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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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小伝馬町の無添加ドーナツ屋さん ハリッツで限定ドリンク

[柴犬] 2019年2月28日 12:00


小伝馬町の駅からすぐのところに、ハリッツというカフェがあります。焼きたての無添加ドーナツやサンドイッチ、コーヒーをいただけるお店で、元は代々木上原にある人気店です。小伝馬町店は昨年オープンしました。このお店でとにかくおすすめなのが


E78C7496-E4AD-450B-B594-E40576319DE8.jpg季節ごとの限定ドリンク!


画像は前シリーズのミントチョコで、さっぱりしていて美味しいのはもちろんのこと、色が混じり合っていく様をゆっくり見られる癒しのドリンクでした。現在はこちら↓


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ローズショコラです。薔薇の味がしっかりついていて、甘すぎず春を思わせてくれる優しいお味です。


美しく独創的で体に良い限定ドリンクにはファンも多く、次回のシリーズが何になるかとても楽しみです。


ドーナツの種類も豊富でご飯系のサンドイッチも充実しており、お値段も手頃です。店内は落ち着いていて、トイレも広くて綺麗です(重要!)。


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ハリ通というフリーペーパーがありそちらもとても面白い内容となっております。


公式サイトはこちら→ haritts donuts & coffee



[火~土曜] 9:30~17:30(当分の間) 
[定休日]日曜・月曜
中央区日本橋大伝馬町9-2 ブラントン大伝馬町1階


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小伝馬町・横山町界隈は、馬喰町に続き美味しいカフェや待望のパン屋さんが次々にオープンしています。問屋祭りやハリオグラスのファミリーセールなどイベントごとも多い地域ですので、いらした際にはぜひカフェ散策などなさってはいかがでしょうか。お待ちしております!


 

 

楓川跡を歩く!

[株式会社 彦晴] 2019年2月28日 10:00

今回の企画も昔中央区に実在した河川跡を歩いてみようというものです。

楓川は徳川家康が江戸入りした天正18(1590)年当時の海岸線であったと言われています。

その後、江戸城築城のための建設残土等を楓川の沖合に埋め立て八丁堀地区を造成したのです。楓川は昭和35年に埋め立てられ現在では首都高速道路に生まれ変わっています。

楓川には日本橋川から兜橋 海運橋 千代田橋 新場橋 久安橋 宝橋 松幡橋 弾正橋が架かっていました。残念ながら兜橋と開運橋は廃止となりましたが、他の橋は現存しているので比較的に馴染みやすい河川跡と言えるのではないでしょうか?

日本橋川の分流点(兜橋跡)付近からスタートして桜川・京橋川合流地点前の弾正橋を目指します。

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楓川右岸には兜神社があります。社の上には江戸橋ジャンクションとなってました。

有名な兜岩も写真に収めておきました。かつてこの兜神社の右隣には渋沢栄一邸がありました。この付近には、東京証券取引所、郵便発祥の地(日本橋郵便局)などがあり見所ころ満載の地区でした。

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そろそろ下流方面へ、江戸・もみじ通りを進もうかと思い何気なく道路標識を写真に撮った時にその背景に入ってきたビルに見覚えがあることに気付き、ビル名をチェックしてみると「日本橋ダイヤビルディング」となっているのにびっくりした。東京都歴史的建造物に指定されている「日本橋ダイヤビルディング」(旧三菱倉庫江戸橋倉庫ビル)だった。考えてみれば江戸橋は目と鼻の先であり当たり前と言えば当たり前なのですが、私的には位置関係がはっきりしたよい発見でありました。

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それでは、江戸・もみじ通りを海運橋方面へ進みましょう。

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海運橋には親柱2本と説明板が立ってました。

「紀元二千五百三十五年六月造」文字が確認できます。

また、海運橋の先には、銀行発祥の地(みずほ銀行兜町支店)があります。

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みずほ銀行の壁面には「兜町歴史地図」なるものがあり、近隣ガイドになっていました。

