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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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夜の隅田川大橋

[ムーミン] 2012年11月30日 08:30

めっきり夜の足音が 早くなった11月下旬 隅田川大橋付近を散策した。

暑くもなく 寒くもなく 気持ちの良い 夜へのいざないだった。


中央区のほうから 橋を歩くと右側に 永代橋と そのバックのリバシチィ21や高層の建物のイルミネーションが美しい。 夏の東京湾花火大会の花火も ここからも 結構観賞できる。 橋の左側には 清洲橋と その間からスカイツリーがニョキツト顔をだしている。 この光の競演も素敵だ。


隅田川大橋から 水天宮方向に行く途中の ロイヤルパークホテルの ライトアップされたクリスマスバージョンに うっとり!

 なんだか ふわふわと夢心地で家に着いた。

F1000686.JPG 永代橋

F1000667.JPG 清洲橋

F1000668.JPG ロイヤルパークホテル

 

 

 

イチョウの黄葉<浜町公園>

[サム] 2012年11月14日 08:32

R0020045LS.JPG R0020067RSG.JPG 朝晩の冷え込みが日毎増すにつれ、区内の街路樹も色づき始め、ここ浜町公園のイチョウも見頃を迎えている。

イチョウは緑の季節と並び黄葉時の美しさと、剪定に強いという特徴から、街路樹として重用されている。

和名の由来については、通説では葉の形をアヒルの足に見立てた中国語:鴨脚(イアチャオ)の転訛という。

大木では気根と呼ばれる枝から垂れ下がった円錐形の突起を生じる場合があり、「乳」と呼ばれている。

深まりゆく秋を体感できる情景。

浜町公園入り口のイチョウの緑~黄葉は背後の大木のモミジバフウの紅葉と共に、青空をバックに赤・黄・緑の三色の彩りを奏でている。

 

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区内寺社巡礼~第4番『水天宮』

[下町トム] 2012年11月13日 08:00

中央区の寺社を訪ね、下手な俳句を吟じながら散策を楽しむシリーズを掲載させていただいています。今回は第4番の参詣先として『水天宮』を選びました。

 

水天宮正面_R.JPGご存知のとおり、『水天宮』は子授け、安産、子育ての神様として信仰を集めています。そもそもは、九州・久留米を本拠とする有馬家が屋敷の中で祀っていたものです。久留米の本社と同様に、わが国の原始の神である天之御中主神(あめのみなかのぬしのかみ)のほか三柱を祭神としてしています。

有馬家が久留米で崇敬していた『水天宮』の分社を、1818(文政元)年に当時の江戸上屋敷(現在の港区三田付近)に勧請したのが、江戸での歴史の始まりです。藩邸内にあったのにもかかわらず庶民の信仰があまりにも高まったため、月に一度だけ邸内への参詣を認めたところから一層人気が沸騰したと言われています。当時の地口(洒落言葉)に「情け有馬の水天宮」というのが残っているほどです。lovely 

水天宮鳥居_R.JPG明治になって、二転し、現在の蛎殻町にあった有馬家江戸中屋敷跡地に移ってきました。近くには人形町の繁華街もあり、お参りする人は減ることはありませんでした。ちなみに、元の有馬家江戸上屋敷から神霊を遷す際に、地元に分霊したため、今でも三田にある元神明宮に相殿として『水天宮』が祀られています。

 

ちなみに、久留米藩の有馬氏というのはもとは摂津国有馬郡を所領としたところからその名を冠しました。有名な神戸の有馬温泉のあるところです。また、水天宮のすぐそばにある〔中央区立有馬小学校〕も、明治維新のときの有馬家12代当主・頼咸氏の寄附によ創設されたことが校名の由来です。さらに、有馬家といえば想いだすのは、政治家としても活躍した15台当主・頼寧氏です。競馬のグランプリ〝有馬記念〟に名を残しています。そんな様々な縁を連想しました。horse 

 

