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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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中央区ゆかりの文学者たち

[湊っ子ちゃん] 2019年2月13日 18:00

こんにちは、湊っ子ちゃんです。

明治維新後、私たちの中央区を舞台に、近代文学は育まれました。銀座煉瓦街には新聞社が次々に誕生し、情報産業が発達しました。また、多くの文化人が中央区を訪れ、小説や戯曲など、様々な作品のなかに、中央区の情景を描きました。

今日は、中央区にゆかりの深い、文学者たちについて調べてみました。


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北村透谷(きたむらとうこく)

明治元年-明治27年 (1868‐1894)

文芸評論家、詩人。小田原生まれ。明治13年(1880)、京橋区弥左衛門町(現・中央区銀座四丁目)に上京。泰明小学校に編入する。銀座を舞台とする自由民権運動に関与する。明治22年(1889)「楚囚之詩」「蓮菜曲」を発表。「文学界」の創設に参加し、「内部生命論」など数々の評論を発表する。


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島崎藤村(しまざきとうそん)

明治5年-昭和18年(1872‐1943)

詩人、小説家。長野県の庄屋の家に生まれる。明治14年(1881)、京橋区槍屋町(現・中央区銀座四丁目)に上京。泰明小学校に学び、明治学院を卒業。「文学界」の活動を通して北村透谷を知り、深い影響を受ける。明治40年(1907)から翌年まで、「春」を海水館(現・中央区佃三丁目)にて執筆し、代表作の「夜明け前」は築地小劇場で上演された。


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芥川龍之介(あくたがわりゅうのすけ)

明治25年-昭和2年(1892‐1927)

小説家。京橋区入船町八丁目(現・中央区明石町)の牛乳牧場に生まれる。生後まもなく、本所区の母の実家へ移る。東京帝国大学英文科卒業。夏目漱石の門下に入り、第3次、4次「新思潮」の同人となる。代表作に、「羅生門」「鼻」「地獄の糸」「河童」など。



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郡虎彦(こおりとらひこ)

明治23年-大正13年(1890‐1924)

劇作家。京橋区南八丁堀三丁目(現・中央区湊一丁目)生まれ。学習院から東京帝国大学英文科に入学し中退。「白樺」同人。大正2年(1913)、「道成寺」が自由劇場で上演される。渡欧し、「鉄輪」「義朝記」を執筆。ロンドンで上演され好評を得る。


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川端茅舎(かわばたぼうしゃ)

明治30年-昭和16年(1897‐1941)

俳人。日本橋区蛎殻町二丁目(現・中央区日本橋人形町二丁目)生まれ。画家を志し、岸田劉生に師事する。病弱のため、俳句に専念し、高浜虚子に師事する。「ホトトギス」同人。句集に、「川端茅舎句集」「華厳」「白痴」がある。


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山岸荷葉(やまぎしかよう)

明治9年-昭和20年(1876‐1945)

小説家。日本橋区通り油町(現・日本橋大伝馬町)生まれ。東京専門学校(早稲田大学の前身)に進み、坪内逍遥に師事する。のちに尾崎紅葉の門に入る。「硯友社」同人。問屋街や芸者屋街など、生まれ育った町並みを題材にした「日本橋文学」を発表。「奉公始」「当世手代気質」など。のち、読売新聞社に劇評担当として勤務する。


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長谷川時雨(はせがわしぐれ)

明治12年-昭和16年(1879‐1941)

歌舞伎脚本家、評伝作家、小説家、随筆家。日本橋区通り油町(現・日本橋大伝馬町)生まれ。明治38年(1905)、「海潮音」でデビュー。女性の評伝において、その地位を築く。昭和8年(1933)、雑誌「輝ク」を発行し、多くの女性作家や評論家を世に送る。随筆では「旧聞日本橋」が代表作。


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長谷川かな女(はせがわかなじょ)

明治19年-昭和44年(1887‐1969)

俳人。日本橋区本石町(現・日本橋二丁目)生まれ。夫の富田諧三(長谷川零余子)の主宰誌「枯野」をサポートする。高浜虚子に師事。昭和5年(1930)に「水明」を創刊し、女性俳人の先達となる。句集に「雨月」「湖笛」、随筆に「小雪」「ゆきき」などがある。


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谷崎潤一郎(たにざきじゅんいちろう)

明治19年-昭和40年(1886‐1965)

