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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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1:29:300とは? 建設現場で見つけました 軽微な事でも注意しましょう

[銀造] 2018年12月10日 09:00

1:29:300とは何か? 晴海でマンションの建設現場で見かけたパネルに表示していました。

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1:29:300の法則とは、ハインリッヒの法則と呼ばれるものでした。

 1:29:300の法則とは、労働災害における経験則のひとつで、1件の重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300の異常が存在するというものです。この法則を導き出したハーバート・ウィリアム・ハインリッヒ(Herbert William Heinrich)(1886年~1962年)に由来して、ハインリッヒの法則とも呼ばれています。
 アメリカの損害保険会社にて技術・調査部の副部長をしていたハインリッヒが1929年11月に、労働災害の発生確率を分析した結果を論文として発表したもので、1件の重大災害の裏には、29件のかすり傷程度の軽災害があり、その裏には300件もの「ヒヤリ・ハット」した(危うく大惨事になる)傷害のない災害が発生していたことを明らかにしました。

*私も生産現場で「ヒヤリ、ハット」する事象を分析して、労働災害を防止しようとしたISO活動を思い出しました。私は、一つの軽微な事象でも、見逃せば、沢山の事故に、大事故につながると思っています。風が強くなってきて、海の波が上がってくる。これは、嵐の予兆であったことも思い出しました。

企業の流通やサービス部門でも、この法則はビジネスにおける失敗発生率としても活用されているようです。

例えば1件の大失敗の裏には29件の顧客から寄せられたクレーム、苦情で明らかになった失敗があり、さらにその裏には、社員が「しまった」と思っているが外部の苦情がないため見逃している300件のケース、つまり認識された潜在的失敗が存在しているであろうとのことです。

 

 

ホテルマリナーズコート東京 眺めの良いレストラン ル・アーブル

[銀造] 2018年12月 9日 09:00

 晴海埠頭行きのバスに乗り、オリンピック・パラリンピックの選手村となる周辺を散歩しました。

そして、ホテルマリナーズコートのレストランで食事をしようと思いました。

レストランは、1階には寿司処 吉亀、レストラン・マルレーナ、12階にはシーサイド・オーベルジュ「ル・アーブル」があります。

眺めの良いレストラン「ル・アーブル」での食事としました。フランスの港町の名前のレストランですが、和食も召し上がれます。昼食は1000円ぐらいで、affordable.

私の昼食。めごちの天麩羅、刺身、肉豆腐などが盛られています。

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 そして、12階からはオリンピック・パラリンピックの選手村の建設状況がご覧になれます。完成が待ち遠しいですね。

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豊洲大橋の袂には、マンションも建設ラッシュです。

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 ホテルへのアクセス、ホテル内のレストランについては、こちらを御覧ください。

http://www.hotel-mariners.co.jp/

 

 

お台場レインボー花火2018

[サム] 2018年12月 7日 18:00

DSC07966ELSR'.jpgDSC07988RS'G.jpg 例年12月の毎週土曜日、19:00から約10分間行なわれる「お台場レインボー花火」が今年も始まりました。

開催日:12月1・8・15・22・29日

冬は空気が澄み渡り、夜景がひと際美しく見える季節。

虹色にスペシャルライトアップされたレインボーブリッジを背景に、お台場海浜公園 "自由の女神像" 沖より打ち上げられる約1,800発の花火が、凛とした冬の夜空に、ダイナミックな華を咲かせます。

10分間の凝縮された花火イベントながら、趣向を凝らした花火が次々と打ち上げられ、見応え十分です。

22日は、音楽に連動したミュージック花火実施予定です。

晴海運河最下流の見通しのいい豊洲大橋から、大音響とともに冬の夜空を彩る「お台場レインボー花火」が遠望出来ます。

 

 

HARUMI FLAG ?

