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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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サイクリング好き特派員イチオシ!旬のウォーターフロントコース

[Hanes] 2019年2月22日 18:00


こんにちは。新人特派員のHanes(ハネス)です!
最近ひょんなことからスポーツバイクを入手したので、区内で試し乗りをしました
都心の歩行者・自動車通行量、自転車道の整備状況等を考えると、
走ることを楽しむより、史跡やお店を巡りながら楽しむポタリングの方が向いている気がします。

しかし、スポーツバイクともなると、まちなかのポタリングでは物足りません...
1つわがままを言うと、変化に富んだ起伏と景色もほしいんです
今回は、そのような希望を叶えてくれるコース(Hanes流)をご紹介します。
(※記事内の写真は、複数日の異なる時間帯に撮影したものを使用しています。)

◼️旬のウォーターフロントコース
行程:築地-豊海-晴海-豊洲-晴海-勝どき-築地
所要時間(目安):45分~1時間
コース概要:晴海の選手村や豊洲市場等旬なスポットに加え、変化に富んだ起伏と景色が楽しめる万人向けコース。
オススメの時間帯:いつでも

mymap3.jpgのサムネイル画像

スタート地点は、勝鬨橋のそばにある「かちどき 橋の資料館」前。
グループでサイクリングに行く場合でも歩行者の邪魔にならず集まれるスペースの他、
公衆トイレもあるので安心です
観光でお越しの方や自転車をお持ちでない方は、電動アシストつきのコミュニティサイクルが便利
追ってご紹介しますが、近隣のサイクルポートはこちらのマップでご確認ください。

①かちどき 橋の資料館
資料館前には、海軍経理学校の碑勝鬨の渡し跡もあるので、
出発前に勝どきの歴史を学ぶことができます
そして、運が良いと周囲の木にとまるヒヨドリが見られるかもしれません

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さて、前置きが長くなりましたが、これよりウォーターフロントエリアのライドに出発します!

②築地場外市場
走り始めてまず左手側に見えてくるのが、約460ものお店が軒を連ねる築地場外市場
都内の大手百貨店食品売り場の平均的なテナント数は80前後と言われているので、
ここにはその5.7倍ものお店があるという計算になります。
場外市場周辺は、歩行者・自動車の通行量が多いので、お気をつけください。

また、地下鉄駅や場外市場からのアクセスがよいこの周りをスタート地点にする場合、
市場橋の信号の近くにサイクルポートがあるので、こちらをご利用になると便利です

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場内市場跡に沿ってしばらく南下すると、歩行者・自転車用の環状第2号線の入口を示す貼り紙が見えてきます。
初めてだと少々分かりづらいかもしれませんが、入口は大手門橋のすぐ目の前です!

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出入りの際は少々曲がりますが、大半がまっすぐで幅広い道であるため、走りやすくなっています
歩行者に気を付けながら、開通して3ヶ月程の橋を渡ります。

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③浜離宮恩賜庭園
快適なライドの途中、視界に入ってくるのは...
国指定特別名勝・特別史跡である浜離宮恩賜庭園の歴史ある風景と季節の花々。
2月中旬には、これから見頃を迎える菜の花が一部見えました

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誰かに呼ばれたような気がして水面へと視線を落とすと、
可愛い水鳥が器用に水をかいて泳いでいました

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さらに少し進むと、浜離宮船着場、灯台跡、築地川水門等が出てきて、
この辺りからは、浜離宮恩賜庭園とレインボーブリッジという、古今の有名な建造物を同時に見ることができます!

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④築地大橋
平坦な道は一旦橋の手前で終わり、緩やかな上り坂になります。
先輩特派員の皐月の鯉の吹き流しさんが以前ご紹介していた
前東京都知事舛添要一氏の揮毫をチェックし先へ進みます!