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そして、永代通りと交差するのは千代田橋です。昭和3年に新たに仮設された千代田橋は側面から見ると橋台、桁が現存しているのが確認できます。親柱、袖柱、袖高欄が残っています。

"ぷぉーん ぷぉーん ぷぉーん"

楓川左岸を下流に進もうした時、雅楽の独特の音色が耳に入ってきたのです。

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なんだー?今日は2月22日初午祭か?いや今年の初午は2月2日だし・・・

大原稲荷神社では初午祭が執り行われていました。旧暦で二午が2月22日となりますが、どうして2月22日なのかは、よくわかりませんでしたが神官による祝詞の奏上などをみて、江戸時代よりこの楓川近隣の町内の安全、家業隆盛などを祈願してきたんだなと思いました。こんな古き良き慣習、しきたりを次世代に、いや未来永劫、大切に伝えていきたいものだなと感じました。

中央警察署を左手に楓川跡を下流に進みます。この中央警察署の片隅に「東京都立紅葉川高等学校 跡地」説明石碑があります。日本橋消防署、坂本町公園、坂本小学校を左手に楓川跡を下流に進みます。

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次の新場橋は工事中で車両通行止めとなってましたが、人は歩道部分を自由に往来できます。この河岸に新しい魚市場が設立され、新肴場から新場となったそうです。

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そして、八重洲通りと交差するのは、久安橋です。もともと松平越中守邸宅の前に位置していたため、それにちなんで越中橋とも呼ばれいたそうです。明治維新後、東京府によって久安橋と改められました。橋詰広場は楓川久安橋公園として整備されています。近隣サラリーマンらしき人達が休憩したり、喫煙スペースにて一服している光景が目に入ってきます。

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次の橋は宝橋です。宝橋上流右岸には、宝地蔵尊があります。この地蔵尊は戦後楓川に落ちて亡くなった児童の供養のために立てられたとのことです。橋名の由来は「京橋区宝町」からきています。

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そして松幡橋です。宝橋、松幡橋、弾正橋は上も下も高速道路が走ってます。

松幡橋は、なんか圧迫感がありますよね。それから橋名の由来ですが、高代町(八丁堀側)と本木材町(京橋川)へ架かる橋でしたが隣町の松屋町(八丁堀側)と隣町の因幡町(京橋川)から一文字ずつ取って松幡橋としたそうです。古くは松屋橋とも言われてました。

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そして、この街歩き終点弾正橋を目指します。左の写真は松幡橋から弾正橋を撮った写真です。鍜治橋通りと交差するのが弾正橋です。弾正橋の橋詰広場も楓川弾正橋公園として整備されていました。

現在の弾正橋は元の弾正橋より、やや上流に大正15年に架橋されました。そのため、暫くの間弾正橋が2つ実在し、この橋に対して下流の橋を元弾正橋と呼びました。

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なんと、そこに元弾正橋のミニチュアのレプリカが展示してありました。

弾正橋は過去に何回も来てましたが、お恥ずかしことにこのレプリカの存在を今日まで知りませんでした。菊の御紋までも忠実に再現されていました。

こんなことでは、いけない・・・

それでは、やはり本物を見に行こうと思い江東区まで遠征することにしました。

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江東区の富岡八幡宮の裏手にあり、公園として整備されていました。

元弾正橋は日本最古の鉄を主材料とした鉄橋であり、国の重要文化財にも、指定されています。現在の橋名を八幡橋と言います。

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天気も良かったのですが、見学しているのは私一人だけでした。

今回の街歩きを一言で言うと江戸時代、楓川は日本橋川と桜川・京橋川を結ぶ物流の要として発達し、河川の周りには人々が住み町ができて、商家、神社ができ発展し、明治時代になっても、銀行、郵便局などがいち早く建ち、経済の中心地区であったが、戦後の自動車の発達によりやがて水路も高速道路建設のため姿を消してしまったということであろうか。そんな現代でも、古き良き慣習を再発見できたのはとてもよかった。

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それでは、最後に新場橋から撮った写真でこの街歩きを終了することにします。

左:楓川の護岸跡らしき石積

右:新場橋から見た日本橋ダイヤビルディング



 