さて、秋の晴れた休日に『水天宮』にお参りしてみると、この時季は七五三詣やお宮参りの親子の姿が多く見られます。最近は少子高齢化を反映して両親のそのまた両親も付き添って、小さな子どもを囲む団体さんのようになっているグループもあります。いつも以上に笑顔が溢れる様子にはこちらも微笑ましくなります。chick 

 

 

水天宮の犬_R.JPG 水天宮の河童_R.JPG階段を登って鳥居をくぐるとすぐに本殿です。心静かに手を合わせます。ふと社殿の傍らを見ると、犬の像や河童の像があり、子どもたちの成長を見守っています。犬は多産・安産であることから昔から子どもを産む人の守り神のように慕われてきました。「戌の日」に腹帯を締めるというのが古来からの風習です。河童も安産・子育てに福を授けるとされています。子どもたちの無邪気なはしゃぎ声を聞いていると、「この世の中が平和でありますように」と祈らずにはいられません。dog 

 

小まつやさん_R.JPG境内を出て、大通りに出ると神社の階下に古くからの駄菓子屋さん〔小まつや〕さんがあります。何でも大正13年から営業されているそうです。もともと参詣客相手に練り飴などを売っていたといいますが、やがて七五三の季節には〝千歳飴〟を売り出すようになったようです。

ちなみに、〝七五三〟はもともと館林藩主だった徳川綱吉(後の5代将軍)が息子の5歳のときに健康を祝って始めたというのが通説です。したがって関東中心の風習でしたが、明治以降徐々に全国に広がったといいます。今では、子どものファッションショーのように派手に行う向きもありますが、やっぱり形よりも、素朴に子どもの成長を祈る親の気持ちが大事ではないでしょうか。sign03 

 

往く秋を惜しみながら、穏やかに過ごした一日でした。

・・・・・ 一族の夢にべべ着す七五三

 

 

大奮闘の猿之助さんー明治座11月花形歌舞伎

[滅紫] 2012年11月10日 08:30

明治座は来年4月で140周年になる東京で最も長い歴史を持つ劇場。私は平成5年の建替後の杮落とし公演以来19年ぶりです。2Fのロビーギャラリーで「明治座140年展」として喜昇座以来の歴史を写真パネルで展示中。許可を頂いて写真を撮らせていただきました。千歳座開場の明治18年(1885年)11月初演の作品が現在演舞場で上演中の「四千両」です。

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明治座の歴史をざっとおさらいすると創業明治6年(1873年)現在の久松警察署の南側に建てられ喜昇座として開場


明治12年(1879年)久松座、明治18年(1885年)千歳座、明治26年(1893年)明治座


その時代時代の出演者や演し物が写真で紹介されていますのでなかなか楽しめます。劇場にいらしたら是非ご一見を。市川団十郎が明治29年(1896年)9月に出演して25日間大入り満員。其の時そば札を大入り袋に入れて配ったのが、今日の大入り袋の始まりーというような話も出ていますよ。


さて、今月の夜の部は「天竺徳兵衛新噺」(いまようばなし)の通し。南北の出世作となった「天竺徳兵衛韓噺」(いこくばなし)を三代目猿之助が復活上演する時、「韓噺」を土台に小幡小平次の怪談話を織り交ぜたものです。天竺徳兵衛は江戸時代の実在の人物で角倉了以の配下として寛永年間に天竺(インド)に渡り、帰国後その体験を聞き書きに残し評判になりました。初演は文化元年河原崎座で初世松助の早替りが余りに鮮やかなのでキリシタン妖術と評判になり奉行が直々に検分に来たという話があるほどです。(小屋の宣伝だという話も)。当代の猿之助さん、泉水に飛び込んだ座頭が花道から上使役で、小平次の幽霊が悪婆のおとわへと何回もの早替りを何とも楽しそうにのびやかに演じています。隣の方が「こちらまで楽しくさせてくれますね}と仰っていました。最後は圧巻の葛籠抜けの宙乗り。しまった!2階席にすればよかった!と思うのはこの時ですね。遅かりし。お昼の部は「傾城反魂香」と「蜘蛛糸梓弦」(くものいとあずさのゆみはり)こちらも早替りです。