Tsukiji Ohashi.jpg

橋を渡り終えてからは、東京海洋大学の船を横目に、埠頭へ向かいます

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⑤豊海水産埠頭
倉庫が多く建ち並び、トラックが多いこのエリアには、
築地場内市場を思わせるかのような港町らしい景色が残っています

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こちらからは、晴海埠頭、建設中の選手村、レインボーブリッジ等が見え、
晴海埠頭ほど有名ではありませんが、格好のフォトスポットになっています

tsukishima.jpg

上の写真にあるように、夕暮れ時の景色も良いのですが、
日中の青空と輝く水面を背景にサイクリングの思い出を撮るのもよし

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⑥マグロ卸のマグロ丼の店
その後、朝潮運河を右に見ながら少し走ると、お店のようなものが見えてきます。
それが、マグロ卸のマグロ丼の店!
2017年に先輩特派員HKさんが詳しくご紹介しています。

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サーフボードにメニューが書かれており、
店名にもなっている「マグロ卸のマグロ丼」はなんとたったの600円
個人的には「超濃厚ビスクスープ海老ソバ」が気になります

Maguro.jpg

午前中のサイクリングの場合、ここで昼食を兼ねた休憩を取り、
ウォーターフロントならではの海鮮と風景を楽しんでみてはいかがでしょうか。
その後は、環状第2号線沿いに戻り、ライドを続けましょう

⑦黎明大橋、豊洲大橋
築地大橋同様、こちらも比較的最近開通した道路で、
嬉しいことに、自転車道もしっかり整備されています
とはいえ、歩行者もおりますので、スピードには気をつけて走行します。

bridges.jpg

適度な上り坂を経験した後にウォーターフロントならではの風景を見ると、
「坂は大変だったけど、来てよかった」と思うことでしょう。

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⑧豊洲市場
豊洲大橋を下りきると、豊洲市場が見えてきます
こちらは中央区ではありませんが、旧築地市場と関連のある旬なスポットの1つ!

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⑨晴海大橋
豊洲市場を通過し、晴海大橋を渡って中央区へ戻ります。
先輩特派員の隅田の花火さんの記事にもある通り、晴海大橋には少々起伏があります。
私のような女性でも無理なく渡り切れますが、
電動アシストつきのコミュニティサイクルを利用すると、
険しい表情にならず、笑顔のまま渡り切ることができます

harumi.jpg

この辺りからは、倉庫、タワーマンション、スカイツリーが見え、
景色に飽きることはありません
その後はゴール地点でもある「かちどき 橋の資料館」に向かって走るだけですが、
その前にちょっとだけ寄り道してみませんか?

⑩デリド勝どき駅前店(駐輪場あり)
こちらは周辺にお住まいの方が利用するスーパーですが、
セルフサービスにて、こだわりのコーヒーがお手頃価格でいただけます
訪問時は、一般的に見かけるコーヒーの他に、
キャラメルバニラといったフレーバーコーヒーや有機コーヒーもありました
サイズは12oz(約355ml)と16oz(約470ml)の2択で、
意外とたっぷりですが、セルフサービスのため量は自分で調節できます!

自転車を降りてコーヒー片手に勝鬨橋の東側まで移動し、
東京タワーや勝鬨橋を眺めるのもまた贅沢な一時です夜景がオススメ)

kachidoki.jpg

一息ついて橋を渡ると、資料館はすぐそこです。
今回は異なる時間帯の写真を使用したので分かりづらかったかもしれませんが、
冒頭に書いた通り45分~1時間で1周できるようになっています

最後にコースを振り返ってみると、浜離宮恩賜庭園といった歴史的な風景、
タワーマンション、レインボーブリッジ、スカイツリー、東京タワーといった現代的な風景、
そして、ウォーターフロントならではの倉庫や船、水門等の風景と、
変化に富み、目を飽きさせない風景をたくさん見ることができました

また、今回走行した道の多く(築地と豊海水産埠頭周辺以外)には自転車道が設けられており、
道幅も広くお子さん連れの方にもやさしいです
区内にお住まいの方にも、国内外から中央区に観光に来られた方にも、
オススメしたくなる私イチオシのコースです

※自転車に乗る際は、マナーやルールを守って走行してください。
 ヘルメットの着用や暗くなってからのライト点灯も忘れずに...

