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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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使いこなしてラクラク移動。メトロリンク日本橋

[小江戸板橋] 2018年10月23日 09:00

歩く。歩く。ひたすら歩く。

街歩きの基本は歩くこと。

中央区内の各所へのアプローチも、山手線の各駅から歩くことが、私の基本でした。

区内には多くの地下鉄が走りますが、目的地によっては、複数の路線を跨いでいかなければなりません。

「ああ行って、こう来て。」と考えると、「歩いた方が、分かりやすいか。」となったりします。

この夏、メトロリンク日本橋を集中して利用する機会がありました。

便利なんです。楽なんですよ。

 

メトロリンク日本橋は、八重洲、日本橋、京橋エリアを巡回する、運賃無料のバスです。

1周約4kmを、10分~15分間隔で運行します。

バス停の数は14か所。

・東京駅八重洲口・地下鉄三越前駅・室町一丁目(にんべん前)・日本橋二丁目(高島屋前)・京橋二丁目(エドグラン)など、東京駅東側の主な施設を結んでいます。

注意を要するのは、片方向を回るので、目的地とバスの運行ルートを事前に押さえておきたいものです。

バス停が、初めての人には気づきにくい箇所もあります。

中央通りなどは、他の車両が車道に停車している場合がありますから、特に注意です。

 

利用に際して大きな力になってくれるのが、「無料巡回バス」アプリです。

スマホに入れて、メニューから「メトロリンク日本橋」を表示すると、

マップ、運行ルート、バスの現在位置が分かります。

アプリ内のバス停の表記も、英語、ハングル、簡体・繁體の中国語の選択が可能です。

リアルタイムでバスの現在位置と到着予定時間が分かれば、移動がより計画的にできます。

 

バスは、地元企業の協賛で日の丸自動車興業さんが運行しています。

車両は、低床、低騒音、低公害の電気バスも導入されています。

利用者の乗車時ストレスも低く抑えられています。

そして、バスの車体に施されたリング状のデザインは、「江戸名所図屏風」が描かれているのです。

江戸期の日本橋・京橋を、活き活きと描き出した作品です。

気付きにくいのですが、機会があれば確認してみましょう。

 

上手に利用すると、時間短縮と、移動幅を広げることができます。

東京駅周辺のエリアは、各所で再開発プロジェクトが進行しています。

少しの期間目を離すと、風景が大きく変わってしまうこともあります。

気軽に利用できる交通機関を使いこなし、変化していく街の姿を見つめていくことも楽しいですよ。

 

 

京橋に 緑の広場 憩い場が

[銀造] 2018年10月21日 14:00

 今まで、長い間、愛煙家の憩いの場所であった、銀座一丁目交番横の喫煙所 が、緑化されて、陶製の椅子も設置されました。

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 大根河岸の広場と併せて、ゆっくりと腰を下ろせる場所ができました。

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 銀座、京橋近辺でのお買い物の途中で疲れた時には、ちょっと腰を下ろして休めますね。

京橋は、日本橋から京都に向かう一番目の橋があった所です。 長旅をする人たちにも、小休止することが出来ると喜ばれています。

 

 

V2リーグで戦う女子バレーボールチームが日本橋にあった!

[ジミニー☆クリケット] 2018年10月20日 18:00

皆さん、日本橋V2リーグに所属して戦っている女子バレーボールチームがあるのをご存知でしょうか

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かく言う私も今回初めて知って、びっくり

しかも、チーム創立当時の経緯今日に至る道のり、現在の中央区に根ざした活動状況等をお聞きし、これは是非皆さんに知ってもらって中央区全体で応援したいと思い、チームのご了解をいただき、ご紹介させていただくものです

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GSS東京サンビームズ」は、中央区を拠点とする女子バレーボールチームです

2018年10月現在、V2リーグに所属しています

チーム運営は、人材派遣業グリーン・サポート・システムズ株式会社(本社;日本橋室町1-8-7)

今回、同社の笛木社長(同チームの監督でもいらっしゃいます)、事業推進室の岡野室長のお二人にお話をうかがいました

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創部2004年の3月、数名のバレーボール経験者が入社して、「バレーボールを始めたい」との希望がきっかけとのこと。なんと、2008年には、早くもV・チャレンジリーグに昇格

チーム名の「サンビームズ」とは、太陽のようにいつも明るく輝きを失わないチームカラー太陽光線のように速い攻撃を身上として名づけられたそうで、チームのキャラクターは「サンビームズ君です

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頭に乗せているキャップはゴルフ場グリーンを表していて、事業の発祥がゴルフ場への人材派遣から始まっていることを表しているとのこと

