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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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日本橋中学校

[さとけん] 2014年8月31日 17:32

8月最後の日、東日本橋界隈を歩きました。隅田川沿いあり、また薬研堀不動尊の近くにある歴史ある中学校です。

吹奏学部が有名で、区のイベントによく出ています。

 

日本橋中4.jpg 正面玄関

日本橋中1.jpg関東大震災の折、当時の天皇陛下が行幸された記念碑の説明文です。

学校の前は御幸通りと名付けられてます。銀座の方は「みゆき通り」で

区別されていますね。

中央区の学校は歴史が古く興味深いものがたくさんありそうです。

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残暑だから金魚

[小江戸板橋] 2014年8月27日 11:00

午睡のまどろみから覚めても、暑さに打たれすぎた体は、なかなか起き上がることができません。

早めの夕餉を取って、ごろごろしているうちに、ようやく貴重な休日の残り時間に気持ちが移ってきました。

これから行っても間に合うイベントなどはあるでしょうか。

お昼寝から覚めた金魚つながりではありませんが、コレド室町のナイトアクアリウムはどうでしょうか。

集めておいたパンフを引っ張り出せば、最終入場が23時00分で、23時30分までオープンしているとのこと。

充分に楽しむ時間はあります。

 

アクアリウムは9月23日まで開催されます。

11時00分開場で19時00分までが「アートアクアリウム」。

19時00分からが「ナイトアクアリウム」という構成で、二つの異なる演出を楽しめます。

ナイトは有料のドリンクも会場内で味わうことができます。

ボトルやカクテルグラスを片手に淡い光の中を歩めば、背伸びした大人の気分に浸れます。

 

こんな金魚の群れの見せ方があるのか。

・・・驚いてしまいます。

水槽の多様さは、日本のガラス技術の水準の高さを示しています。

「高速高濃度で培養された硝化細菌」。初めて目にする用語ですが、水を浄化し、このアクアリウムを演出する影の主役だということを知りました。

突然変異の赤い金魚に、深い愛情と情熱を惜しみなく注ぎ込み、金魚をめでるという風流な文化を育てた先人たち。

江戸時代の豊かな教養と、遊び心の成せる技が実をむすんだ姿です。

戦のない平和な時代だったから、金魚の育成に集中できたのでしょう。

 

ナイトとあって、入場者の多くは二人連れでした。

水槽の縁にもたれて、すこし上目づかいで見上げている彼女。自分の美しく見えるしぐさを知っているのですね。

きらきら輝く水槽をバックに、ボトル片手に写メを取っている彼氏。十分にイケメンですよ。

あれっ。ひとりでじーっと座ったまま、水槽の金魚に語りかけているあなた。疲れているようですね。しっかり癒してもらってくださいね。

 

照明を落とした薄暗い空間にも目が慣れて、水槽と水の流れも区別がつきました。

あふれる音と光が心地よい高揚感を与えてくれます。

音楽は、シンセサイザーの音ばかりではなく、自然の音や古典楽器の音を組み入れたら、また違った和金の雰囲気を醸し出すことができたかもしれません。

 

まるで金魚をイメージした、白地に赤の斑点柄の浴衣のおねえさん。

ひらひらした絹のスカートをひるがえし、すすっと歩くおねえさん。

「金魚さんたちよりも、絶対こっちの方が可愛いぞ!」

5歳児のしんのすけ君なら、そう言いそうだなと思いながら通りへ出ました。

 

周辺の商業施設はライトアップや大のれんが掲げられ、歴史ある日本橋の風情を漂わせていました。

夏のライトアップは8月31日までのイベントです。

 

 

【子連れで楽しむ中央区】#02: 授乳室があるベーカリーカフェ(京橋)

[お染] 2014年8月26日 17:00

子連れで外出する際に気になることはたくさんありますが、

「おむつ替えできるところあるかな...」「途中で泣いたらどこで授乳しよう...」

という心配もよくあると思います。

 

銀座や日本橋なら、いざとなればデパートに駈け込めばなんとかなるものですが、

今回は、少し穴場の京橋エリアで、授乳室も近くにあるベーカリーカフェをご紹介したいと思います。

 