 

知れば知るほど面白い!江戸時代に大流行した富くじとは

[Hanes] 2019年2月27日 12:00


こんにちは。新人特派員のHanes(ハネス)です
先日、2月24日(日)まで貨幣博物館にて開催されていた企画展 江戸の宝くじ「富」-一攫千金、庶民の夢-へ行ってきました。
内部は撮影禁止のため写真は掲載できませんが、
展示物が気になる方は、上記のリンク先よりご確認ください。

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さて、中央区観光検定を受験された方にはおなじみの富くじですが、
どのようなものだったのか、『歩いてわかる中央区ものしり百科』をもとに確認してみましょう

■江戸の富くじ興行とは
宝永年間(1704~1711)に大流行
・目的は、神社仏閣の改修費用にすること
・1842年、水野忠邦による改革で禁止された

「富くじ」というだけあって、宝くじのような賭け事なのではと漠然と思っており、
それ以上深掘りすることはありませんでしたが、
今回の企画展を見たのを機に、気になったことをはじめ少し調べてみました

■「へ」組がなかった!?
今回の展示物の一つに、「富番数控帳」というものがありました。
こちらは、1862年に相模国足柄上郡谷ヶ村(やがむら)で開催された富くじ興行にて
発行された富札の組名と番号を控えた帳簿です

解説には、「いろは順に『い』から『る』(『へ』を欠く)の10組で、各組100枚・合計1,000枚の富札が発行された」と書かれており、
「なぜ『へ』を欠くのだろう?」と気になりました。
その際にまず思いついたのが、以前ご紹介した江戸町火消の組。
こちらではへ・ら・ひ・ん組がなく、順に「屁」に通じる、隠語、「火」に通じる、語呂が悪いといった理由から
それらの組はなかったと言われています。

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この件について、文献にこれといった記述は見つかりませんでしたが、
参考文献(記事の最後に掲載)に、「松竹梅や鶴亀、七福神などの吉字が組の印(札印)に充てられている」(p. 340)といった解説はありました。
よって、町火消の組と同様の連想によりおめでたく聞こえないことから、
「へ」は省かれたのかもしれませんね(※あくまでも私の推測です。)

■実はワールドワイド!?
参考文献に、「『富くじ』は都市型賭博の一形態として、すでにヨーロッパでは中世から近世にかけて行われていた。一五二一年にドイツのオスナブリュックで町営の『富くじ』が発売され、一五三〇年にイタリアのローレンスで売られた『富くじ』には賞金がついていたと言われる」(p. 59)と書かれています。
(本来の引用元:『夢は世につれ・・・・・・富くじ三〇年のあゆみ』(第一勧業銀行宝くじ部、1975年)、p. 10)

世界史では、ルターの宗教改革の少し前に、メディチ家出身の教皇レオ10世が、
サン=ピエトロ大聖堂の改築資金を調達するため、贖宥状(免罪符)を販売したと習いました
改築資金の調達のためという点では富くじと似ていますが、
贖宥状は、「買うと現世の罪が贖われ、天国にいける」というように
より宗教色が強いという点で富くじとは異なります

しかし、日本の「富くじ」に相当するものがヨーロッパに存在していたことは
今回初めて知ることになり、どのような方法で行われていたのか、
江戸同様に何らかのタイミングで禁止されたのかといったことも気になりました!
ここでは詳しく書きませんが、気になった方はぜひ図書館へ

■富塚の碑を訪ねて
日本橋堀留町にある椙森神社には、かつて盛大に行われた富くじ興行を記念した「富塚の碑」があります。
今日見られる碑は、関東大震災後再建されたもので、区民有形民俗文化財に登録されています

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宝くじ購入の際は、こちらで当選祈願をする方もいらっしゃるそうです。
一攫千金を夢見るのは、江戸時代も今も変わらないようです

〈余談〉春の訪れ
椙森神社を訪れた際、手水舎に先客がいました!
それが、可愛い2羽のメジロ

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綺麗な色の羽をふるわせて水浴びをし、水を飲んでいました。
春はもうそこまで来ているようですね

