中央区観光協会オフィシャルブログ

中央区観光協会特派員ブログ

中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

執筆者一覧

>>このブログについて

最近のブログ記事

熈代勝覧裏話

[yaz] 2017年6月10日 09:00

先日元江戸東京博物館都市歴史研究室長・淑徳大学人文学部客員教授である小澤弘氏の『200年前の日本橋繁盛 熈代勝覧(きだいしょうらん)』という講義を聞きました。聴講内容の印象が薄れないうちに書いた方が良いと考え、ブログ・ネタは他にもあるのですが選択しました。Wikipediaでは得られない面白い情報を紹介します。

 

この絵巻は西暦2000年にドイツのプロシア文化財団ベルリン東洋美術館(現ベルリン国立アジア美術館)で日本の絵巻が展示されました。それは200年前の日本橋通りを描いた『熈代勝覧』という絵巻でした。この絵巻がいつドイツに渡ったのかは不明ですが、ベルリン自由大学のキュステル教授夫妻がこの美術館に寄託したコレクションの中の一点でした。

 

その後熈代勝覧は2003年1月に日本に里帰りし、東京都江戸東京博物館の江戸開府400年・開館10周年記念特別展「大江戸八百八町展」で初めて全巻をくり広げて展示されました。2006年に1月にも三井記念美術館の会館記念特別展II「日本橋絵巻展」へ再来し、2009年11月には東京メトロ"三越前駅"地下のコンコース西側(三越側)に、熈代勝覧の複製絵巻が展示されるようになりました。本園2月18日から4月9日まで開催された江戸東京博物館の特別展"江戸と北京-18世紀の都市と暮らし"で熈代勝覧を実際に見ることができました。

 

091130_06.jpg

熈代勝覧の絵巻は日本橋から神田今川橋に至る日本橋通り(中央通り)のおよそ7町(760m)の西側を俯瞰図法で描いています。88軒の店舗とその前を行き交う人・犬・馬・牛・サル・鷹を描き、江戸の武士・町人・僧侶・乞食などの日常生活を生き生きと描いています。丙寅の大火の前年である文化二年(1805年)の焼失する前の街並みが書かれています。題箋に『熈代勝覧 天』と書かれていますので、他に「地」「人」の巻があったと思われます。3巻のうちの1巻なのですね。

 

「地」「人」の巻には何が書かれていたのでしょうか?例えば、どちらかの巻物には日本橋通りの東側(三越の反対側)が描かれていたかもしれません。それが存在すれば、私が興味を持っている「長崎屋とオランダ館、時の鐘」についても詳細な情報が判ったでしょう。あるいは今川橋の先の神田方面が書かれているという話もあるようです。これがどこかで発見されれば、大発見です。

 

犬や馬、牛なども書かれていて江戸時代の生活が良く分かります。

熈代勝覧_犬.jpg

 

熈代勝覧の末尾には日本橋の高札が描かれています。お触書(御定書)が三つ。

一つ目は、正徳元(1711年)5月に奉行から出された御定書

* 親子兄弟夫婦をはじめ諸親類にしたしく、下人等に至迄是をあわれむべし。主人有輩は各々方向に精出すべき事

* 家業を専にし惰る(おこたる)事なく、万事其分限に過べからざる事

* いつわりをなし、又は無理をいひ、惣じて人の害になるべき事すべからざる事

* 博打の類一切に禁制の事

* 喧嘩口論をつつしみ、若其事ある時みだりに出合べからず。手負たる者かくし置べからざる事・・・・・・・

二つ目はキリシタン宗門禁令、三つめは享保6年の鉄砲に関する法令。

「御定書」の内容などは、江戸時代ばかりでなく現代にも通用する言葉ですね。ドラッグや博打で逮捕される芸能人2世には耳の痛いお触れですね。芸能人の家の前に「高札」を立てたらどうでしょうか?

 

参考資料:東京シティガイドクラブ平成29年度第一回セミナー: 200年前の日本橋繁盛 熈代勝覧 講師 元江戸東京博物館都市歴史研究室長・淑徳大学人文学部客員教授 小澤弘氏 

 

 

環境パネル展〔中央区立環境情報センター〕

[ジミニー☆クリケット] 2017年6月 9日 18:00

kankyo001.JPG

現在、京橋3丁目にある東京スクエアガーデン6階中央区立環境情報センター展示スペースで、「環境パネル展」が開催されています

kankyo004.JPG

展示期間は、6月1日)から6月29日)までです

時間は、9:00から21:00までです(会社帰りの時間帯でもOK

kankyo002.JPG

6月5日環境の日だそうで、これは、昭和47年6月5日からストックホルムで開催された「国連人間環境会議」を記念して定められたものです

国連では、日本の提案を受けて6月5日を「世界環境デー」と定めており、日本では「環境基本法」(平成5年)が「環境の日」を定めています

kankyo003.JPG

また、平成3年度から、6月1カ月間を「環境月間」としています。6月中は、関係府省庁地方公共団体などにより全国で様々な行事が行われます(環境省のHPより)

ということで、ここ中央区でも「環境パネル展」が開かれています

kankyo005.JPG

会場では、地球規模で起こっている環境問題に関して、その影響や対策、私たちが取り組めることなどが、わかりやすくパネルにして展示されています

私たちが住んでいる地球を、住みにくくするのも住みやすくするのも、今住んでいる私たち一人一人の意識心がけ行動なんだなと確認させてくれる、とてもためになるパネル展です

kankyo06.JPG

ちなみに、以下の会場でも環境パネルの展示が行われています

中央区役所1階ロビー(5月26日)~6月8日))

日本橋区民センター1階ロビー(6月10日)~6月23日))

月島区民センター1階ロビー(6月24日)~7月7日))

kankyo007.JPG

展示スペースでの写真撮影、取材については、ご了解をいただきました

ありがとうございます

kankyo008.JPG

中央区立環境情報センターのHPはこちら ⇒

https://eic-chuo.jp/

 

 

箔座日本橋 黄金の天空 HAKUZA NIHONBASHI

[銀造] 2017年6月 5日 14:00

 箔座は、金沢に本店を置く 金箔のメーカーさんです。日本橋のコレド室町1に東京店があり、金箔を使用した製品の数々を拝見、金箔の小瓶を購入したこともあります。

 その日本橋店では、店内に金箔約16,000枚を使用した、3メートルぐらいはありそうな大きな「カマクラ風」のドームが設置されています。 

1496557141095.jpg

その名は、「黄金の天空」と言い、中に入ると黄金の輝きを体験出来ます。秀吉が建立させたという「黄金の茶室」へ招かれたようです。

1496557169614.jpg

 お店の【期間限定品】では、
"箔座"と日本橋創業の老舗"ミカド珈琲"のコラボレーション「金の珈琲ゼリー」もお手頃な価格で販売されています。

金箔本来の輝きは、お店にて体験して下さい。

お店の情報は、こちらです。http://www.hakuza.co.jp/shop/