お問い合わせは明治座チケットセンター 03-3666-6666、(10:00~17:00)

チケットホン松竹0570-000-489(10:00~18:00)インターネット席とりくん

27日までです。

 

 

 

小津和紙 和紙漉きを体験しました

[夕陽の丘] 2012年11月 8日 15:00

中央区まるごとミュージアム2012  が11/4(日)に 開催されました。

毎年 楽しい催しがたくさんあるので 参加する催しを選ぶのに頭を悩ませます。

11/3(祝) の 小津和紙 紙すき体験へ参加しました。

作業でぬれる恐れもあるため 全員前掛け使用です。


suketa.jpg先生に ご指導いただきながら体験しました。

初めに簀桁(すけた)の中に 漉き船の液体を入れ、

紙の素を重ねていきます。

 

木の枠をしっかりと持ち 簀桁の中に 漉き船の液

(紙の素になる液) を少量すくい すぐに捨てます。


次に液をたっぷり汲み、リズミカルに30回ほど前後に揺らします。それを3回繰り返し 最後にまた液を少し汲みすぐに捨てます。

漉き船には 三俣・雁皮等の原料のほかに トロロ葵を加えてあります。

水より重い原料に トロロ葵を加えて 原料全体を浮かせるためとの事です。


yubide.jpg
簀桁から紙を(液体が紙の状態になっています)

剥がしやすいように、簀桁周りについた紙は

指で取り除いておきます。


hazusu.jpg
簀桁より 紙をはがします。


次に機械で 紙の水分を吸い取ります。

(まるで掃除機で吸い取るようです)


kannsou.jpgまだ濡れている紙を 厚い鉄板の乾燥壁へ貼り

付けて 乾かせます。


柔らかい刷毛を使って、乾燥壁と紙の間に空気が入らないように。

皺にならないようにと。 刷毛で撫で付けます。

どうしても大きな皺ができ、先生に直していただきました。


紙が乾くまでの時間を利用して 小津資料館を見学しました。

古文書の それぞれの花押が 黒色であるのが不思議?

TVで 目にする時代劇の花押はみんな赤色です。
その当時 普通の人は黒の墨、身分の高い人のみが赤い花押 と教えていただきました。


千両箱の展示もありました。 箱のみですがかなり重く、箱に千両を入れて鼠小僧のように

肩に担ぐのは難しいとのお話。(小判千両の重さは 江戸東京博物館

http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/ で 模擬体験できます)

 

紙漉きから仕上げまで 1時間半ぐらいでした。

紙漉き体験は 来年1月までで その後は しばらくお休みだそうです。

珍しい体験をさせて頂きまして ありがとうございました。

 

 

 

 

「やげん堀 移動商店街」 は毎年10月末の金曜、土曜日です

[銀造] 2012年11月 6日 18:00

10月27日、東日本橋を散策していて、ちょっとお参りして行こうかと殊勝な心がけが芽生えたので、薬研堀不動尊へ行ってきました。 ところが、不動尊の手前で、何やら賑やかで元気な声が聞こえてきます。 そう、子供達がミニSLに乗車しようと、順番待ちです。今日は念に一度の「薬研堀移動商店街」の開催される日だったのです。

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シャツが格安で販売されていたので、2着購入すると、福引の抽選券が貰えました。 抽選で、500円の金券が貰えたので、他に何か買おうかないう気にさせられました。ご商売が、お上手です。でも、値段を見てください。何と1万円前後の靴が3,900円ですよ。まさに、奉仕価格です。  

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 お買い物を終えて、ちょっと一服したいときに、素敵な笑顔ご接待。"おもてなしの心"で美味しいお茶を点てて頂きました。 大変結構なお点前でした。 有難うございました。

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中央区の情報もこちらでご覧になれます。(私は、今、記事を書いていて見つけました。やはり、広報にはしっかり目を通さねばいけませんね coldsweats01 )

http://www.city.chuo.lg.jp/press/puresuheisei24/241026press/index.html