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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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日本橋髙島屋~北原照久のお宝コレクション展

[みど] 2013年4月29日 09:00

日本橋高島屋"開店80周年記念"のイベントとして「北原照久の

お宝コレクション展」が開催されています。(4月25日~5月6日) 

北原照久氏は言わずと知れたおもちゃコレクターの 第一人者で

北原氏の「横浜ブリキのおもちゃ博物館」から 選りすぐりのコレク

ションを展示しているとのことです。

私が子どもの頃に遊んだおもちゃたちを眺めているだけで 懐かしい

旧友に出会った気持ちになるから不思議なものです。

映画「トイストーリー」を手がけたジョン・ラセター監督は 北原氏のおも

ちゃコレクションを見て「ここのおもちゃは 生きてるみたいだ」と感激して

「トイストーリー」を作った とも言われています。

展示には「トキワ荘寄せ書きカーテン」がありました。

1956年、新漫画党を結成した漫画家たち、 寺田ヒロオ、赤塚不二夫、

石ノ森章太郎、鈴木伸一、園山 俊二、つのだじろう、藤子不二雄A、

藤子・F・不二雄の 各先生が当時使っていたカーテンに寄せ書きした

「漫画界 の国宝もの」のお宝です。  

 

初日の北原さんのトークショーでは   「コレクションすることで次世代

に文化を伝えていくこと が自分の使命だと思っている」という言葉が印象的でした。

  日本橋高島屋 開店80周年記念 北原照久のお宝コレクション  

 2013年4月25日~ 5月6日(月・振休) 8階催会場  

 午前10時~午後7時30分 

  一般:800円、大学・高校生600円、中学生以下無料

 北原照久トークショーは1階正面ホール

 4月25日(日)、29日(祝・月)11時~、13時~、15時~

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AIAC国際建築設計スタジオ2013

[たろう] 2013年4月27日 09:00

 AIACは、国際大学連携による建築デザイン演習の共同授業プログラムです。

今年のテーマは「日本橋室町にサスティナブルな暮らしと建築の創造」で、9月パリ・ユネスコ本部で発表に向けて、イタリア・フランス・中国・韓国・日本の5カ国8大学が参加しています。

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 4月11日から14日の4日間、対象地となった日本橋室町一丁目において国内外の学生約100名がワークショップを行いました。

 

 来日前に進めていた基礎調査に加え、現地調査や室町の地元の人へのヒアリングなどの作業を進め、4月15日にワークショップの成果発表を兼ねたシンポジウムが、地元の皆さんも参加する中、日本橋三井ホールで開催されました。

 

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 今年のホスト校である慶応大学をはじめ4大学の教授による講演に先立ち、学生による各大学の成果発表が行われ、会場では活発な議論が見られました。


 各大学とも事前の研究で、日本橋の歴史性などについてきちんと理解を深めて来た上で、実際に現地を視察し、橋や川、高速道路の在り方を含め日本人とは違った?見方も示されたのが印象的でした。

 

 今後、学生は各大学に戻って、検討・設計作業を進めて9月にパリで発表を行い、優秀作品が表彰されます。来年1月には慶応大学で作品の展示会が予定されており、世界で建築を学ぶ学生が描く、新しい日本橋室町の姿が披露されることでしょう。

 

 

東京 アート アンティーク 2013

[銀造] 2013年4月25日 09:00

 今年も京橋、日本橋地区の画廊で、4月26日(金)から28日(日)までの3日間、

ご自慢の秘蔵の美術品を拝見することが出来ます。 

 

詳細は、下記のURL をご覧下さい。

http://www.tokyoartantiques.com/

 

昨年はこんな感じで、大変楽しかったですよ

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 今年も、楽しく歩いて、おなかが減ったところで京橋、日本橋の名店で食事をするのが楽しみです。 

京橋には"東京スクエアガーデン" のお店も開店 したので、街歩きと画廊めぐりをお楽しみ下さい

 

 

お金は大事、「貨幣博物館」

[小江戸板橋] 2013年4月19日 09:00

先日、「富士五湖めぐり」をしてきました。

すっきりと晴れた空を背景に、本栖湖の湖面越しに、富士山が見事なバランスで存在していました。

近くの公園に咲いていた桜と合わせると、事あるごとにお目にかかる、千円札の裏面のデザインです。

何とはなしに、得をしたような気分。

 

そんな高揚感を持ちながら、銀行券つながりで、「貨幣博物館」に行ってみました。

ところは、中央区日本橋本石町1-3-1

日本の経済活動の心臓部である、今、がぜん注目の日本銀行本店。その前に位置する博物館です。

辰野金吾博士の設計による「日本銀行本店本館」が、江戸の金座の跡地に建てられていることは、よく知られています。

博物館前の江戸桜通りを通るたびに、入ってみたいと思いながらも、つい機会を逃してきました。

 

