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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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佃上空にノスリあらわれる

[佃のうさこ] 2016年8月23日 16:00

中央区佃、朝6時、小鳥たちのさえずりが賑やかな時間。

ビルの窓々に映る隅田川の水面は、いつものように朝日にまばゆく輝いているのに、

今日は車の行き交う音だけが低く響いています。

何か違うな、、、と思わせる空気が流れたその時、目の前にあらわれた鳥が、

ノスリです。

ノスリ亀島川水門.jpg

タカ目タカ科のノスリは、れっきとした猛禽類の一種。

猛禽類は、優れた飛翔力と鋭いくちばしと爪の攻撃力で餌となる獲物を捕らえます。

その能力を利用して飼い慣らした狩りの方法が鷹狩りで、

古来から世界中で行われていました。

タカ・ハヤブサがその代表です。

ノスリ白いビルの壁を舞う.jpg

江戸時代の将軍と鷹狩りのつながりを見てみると、

初代徳川家康は単なる鷹好きの域を越えて、身体を鍛える養生法として捉えていました。

三代家光は、江戸城内に鷹を飼う「鷹坊」を設置するほどで、

在職中に数百回も鷹狩りを行ったとか。

現在の浜離宮恩賜公園は、十一代家斉・十二代家慶の頃には将軍の鷹狩りの場でした。

ノスリビルの間を.jpg

ところが、タカ科であるノスリは、狩りに使えない役に立たない鷹として、

「まぐそたか」「くそとび」と何とも気の毒な名前で呼ばれていました。

それは、ノスリの餌が小型の野鳥ではなく、主にネズミや蛇だからです。

ノスリビルの屋上に止まる.jpg

精悍な顔、たくましい足、10階建てビルの屋上を止まり木にする姿には、

いつの時代も人に飼い慣らされることなく自由であった誇りさえも漂うようです。

ノスリ青空飛行シャープ.jpg

そんなノスリの滑空が見れる朝6時の佃上空です。

 

 

月島の今昔 その①胡萩堂

[佃のうさこ] 2016年8月14日 09:00

地下鉄月島駅7番出口を出てすぐに通称もんじゃストリート・月島西仲商店街の弐番街にある

胡萩堂さん。私のお気に入りの「ねこせんべい」があるお煎餅屋さんです。

胡萩堂ねこせんべい.jpg今日は女将さんに日ごろ気になっていたお店のことや、月島西仲商店街のちょっと昔の様子を

伺ってみました。

胡萩堂お店.jpg胡萩堂という美しい響きの店名は、名付けた先代のお父様がもうお亡くなりになっているので、

今では残念なことにわからないそうです。

お店に入ると一番に目につくのが大きな広口瓶。

その存在感は、ザ日本のお煎餅屋さんを象徴しますが、どんな瓶なのでしょうか?

胡萩堂広口瓶.jpg広口の丸みをおびた切り口のカーブは、吹きガラスの手作り品ならではのあたたかみで、

光の反射によって中のものが一層美しく見えるすぐれ物。

胡萩堂広口.jpg

浅草橋で買い求めていたそうですが、今では手作りする職人さんがいなくなり壊れても補充できないとか。

残りはお店にある14個のみ、、、失なわれないで欲しい一品ですね。

昭和30,40年頃の商店街には、お昼には築地帰りのジャンパー族(築地市場で働いている

人達)が、夕方4時にはエプロンをしたお母さん達が買い物をしに来ていました。

おもちゃ屋が3軒、糸屋が2軒、豆腐屋が2軒もありました。

当時の糸屋へは、その頃まだまだ高価だったストッキングが伝線すると、一本一本直してもらう

のに駆け込んでいたそうです。

胡萩堂女将さん.jpgその後、昭和63年に有楽町線月島駅が出来た時、テレビ局が取材するものが無く

もんじゃ焼きでも、、と取り上げたのが宣伝となって、今の月島=もんじゃ焼きの

イメージが出来ました。

平成に入り地上げがあり一時人口も減ったそうですが、今は勝どきにタワーマンションが

たくさん建って子供たちが増えていると教えてくださいました。

月島西仲商店街弐番街.jpg

明治25年に埋め立てられ誕生した月島。それ以来、明治、大正、昭和と国の推進力となった

重工業地帯を支える人々のくらしが息づいている商店街。

平成に周辺地域にタワーマンションが林立して、今も昔も人々のくらしの最先端を映し出す

商店街。こんなユニークな月島の商店街に「月島の今昔」をもとめて、

今後もお店を訪ねお話しを伺いたいと思っています。

 

 

晴海の「スタンド・バイ・ミー」橋                        So I call it "Stand by Me" bridge

[HK] 2016年8月12日 09:00

「スタンド・バイ・ミー」と云う洋画をご存知ですか?