 

 

石川島公園の野鳥たち・2018~2019年冬

[佃のうさこ] 2019年2月22日 14:00

石川島公園での野鳥観察も4年目に入った今年の冬は、例年との違いを感じます。シベリアや中国北部から渡って来る冬鳥の数が少ないことです。水鳥のオナガガモは、例年25,6羽~17,8羽がやって来ますが、今年は7,8羽です。ヒドリガモは、例年14,5羽の集団が3組来ますが、今年は12羽のみです。また、小鳥のジョウビタキやツグミがなかなか現れません。

 

何故でしょうか? 

越冬する場所が、今年は工事中が多いことと、築地市場の移転で近隣にねずみが多いことで、それをエサにする猛禽類が上空に多く、小鳥や水鳥が移動しているそうです。

 

そんな環境の中でも、この冬に出会えた鳥たちをご紹介します。

 

ヒドリとオナガ.jpgヒドリとオナガ2.jpg オナガガモと一緒にいるヒドリガモ(頭が黄色い)

 

オナガガモとヒドリガモです。どちらも例年14,5羽のグループで行動しています。特にヒドリガモは人への警戒心が強いので、人出の少ない雨の日にだけしか公園にやって来ませんでした。ところが今年は数が少ないせいでしょうか、オナガガモと一緒に混じることもあり、こんな晴れた日にも人の近くまで4羽来ています。これは、珍事!!です。

 

3.jpg オナガガモ

 

ヒドリガモ2羽.jpgヒドリガモ 

 

 

ヒドリガモをこんなに間近に撮影出来るなんて感激です。 

 

次にご紹介するのは、カンムリカイツブリです。例年1羽だけがやって来ます。長逗留ではないので、出会えたらラッキーです。絶滅危惧種ですし、近郊の葛西臨海公園・野鳥園の環境でも数羽目にするだけです。

 

カンムリカイツブリ.jpg1月24日に出会ったカンムリカイツブリ

 

エサを捕るために潜ると神出鬼没。こっちに来て!来て!と念じていると至近距離に浮上!!!頭に注目してください。少し冠が出て来ています。夏毛になるともっと増えますが、その姿は残念ながら日本では見えません。

 

次は、浮島のお立ち台で朝日に輝くマガモです。

 

光るマガモ.jpgマガモ  

 

例年マガモは、ここ石川島公園では1ペアのみの観察ですが、浜離宮恩賜庭園ではたくさん見られます。野鳥のカモで一番匂いのクセもなく美味しく食べられるのはマガモだそうです。カモの種類の多いお狩り場では、一番に狙われたんでしょうね。

 

さて、一年中見ることの出来る鳥たちも、可愛い姿が観察出来ました。

 

もこもこハクセキレイ・.jpg 

ハクセキレイ

 

もこもこスズメ.jpg 

スズメ3兄弟? 

 

寒い冬ならではの「もふもふ」姿ですね。

 

石川島公園の冬鳥たち。今年は少々やきもきする状況ですが、皆さまも野鳥を探しながら、どうぞお散歩をお楽しみください。

 

 

 

 

 

 

「摂津国」田蓑神社を訪ねて

[wienerhorn] 2019年2月20日 12:00

田蓑神社鳥居.jpg

徳川家康が大阪の佃から江戸に招いた漁民たちが築いた佃島。その後、明暦の大火(1657)後の築地本願寺の造営にも佃島の皆さんが貢献するほか、中央区の歴史を知る上で佃島は重要な位置を占めていますね。私も特派員の一人として、佃島のルーツを目に焼き付けておくべきと思い、大阪出張の際に足を伸ばして西淀川区の佃を訪ねてきました。
梅田から阪神電車の各駅停車に乗り、千船駅下車。静かな街の一角に、田蓑神社があります。大きくはない境内ですが、足を踏み入れると、地域に愛されている重要なお宮であることがよくわかります。

 