日本橋区蛎殻町(現・中央区日本橋人形町一丁目)生まれ。坂本小学校に学ぶ。耽美派とされる「刺青」「痴人の愛」「春琴抄」などが代表作。また、自然主義文学や、「源氏物語」の現代語訳などを発表。戦後に発表した「細雪」は、谷崎文学の極致とされる。


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立原道造(たちはらみちぞう)

大正3年-昭和14年(1914‐1939)

詩人。建築家。日本橋区橘町三丁目(現・中央区日本橋久松町)生まれ。久松小学校に学び、東京帝国大学工学部建築学科を卒業。10代の頃より短歌を好み、堀辰雄から影響を受ける。詩誌「四季」の創刊に参加。詩集「萱草に寄す」「暁と夕の詩」を発表。第1回中原中也賞を受賞する。


bun12m.jpg中央区で生まれ育った、時代を代表する文学者たち。

時代を切り開いてゆく文学活動が、ここ中央区を拠点に繰り広げられたことはもちろん、それぞれの文学者が、中央区のなかで繋がっていることも興味深く思いました。

また、中央区を舞台に多くの作品が誕生し、物語のなかには当時の町の姿が生きており、今にその情景を伝えてくれます。それは、小説や戯曲にかぎらず、映画作品などにも多く残っています。

(写真は、泰明小学校に建つ「北村透谷・島崎藤村記念碑」そして銀座の柳二世)


中央区観光協会特派員 湊っ子ちゃん

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第34号 平成31年2月11日

 

 

2019 水天宮 節分祭

[サム] 2019年2月 6日 12:00

DSC08567ELS'.jpgDSC08562RS'G.jpg 2月3日、水天宮では節分祭祭典斎行後、恒例の「豆まき」が行なわれました。

今年も「冬だ!豆まき!ミニライブ」を挟み、1部・2部構成で、祭典参列者・一般参加者に加え、特別ゲストの豆まきが組まれています。

今年の特別ゲストは、下北沢の本多劇場にて2月28日~3月5日上演予定の、ミュージカル「幸せな時間」のメインキャスト陣の尾藤イサオ、石原慎一両氏、そして当日のミニコンサート出演のアニメ・童謡歌手の山野さと子さん。

バルコニーから袋入り福豆やお菓子が撒かれると、"福" を授かろうと一斉に手が伸びます。

2016年に社殿と社務所が建て替えられ、装い一新の境内は、大勢の人々の喚声で、盛り上がりを見せています。

 

 

如月 梅一輪ほどの暖かさ

[あすなろ] 2019年2月 5日 14:00

「衣更着」「気更来」「生更来」など
きさらぎの語源には諸説ありますね。

その中でも、「草木の芽が張り出す月」が転じた説が
意味的に一票いれたいところです。。。

新暦の2月はまだ寒さが厳しく、清正公寺の梅は、
冬木の美しさがあります。

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暦の上では、春が始まります。

「梅」は、咲く時季が一年でもっとも寒い時期
でありながら、春の季語です。

春の訪れを感じる。この感性がすばらしい。

寒苦を経て清香を放つ時期はもうすぐですね。

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◆日蓮宗清正公寺
東京都中央区日本橋浜町2-59-2

 

 

中央区の歩道っておもしろい!24【レトロなものたち編】

[湊っ子ちゃん] 2019年2月 2日 09:00

こんにちは、湊っ子ちゃんです。

歩道には、さまざまな公共のものが存在します。町の案内板や、記念碑はもちろんのこと、ちょっと見上げれば、標識や信号、カーブミラーなど歩行者の安全を守ってくれるもの、また足元に目をやれば、マンホールの模様や舗装タイルに描かれた絵などが、私たちの目を引いて楽しませてくれます。

今日は、そんな中でも、懐かしいタッチのイラストや、珍しい造形をたたえたレトロなものたちを集めてみました。

♪ 案内板のいろいろ

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佃仲通りの歩道上でみつけた、観光案内板です。手書きの絵と文字は、見ているだけで楽しくなってきますね!「佃・月島散策マップ」と題して、ここでは、佃島が佃煮発祥の地であることや、リバーシティ21、石川島燈台跡などの紹介、また、もんじゃストリート、月島観音、ちょっと足を伸ばして、勝どき橋の案内などをしています。

