中央区観光協会オフィシャルブログ

中央区観光協会特派員ブログ

中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

執筆者一覧

>>このブログについて

最近のブログ記事

街歩きの面白さ『宝町』

[杏葉牡丹] 2012年9月22日 08:30

今はもう無くなってしまったのに、駅名や看板等だけには『地名』が残っている。
そんなことがありますよね。


都営地下鉄浅草線の『宝町』駅もそのひとつ。
東銀座駅と日本橋駅の間にあって、現在の京橋1~3丁目になります。


『宝町』の名称は、昭和6年に、実業家で東京市会議員でもあった中沢彦吉の発案により、めでたい名をということで付けられたのですが、昭和53年には、京橋1~3丁目に統合されて、無くなってしまいました。

ck1203_1209201.jpg  ck1203_1209203.jpg  ck1203_1209202.jpg


短命に終わったこの町名ですが、「中央区30年史」によると、消えた理由の一つは、日本橋室町(ムロマチ)の「室(ムロ)」と宝町の「宝(タカラ)」の字がよく似ていて間違えやすく、郵便物の配達に紛乱を招く欠点があったから、との事だそうです。

そう言えば、子供の頃に、宝町に住んでいた友人から、郵便の宛名が「日本橋宝町(ニホンバシ タカラチョウ)」となっていることがあると、聞いた事があります。
確かにパッと見ただけだったり、崩してあったりすると、間違うのも無理はない気もします。


ところで、先日『宝町』駅の階段を上がってすぐの路地に、『京橋宝通り』という表示を発見。
「宝町」に「宝通り」でおめでたいから、こんな場所で宝くじを買ったら当たるかしら、などと思っていたら、なんと50m位先に「宝くじドリーム館」を発見!

ck1203_1209204.jpg  ck1203_1209205.jpg

ここでは「ロト6」等の抽せん会や歌謡ショーなどがおこなわれる抽せんステージや、日本の宝くじの歴史の展示、1億円のお札の体感コーナーなどがあり、宝くじの発売スケジュールや過去1年間の当選番号を検索できるコーナーもあります。

インフォメーションの方に「宝町だから、この場所に作ったのですか?」とうかがったところ、「いいえ、単なる偶然のようです」と笑いながら答えて下さいました。


すぐ近くに骨董街はあるものの、ビルばかりが並んでいて、何のへんてつもないビジネス街にみえるこの場所ですが、ちょっと気をつけて「街歩き」をしてみると、へぇーと思う面白い発見があるものです。
特に中央区は、江戸の昔から日本の中心で、街の隅々に様々な歴史がありますので、歩く度に発見の連続です。