東照宮.jpg

徳川家康の東照宮が境内にあると聞いていましたが、他にも「金比羅宮」(金比羅さん)、「七重之社」(お伊勢さん)、「稲生社」(お稲荷さん)などが祀られています。

  

佃漁民ゆかりの地.jpg

中央区と密接な関係がある「佃漁民ゆかりの地」碑。家康との関係、住吉神社の由来などが記された説明板もあります。大阪市立佃小学校と中央区立佃島小学校との交流についても説明があります。

 

ゼロメートル地帯.jpg

ちなみにこの地はゼロメートル地帯にあり、鳥居の横には「海抜-0.8m」との表示がありました。コンクリートの堤防で守られた低平地に位置しています。歴史に思いをはせつつ、水防災の重要性を改めて感じた旅となりました。

 

 

 

勝どき橋を渡る   Crossing Kachidokihashi Bridge

[HK] 2019年2月18日 09:00

 

晴れの日のお散歩。勝どき橋を築地方面から。

A sunny day walk. Kachidokihashi Bridge from Tsukiji district. 
 
IMG_1165.jpgIMG_1166.jpg 

上を見るとこんな感じ。 

Looking up.  

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ハの字型に開いていたのが良く分かるレリーフ。

By looking at the rerief, can imagine how the bridge used to open in old days. 

IMG_1169.jpg 

そして勝どき方面から。 

A view from Kachidoki district. 

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中央区ゆかりの文学者たち

[湊っ子ちゃん] 2019年2月13日 18:00

こんにちは、湊っ子ちゃんです。

明治維新後、私たちの中央区を舞台に、近代文学は育まれました。銀座煉瓦街には新聞社が次々に誕生し、情報産業が発達しました。また、多くの文化人が中央区を訪れ、小説や戯曲など、様々な作品のなかに、中央区の情景を描きました。

今日は、中央区にゆかりの深い、文学者たちについて調べてみました。


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北村透谷(きたむらとうこく)

明治元年-明治27年 (1868‐1894)

文芸評論家、詩人。小田原生まれ。明治13年(1880)、京橋区弥左衛門町(現・中央区銀座四丁目)に上京。泰明小学校に編入する。銀座を舞台とする自由民権運動に関与する。明治22年(1889)「楚囚之詩」「蓮菜曲」を発表。「文学界」の創設に参加し、「内部生命論」など数々の評論を発表する。


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島崎藤村(しまざきとうそん)

明治5年-昭和18年(1872‐1943)

詩人、小説家。長野県の庄屋の家に生まれる。明治14年(1881)、京橋区槍屋町(現・中央区銀座四丁目)に上京。泰明小学校に学び、明治学院を卒業。「文学界」の活動を通して北村透谷を知り、深い影響を受ける。明治40年(1907)から翌年まで、「春」を海水館(現・中央区佃三丁目)にて執筆し、代表作の「夜明け前」は築地小劇場で上演された。


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芥川龍之介(あくたがわりゅうのすけ)

明治25年-昭和2年(1892‐1927)

小説家。京橋区入船町八丁目(現・中央区明石町)の牛乳牧場に生まれる。生後まもなく、本所区の母の実家へ移る。東京帝国大学英文科卒業。夏目漱石の門下に入り、第3次、4次「新思潮」の同人となる。代表作に、「羅生門」「鼻」「地獄の糸」「河童」など。



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郡虎彦(こおりとらひこ)

明治23年-大正13年(1890‐1924)

劇作家。京橋区南八丁堀三丁目(現・中央区湊一丁目)生まれ。学習院から東京帝国大学英文科に入学し中退。「白樺」同人。大正2年(1913)、「道成寺」が自由劇場で上演される。渡欧し、「鉄輪」「義朝記」を執筆。ロンドンで上演され好評を得る。


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川端茅舎(かわばたぼうしゃ)

明治30年-昭和16年(1897‐1941)

俳人。日本橋区蛎殻町二丁目(現・中央区日本橋人形町二丁目)生まれ。画家を志し、岸田劉生に師事する。病弱のため、俳句に専念し、高浜虚子に師事する。「ホトトギス」同人。句集に、「川端茅舎句集」「華厳」「白痴」がある。