それがこちらの、京橋トラストタワーにある 『GGCo. Cafe&Bakery』

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2014年4月にオープンしたホテル「コートヤード・バイ・マリオット 東京ステーション」の1階にあります。

銀座-日本橋間の中央通り沿いで、銀座線京橋駅から徒歩1分、JR東京駅八重洲南口からも徒歩4分の立地です。

 

授乳室は、京橋トラストタワーのエントランスを入り、突き当りのガラスのところを左に入るとあります。

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中はこんな感じ。お湯もあって充実しています。ベビーカーも入りそう。

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一か所しかないので使用中であれば順番待ちですが、私が平日午後に何度か行ったときはたいてい空いていました。

 

こちらの授乳室は「赤ちゃん・ふらっと」にも登録されているので、既にご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、 比較的空いていますし、キレイですし、同じビル内のカフェもオープンテラスで素敵な雰囲気なのです

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かわいらしいクロワッサンドーナツ

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ただし、美味しいチョコは溶けやすい!? デートで食べるなら気をつけよう(笑)

 

下記サイトをそれぞれ見てみると、カフェは土日祝日休みとなっていますが、 授乳室はビル休館日を除く毎日6:30~25:00使用できるようです。

 

ちょっと一休みしたいとき、オススメです。

 

◆京橋トラストタワー:中央区京橋2-1-3

 http://www.mori-trust.co.jp/kyobashi/ktt/OverallPlan.html#1f

◆『GGCo. Cafe&Bakery (カフェ&ベーカリー ジージーコー』

  http://www.cytokyo.com/restaurant/menuggco.html

◆「赤ちゃん・ふらっと」

  http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kodomo/kosodate/akachanflat.html

 →上記リンク内に、東京都内の授乳室・おむつ替えスペースの一覧 (Excel) があります

 

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貨幣博物館 自由研究のおすすめ & リニューアル休館の情報

[銀造] 2014年8月22日 09:00

 

 8月19日、日本橋三越、煕代照覧、名橋 日本橋などを見学の後、夏休みの子供連れのご家族などと一緒に日銀前を通り、貨幣博物館を見学しました。

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貨幣博物館では、我が国の貨幣や外国からの貨幣を展示してくれていて、お金について学ぶことができます。

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館内の写真撮影は禁止ですが、大変有益な資料として

「現在有効な銀行券」、「現在有効な貨幣」、「金座跡地と日本銀行」、「円の起源」、「江戸時代の貨幣制度」、などの印刷物を館内で入手できます。

説明資料も頂くことができ、大変勉強になりました。 お子様の自由研究にはとっても有益だと思います。
 
貨幣博物館はリニューアル工事のため、

2014年12月29日から2015年11月頃(予定)まで一時休館することになりました。

 

詳しくは貨幣博物館ホームページ(一時休館のお知らせ)をご覧ください。

 

 

 

挑む<尾上松也丈・歌舞伎自主公演>

[whatever] 2014年8月15日 14:00

 お盆休みの帰省ラッシュがピークを迎えた8月13日、日本橋公会堂「日本橋劇場」にて尾上松也さんの自主公演「挑む」が初日を迎えました(15日まで)。今年で6年目を迎えるそうです。初日は1回公演。17:30開演でした。
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 開場時間とほぼ同時に中に入り、ロビーのお花やポスターを眺めていました。松也さんのお母様を発見。関係者の方々に挨拶をされていました。大変なお勤めだと思います。
 idomu2.jpgそして、松也さんプロデュースによる、人形町の「江戸甘味處水天宮つくし」さんとコラボレーションした「風鈴(ぷりん)あんみつ」が、有田焼の小さなそば猪口に入って販売されていました。こちらは、各公演時に50個販売されるそうですが、全公演終了後も店頭でもお買い求めいただけるようですよ(事前予約制。8月16日〜31日)。