[銀造] 2018年12月 7日 12:00

HARUMI FLAG という看板を見て、何だろう?と 思いました。

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晴れて、綺麗な海が見渡せる場所という意味で、「晴海」が名付けられたとのことです。 だから、この看板は、そのイメージを絵にしたものだと思っていました。 でも、念のため、インターネットで調べると、HARUMI FLAG(晴海選手村)というURLを見つけました。 2020東京オリンピック、パラリンピックで選手村として使用された後に分譲され、、2023年に入居できるそうです。

 

公式HPの一部を拝見しました。次の通りです。

 HARUMI FLAGは、5つの街区で構成され、分譲住宅・賃貸住宅の23棟および、商業施設1棟の計24棟からなっています。
街の中心となる広場や緑地などを多く設けることで、交流や賑わいを創出します。
隣接地では、交通結節点として「マルチモビリティステーション」や、次世代のエネルギーを供給する「水素ステーション」などが設けられるほか、「晴海ふ頭公園」の再整備や、小中学校、保育施設、臨港消防署など公共施設の整備も連動して行われます。

 

 

晴海トリトンスクエア 神話の広場 大天井画 クリスマスツリー2018

[銀造] 2018年12月 6日 18:00

 晴海トリトンスクエアには、テーマ毎に名付けられた通りと広場があり、神話の広場では大天井画が飾られています。

神話の広場の床は、大理石を散りばめて装飾した人魚らしき老人が角笛を吹く姿がご覧になれます。これは海神トリトンです。ほら貝を吹いているのだそうです。 そして、この12月の装いとして、立派なクリスマスツリーが飾られています。

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その天井には、ギリシャ神話の絵が飾られ、トリトンスクエアの名前の通りです。 

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この絵は2001年に、「日本におけるイタリア年」が開催された時に掲示されたとのことです。絵には牧畜と予言の神、太陽神として有名なアポロン、月の女神アルテミス、暁の女神エオス、西風ゼビュロスと妻である春の女神フローラ(花を支配する女神)などが描かれています。 神話の世界、暖かい地中海、エーゲ海への旅へ誘ってくれます。

晴海トリトンスクエアへのアクセス、レストランなどは、こちらをご覧下さい。

http://harumi-triton.jp/

 

 

茨城の魅力再発見!IBARAKI senseが光る場所

[Hanes] 2018年12月 4日 12:00


こんにちは。新人特派員のHanes(ハネス)です
茨城県のアンテナショップIBARAKI sense(イバラキセンス)のリニューアルオープンから1ヶ月以上が経ちましたが、
皆さんはもう新しいお店に行かれましたか?
リニューアルオープン当日は、茨城県出身の女優白石美帆さん、俳優渡部豪太さんらによるテープカットが行われ、話題になりました!
私も茨城県出身ということで、オープン当日は同僚とともに立ち寄りました

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(リニューアル工事中の店舗の様子)

以前より開放感のあるワンランク上のオシャレな空間に生まれ変わり、
魅力度ランキングで一気に挽回するくらい、茨城県の印象が良くなるといいですよね

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(11月上旬の店舗の様子)
 
さて、Hanesが茨城県のアンテナショップで何を買ったかと言いますと...
 
■Saza Coffee(サザコーヒー)
答えは、IBARAKI senseに併設されているBARA cafeのSaza Coffee
「なんでコーヒー?」とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、
実はこちら、県内でも美味しいと評判で、県民から愛されているちょっと贅沢な自家焙煎コーヒーなんです

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1969年、映画館「勝田宝塚劇場」の運営会社が創業したこちらのコーヒー店は、
1997年に南米コロンビアのカウカに直営農園を開設
2017年には、FNC コロンビアカウカ県の品評会で初優勝を果たしました
 
コーヒー豆の産地でも評価されているので、コーヒー通は見逃せませんね!
こちらのカフェでは数種類のみお召し上がりいただけますが、
Saza Coffeeの店舗には、徳川慶喜家4代目徳川慶朝(よしとも)氏とコラボして誕生した「徳川将軍珈琲」というものがあります。
こちらは、1867年の開港交渉の際に、慶喜公がフランス料理人を雇い、
欧米公使にもてなしのコーヒーをお出しした時の文献を調査し再現した
幕末のフランス風コーヒーの現代版となっています
コーヒー好きのみならず、歴史好きもその風味が気になりませんか?
 