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山岸荷葉(やまぎしかよう)

明治9年-昭和20年(1876‐1945)

小説家。日本橋区通り油町(現・日本橋大伝馬町)生まれ。東京専門学校(早稲田大学の前身)に進み、坪内逍遥に師事する。のちに尾崎紅葉の門に入る。「硯友社」同人。問屋街や芸者屋街など、生まれ育った町並みを題材にした「日本橋文学」を発表。「奉公始」「当世手代気質」など。のち、読売新聞社に劇評担当として勤務する。


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長谷川時雨(はせがわしぐれ)

明治12年-昭和16年(1879‐1941)

歌舞伎脚本家、評伝作家、小説家、随筆家。日本橋区通り油町(現・日本橋大伝馬町)生まれ。明治38年(1905)、「海潮音」でデビュー。女性の評伝において、その地位を築く。昭和8年(1933)、雑誌「輝ク」を発行し、多くの女性作家や評論家を世に送る。随筆では「旧聞日本橋」が代表作。


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長谷川かな女(はせがわかなじょ)

明治19年-昭和44年(1887‐1969)

俳人。日本橋区本石町(現・日本橋二丁目)生まれ。夫の富田諧三(長谷川零余子)の主宰誌「枯野」をサポートする。高浜虚子に師事。昭和5年(1930)に「水明」を創刊し、女性俳人の先達となる。句集に「雨月」「湖笛」、随筆に「小雪」「ゆきき」などがある。


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谷崎潤一郎(たにざきじゅんいちろう)

明治19年-昭和40年(1886‐1965)

日本橋区蛎殻町(現・中央区日本橋人形町一丁目)生まれ。坂本小学校に学ぶ。耽美派とされる「刺青」「痴人の愛」「春琴抄」などが代表作。また、自然主義文学や、「源氏物語」の現代語訳などを発表。戦後に発表した「細雪」は、谷崎文学の極致とされる。


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立原道造(たちはらみちぞう)

大正3年-昭和14年(1914‐1939)

詩人。建築家。日本橋区橘町三丁目(現・中央区日本橋久松町)生まれ。久松小学校に学び、東京帝国大学工学部建築学科を卒業。10代の頃より短歌を好み、堀辰雄から影響を受ける。詩誌「四季」の創刊に参加。詩集「萱草に寄す」「暁と夕の詩」を発表。第1回中原中也賞を受賞する。


bun12m.jpg中央区で生まれ育った、時代を代表する文学者たち。

時代を切り開いてゆく文学活動が、ここ中央区を拠点に繰り広げられたことはもちろん、それぞれの文学者が、中央区のなかで繋がっていることも興味深く思いました。

また、中央区を舞台に多くの作品が誕生し、物語のなかには当時の町の姿が生きており、今にその情景を伝えてくれます。それは、小説や戯曲にかぎらず、映画作品などにも多く残っています。

(写真は、泰明小学校に建つ「北村透谷・島崎藤村記念碑」そして銀座の柳二世)


中央区観光協会特派員 湊っ子ちゃん

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第34号 平成31年2月11日

 

 

凍てつく佃公園

[サム] 2019年2月13日 10:00

DSC08638ELS'.jpgDSC08623RRS'G.jpg 関東地方は三連休初日の2月9日、強い寒気と低気圧の影響で、沿岸部や内陸の一部で雪模様となり、都心では午前6時すぎに地面がうっすら白くなり、1cmに満たないわずかな積雪を観測。

都心の積雪は今シーズン初めてです。

朝の最低気温は-0.5℃で、正午でも0.3℃と厳しく冷え込みました。

北風が吹き、昼間も体感的には氷点下の寒さです。

佃公園の樹々もうっすらと薄化粧。

辺り一面、幻想的な雰囲気に包まれつつありますが、池に水鳥が来訪し、水しぶきを上げている様子はさすがに寒々しい印象です。