【参考文献】
滝口正哉『江戸の社会と御免富ー富くじ・寺社・庶民ー』(岩田書院、2009年)

 

 

" さくら日和に春の味 "  ~ 文明堂 日本橋本店 ~

[rosemary sea] 2019年2月25日 12:00

『ギフト、そして自分も楽しむ』をプレシジョンに取材します、rosemary sea です。

 

IMG_20190220_131522 (2)a.jpg文明堂 日本橋本店さん、"さくら味のお品"をご用意しております。

題して「さくら日和に春の味」

いつものお菓子がさくらの装いで登場。

豊かに香って春の陽気を盛り上げます。

おやつに、贈り物に、また、お花見によろしいかと。

 

IMG_20190220_132235 (2)a.jpg今回も株式会社文明堂東京 日本橋本店 星野支配人にお世話になりました。

それではお品のご紹介です。

お値段は全て税込価格です。画像はクリック拡大できます。

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<季節限定> 桜 三笠山  1個 173円

塩漬けした桜葉を細かく刻み入れた、春の香り豊かな桜あんのどら焼です。

 

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IMG_20190220_131631 (2).jpg<季節限定> カステラ巻 さくら  1個 119円

桜のカステラをどら焼生地で巻きました。

ちょっとおやつ、にぴったりです。

 

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IMG_20190220_131551 (2).jpg<季節限定> ブッセさくらクリーム  1個 130円

桜の花がほんのり香るクリームを、ふんわり生地でサンドしました。

 

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<季節限定> カステラ さくら  675円

練り込んだ桜の花がやさしく香る、ピンク色のカステラです。

 

・・・「さくら味」以外にも1品ご紹介します。

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ひなあられ  1袋 141円

おせんべい風でお味いろいろです。

ごま・塩・海老・海苔 の4種のお味が楽しめます。

 

・・・桜・桜・桜、、、待ち遠しいですね。

   ひと足先に、文明堂さんの「さくら味」で春を満喫しましょうか?

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文明堂 日本橋本店

日本橋室町1-13-7

日本橋三越さんのライオン像のある角、COREDO室町1とCOREDO室町3の間の江戸桜通りの右側を歩き、COREDO室町2の建物が切れるところの向かい側です。

 

03-3241-0002

不定休

営業時間 平日 9:30~19:00

     土・日・祝日 10:00~19:00

文明堂東京さんのホームページはこちら

⇒  http://www.bunmeido.co.jp

 

 

 

水彩画展、2月25日から開催

[メニイブックス] 2019年2月25日 10:00

2月23日にこのブログで紹介しました水彩画展が2月25日(月)から3月3日(日)の予定で京橋の「ギャラリーくぼた」で開催されます。その準備状況(2月24日)です。 「ギャラリーくぼた」:明治屋さんの向かいの通りをはいったところにあります。

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このブログが掲載される頃はすでに終盤になっているかと思いますが、中央区観光情報センターの近くですので足をお運びになりご笑覧いただければと思っています。24日には日本ペン彩画会の五十嵐会長(右)と大賀理事もお見えになっておりました。

 

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春意 浮世絵に見る富士

[あすなろ] 2019年2月24日 12:00

2月23日、富士山の日。

日本橋の町屋では、できるだけ江戸城と富士山が
望めるように都市計画がなされていました。

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する賀てふ、駿河町は、通りの真正面に駿河の
富士山を見ることができるように設計された町です。
町の名前はこの眺めから付けられました。

富士山と対をなす末広がりの構図を描いた
町の通りには、縁起の良さを感じます。

現在は、日本橋三越本店本館や三井本館など石造り
の歴史的建造物が建ち並ぶ通りです。

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ビルに隠れて富士山は見えませんが、

春には桜の名所としても知られていますね。

錦絵でたのしむ江戸の名所
 広重、名所江戸百景 する賀てふ

◆江戸桜通り
 中央区日本橋本石町1~2、日本橋室町1~2
 日本橋本町1~2

 

 
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