米国の少年達の一夏の冒険を描いたスティーブン・キング原作の映画です。(原題 "The Body")

この映画に出てくる印象深い鉄道橋にどことなく感じが似た橋が晴海地区の晴海橋と平行して架けられています。

私は勝手に「スタンド・バイ・ミー」橋と呼んでます。

 

Do you know a movie titled "Stand by Me"?

It was about a group of boys' adventure which the original title was "The Body", written by Stephen King.

One of the impressive factors in the screen was the railroad bridge, and somehow, a bridge quite similar to the one in the movie can be found in Harumi district, built next to Harumi bridge.

I personally call this bridge "Stand by Me" bridge.

 

CIMG1751.JPG 

 

  

 

かつてはセメント工場の運搬用に使われてたようですが、現在は使用されておらず立入禁止です。

 

The bridge was operated by cement plant some time ago, but currently unused. 

 

CIMG1752.JPG

 

 

 

 

この橋を見る度に"When the night has come ~"と、主題歌をつい口ずさんでしまいます。

主演のリバー・フェニックスが23歳で早逝してから今年でちょうど23年目になります。

生きていれば46歳、きっと名優になっていたでしょう・・・

 

Everytime I glance at the bridge, the lyrics "When the night has come・・・" pops up.

This is the 23rd year after River Phoenix, leading actor of the movie, passed away at the age of 23.

He would be 46 years old if he had not gone away, and would have become a great actor.

 

CIMG1745.JPG

 

 

Water Taxi in Sumida River & Tokyo Bay

[銀造] 2016年8月11日 18:00

最近、勝鬨橋辺りで見かけるのが、この水上タクシーです。

1470368477062.jpg

会社の同僚は、「月島からの出退勤の時によく見かけるけど、ご存じないですか?」と言われて、少し"心外"していましたが、先日の昼休みに写真に収めることが出来ました。

隅田川の船着き場へ、電話一本で駆けつけて、目的地まで送ってくれるという事です。 勝鬨橋西詰下でも、乗下船出来る様です。

ただ、浅草から羽田まで実際に乗船した体験記を読みましたが、本格的な普及は、これからと思います。

ご興味のある方は、インターネットで、「水上タクシー」で検索されては如何でしょうか?グループでチャーターしたら、楽しいかも知れませんね。

 

 

祝リオ五輪金メダル特別ライティング

[サム] 2016年8月10日 12:00

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 リオデジャネイロ・オリンピック第4日の8日、柔道男子として北京大会以来2大会ぶりの金メダルを獲得した、73kg級大野将平選手と、アテネ大会以来3大会ぶりに金メダルに輝いた男子体操団体の栄誉を祝して、9日夕刻、東京スカイツリーでは、金色と日の丸をあしらった特別デザインのライティングが実施されています。

かつて日本のお家芸とされた柔道と体操復活の重圧の壁を乗り越えての快挙。

隅田川大橋から清洲橋越し、並びに中央大橋から永代橋越しに、メダル同様に金色に輝く、東京の新たなシンボルの晴れやかな雄姿が望めます。

今後とも日本代表選手の金メダル獲得の活躍に合せて、当日か翌日の夜に行われる予定の、同様の特別ライティングが楽しみです。

 

 

2016 住吉神社例祭

[サム] 2016年8月 9日 18:00

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 8月6ー7日は、佃住吉神社の例祭。

今年は陰祭りということで、3年に一度の例大祭(本祭り)の熱気溢れる様相とは趣を異にし、粛々と神事が執り行なわれています。

境内では8月6日11:00より大祭式。

8月7日 15:30~、17:00~、19:00~、には国指定重要無形文化財 若山胤雄社中による神楽奉納。

8月7日午後挙行された、平成27年度例大祭 "揃い" を着用した佃住吉講世話人一同参拝等を見るにつけ、地域の祭りを通じた強い絆と連綿と続く歴史の重みが強く伝わってきます。

宵宮・参拝式終了後の舟入堀テラスの住吉講テントでの連合睦会との親睦会並びにその後の住吉講親睦会等々の 佃風情 "宴" に関しては相変わらず健在です。