中央区観光協会オフィシャルブログ

中央区観光協会特派員ブログ

中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

執筆者一覧

>>このブログについて

最近のブログ記事

金春湯♨ こんぱるゆ

[コットン] 2016年6月14日 14:00

中央区には今でも銭湯が9軒あるのをご存知ですか?

今日はそのうちの1軒金春湯♨をご紹介します。

 

金春湯♨1863年(文久3年)に銀座で開業しました。14代将軍 家茂の頃ですね。

場所は銀座八丁目の金春通り沿い。現在はビルの中にある為、うっかりすると見過ごして

しまいますが、金春湯♨の青い看板と入り口の横にある花屋さんが目印です。

2016060712000000r45.jpg  P6100504r13.jpg

 

ビルの中に入るとまずは下駄箱がずらり。その脇には素朴な料金表がありました。

P6030416r09.jpg  P6030415r10.jpg

下駄箱の右、手前が男湯、奥が女湯です。

 

ドアを開けるとすぐ横に番台、正面にはいかにも年代物の大きな神棚があります。

お店のホームページによると大正時代に作られたものだそうです。

脱衣所の天井は吹き抜けになっていてとても開放的です。昔ながらの扇風機も付いているので暑いこれからの季節にはありがたいですね。

r70神棚.png

 

さて、浴室に入るとまず目に飛び込むのが錦鯉と春秋花鳥の見事なタイル絵です

いずれも章仙描く鈴栄堂製の九谷焼です。

特に湯船の上を飾る錦鯉はまるで池の中を泳いでいるようです。

錦鯉r44.png  春秋花鳥r44.png

 

もちろん富士山のペンキ絵もあります。

金春湯♨の富士山は日本で2人しかいないペンキ絵師のうちの1人、中島盛夫さんの作品だそうです。

男湯と女湯で異なる富士山が描かれています。実際に見ることができるのはどちらか一つだけですが。

赤富士r44.png  青富士r44.png

 

浴槽は2槽あります。大きい浴槽にはジェットバスが付いていて、腰かけた状態で心地よい刺激を与えてくれます。

 

尚、浴室内にはボディソープ、シャンプー&リンスが備え付けてあるので、タオルさえあればお買い物帰りに汗を流すことができます。(第2・第4金曜日のふれあい銭湯デーにはボディソープ、シャンプー&リンスは設置しませんのでご注意ください。)

皆様 是非一度金春湯♨にいらしてください。

  

営業時間 14:00~22:00   定休日 日曜祭日

東京都中央区銀座8-7-5  ℡03-3571-5469

金春湯r50.png