヤエチカに行かれることがあれば、是非お立ち寄りください。

 

The display explains origin of the name "Yaesu" with instruction plate and pictures. There also is an old Edo Castle map which would surely interests you. So if you ever have a chance to visit Yaesu underground shopping area, the place is worth stopping over.

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9月は防災月間

[遊山ものみ] 2016年9月12日 12:00

先日、ツアーで明石町に出かけました。聖路加病院のあるところです。

ここは明治時代には旧外国人居留地でもありました。

 またミッション・スクールの発祥地ですね。

 

ちょうどお昼。教会のが鳴りました。音色は讃美歌です。

 

 9月は防災月間です。義父が亡くなって何年になるでしょうか。

立教学院の碑.jpg関東大震災時、築地の立教中学に通っていたと聞いておりました。

「私立学校はは夏休みが長くて、大分の婚家先の姉の家に遊びに行っていて、命拾いをした。」と良く話しておりました。

当時の自宅は銀座3丁目にあったのだそうです。

築地鶏卵・看板建築.jpgそこで、そこで聖ルカ通りを銀座まで歩いてみました。

 

緑青葺きの3階建ての

宮川食取鶏卵商店。(中央区築地1-4-7)

 

創業明治なので、義父はこの店の前を通ったでしょう。

 

表の壁に昔のままの電話番号があります。

左から東京代表(54)百七十七番。

 

築地八竹.jpg 知人が手土産に持ってきてくれた

原宿「八竹」の茶巾ずし。

築地に移転して4年になるとか。(中央区築地2-8-8)

 

茶巾ずしを購入して帰りました。

やっぱり美味しいですね。

 

 舅はインド風ではない、木造の築地本願寺を見ていたのでしょうか。

銀座2丁目ブランド交差点.jpg

銀座2丁目ブランド交差点です。

 

銀座3丁目並木通り.jpgプランタンの手前までまっすぐ歩いて、30分。

並木通りの銀座3丁目に到着です。

片道30分の通学路だったのですね。

 

明治生まれにしてはとても上背があり、色が白くて英国紳士のような義父でした。

お彼岸近くに、 思いがけずに歴史的なことと、

私的なことがかみ合った日になりました。

 

 

吉野家1号店 波除稲荷神社に石碑奉納

[銀造] 2016年9月 7日 16:00

今日は、築地市場場内の魚がし横丁にある吉野家さんで昼食。

ここの店先の暖簾の上の横断幕には、

「吉野家の歴史は、1899年(明治32年)に東京の魚河岸にて牛丼店を開業したことに始まります。・・・・」と紹介されています。

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その後、波除稲荷神社にお参りして振り向くと、熱心に何かを読んでいるご婦人を見て、干支の石碑群の酉と戌の間に吉野家さんの石碑が奉納されているのに気づきました。

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まだできてから1週間も日がたっていないようです。

 

宮司さんにお話をお伺い致しました。
場内移転にともない 、ここに吉野家1号店があったことを皆様に忘れないでいてほしいと言う願いからだそうです。
築地市場場内に石碑はたてられないので、一番近い波除稲荷の境内に碑を奉納したそうです。

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石碑には、「過去形」で、<ここ築地の地に、牛丼の吉野家の創業店がありました。 云々>と刻まれていますが、

 お店は未だありますので、 お近くにいらした際は、是非、

日本の食文化に多大な貢献をしている「吉野家創業店」の味をご堪能下さい。 銀造

 

 

江戸切子の店「華硝」

[みど] 2016年9月 7日 12:00

日本橋大伝馬町は「江戸切子」の発祥地だそうです。その名の通り 江戸時代に

加賀谷久兵衛が創始したと言われています。 そしてこの地に70年の歴史を

もつ江戸切子の工房「華硝」が今年6月 にオープンしました。

一般的に、江戸切子には伝統的な紋様のみが用いられることが多いそうですが、

華硝はそれだけでなく、独自に考案した紋様も用いて いることが特徴になっ

ているとのこと。

例えば「菊つなぎ」という 伝統的な紋様があるそうですが、華硝ではそれを

さらに発展させて「糸菊つなぎ」という紋様を考案し採用しています。

 

この店の特徴は江戸切子の販売だけでなく、「ワークショップ」 つまり体験

プログラムがあることです。江戸切子の講義を受けて、 実際にカットの体験

を行う1時間のレッスンです。

そしてその自分でカットした江戸切子でお酒を呑むことができるのです。

料金は1回4000円、各回の定員は2~4名 写真の右奥でテーブルに

向かって作業しているのが実際の様子です。

"世界にひとつだけの江戸切子"で美味しいお酒を味わうというのも

贅沢なひとときかと思います。

 

江戸切子の店「華硝」

東京都中央区日本橋本町3-6-5

TEL03-6661-2781

営業時間平日 10:30~18:00

土・日・祝 11:30~17:00

毎週 月曜日定休日

 

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白露 重陽の節句

[あすなろ] 2016年9月 5日 12:00

空を眺めると、天高くなってきたのを感じます。

青空.jpg

 さて、古代中国の陰陽説では、奇数は縁起の良い陽の数
とされ、「9」はもっとも大きい数で、それが重なる
9月9日は、とてもおめでたい日とされました。

 

 重陽の節句は菊の節句とも呼ばれ、その昔は菊の花をお酒に
入れて飲み、不老長寿を願っていたそうです。

 

 江戸時代の狂歌。

 "君が代にすんでとくりの菊の酒くめば珍重陽てうれしき"

「酔う」と「陽」をひっかているんですね。

 

 菊酒の作り方は色々とある様ですが、菊の花びらを浸した水で
仕込みをするというのが原点だそうです。
有名なのが「加賀の菊酒」ということで、

この時期のお酒を探しに日本橋へ。

日本酒.jpg

主役の菊は、新暦に愛でたいと思います。

  

 菊の花は、目の乾きや痛み、疲労への回復効果があるとも
言われています。スマホやパソコンで目を酷使しがちな
現代の必須アイテムとも言えますね。