***

 まずは口上から。松也さんが演目とその見どころを説明されました。ちなみに今回私は、花道真横の席を取ることができたのです。「これが歌舞伎座だったらな・・・」と心の中で欲深く考えておりました。口上が始まって数分経ったところで、ドタドタと花道を歩く足音が・・・。ん?と思い振り返ると、なんと、遅れて入場されたお客様が臆することなく花道の上を渡ってご自分の席に着かれたのです。確かに、歌舞伎専用の劇場ではないし、小規模の劇場かもしれませんが、まさか花道の上を歩いてくるとは。こうなると「歌舞伎座がただ五月蝿過ぎるだけなのか?」と、思いもよらぬ出来事に動揺した自分に問いかけながらも、なぜ係員の誘導がなかったのかと不思議でなりません。口上途中の松也さんも少し驚かれていたように見えましたが、まぁ最近なにかと世間を騒がせているお方、もちろん滞りなく口上を終え、幕開きとなりました。

 最初の演目は「双蝶々曲輪日記 引窓(ふたつちょうちょうくるわにっき ひきまど)」。
 口上で、外の明かりを採るために屋根に取り付けられた「引窓」と、庭に置かれた「手水鉢」がキーになります、と説明があった通り、はっとさせられる場面があり、この作品の慈しみや情愛を表現していました。

 二つ目の演目は、赤坂日枝神社の「山王祭」で賑わう江戸の町が舞台の「お祭り」。
 歌舞伎座六月大歌舞伎で、片岡仁左衛門さんによる同じ演目を拝見したときは、復帰公演ということもあり、非常に華やかで、舞台と客席が一体となった演目であったと記憶に新しかったのですが、今日の「お祭り」も、尾上徳松さんと上村吉弥さん演ずる芸者と若い者たちが、松也さんと尾上音一朗さん演ずる鳶頭を引き立てる、これも軽快でそして晴れやかな踊りを披露する舞台となっていました。
 幕間には抽選会もあり、飽きさせない演出が観客を喜ばせていました。残念ながら私は何も当たりませんでしたが・・・。

 8月の日本橋公会堂のスケジュールはこちら。歌舞伎イベントがいくつかありますが、今月はすでに歌舞伎座も観に行ったし我慢ガマン・・・

 歌舞伎って楽しいですね

挑む



日本橋公会堂「日本橋劇場」
中央区日本橋蛎殻町1−31−1 日本橋区民センター内
 

 

十思湯、そして東京銭湯お遍路巡礼

[りょうきち] 2014年8月15日 09:00

今回は十思スクエア(別館)にある、十思湯に行ってきました。

既に新しくできた銭湯を紹介された記事は出ていましたが、少し異なる視点で十思湯の訪問について書いてみたいと思います。

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蒸し暑い夏の夕べにさっぱりできる銭湯は最高です。都内の銭湯はかっては2千軒以上あったと言われていますが、今は800軒を切ってしまっていると聞きます。毎月のように閉店の話が聞こえてきます。時代の流れの中で止められないことかもしれませんが、銭湯好きの私としては悲しく感じていました。そんな中、新しい銭湯が中央区でオープンしたことは非常にうれしいニュースです。

 

実は私は、東京の銭湯組合(東京都公衆浴場業生活衛生同業組合)に所属する銭湯のスタンプラリーである、東京銭湯お遍路巡礼を地道に進めている銭湯マニアでもあります。

このスタンプラリーの台紙は、銭湯で300円で売られている「東京銭湯ぶらり湯めぐりマップ」を買うといっしょについてきます。湯めぐりマップには都内の銭湯の地図や情報が充実していて訪問の際には非常に便利です。

 

この湯めぐりマップによると、中央区にはこれまで10の組合所属の銭湯があることがわかります。また、各銭湯にはお遍路番号が付されています。金春湯が中央区1番、勝どき湯が中央区11番となっています。6番が廃業してしまった木村湯に対応していたため今はありません。

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そして今回、十思湯は中央区12番ということになりました。写真のようにしっかりスタンプを押してもらいました。これで中央区の銭湯、全制覇です。満足感を感じていざ入浴。

 

銭湯は新しいこともあり、ホテルなどの大きいお風呂のようです。落ち着ける感じがあります。十思公園というと江戸時代は牢屋であり吉田松陰を始め多くの人が命を落としている悲しい歴史の地ですが、今は平和なお風呂で浮き世の疲れを癒せる地に変わったのではないでしょうか。

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その後、私は順調に都内の銭湯巡礼の旅を続けています。

まだ先は長いですが、もうすぐ400軒です。まだまだ悟りへの道は遠い。