警備が厳しそうで、入館手続きも面倒くさそうで、そう思うと入館料無料にも関わらず通り過ぎていました。

でも、実際に入館してみると、展示の面白さに、ついついのめり込んでしまいました。

 

お金を眺めていると、不思議なほどテンションが上がるものなのですね。

「金じゃ、金じゃ、俺の金じゃ」と、悪役が紙幣をまき散らし、お金の海におぼれていくシーンは、どんな時代にも共通して設定できることです。

見ているだけで、悪役の気持ちがのり移り、アドレナリンが噴出するのが分かります。

 

「越後屋、おぬしも悪よのう。」

「いえいえ、お代官様ほどでは・・。」

「うは、うははは・・。」

二人の間に置かれた菓子折りからは、山吹色に小判が光る。

博物館の展示物から、そんなシーンも浮かんできます。

 

とても真面目な展示なのですが、見る方の想像力が勝ちすぎて、ついついあらぬ方向へと走り出してしまいます。

紙幣の偽造防止の技術は、今夜にでも会話のネタに使えそうなものばかりです。

そういえば、こんなにじっくりとお金を観察したことはなかったな。

 

歴史上の人物がその政策を行う過程を、貨幣という視点から解説がなされているため、新しい気づきがあるとともに、分かりやすいのです。

武将たちが、領土を守り、勢力を拡大するために、金・銀・貨幣をいかに有効に集め活用して行ったのか。

鉱山開発の技術とあいまって、戦略の要をなしていたことが分かります。

武将の神がかり的な行動も、確固たる経済力に裏打ちされて、はじめて実施できたのでしょう。

 

それにしても、展示品から歴史の流れを通してみると、要所要所で大量の金・銀が日本から国外に流出したことに気づきます。

それが可能であった日本の金・銀の莫大な産出量を思うと、「黄金の国」ジパングと謳われた輝きを、あらためて知ることができました。

 

貨幣博物館のギフトコーナーで、福沢諭吉の日本銀行券のフェイスタオルを購入しました。

(自動販売機で購入するんです。)

毎朝の洗顔時に、この一万円券を使い尽くしましょう。

 

 

 

中央区の不思議な(珍)百景

[さとけん] 2013年4月11日 14:00

特派員2年目。まめに投稿しようと思います。


さくら並木の続く通りに前から不思議に思っていたものがあります。

新大橋通りを背にして、昭和通り方向へ歩いていくと、その先に高島屋がある通りです。


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ビルの前にあるポンプです。何も説明書きもなく、ただ、「この水は飲めません」

と札がかかっているだけです。でもポンプからは水は出ません。

何とも不思議な光景です。いわれをご存じな方いらっしゃれば教えてください。


今年は意外な光景をテーマに中央区の魅力を発信していこうと思います。

 

 

「春の院展」と「三井家のおひなさま」-日本橋のふたつの展覧会ー

[滅紫] 2013年4月 3日 10:00

東京の桜はそろそろ終わりに近づきました。「開花宣言」からほぼ2週間、「花曇」や「花散らしの雨」など連日空模様が気になった今年の「桜漬け」の日々も終盤となると少し淋しい気がします。そんな名残の花に誘われて日本橋へ。恒例になった日本橋三越での「春の院展」とお隣の三井記念美術館の「三井家のおひなさま」を見てきました。

100_1017.JPG今年の院展の応募点数は848点、入選の299点と同人作品32点の331点はやはり凄い量で圧倒されます。

新開場の歌舞伎座の緞帳の原画も制作された松尾敏男先生の作品「明けゆく」(ベニスのサルート教会)も見ることができますし、手塚雄二先生の「花夜」(上野の夜桜)後藤純男先生の「春の塔映」など大作目白押し。後藤先生のコメント「83歳になりました。年齢を重ねていく毎に、桜を描きたいという想いが増しているよう。。ただ、ただ描きたい」という言葉に打たれました。


お隣の「三井家のおひなさま」もこの時期恒例で、三井家の夫人やお嬢さんたちが大切にした贅を尽くしたひな人形やひな道具を公開していて中でも京都の丸平大木人形店五世大木平蔵が特別に制作した幅3M,高さ5段の豪華雛段飾りは一見の価値があります。

「享保雛」「内裏雛」「有職雛」の違いもよくわかりますよ。


3月は「恒例」のものが今年も例年通り実施されているということの有難さをあらためて感じさせられる月になりました。


会期は「三井家のおひなさま」は4月7日まで、「春の院展」は4月8日までです。

「日本橋三越」本館7Fギャラリー

入場料700円10:00~18:30(最終日は17:00まで)

「三井記念美術館」10:00~17:00(入館は16:30まで)月曜休館入場料1000円

 

 
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