このように、徳川家つながりで江戸・東京とも関係の深い茨城県...
ここからは、区内の茨城県に関するスポットを時代ごとにご紹介していきます!
 
【江戸時代】
■武家屋敷
茨城県(常陸国、下総国の一部)の武家屋敷は区内に比較的多く存在していました。
上屋敷:常陸麻生藩 新庄駿河守直彪(日本橋浜町3丁目)
中屋敷:常陸笠間藩 牧野備後守貞直(明治座辺り)
    下総古河藩 土井大炊頭利則(日本橋箱崎町、IBM箱崎ビル辺り)
 
■笠間稲荷神社東京別社
日本橋浜町にある日本橋七福神の一社笠間稲荷神社東京別社(寿老人)は、
江戸時代中期に日本三大稲荷のひとつである茨城県の笠間稲荷神社から分社された神社になります。

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(総本社となる笠間稲荷神社。2017年撮影。)
 
毎年11月に菊まつりが開催され、多くの人でにぎわいます。
東京からも比較的アクセスしやすいです

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■石川島資料館
ペリーが来航した1853年。
水戸藩徳川斉昭は日本の軍事力を高めるべく、「石川島造船所」を創設しました。
ここでは日本初の洋式帆走軍艦「旭日丸」の建造に着手し、近代造船が始まりました。
今日では、佃にあるこちらの資料館にて、佃島および造船所の歴史と文化を知ることができるようになっています

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【明治時代】
■日本橋

1603年に初めて架橋され、翌年には五街道の起点として日本の中心となった日本橋。
現在私たちがわたっている石造2連アーチ橋は、1911年に完成したものです。
建築家妻木頼黄がデザインした麒麟と獅子のブロンズ彫刻が印象的ですが、
実は意外なことにこの橋にも茨城県要素があります!
なんと、舗装アーチ部分茨城県稲田(笠間市)から切り出した稲田石が4万切以上使用されているのです

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「日本で最も白い御影石」と言われる稲田石は、最高裁判所日比谷第一生命ビルでも使用されており、最近では、昨年12月に完成したJR東京駅丸の内側広場石畳に使用され、再び注目を集めています。
また、IBARAKI senseの壁としても使用されています

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(笠間市にある稲田石の採石場の一つ。2017年撮影。インスタ映えしますよね

◼️薬祖神社
福徳の森のすぐそばにあるこちらの神社をご存知でしょうか?
神社名から想像できる通り、医薬の祖神二神を祀っており、無病健康・病気平癒のご利益があるといわれています。

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一見茨城県とは関係ないように思えますが、実は日本橋本町の薬業界では、
昔からこの二神を祭神とする茨城県の大洗磯前(いそさき)神社および酒列磯前(さかつらいそさき)神社等に参詣し、崇敬の念を示してきたといいます。

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(長い階段を上った先にある大洗磯前神社。2017年撮影。)

すぐ近くの海には神磯の鳥居があります。
こちらは、IBARAKI senseリニューアル工事中、ガラスに貼られていたポスターでも紹介されていました。

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(2017年撮影。)
 
ここまで江戸時代以降の中央区に見られる茨城要素の一部をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
日本橋に代表されるように、意外と身近で、なじみのある場所に茨城要素があると初めて知った方もいらっしゃるのではないかと思います
まだまだ知られていないだけで、茨城県の魅力はたくさんあります!
中央区内でまち歩きをしながらも、ぜひIBARAKI senseの光るスポットを見つけてみてくださいね
 
■IBARAKI sense
住所:東京都中央区銀座1-2-1 紺屋ビル1F
営業時間:ショップ・カフェ 10:30~20:00
     レストラン 11:00~23:00(日・祝は21:00)
公式ウェブサイト:https://ibaraki-sense.com/
※本記事は、IBARAKI senseの店長さんより掲載許可をいただいております。
 
【参考文献】
国土交通省 関東地方整備局 東京国土事務所「日本橋の装飾」http://www.ktr.mlit.go.jp/toukoku/panf/nihonbashi100/pdf/rekishi-03-04.pdf
児玉幸多(監修)「復元・江戸情報地図」(朝日新聞社、1994年).