佃のうさこ

雨の日もまた楽し鳥散歩・石川島公園にて

今日は桜散る寒い雨の日ですが、2019年春は幾日もの寒の戻りのおかげで長く桜を楽しめました。石川島公園をフィールドにした野鳥観察も今年で4年目になります。人の手によって壊された自然も、また人の手によって自然環境を取り戻せることを教えてくれた石川島公園ですが、今日も嬉しい出会いがありました。

上の写真の中に、何種類の鳥がいるかわかりますか?4種類です。左からヒドリガモのメス1羽、カルガモ3羽、右にツグミ1羽、そして少し上の芝生にムクドリが数羽。雨で、隅田川テラスを行き来する人がいないので、のんびりした食事タイムです。

 雨の日もまた楽し鳥散歩・石川島公園にて

ヒドリガモは、越冬のために去年の10月中旬にやって来ました。今年は多い時期で3グループ、45羽ほど。かなり警戒心が強いので、雨の日(毎年3回ほどのチャンス)でしか上陸したヒドリガモの一団は見られませんが、桜シーズンまで姿を見せてくれるので楽しい限りです。

今日は、石川島公園の住人ならぬ住鳥のカルガモに混じっているなんて、かなりレアな組み合わせです。カモ類の中でも、一年中日本にとどまるのはカルガモだけですから、メスのヒドリガモさんは、別れを惜しんで挨拶に来たのでしょうか?

 雨の日もまた楽し鳥散歩・石川島公園にて

こちらは、2月から頻繁に姿を見せていた冬鳥のツグミです。縄張りがあるのでしょう、毎年1羽のみが姿を見せます。

両足でピョンピョンと跳ねるような歩き方は、2足歩行するムクドリの近くで混じっていても、すぐに見つけることが出来ます。

石川島公園にやって来た冬鳥たちも3月中旬から渡りをはじめ、桜が散り始めると最後の最後のグループが渡って行くタイミングです。

石川島公園は、季節の移ろいを桜と鳥の姿とともに楽しめる美しい公園です。