普段の練習は、中央区の小中学校や選手の出身大学の体育館を借りて、通常勤務をこなした後の勤務時間後に行っているそうです

また、こちらのチームでは、出張バレーボール教室を行っており、中央区の銀座中学校や日本橋中学校で、子どもたち向けの教室を開いています

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なお、GSS東京サンビームズリーグ開幕戦は来月の11月10日)、なんと浜町公園内にある総合スポーツセンターで、サンビームズホームゲームとして行われます

対戦相手は、ヴィクトリーナ姫路です。

GSS東京サンビームズは、中央区日本橋ホームタウンとするチームです

ファンクラブもありますよ(詳しくはHPご参照)

中央区民全員で応援しましょう

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このブログで使用させていただいた同チームのロゴマークや写真等は、GSSさんから特別に使用の許可をいただきました

ありがとうございます

GSS東京サンビームズのHPはこちら ⇒

http://gsstokyo-sb.com

GSSスポーツチャンネル(You Tube)はこちら ⇒

https://www.youtube.com/gsstokyosportschannel

グリーン・サポート・システムズ株式会社のHPはこちら ⇒

http://www.greensupport.co.jp/

 

 

「仏像の姿(かたち)~微笑む・飾る・踊る~」 展開催中 三井記念美術館

[滅紫] 2018年10月20日 12:00

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「仏師がアーティストになる瞬間」というキャッチに惹かれてやってきました、三井記念美術館。仏像好きの友人に誘われたのですが、入って吃驚。入り口付近にメモ帳を持った高校生~大学生くらいの年代の女性が一杯。「仏像女子」というのは数年前から増えているようですがこんなに大量の仏像女子に遭遇するのは初めてです。元仏像女子の友人曰く「私たちの頃は『仏像が好き』などと言うと変わった人だと思われたものだけど・・・」

この展覧会は「仏像の顔・装飾・動きとポーズを切り口に多様な表現による仏像を一堂に展示」(展覧会パンフ)したものでキャプションの下に「ここがみどころ・・・・」と学芸員のコメントが付けられていてとても面白い。友人は鎌倉時代の「弥勒菩薩立像」前で固まってしまいました。気に入ったようです。「個人蔵なので次はいつ会えるかわからないし」とのこと。私は四天王寺の「阿弥陀如来と両脇侍像」が気に入りました。何とこの両脇侍、観音菩薩と勢至菩薩、身体をちょっと捻って片足をあげているのです。まるで踊っているように。

しかもふくよかなお顔も体つきも東南アジアっぽい、バリの遺跡にあっても違和感がないような。毘沙門天像も数多く展示されていますが、それぞれポーズが様々で仏師による表現の多様さに驚かされます。最後の部屋は東京藝大の彫刻科学生による摸刻・修復作品で、こちらも凄い。

「こういう仏像の見方もあるのか」ととても刺激に富んだ展覧会です。

 

特別展「仏像の姿」は11月25日まで

10:00―17:00 一般1300円

三井記念美術館 日本橋室町2-1-1三井本館7階

 

 

【遠足シリーズ第6弾】東京最古の現存鉄橋を探して...

[Hanes] 2018年10月19日 18:00


こんにちは。新人特派員のHanes(ハネス)です
10月も中旬にさしかかり、中央区内の街路樹のモミジやトウカエデが紅葉しないかと、
通勤途中にチェックし始めるようになりました

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(江戸・もみじ通り:日本橋一丁目18番~日本橋三丁目15番)

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(交詢社通り)

どうやら紅葉するのはまだまだ先のようですが、
中央区のウェブサイトの「中央区管理の街路樹」によると、
京橋エリアに36本、日本橋エリアに47本、月島エリアに0本のモミジが、
京橋エリアに254本、日本橋エリアに127本、月島エリアに103本のトウカエデが植えられているそうです
紅葉が美しいことから、それらは全国のあらゆる都市の街路樹となっているのだとか。

そんな中央区にはもう一つ「モミジ」に関するものがあります。
それが、楓川(もみじがわ)です
中央区には隅田川や日本橋川のように現存している川もあれば、埋め立てにより姿を消した川も多くあります。
楓川もまたその姿を消した川の一つです。

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こちらの案内板にあります通り、かつて楓川には、弾正橋が架かっていました。
この事は、先輩特派員ジミニー☆クリケットさんも紹介しています。(詳しくは関連記事を参照のこと)

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(現在の弾正橋。1926年に架け替えられ、従来の弾正橋よりやや北側に位置。)