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こちらは、隅田川テラス。佃大橋ちかくの、歩道上の壁に設置されたパネルです。魚や野鳥など、テラスに集まる生き物の紹介や、昭和30年代に悪化した水質が、どのように改善されたかなどをグラフを用いて説明しています。グラフの部分は、開閉式になっています。

♪ 歩道の花壇

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歩道上の花壇に「区の花つつじ」と書かれた緑のプレートが立っています。区で設置した様子です。今はあまり見かけないプレートですので、一昔前のものかもしれませんね。同じタイプで、右は「区の木やなぎ」です。

♪ 注意書きのあれこれ

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銀座の並木通りでみつけた、ポイすて禁止のマークです。こちらは、歩道の舗装の中に埋め込まれています。現在、中央区内の歩道でみかけるマークとデザインが違うので、一昔前のものかもしれません。

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歩道上の柱や、コンクリート塀によく設置されている、犬のマナー呼びかけのプレートです。「散歩のときはつないでください」「犬の糞きちんと持って帰りましょう」ということが書かれています。

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ちょっと見えづらいですが、こちらはシャープな絵のタッチで、「犬はつないで飼いましょう」ということ、そして「登録と予防注射も忘れずに」と呼びかけをしています。

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佃公園に設置されている、ボール遊び禁止の看板です。懐かしい感じのイラストがいいですね!

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隅田川テラス、防護柵に設置された注意書きです。テラス利用者へのお願いとして、犬の散歩上の注意や、植込みに立ち入らないこと、ゴミは捨てないことなどが書かれています。犬のイラストがかわいいです。

♪ 水道のいろいろ

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湊地域の公園に設置された、水道です。切り株のかたち、メルヘンですね。水を飲むときに子供が乗る台も、小さな切り株になっています。鉄柵の部分は、木の模様になっていて、なかなか凝っています。こういった心配りのあるデザインは、時が経っても色褪せませんね。

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佃堀ちかくの水道です。鉄柵部分が、鳩の模様になっています。

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佃地域の公園内に設置された水道です。鉢植えのような形をしていますね。「節水にご協力ください 中央区」というプレートがついています。年季が入っています。

♪ 渋いものたち

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新大橋通り沿いでみつけた井戸です。メーカーは特定できませんでしたが、中央区内の各地でさまざまな井戸をみつけることができます。井戸にはトレードマークと番号が入っていますが、種類は実に多いので、見比べてみるのもおもしろいです。

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月島地域でみつけた、歩道上の掲示板です。掲示部分は緑色の板、庇も木造です。近頃では、木製の掲示板はあまり残っていません。とても貴重です。

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こちらは、湊地域の公園に設置された公衆電話です。丸屋根に照明がついていて、電話の設置された台にはドアが取りつけられています。 最近では、公衆電話を見かけることも減りましたね。外観は懐かしい感じがしますが、中の電話機は、比較的新しいものです。

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中央区内の各地域で見られる、石造りの防火用水桶です。防火用水桶は、家の玄関前に置かれていることが多いです。その昔は、非常時に備えて、ここに水を溜めておきました。

「空襲で火の粉が飛んでくると、火事にならないように、桶から水をくんで家にかけたんですよ」と、地域の方が話してくださいました。

※ 今回出会った防火用水桶には、個人のお名前が入っていましたので、イラストでご紹介いたします。ご了承くださいませ。


ret17m.jpg♪ おしゃれなオブジェ

日本橋箱崎地域のテラスに建つ、時計台です。

てっぺんに、かわいいオブジェがのっています。ヘリコプターに、ちいさな子供が乗っているんですね。

こちらは、平成13年、営団地下鉄半蔵門線の工事が行われた際に、住民のみなさんの希望が叶えられ、隅田川テラスが拡張、整備された記念に建てられた時計台だそうです。


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♪ 地域のみなさんの花

中央区の昔からの風景として、軒先に並べられたたくさんの鉢植えを見ることができます。

民家が密集し、緑の少ない地域などでは、少しでも草花を身近に感じたいと、鉢植えを置く習慣ができたそうです。また、このような鉢植えに加え、町会で育てている花壇も見ることができます。

きれいに花が咲いているのを見ると、そこに人の笑顔があるような気がして、歩いている私たちも自然と楽しい気持ちになってきます。中央区の歩道って、おもしろいですね!

中央区観光協会特派員 湊っ子ちゃん

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第34号 平成31年1月29日

 

 
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