この橋は、寛永図、承応図、明暦図には無名橋として、
1700年(元禄13年)の図には由来不明の「とごえはし」(戸越橋)として記載があり、後に八丁堀に邸宅のあった島田弾正少弼が由来の弾正橋となりました。
1913年(大正2年)の市区改正事業によって街路網の整備をし、その橋の上流に新たな弾正橋が架設されると同時に、旧弾正橋は元弾正橋と改称され存続するも、震災復興事業の区画整理で廃橋となっています。

しかし、この橋は東京府の依頼により工部省赤羽製作所で製造された我が国最初の国産橋梁であることから、
東京市は1929年(昭和4年)5月、富岡1丁目に八幡橋としての移築・保存を決定

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ということで、富岡八幡宮に行った際に、旧弾正橋を渡ってきました

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こちらの橋、実は東京で一番日本で二番目に古い現存鉄橋でもあるのです!
ちなみに日本最古は、大阪府大阪市の緑地西橋(旧心斎橋)で、
これらは一般社団法人 日本橋梁建設協会「100年橋梁:次世代へつなぐ確かな技術」(p. 17)で紹介されています。

また、官営工場で初めて造られた橋ならではの、国家の威信を反映した菊の紋章が施されたピンも特徴的

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そして、鋳鉄橋から錬鉄橋に至る過渡期の鉄橋として近代橋梁史上貴重な橋であり、
アメリカ人スクワイア―・ウイップル氏の特許を基本にしたウイップル型トラス橋の名誉から、1989年には米国土木学会より「土木学会栄誉賞」を得ています

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文明開化のシンボルともいえる旧弾正橋...
少し足をのばした場所で、その奥深い歴史を知ることができました
橋一つとっても面白い!そのような歴史に満ちた中央区では、毎日が発見の連続です!

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【関連記事】
ジミニー☆クリケットさん「楓川跡を歩く(1)」
/archive/2018/06/post-5299.html
ジミニー☆クリケットさん「楓川跡を歩く(2)」
/archive/2018/06/post-5303.html

【参考文献】
東京都中央区教育委員会社会課文化財係『中央区文化財調査報告書 第5集 中央区の橋梁・橋詰広場―中央区近代橋梁調査―』(東京都中央区教育委員会社会課文化財係、1998年).

【参考ウェブサイト】
一般社団法人 日本橋梁建設協会「100年橋梁:次世代へつなぐ確かな技術」
http://www.jasbc.or.jp/panfuretto/panfu_100year_201505.pdf
国立国会図書館「国立国会図書館デジタルコレクション」江戸切絵図 築地八町堀日本橋南絵図
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1286660?tocOpened=1
文化庁「文化遺産オンライン」
http://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/121364

 

 

高校生の生産した「仁多米」は如何?-にほんばし島根館

[滅紫] 2018年10月18日 18:00

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今年の「アンテナショップスタンプラリー」が始まっています。すっかり出遅れてしまい、「今日は日本橋地区を廻ろう」と出かけてきましたが「にほんばし島根館」でstop.入り口で赤いエプロンにバンダナの若い男の子たちが5人!「島根県立横田高等学校だんだんカンパニー」の大きなのぼり。島根県奥出雲の「仁多米」はお米の高級ブランドとして知られていますが、その仁多米を自分たちで田植えから収穫まで一貫し最終的にこの販売まで手掛けるという「だんだんカンパニー」プロジェクトなのだそうです。「だんだん」は「たたら製鉄の跡地を棚田として利用して作られたのが仁多米であることからのネーミング」だそうです。ショップの中では試食もあり、美味しいお米にstory性も加わってこの高校生たちの祖父母世代としては頂かないわけにはいきません。「頂きます」と言った時の嬉しそうな笑顔を皆様にお見せしたいものです。

そういえば今年の甲子園を沸かせた金足農業もコラボ商品で「金足パンケーキ」を商品化していて人気だとか、「畏るべし高校生パワー!」というわけで急に荷物が重くなり、本日は他を廻るのは諦めてランチだけに。「ここ滋賀」の2階のレストランで「今週のおススメランチ」(1200円込)をいただきました。日本橋の通りを見下ろすいいロケーションに初めて来た友人もすっかり満足。若い人のいい笑顔を見られたし「なかなかよかった」。帰宅して気が付きました。「ここ滋賀」でスタンプ押してくるのを忘れた!

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*にほんばし島根館 日本橋室町1-5-3 福島ビル1F 03-5201-3310 

          10:30-19:00 三越前駅A4出口すぐ

*ここ滋賀 日本橋2-7-1 03-6281-9871 10:00-20:00 

      レストランは11:30-14:00 18:00-23:00